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photo credit: Charlene Lobo Soriano via photopin cc

大学生のみなさんは夏休み前のテストも終わり、すでに休みに入っている頃でしょうか。

今回は、「ここまでしても防止したい!? 世界各国の面白いカンニング対策4選」という記事に続き、最新のカンニング対策とその背景についてお伝えします。

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中国のカンニング対策①

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以前紹介したものは試験場所が校庭でしたが、こちらは学校付近にある林の中です。

中国湖北省荊州市の成豊高校が今年4月の中間テストで実施したそう。なかなかユニークですね。

中国のカンニング対策②

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中国のある地方では、各試験会場に金属探知機を設置しています。これはワイヤレス機器を利用したカンニング対策。カンニング業者からの解答メッセージを消しゴム型やペン型の受信機で受け取る生徒が見受けられるため、その対策だそうです。

金属探知機があるということで、女子生徒に至っては下着までチェック、指定されるとか・・・。

ベルギーのカンニング対策

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おまけに、ベルギーにおけるユニークな事例も紹介します。使うのは、ラジコンです。

トーマスムーア大学の教師たちは、カンニング対策として、小型カメラ付きラジコンを導入。実際の試験でテスト飛行を行いました。以下が、実際の映像です。

様々な角度から学生の様子をチェックできるという利点があるようですが、それ以上に大きな欠点が2つあります。

それは15分しかバッテリーが持たないことと、プロペラが起こす風によって答案用紙が飛ばされてしまうこと。まず15分じゃ小テストすら難しいし、風で答案用紙が飛ばされるなんて集中できませんよね(笑)

まだ試験段階のようですが、これから実用化されることはあるんでしょうか。

学歴社会の熾烈化

カンニング事例を紹介したところで、少しその背景についても触れたいと思います。現在、特に発展途上国においては学歴社会が熾烈化しています。

受験競争激しいインドでカンニング深刻=親が紙飛行機で正解飛ばすとか、試験地獄が生み出す公平な社会、バングラデシュの超学歴社会と少子化などの深刻な問題もあるのです。

これに関しては以前紹介された、「裸足の大学」という教育機関ができていたり、e-Education Projectのドラゴン桜プロジェクトもそうですが、最近は教育方面で様々な動きが見られます。

これからもその動向を見守っていくとともに個人個人、自分に何ができるのか考えていくとよりよい社会になるのではないかと思います。

[mirror / terrafor]


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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