婚約指輪や記念日のジュエリーとして贈られる、まさに幸せの象徴といえるダイヤモンド。しかし、みなさんはその光り輝くダイヤモンドの裏に隠された現状をご存知でしょうか?
今回は、「ダイヤモンドに関わるすべての人をハッピーに」を理念として掲げ、エシカルダイヤモンドのジュエリーの企画販売やフェアトレードダイヤモンドの実現を目指している、株式会社ピースダイヤモンド代表取締役・村上千恵さんにお話を伺いました。
きっかけは自分がもらった婚約指輪
–エシカルダイヤモンドに関心を持ち始めたきっかけは何でしょうか?
私がもらった婚約指輪がきっかけでした。気になって調べてみたら、ダイヤモンドの採掘者が悪条件で働いていることを知ってしまったんです。彼らの中には1年間100ドルで働いている人もいます。
一度知ってしまったら、知っているのに知らないふりはしていられませんでした。それから、フェアトレードダイヤモンドはまだ世の中に存在しないこともわかったので、まずエシカルダイヤモンドジュエリーを販売する傍ら、途上国の現地の労働者と協力し初のフェアトレードダイヤモンドを生み出そうと思ったんです。
アフリカに呼ばれる
–起業は大変な道だと思いますが、諦めようと思ったことはないですか?
使命感を感じていて、諦めようとは思いません。大学院に留学している時に半年くらいハイチに行ったり、長期の休みを使ってアフリカ南部に行った経験があります。
そこで、孤児院で親に捨てられた子や現地の現状を見て、日本との違いに驚きました。それから、日本人に生まれたからには何かすべきことがあるって思うようになったんです。
不思議なことに一度アフリカに行くと呼び戻されるんです(笑)。 以前、ケニアのJICAプロジェクトで働いていたことや、現在、社会起業家であると同時に開発コンサルタントもしていてアフリカとご縁があり、話が舞い込んできます。
6月にもリベリアに行き採掘者がどのような生活を送っているのか調査してきました。リベリア政府自体はフェアトレードに前向きな姿勢を示しているので、今後は政府との協力もしていきたいですね。
ダイヤモンドに関わるすべての人をハッピーに!
–ピースダイヤモンドの目指すものは何でしょうか?
ダイヤモンドに関わる人全てをハッピーにすることです。採掘現場で働く労働者、研磨工場で働く技術者やデザイナー、ダイヤモンドジュエリーを贈る人、装う人全てをハッピーにしたいと思います。
会社のロゴも羽ばたく蝶と咲き誇る花を型取り、採掘者、製造関係者、提携パートナー、お客様の4つの円をピースダイヤモンドがつなぐことを表しています。
こだわりをもって、本物のエシカルダイヤモンドを届けたいですね。
(インタビュー終わり)
http://peacediamonds.jp/jphome.html
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