こんにちは!e-Education Projectミャンマー担当の林直人です。
前回は僕がなぜミャンマープロジェクトに参加したのかについて紹介させていただきました。今回は、渡航までの準備、そしていよいよミャンマーへ渡航し、新しいプロジェクトがスタートしたことについてお伝えしたいと思います。
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渡航までの入念な準備
「必要な物ってなんだろう」
渡航まであと3週間というとき、プロジェクトで必要なもの以前に、まず生きていくために必要なものを考え始めました。
予防接種、薬、衣類、貴重品類などなど、自分の中では万全を心がけました。いくら自分の意思とはいえ、ミャンマーは行ったことがない国なので、少なからず心配もあるからです。
そしてもちろん、プロジェクトについても考えます。まずは、今年の予定です。自分でネット上で調査もしつつ、先任の小沼さんと一緒に考えていきました。
ここで考えた今年の方向性は大きく分けて2つ。
- ミャンマーにおける高校卒業試験対策のDVDを引き続き作成すること。
- ミャンマーにおける職業訓練対策のDVDを新しく作成すること。
これらについては、次回以降それぞれ詳しく語りたいと思います。とりあえず、この2つを念頭に置き、その後も、資料作りを行っていきました。
そして、苦手な英語のプレゼンもなんとか作ってみて、準備万端、気合十分。
いよいよ出発の日がやってまいりました。
いざミャンマーへ
「とうとうか!」
羽田ロビーで飛行機を待っていながら、ぼーっと考えていました。未体験なこと、未知のことに飛び込んでいく前は、いつも独特な気分になります。不安3、期待7ぐらいの割合です。
そして、そんなことを考えているうちに、時間が意外となくなり、いそいそと搭乗ゲートへ向かいます。
今回は羽田から、3か所ほど経由し、24時間以上という長い旅路。それを超えて、とうとうミャンマーの地に降り立ちました。
まずは慣れることから
空港を一歩出ると、夏真っ盛り。摂氏40度を超える暑さの中では、10メートル歩くだけで汗が出ます。
そして考えました。
「ここでどうやって生活をしていこうか」
最初のミッションは「慣れる」ことです。とりあえず空港から家までタクシーで行き、荷物を置きました。そして、好奇心旺盛に家の周辺を歩きます。この日の目標は、コンビニやスーパーを見つけ出すこと。
ミャンマー人もやはり暑いのか、男性の中には上裸の人が多いです。アスファルトはボコボコで、歩道もなく、車の運転は荒い。クラクションが蝉みたいに至る所で鳴っています。
「これがミャンマーか…」
やっとコンビニを見つけ、ジュースを買った頃には、対して歩いていないのにもかかわらず、疲れていました。
「とにかく暑い…」
慣れるまで、まだまだ時間がかかりそうです。
初の聞き込みは…
プロジェクトリスタートにあたって、最初にやるべきは、数学の先生を探すこと。
去年度小沼さんが、高校卒業試験対策コンテンツとして、英語、物理、化学の3科目を残してくれました。今年度は、数学のコンテンツを作ります。
到着して次の日から、小沼さん同様、まずはインヤー湖という若者が集まる場所で聞き込み開始です。炎天下の中、学生を見つけては、英語と身振り手振りを使って、「数学の先生を知らないか?」と尋ねました。
3時間程歩き回り、3、40人に声をかけてなんとか有名な先生が聞き出せました。プロジェクト初の成果は、純粋に嬉しいものがありました。
合流!
1人で2日ほど動いたあと、夜、1人の来客がありました。
「お疲れ様!」
そう言ってミャンマーにやってきたは、先任担当の小沼さんでした。ここから3週間、引き継ぎを兼ねて、農村を一緒に回ります。
「よろしくお願いします!」
そう答えた僕は、また未体験なことを前にしたときのあの気持ちになっていました。さあ、いよいよ農村へ行き、実施校を回る旅が始まります!
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