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Facebookが13億人のユーザーから無料で情報を引き出す一方、モバイルカンパニーの「Jana」は、途上国に住む34.8億人のモバイルユーザーから、報酬と引き換えに情報を提供してもらおうと計画しています。

情報と引き換えに無料のデータ通信をプレゼント

Janaの仕組みは至ってシンプル。ユーザーが企業や団体のアンケートに答えたり、CMを視聴したりするのと引き換えに、無料のデータ通信などをプレゼントするというもの。

2009年にボストンから始まり、現在ではインド、インドネシア、フィリピン、ナイジェリア、南アフリカ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチンなど多くの国で広く使用されています。

Janaのビジョンは、ただ単に途上国の人からデータを集めるだけにはとどまりません。CEOのイーグルさんはこのように語っています。

人々によりたくさんのシャンプーを売ることができるというのは素晴らしいことですが、私たちが本当にやろうとしているのは、人々がより豊かな生活を送れるよう手助けをすることにあります。私たちは、10円単位で途上国に住む34.8億人のモバイルユーザーにお金を支払うことができるのです。地球上のどの企業も、私たちと同じことはできません。

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プライベートな情報を資産として見る

イーグルさんは、ナイジェリア・アルゼンチン・フィリピンに住む人々が平均して収入の10%を携帯電話に費やしている事実を指摘。Janaを使うことでその費用を半分に抑え、より自由に使えるお金を増やすことができると話しています。

多くのIT企業がユーザーのプライベートな情報を無料で収集する中、今後はこのような情報を資産として見たサービスが途上国から広がっていくのかもしれません。

[VentureBeat]


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