Happy new year2017

新年明けましておめでとうございます。

昨年はトジョウエンジンをご覧いただき、そして運営団体であるe-Educationを応援いただき、誠にありがとうございます。

皆様のおかげさまで、日本人職員は現在5人に、海外の有給スタッフや大学生インターンを含めると40名規模の組織になりました。これまで教育支援をしてきた途上国の子どもたちは1万人を超え、「最高の授業を世界の果てまで届ける」というミッションが確かな目標へと変わって来ました。

しかし、昨年は大きな壁を感じた1年でもありました。私たちの活動地であるバングラデシュで悲しいテロ事件が起こり、これから何をすべきなのか悩みました。

今回は、そんな昨年を踏まえて、皆様への感謝と今年の新しい挑戦に向けた、新年のご挨拶をお伝えします。

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2016年を振り返って

2016 7news 001

新年のご挨拶の前に、年末にかけてご紹介したe-Educationの2016年7大ニュースを改めてご紹介します。

  1. バングラデシュでOBOGを巻き込んだ新事業開始
  2. ネパールで日本人大学生インターン派遣開始
  3. ラオスでの活動が優秀学生顕彰の「社会貢献」部門大賞に
  4. フィリピンの僻地から国家プロジェクトが始動
  5. インドネシアで団体初のドキュメンタリー映画を製作
  6. ミャンマーの最果てまで最高の授業を届ける新事業開始
  7. 新しい職員2人が参画、日本人職員は5人に

どの国でも新たな挑戦が動き出し、e-Educationの可能性の広がりを感じる1年でした。もっと詳しく知りたいという方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

大事なお知らせ

2016年は様々な変化のあった1年でしたが、悲しいニュースもありました。

特に活動地であるバングラデシュでテロ事件が起こってしまったことは、私たちの活動を見直す大きなキッカケとなり、テロのない世界に向けてどのような教育支援をしていくべきか何度も議論し合いました。

そして、先日感謝祭で発表させていただいた通り、2017年の新たな挑戦に向けて、e-Education代表・三輪から皆様へ大事なお知らせがあります。

新年のご挨拶(代表・三輪より)

新年あけまして、おめでとうございます。e-Educationの三輪です。

昨年は今まで以上に沢山の方に活動を支えていただきました。温かいご支援、本当に有り難うございました。

さて、昨年の感謝祭にお越しいただいた皆様には直接お伝えいたしましたが、私(三輪)は「2017年からバングラデシュを拠点」に活動します。いきなりで驚く方もいらっしゃるかと思うので、少し経緯を説明させてください。

大きなきっかけは、昨年7月1日に起こったテロ事件です。事件後、私は心の病気にかかりました。バングラデシュの若者がテロの主犯格になってしまったのが、自分たちのせいだと思ったからです。

そんなことあるはずもないですが、それでも私たちはバングラデシュの大学受験をずっと支援して来た数少ないNGOであり、卒業生たちがテロの主犯格たちと同じくらいの年齢だったと思うと、自分たちだったら何かができたんじゃないか、バングラデシュの若者たちが抱く社会への不満や不安を受け止め、彼らの負の感情をプラスのパワーに変えていく手助けができたんじゃないかと、何度も何度も悔やみました。

「バングラデシュでこんなことが起こってしまって、本当にごめん」

現地のスタッフや、e-Educationの元卒業生たちから何度も謝られましたが、私たちこそ力になれなくて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。これが精神的に病んだ一番の原因です。

そこからは体と心のバランスが崩れ、8月に大きく体調を壊し、9月には一ヶ月という長いお休みをいただきました。その間たくさんの方にアドバイスいただき、自分の深い部分と向き合って出た答えが「バングラデシュを拠点にする」という決断です。

答えはきっと現場にあり、日本人がどんどん離れていっている今だからこそ、「不可能はない」ことを諦めない私たちe-Educationが、バングラデシュがとても平和で、最高にチャレンジングな国であることを証明しなければならないと思い、決断に至りました。

もちろんマイナスの理由だけではありません。現在バングラデシュでは様々なプロジェクトが動いており、昨年は教育大臣にも参加いただいた500人規模の学生向け教育カンファレンスを実施しました。

当日の熱気は計り知れず、若者たちの心に火をついた瞬間を目の当たりにし、こうやって学生たちに明るい未来の可能性を示すことが、そんな未来を作る主人公は自分自身であると気づいてもらうことが、今私たちがテロのない世界に向かってできる一手だと考えています。

ただ、もちろん更に工夫や戦略が必要で、日本人スタッフのフルコミットが不可欠であり、ここはぜひ私にやらせて欲しいと志願し、理事や職員みんなにも理解してもらい、今回の決断に至りました。

大好きなバングラデシュのために、今私にできることを思いっきり実践してきます!

以上、突然の報告でビックリされたかもしれませんが、私からの決意表明(新年の誓い)になります。

2017年は私たちe-Educationにとってさらに大きな挑戦の年になりますが、改めてご支援・ご協力よろしくお願いいたします。

最後に

今年新しいステージへと進むe-Educationですが、現在そんな挑戦の時期を支えてくれる仲間を探しています。「最高の授業を世界の果てまで届ける」というミッションを一緒に実現したいという方は、ぜひご応募検討ください。

現在募集しているのは職員2人(海外担当、国内担当)と大学生インターン5名(アジア5カ国へ渡航)です。締め切りはどちらも1月8日(日)となっており、興味のある方はぜひ以下の募集要項をご覧ください!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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