2020年に東京開催の決まったオリンピックですが、開催時における宿泊物件不足が問題視されています。
2016年にブラジルで開かれるブラジル・リオデジャネイロのオリンピックとパラリンピック(通称:リオ五輪)でも同様の問題を抱えていましたが、打開策として民泊のマッチングサービスである「Airbnb」がリオ五輪の公式サプライヤーになることが決定しました。
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ブラジルW杯会時における「Airbnb」の功績
2014年に行われたサッカーのブラジルW杯。宿泊物件が不足していた中、「Airbnb」は非公式ながら大きな活躍をしました。
W杯開催時に「Airbnb」を活用して、現地の人から家や部屋を借りた観光客の数はなんと10万人。
そのこともあってか、2011年には800軒だったブラジル国内の「Airbnb」の宿泊物件は、現在4万5千軒以上に増加したそうです。恐ろしい増加スピードですね。
2万軒を用意して、リオの宿泊物件不足の解消へ
「Airbnb」はプレスリリースにて、リオデジャネイロの市内(オリンピック会場の近く)において、2万軒の宿泊物件を準備すると発表しています。
リオ五輪の開催期間(17日間)における来場者予想は約38万人。1日1人が「Airbnb」を活用して宿泊すると、34万人が宿泊できる計算になり、宿泊物件不足の問題が随分と解消されることが期待されます。
新しく宿泊施設を設けるよりもずっと低コストで済み、現地の人たちと観光客の新しい繋がりが生まれる「Airbnb」に対する期待はどんどん高まっています。
東京オリンピックと法律問題
リオ五輪の次に待っているのは、2020年の東京オリンピック。
日本でも「Airbnb」の利用者は増えつつありますが、法律の壁が存在します。
弁護士ドットコムニュースの記事によれば、旅館業法に抵触する可能性があり、現在は監督官庁が大目にみているものの、今後はどうなるか分からない、いわゆるグレーゾーンであるとのこと。
今回「Airbnb」がオリンピック公式サプライヤーになったことで、東京オリンピック開催時での展開もより具体性が出てきました。
ぜひリオ五輪開催時には「Airbnb」の活躍に注目しましょう!
[Airbnb, The Rio Times, 弁護士ドットコムニュース]
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