こんにちは!e-Education Projectインドネシア担当の大石です。
前回は初めて訪れたインドネシアで受けた洗礼と、前任の尾崎綜志さんと出会うところまでお話させていただきました。今週は、綜志さんからのプロジェクトを引き継ぎの様子についてお話させていただきます。今週もよろしくお願いします!
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まずは一番の目的地、マスターへ!
まず、引き継ぎの時間は2日間しかありませんでした。大学の卒業や就職のため、綜志さんが日本へ帰国する日は事前に決まっていました。
そのため、生徒やパートナー達に迷惑をかけないように、そしてプロジェクトを前に進めるためにも、この2日間でしっかりと引き継ぎをしなければいけません。
引き継ぎの最初に、実施校であるマスターに行きました。
初めて行くマスターに僕は驚きます。日本では見たことがない環境に子どもたち。子どもたちは新しく来た外国人である僕に興味津々です。
「ソウシ!隣りの人は誰?名前はなに?」
マスターはストリートチルドレン達の家と学校を兼ねた施設で、日本で話を聞いていた分にはとても暗い「かわいそう」なイメージでした。しかし、目の前にはとても楽しそうな、元気いっぱいの笑顔を持った子ども達がいます。
百聞は一見に如かずとはよく言いますが、教科書や噂で固定化したイメージと、実際の目や耳で感じる途上国のギャップを痛感しました。
僕はここで挨拶をしなければならない人がいます。それは校長のヌロヒムさんです。これからはここが僕の活動の舞台となるのでしっかりと挨拶をしました。ヌロヒムさんはとても優しい笑顔で僕を迎えてくれ、ほっとしました。
この後、NGOからマスターの運営能力強化の支援にきているアイさんにも挨拶をしました。
挨拶や人の名前と顔を懸命に覚えながら、次の目的地インドネシア大学に行きます。
初めてのインドネシア大学
「なんだこれは!」
初めてのインドネシア大学に、僕はかなり驚きました。
パソコンルームは全部Mac。日本の大学と同じがそれ以上にお洒落なキャンパス。構内にはスターバックス。
マスターを見た後だったため、なおさらです。マスターから車で10分ほどのところだと思うと、インドネシアの発展の陰を感じずにはいられません。自分がこれから取り組む教育課題が身近に感じられた瞬間でした。
構内のカフェで待っていると英語のチューターのインドネシア大学生、ヨガが来ました。
お互いに自己紹介をした後、綜志さんとヨガはミーティングを始めます。英語の苦手な僕はほとんどなにを言っているかわかりませんでした。
しかし、ここでは僕が話す機会はあまりなかったので、まだ僕の英語が壊滅的だということはバレませんでした(僕の壊滅的な英語がバレ、そしてそれがある仲間に救われるエピソードは、また改めて紹介させていただきます)。
他の仲間たちにも、はじめまして
ミーティングが終わり、インドネシア大学を後にして、その後も現地の仲間たちと初対面を済ませます。
インドネシア大学生のリアンとティオです。
綜志さんの半年間のプロジェクトを2日間で全て引き継ぐのは不可能です。したがって僕はこれから、弟子のように彼らに様々なことを教えてもらいながら活動していくことになります。
まずは注文の仕方を教えてもらいました笑
こうして、1日に何人もの人に会う引き継ぎの2日間はあっという間に終わりました。ドタバタ感は伝わりましたでしょうか?
最低限の人たちに会い、最低限プロジェクトの輪郭を掴み、最低限の交通や食事などの情報はなんとか頭にとにかく叩き込みました。
次回からはいよいよ、1人での戦いが始まります。どうぞお楽しみに!
途上国の子どもたちと一緒に“やればできた”を作りたい。逃げ続けてきた僕が、これから海外で挑戦する理由(早稲田大学2年・大石慎治)
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