photo credit: WNYC
電気のない途上国の農村部。もちろん冷蔵庫などはありません。農業で生計を立てている人々にとって、作物が保存できないことは深刻な問題です。
しかし、そんな農村部の生活を劇的に変えた、ナイジェリアの「ポットインポット・クーラー」を紹介します。
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材料はすべて現地で調達できるもの
このポットインポット・クーラー、作り方はとてもシンプル。
大きいポットの中に小さいポットを入れ、その間のスペースを砂と水で埋めます。この水が蒸発する際、小さいポットから熱を奪い、中が冷えるため、野菜や果物を貯蔵しておけるという仕組みです。
このシステムを導入することによって、通常は2〜3日しかもたないトマトが、なんと21日も保存しておけるのだそう。
食料の保存だけではない様々なメリット
また、傷みやすい食べ物を毎日のように市場に運ぶ必要もなくなり、買い手の注文に応じて売ることや、市場に足繁く通っていた子どもたちが学校に通えるようになるなど、農村の暮らしを大きく変えました。
お金もかからず、誰でも簡単に、現地にあるものだけでできる。このようなシンプルなアイデアが、途上国の生活を豊かにするキッカケになるのかもしれませんね。
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