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Photo: Google for Nonprofits

7月10日、非営利団体(NPO)向けのGoogleの新サービス「Google for Nonprofits」の日本版ローンチの記者会見に参加してきましたので、ご紹介します。

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全世界4ヶ国目!

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Google for Nonprofitsは、アメリカ・イギリス・カナダに次ぐ全世界4ヶ国目の取り組みとして日本に今回上陸。資金面・テクノロジーの壁・クラウドのサーバーの複雑さなど、NPOが本来のミッションにフォーカスできる仕組みをサポートしているのが同プログラムです。

無料提供が始まるプロダクトは大きく4つ。

1. Google Apps for Nonprofits

Gmailでの独自ドメインの使用、Googleカレンダー、Googleドライブ(容量30GB)など、Google Appsに含まれる有料サービスを無料で使用できるようになります。さらに、24時間のサポートも利用でき、使い方などの指導も気軽に受けることができます。

2. Google Ad Grants

Googleの主要事業の一つであるオンライン広告「AdWords」を月1万ドル(約100万円)分まで無料で利用できます。団体の知名度を上げ、活動・採用情報などに活用できます。

3. YouTube Nonprofit Program

近年、NPOの活動紹介などを動画を用いて公開することが多くなってきました。そんな中、一定の登録者数があれば、YouTube Space Tokyoが使え、さらにクオリティの高い撮影が可能に。さらに、自身の動画上にリンクを自由に貼れたりと、様々な用途があります。

4. Google Earth Outreach

Google Earth Proを無料で利用することが可能に。高度な映像で動画を製作したり、活動説明の資料としても活用できます。これは全世界の企業・政府・メディアがデータの可視化などの目的で使用しており、NPOの専門性が高まることが期待されています。

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Photo: Google for Nonprofits

テクノロジーを通じて社会の問題を解決する

今回のGoogle担当者の一人・三好大助さんはGoogle for Nonprofitsプログラムのローンチについてこう語っています。

僕は、この Google for Nonprofits によって、日本のソーシャルセクターの働き方に革命を起こし、日本のソーシャルイノベーションの速度を爆発させることができると、本当に心から確信しています。

上記機能の他にも、Google for Nonprofitsプログラムは様々なサポート体制を整えており、日本のNGO/NPO関係者にとって、大きな追い風になるはず。更に、現在申請プロセスの一括化を実施するなど、参加・活用の敷居を下げ、これからもサービスはまだまだ改善されていくことでしょう。

今後の展開にかける想いを、三好さんはこう続けます。

日本有数の素晴らしいNPOの方々とともに迎えられたことを、本当に嬉しく思いますが、今日はあくまでスタートの日です。これからも日本のソーシャルイノベーションの速度を何倍にも加速させられるよう、皆さんとともに歩んでいけたらと強く思います。

日本でのNPOに対する風向きが大きく変わろうとしているGoogleの新しい取り組み。広報活動の世界発信・団体内のコミュニケーションの向上など、Google for Nonprofitsが今後浸透してきた際の可能性は計り知れません!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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