「お金さえあればあんなこともこんなこともできるのに・・・」
みなさんも資金調達に苦労した経験ありませんか?
今回はユニークな方法でファンドレイジングを成功させ、水衛生改善につなげたコカ・コーラの取り組みをご紹介します!
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町が泣いている?
12,717mm。コロンビアにあるLloróは年間降水量世界2位とも言われている町です。”Lloróはスペイン語で「泣いた」という意味。まるで町が泣いているかのように雨がよく降ります。
そして町が泣いてしまう一因は「飲み水がないこと」にあるかもしれません。医者、聖職者、音楽教師など町に必要なものは”飲み水を除いて”全てそろっているのです。
どこを見てもビン!ビン!ビン!
この状況をなんとかして、Lloróの人たちを助けたい。
コカ・コーラが広告グループのOgilvy Colombia, Geometry Globalと考え出したのは、「雨水を使ってファンドレイズをする」というものでした。住民に呼びかけて雨水をビンに集め、それを販売、浄水場建設の資金にするというのです。
広場や道路の脇、階段など町のいたるところにビンが並べられていきました。
雨水をLloróブランドにしよう!
集められた雨水はそのままではほとんど売れません。そこでビンにペイントし、雨水をLloróのブランド水に変身させます。
お披露目イベントで企業経営者やセレブに販売されたほか、インターネット上でも寄付を募り、みごと浄水場建設の資金調達に成功しました。
1万人以上が人生初の飲料水を手に入れた
浄水場ができた結果、10,275人が人生で初めて飲料水にアクセスできたそうです。さらにアメーバ症や寄生虫症などの病気も劇的に減少したとのこと。
身近なものにひと工夫すれば大きな結果を生むことができる。住民が一体となって飲料水を手に入れた様子が伝わってくる動画もあわせてご覧ください!
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