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みなさん、こんにちは!

e-Education Projectマニラ担当の磯部香里です。フィリピンの首都マニラの公立高校に通う高校生たちに「最高の授業」を届ける活動をしています。

前回はプロジェクトを通して気づいた映像授業の良さについてお話ししました。

今回は、フィリピン大学入学試験(通称:UPCAT)直前の授業の様子をお伝えします。

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UPCAT模擬試験の実施へ

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以前、現地の学生メンバーと話し合い、生徒達が試験に慣れるよう試験2週間〜1週間前に模擬試験を実施することを決めました。

科目は、UPCATと同じ、数学、理科、読解、言語の4科目。学生メンバーそれぞれが自分が得意な科目を担当し、みんなで分担して試験を作成しました。

それを一つにまとめ、実際の試験と同じくらいの問題量、合計60ページにもなる本番さながらの模擬試験を作りました。

全ての実施校(12校)で模擬試験を実施

そして本番2週間前〜1週間前にかけて、全ての実施校で模擬試験を実施しました。

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模擬試験実施の様子

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答案用紙も本番と同じように作成しました

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みんな真剣です

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一人ひとりに解説をしている様子

模擬試験を終え、自分の点数を確認した生徒達は試験に向けてかなり焦っていましたが、同じような雰囲気で同じ量の問題を試験前に行えたことで、かなり大きな経験になったのではないでしょうか。

全ての学校で授業最終日を向かえる

そして、試験1週間前から前日にかけて、全ての学校で最後の授業が終了しました。

今年e-Educationマニラプロジェクトでは、フィリピン・マニラ首都圏ケソン市内にある12校の公立高校で、大学受験対策授業を提供することができました。

最終日の日、各学校では生徒達からチューターとして勉強を教えていた現地メンバーの大学生にサプライズが行われていたり、
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チューターから生徒達へ、激励のメッセージも伝える姿もみられました。

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そして私からも、折り鶴を折って生徒一人ひとりにプレゼント。みんなの合格を祈りました。

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勉強を教えるだけではない、プロジェクトの価値

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授業を通して、生徒やチューターの学生ボランティアの仲間達の様子を見て、勉強を教える機会だけではなく、生徒とチューターとの新しい出会いを提供できて本当に良かったと思いました。

「カオリがこの学校に来ていなかったら、僕は勉強していなかったし、こうやって大学生と出会うこともなかった」

こう生徒が言ってくれ、e-Educationや私がきっかけとなって出来た新しい出会いがあることに、とても嬉しく感じました。

そして、最後にしっかりと生徒達を励まして、全ての授業が終了したのでした。

ついにUPCAT本番!

ついに試験当日。

試験は、土日両日とも午前6:30から、午後12:30からの2つの日程があり、この4つのテストスケジュールのうち指定された日にち、時間にテストを受けにいきます。

はたして試験はどうだったのか?!
試験当日については、次回の記事でお伝えしたいと思います。

本日もお読み頂き、ありがとうございました!


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