料理が好きな人なら、自分の店を持ちたいと一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
今回は自宅をレストランに変身させることができるアプリ、アルゼンチン発のCookappをご紹介します。
腕に自信のあるアマチュア料理家は登録を!
Cookappには誰でもシェフとして登録できるわけではありません。シェフになりたいと思ったら、まずはサインアップ(通常はフェイスブック)して、フォームを記入します。
その後、Cookappから家とキッチンの安全点検を受けると、今度はオーディションとしてディナーを提供。このディナーはCookappから送られてプロの料理写真家によって撮影されます。
このように割と厳しいプロセスを経ることによって、Cookappはシェフの質と食事をする人の安全を確保することに成功しています。ちなみにシェフはお客さんを迎え入れる能力まで含めてきちんと評価されるそう。
一人当たり4000円から6000円の寄付が推奨
反対にゲストとしてサービスを利用するのは非常に簡単。誰でもサインインすることができて(こちらも通常はフェイスブック)、一人当たり4000円から6000円をシェフに寄付として支払うことが推奨されています。
その後はゲストが料理やそこでの体験全般を評価、厳しいシェフの選考プロセスのおかげか、共同設立者のPedro Rivasさんによると95パーセントのレビューが4つ星か5つ星だということです。
次の目標はニューヨーク
Cookappはニューヨークでもサービスを提供していて、食事への対価を「寄付」と言う形にすることによって、登録したレストランや露店以外で食事を販売する行為を禁じているニューヨーク市保健局の規制を巧みに回避しています。
また、シェフの身の安全を心配する声があるのも事実ですが、シェフは事前にゲストのフェイスブックを通じてある程度の情報を得ることができる上、Cookappは食事をする前にゲストのクレジット情報を把握しているため問題が起こる可能性は低いというのがCookapp側の考えのようです。
アルゼンチン発のCookappはブエノスアイレスでは成功をおさめ、1年間で4万1000人の利用者を獲得したそうです。現在はニューヨークにも進出しています。
内と外の感覚が強い日本で同じサービスを展開するのは難しそうですが、日本に住むアマチュアの力を活用するようなプラットフォームに思いを巡らせてみるのも、面白いかもしれません。
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