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アフリカ連合は、メンバーであるアフリカ諸国に対して観光税の導入を提案しています。西洋諸国依存を続ける連合の活動予算がその脱却を目指すためです。
具体的には、ホテル利用者に対して2ドル、飛行機を利用する観光客からは5~10ドルの観光税を負担させるというもの。
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2013年は観光客数5600万人を記録
アフリカにおいて観光は、主要な産業の一つとして捉えられています。
2000年は、2600万人、2013年には、5600万人もの観光客が訪れており、経済成長と雇用を生み出しています。今後も成長が見込まれる観光産業にアフリカ連合は、予算獲得の目を向けたと言えます。
UNWTO(世界観光機関)事務局長が懸念を表明
しかし、国連世界観光機関のタレブ・リファイ事務局長は、この提案に対して懸念を表明しました。
観光税の導入は、観光客のアフリカ旅行需要に対して負に作用し、アフリカ経済や、現地の雇用への脅威になると警告しています。この動きには、IATA(国際航空運送協会)も同調しています。
トジョウエンジンでは多くのアフリカの観光スポットを紹介していますが、アフリカ連合はどのような結果を下すのでしょうか。今後の議論の展開に注目です。
[UNWTO]
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