世界中の医学部生を支援するプラットフォーム「Medifund」。
先日、NPO(非営利団体)として新たに再スタートすることを発表しました。
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リターンを求める投資家との間で軋轢
Medifundのミッションは、深刻な医者不足に悩まされている国の医学部生を金銭的に支援することで、その国の医者の増やすことにあります。設立者のオンウデさんは、フィリピンのMham大学で勉強する現役の医学部生です。
オンウデさんは2013年にMedifundをスタートさせました。しかし今回、あらためてNPOとして同じサービスを再スタートさせることを決意。その理由として、リターンを求める投資家との間で軋轢があったことを話しています。
私たちは、何人かの投資家とお話しする機会を得ることができました。しかし彼らの関心は、自分がそこからいくらリターンを得ることができるのか、ということでした。私は彼らを非難することはしません。なぜならそれが彼らの仕事だからです。しかし、私たちにとってこのサービスからいくら利益が出るかということは、重要ではなかったのです。
医学部生9人のクラウドファンディングに挑戦中
Medifundは現在、4か国9人の学生を対象としたキャンペーンを実施中。9人の中には昨年の台風30号(ハイエン)によって、勉強を中断せざるを得なくなった学生も含まれています。
また、Medifundでは支援を受けた学生がきちんと自らの国で医者不足の解消に貢献するようにと、卒業後最低でも1年間は自分の国で医者として働く契約を結びます。
現在クラウドファンディングを実施している学生を紹介する動画も、合わせてご覧になってみて下さい。
ハイエンによって勉強の中断を余儀なくされてしまい、授業料を支払うために現在Medifundで706ドルのファンドレイズを行っている、ルイス・デハーノさん。
ドリン・ベルトランさんは、父親の交通事故によって勉強を続けることが難しくなり、現在Medifundで837ドルのファンドレイズを行っています。
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