皆さんは、運動会と聞いて何を思い浮かべるでしょう?
綱引き、玉入れ、リレー。勝った嬉しさに負けた悔しさなど、その思い出は心に深く刻まれていることでしょう。
しかし、途上国には運動会を全く知らない子どもたちが沢山います。
このような問題に目を向け、国際NGO「SPEC Japan」は、ネパールの孤児院の子どもたちのために「運動会」を開こうと挑戦しています。
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ネパールの孤児院に足りなかったもの
ネパールはアジア最貧国の一つに数えられる貧しい国。路上で暮らすストリートチルドレンは無数におり、年約7万人の子どもが幼くして命を落としてしまいます。
彼ら子どもたちを救うために、ネパールには500を超える孤児院があると言われていますが、それでも支援はまだまだ足りておりません。
そして支援を受けている孤児院にも課題は山積みです。特に大きな問題は支援の継続性。ハードの寄付は一時は集まるものの、そこにいる子どもたちへ届く継続的なソフト面の支援が不足していたのです。
このような問題を直視し、何とかしようと立ち上がった「SPEC Japan」。彼らが着目したのは、日本人であれば誰もが馴染みのある「運動会」でした。
大運動会「Sports Festival」の開催
「子どもたちを笑顔にするための、ソフトな支援を!」
ネパールの孤児院に欠けている支援を見つめて生まれたアイデアが「Sports Festival」というイベント企画。何もかも手探りの中、孤児院の子どもたちを招待するという形で「Sports Festival」を初めて開催しました。
玉入れや障害物競走などお馴染みの種目に加え、日本人ボランティアによる
ソーラン節を披露し、参加者全員が夢中に。孤児院の子どもたちだけでなく、参加した人たち全員が笑い合う大成功のイベントとになりました。
もっと多くの子どもたちを笑顔にするために
今年の8月、いよいよ5回目となる「Sports Festival」が開催されますが、「SPEC Japan」はこれまで以上に多くの孤児院から子どもたちを招待することを決めました。
New Youth Children Development Society、Sahara International、Human Concern Centreとすでに3つの孤児院から子どもたちを呼ぶことが決まっており、今後もさらに招待する予定です。
しかし、イベントの実現は簡単なものではありません。特に大きな課題は資金面であり、山奥の孤児院で暮らす子どもたちを「Sports Festival」会場へ招待するにはバスをチャーターする必要があります。
他にも場所代、機材費、道具費などイベント準備にかかる資金も必要であり、何より子どもたちは十分な衣服や靴、道具もありません。
ネパールの子どもたちが最高に楽しむことができるイベントを実現するには、多くの方の協力が必要なのです。
現在「SPEC Japan」はクラウドファンディングサービスREADYFOR?で資金調達に挑戦しています。7月6日現在で87万円ほど集まっていますが、目標金額まであと13万円足りません。スポンサー募集締め切りは7月9日。あとわずかの期間で目標金額に達成できなければ受け取り金額は0円に終わってしまいます。
スポンサーになって頂いた方には素敵なギフトもありますので、ネパールの子どもたちを笑顔にしたいとと少しでも共感してくださった方はぜひREADYFOR?のサイトをチェックしてみてください!
[via. ネパールの孤児院の子どもたちに運動会で希望と笑顔を届けよう!(坂井 裕美映) – READYFOR?]
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