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東南アジア各国で洪水による災害が発生していることは、みなさんもニュースなどでご存知でしょうか。

カンボジアでも洪水による被害は大きく、毎年多くの人々が苦しんでいます。そんな洪水から守り、安全かつ、低所得の家族でも住める住宅アイデアを3つご紹介します。

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2,000ドル以下でこんな住宅ができます!

予算は2,000ドルで、洪水の被害を受けない。さらには環境にも配慮した夢のような家の実現に向けて、Building trust International、Habitat For Humanity、Cambodian Society of Architectsの3団体が共同でコンペティションを開催。

600以上もの応募があったそうです。その中から入賞した3つのアイデアを見てみたいと思います。

Wet + Dry House

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こちらはオーストラリアのVisionary Design Developmentというデザイン会社のメンバーのアイデア。窓はガラスではなくパネルでできているので低コストで、簡単に開閉することができます。

玄関もお昼はくつろぎスペースに、夜は閉めることができるのは面白いですね。また雨水は屋根を伝って、家の真ん中にあるタンクに溜まるため、キッチンやシャワールームなどへの移動も手軽にできます。

Open Embrace

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こちらはアメリカのチームのアイデア。屋根が特徴的な構造になっているため、風通しがよく、カンボジアの暑い乾期に適しています。

前のチームと同じく雨水は地下タンクに溜まる仕組みになっていますが、地下にあると邪魔にならないですし、空間も美しいですね。

Courtyard House

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最後はイギリスのチームのアイデアです。

洪水にも耐えられるように地上から約2メートルはレンガ作りですが、住居エリアは竹で出来ているため太陽が適度に入ります。水タンクのすぐ横がシャワールームで、階段を昇るとキッチンなので、とても便利です。

魅力的なアイデア、コストがネック

以上、3つの入賞アイデアを紹介しました。どれも低コストな資材を用いて、それらの利点を活かしたアイデアばかりで都市部の人々にとっては魅力的です。

しかし、2,000ドルとなると農村部に住む人々にとってはかなりハイコストだと思います。今後、このようなアイデアがどのような形で農村部の暮らしに変化を及ぼすのか楽しみですね。

[Inhabitat]


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