マヨネーズなどで有名なHellmann’sのWhatsAppを使ったキャンペーンは先日、お伝えしました。
今度は同じブラジルのHellmann’sが行ったショッピングカートが献立のアドバイスをくれるキャンペーン「Receipt Cart」をご紹介します。
ショッピングカートにタブレットを設置
Receipt CartはNFC(Near Field Communication)という技術を使って、買い物をしている人が食材の近くを通るとその食材を使ったレシピを教えてくれるというもの。最近ではNFCを搭載したスマートフォンも多いため、実際にこの機能を使用したことがある方もいるかもしれません。
キャンペーンはサンパウロのショッピングセンターPão de Açúcarで実施され、それぞれのショッピングカートにはキャンペーン用のタブレットが取り付けられました。
そのショッピングカートを使って買い物をしている人がHellmann’sのマヨネーズをカートに入れると、それぞれの通路に取り付けられたNFCタグを使って買い物客の場所を検知します。
売り上げは70%上昇
たとえば、買い物客が野菜売り場を通りすぎる時にはマヨネーズを使った夏野菜サラダの映像がタブレットに流れると言った具合。
もしそのレシピが気に入った場合にはタブレットを使って必要な材料の場所を調べることができるとともに、そのレシピをSNS上でシェアすることができます。
Hellmann’sがによれば約1ヵ月のキャンペーン期間中に45000人がキャンペーンに参加、Hellmann’sがの売り上げは70%ほど上昇したそうです。キャンペーンを紹介する動画は以下です。
売り上げ上昇が70%だと投資効果としてなんとも言いがたいですが、海を渡って地球の裏側までこのキャンペーンの情報が届いていることを考えるとPRとしては成功なのかもしれません。
また、NFCは特にウェアラブル端末との相性がいいため、今後はNFCを使ったキャンペーンが盛り上がってくることも考えられます。
[Yahoo Small Business Advisor / PSFK]
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