研磨の風景
トジョウエンジンでは、途上国で挑戦を行う団体をご紹介してきました。
今回は、パキスタンにエシカルジュエリーを製作する研磨工房を設立に向けて奮闘する「EARTHRISE(アースライズ)」をご紹介します。
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人や自然を思いやる優しい心を大切にしていきたい
コレクション:月桂樹
「EARTHRISE(アースライズ)」とは、人・社会・自然に配慮をして作られるジュエリーを製作販売する、エシカルジュエリーブランド。
代表の小幡星子さんは、「ジュエリーを通して人や自然を思いやる優しい心を大切にしていきたい。そして、ひとつでも多くの生命の温もり・輝きを未来へつなげていきたい」という思いから、当時働いていた大手不動産会社企画部を退職し、EARTHRISEを立ち上げました。
そして、現在は13もの国と地域と共に取引しています。
そんなEARTHRISEは今回、パキスタンに研磨工房を設立に向けてREADYFOR?で資金を調達することにしました。
抱える課題
パキスタンで採掘されるアクアマリン
研磨工房を設立しようとしているのは、パキスタンのスワット渓谷。
ここは、良質のエメラルドやピンクトルマリンが採れる鉱山があり、かつては「東洋のスイス」と言われていたそう。
しかし、3年前までタリバンの支配下にあったため、産業が立ち行かなくなってしまいました。
研磨技術があるにも関わらず、採掘された原石はそのまま取引されるため、現地の人々の利益に結びつかないのが現状なのです。
そんな問題を解決するために、パキスタンに研磨工房を設立することにしました。
研磨工房で宝石を研磨することによって、より高い値段で取引することができるようになるのです。
女性の研磨職人を育てること
パキスタンの女性と代表
そして、今回の設立プロジェクトの延長線上にあるのが「女性の研磨職人を育てること」。
パキスタンでは、男性は外で稼ぎ、女性は家事や育児をするという家族システムが代々続いてきました。
現在は女性の社会進出も推進されていますが、女性が働ける環境や職業の選択肢は、大都市を除いて多くありません。
「子育てをしながら、仕事をしたい。」
研磨技術を習得出来れば、工房ではなく自宅でも仕事ができるようになります。
女性のライフスタイルに合わせた働き方、生き方を選択できるになるのです。
最後に
研磨の風景
いかがでしたか?
美しいジュエリーを作る研磨工房が、職人そして女性を救うなんてEARTHRISEの挑戦素晴らしいですよね。
こちらのプロジェクトは、明日までREADYFOR?で寄付を募っています。
気になった方は、是非応援してくださいね。
[photos via EARTHRISE]
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