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5月10、11日に「世界渡り鳥の日 2014」キャンペーンが開催されました。

これは、渡り鳥とその生息地の保全啓発を目的として、国連環境計画(UNEP)の下にある2つの条約・協定の主催で2006年に始まったもので、毎年世界各地でイベントが行われています。

今年は、国連世界観光機関(UNWTO)の支援も加わり、「渡り鳥と観光」がテーマとなりました。

「渡り鳥と生息地の環境」「地域コミュニティ」「旅行者」のベストな関係を模索

キャンペーンでは、持続可能な観光が示されています。具体的には、「渡り鳥と生息地の生物多様性の保全」「地域コミュニティへの寄与」「野生生物観察を目的として訪れた旅行者の満足」の全てを達成することです。

毎年、数十億もの渡り鳥が世界を旅し、各地に飛来しています。それは優れた観光資源になっており、周囲に産業を生んでいます。

地域コミュニティに根ざした観光形態が有効

最近では、地域コミュニティに根ざした観光形態が有効であるとの見方が強くなってきました。地域住民にとってみれば、経済的なメリットになると同時に、土地への理解を深めることにつながります。

また、旅行者にとってもオリジナリティのある観光体験を享受することにつながります。資本にとってしてみれば、長期的な事業運営に繋がるとの認識が深まりつつあります。

今後は、資源の管理のために適切な枠組みを提供するためのモニタリング調査が世界規模で行なわれていくこと。さらには、観光プランを多様化することで、生物多様性の保全管理や、地域社会の安定的な収入チャネルを増やすことが求められています。

[World Migratory Bird Day]


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