9月8日は「国際識字デー」です。
日本にいると読み書きできるのは、当たり前ですよね。
しかし、世界でみると、読み書きできない人がまだまだ多いのが現実。
今回は、その現実に立ち向かい、世界中に教育を届ける「ルームトゥリード」の活動をご紹介します!
読み書きのできない人々
皆さんご存知でしょうか?
読み書き出来るのが当たり前の日本とは違い、世界には約7億8000万人の読み書きのできない成人が存在し、小学校にすら通えない子どもが約5800万人もいることを。
読み書きが出来ないと、様々なことに苦労します。
例えば、薬を飲むとき。私たちなら、これが胃薬で、これが頭痛薬とすぐ見分けることできますよね。
しかし、読み書きができないと、どれが何の薬かわからず、誤って飲んでしまう可能性があるのです。
他にも、契約書を書く時、そこにどんなことが書いてあるかわからないため、騙されたまま契約を受理してしまうこともあります。
読み書きするということは、生きるためにとても重要なツールなのです。
そんな重要なツールを届けるために、挑戦しているのが「ルーム・トゥ・リード」です!
ルーム・トゥ・リードが届けるモノ
ルーム・トゥ・リードは、そんな読み書きの問題を解決するために、識字教育に力をいれています。
子ども達がひとりで本を読むことができ、読書習慣をつけられることを目指して、そのための空間・時間・図書を生み出し、良い指導者の育成を行っています。
空間づくりの観点からは、図書館・図書室の設置活動を実施。友達と話したり、遊んだりしながら、子どもたちが効果的に学べる環境を目指しています。
設置する図書館や図書室は大きさも形も様々ですが、すべてに共通していることは、学習ツールとしてのパズルやゲーム、子どもの背丈に合わせた家具、カラフルな内装、そして棚いっぱいの現地語で書かれた本を置くことです。
ルーム・トゥ・リードは、これまでに、図書館・図書室17,534室を設置しています。
こんなにも多くの図書館が設置され、子ども達に学びの機会をプレゼントしているなんて、すごいですよね!
他にも子ども達が母国語でよめる現地語図書の出版や、読み書きを学ぶための教材の制作、教員向けのトレーニング、政府や保護者やコミュニティを巻き込んだ活動も行っています。
最後に
世界中に教育を届けるルーム・トゥ・リードの活動。
本を読むこと、文字を書くこと、日本いると当たり前のことが、海を超えた遠い国では子ども達の未来の笑顔を守るための”武器”となるのです。
実は、以前にe-EducationでもコラボさせていただいたJAMMINで、ちょうど今週からルーム・トゥ・リードのコラボTシャツが販売されています。
今週のデザインには、「The more that you learn, The more places you’ll go」という言葉があります。
これは、ドクター・スース(アメリカの国民的児童文学・絵本作家)の言葉で、「たくさんのことを知れば、たくさんの場所へ行ける」という意味です。
本から受ける知識や刺激は、その人の人生を豊かにして新しい世界を開く道筋へとつながります。私たちも、子どもたちに絵本を通じて新しい世界、そして未来を届けられたら素敵ですよね。
気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
[写真:Room to Read Media]
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