「社会的、政治的な問題とできる限り直に触れ合いたい」
そのようなニーズに応えてくれる旅行会社が存在します。
今回は、戦地特化型の旅行会社である「War Zone Tours」と、政治的な問題をテーマとする「Political Tours」を紹介したいと思います。
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1. War Zone Tours
「War Zone Tours」は、戦地特化型の旅行会社です。創業者の一人はもともと軍隊やセキュリティに従事してきた人間。このアイディアは、彼がボスニアやイラクにいた際に思いついたそうです。
戦時中は、現地の人と触れ合ったり、文化的な遺産を訪問することができないことに対して不満を覚えていた彼は、後に同様のニーズが一定数あることに気付き、2008年に同社を創業しました。
主な参加者は、今まで軍に徴兵されたり、セキュリティ関係の仕事に就いたことのない人々。特に多いのは、年に1000万円程度稼ぐようなビジネスパーソンだといいます。
渡航先にはイラクやベイルート、メキシコ、スーダン、ソマリアなどが挙げられています。しかし、それはあくまで催行可能なツアーの一例だということ。ツアー催行地には際限がないといいます。
ちなみに、バグダット観光の一人当たりの旅行費は、400万円ほど。参加者の安全に多大なコストをかけています。
2. Political Tours
「Political Tours」は、2001年に創業。社会的、政治的な問題をテーマに、その地のリアルな姿を肌で感じてもらうべくツアーを催行しています。
「ネルソンマンデラの名残を追う南アフリカの旅」「革命後のリビア」「ギリシャ危機」などが企画されており、記者や専門家など有識者がガイドしてくれるので、学びある旅行を求める人にはうってつけかもしれません。
以上の2つを紹介しましたが、このようなデリケートな問題をテーマに扱う旅行会社は、公正さやモラルに欠けるという指摘もあるようです。
[via Financial Times]
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