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こんにちは!
トジョウエンジンを運営している特例認定NPO法人「e-Education」インターンの三笘です。

先日6月23日(土)に「4万人の先生不足。途上国の教育格差に挑むNGO 〜e-Education活動報告会’18〜」が開催されました。

「途上国の教育課題のリアル」、皆さんも気になりませんか?

今回はその当日の様子を余すところなくお伝えします!

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はじめに

e-Educationは、1年間の活動実績、日ごろの活動を皆さんにお届けするために毎年活動報告会を実施しています。

なんと今年は、e-Educationのイベントでは過去最多人数となる150人以上の方にお申込み頂き、とても熱い時間となりました。(去年の3倍!)

過去最大規模のイベントとなった今回の活動報告会。初めてe-Educationを知ったという方も多く参加してくださいました。

当日の流れ
1.各国事業紹介・活動報告
2.インターン生による帰国報告
3.ブースに分かれての交流会

1.各国事業紹介・活動報告

e-Education全体について・三輪

この報告会のためにバングラデシュから一時帰国した、代表・三輪による熱い活動報告で幕が開きました。

「今日は、国際協力の『厳しさ』もお伝えしたい。」

という言葉から始まった三輪のプレゼン。

最初の報告は、ラオスプロジェクトとインドネシアプロジェクトの事業停止について。

一時は世界14カ国まで広がったe-Educationの事業は2016年にアジア6カ国に活動地域を限定し、また昨年度、ラオス、インドネシアを除く「バングラデシュ、フィリピン、ミャンマー、ネパール」の4カ国に活動地域を絞るという決断をしました。

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「2カ国ともとても思い入れのある国で、この決断はとても悔しかった。でもこの経験は他国の活動に活かされています。」と三輪。

現在ラオスプロジェクトで培った算数教育手法はネパールで、インドネシアプロジェクトで培った日本語教育手法はバングラデシュで受け継がれています。

たとえ事業を止めることがあっても、私たちは最終的に希望を世界の果てまで届けます。

と今後の決意を語りました。

バングラデシュ・三輪

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バングラデシュでは活動開始からこれまでに累計200人の難関大学合格者を輩出しました。

さらに、今年3月放送の三輪を取材していただいたNHKのドキュメンタリーの紹介も交えながら、e-Education卒業生の今後を紹介しました。

ただ、高校生を支援するだけではない、大学生になってからも支援が続くシステムを構築したい。

2年前のバングラデシュのテロ事件をきっかけに、「バングラデシュの若者たちの人生を変えることができた」という自信が打ち砕かれた。

あの日から2年の月日が経った今、バングラデシュという国で若者の可能性を信じ続ける理由をありのままに語りました。

バングラデシュの希望を熱く語る三輪に、参加者も釘付けになっていました。

テロの後でもバングラデシュで挑戦する理由

ミャンマー・古波津

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続いて職員の古波津による、ミャンマープロジェクトの報告。

ミャンマーの教育課題の一つに「高卒認定試験の合格率の深刻な低さ」があります。高校卒業認定はその後の職業選択に多大な影響力を持ち続けます。

「ミャンマーでは10人中7人が高校すら卒業できません。」

という古波津の言葉に息をのむ参加者。

e-Educationはそんなミャンマーの中でも最も合格率の低いチン州でプロジェクトを始めました。

私たちのプロジェクト校では、3%だった合格率が24%に上がったんです!

昨年度初めて公立校でプロジェクトを開始することができたミャンマー。ミャンマーの果てから着実に歩みを進めている様子を感じることができました。

ネパール・椎木

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e-Education唯一の女性職員・椎木によるネパールの活動報告。

「2015年のネパール大地震で、24000の教室が破壊されました。」

と、ネパールの深刻な教育環境から始まった椎木のプレゼン。

ネパールでは映像授業を先生が自分の授業内で活用できる授業づくりをJICAの協力も得ながら進めています。

映像授業・ガイドライン・教員研修』の3点セットを3年後にはネパール全土に広げます!

と力を込めました。

さらに、今年3月に実施されて大好評だった、ネパールフィールドワークが来年2月にも実施されることが報告されました!

フィリピン・坂井

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続いて、今年3月に入社した新職員、坂井によるフィリピンプロジェクトの報告。

実は坂井は大学生の頃、e-Educationの学生インターンとしてプロジェクトの立ち上げに携わっていました。

フィリピンでは教育制度が変わり、高校が設置されることになりました。しかし、『カリキュラムがない・教科書がない・先生がいない』というないないづくしの環境に惹かれ、『もう1度挑戦したい』

と、転職への想いを語りました。

また、フィリピンでは日本の教科書会社との協働プロジェクトも行なっています。映像だけでなくそのテキストにも力を入れるフィリピンのプロジェクト。今年度更にスピード感を持ってプロジェクトを動かしていくことを意気込みました。

2.学生インターン帰国報告

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続いて、今年春まで学生インターンとしてフィリピンに滞在していた、元フィリピン担当の繋から、学生インターン目線での活動報告。

「『現地の教育課題を解決したい!』と意気込んで渡航したものの、何もプロジェクトが進まなかった

と言う繋。学生が1年間現地に渡航しプロジェクトを進めていくe-Educationのインターン。国際協力の道を志し渡航したけれど、現実とのギャップに悩み、苦悩を感じた日々を赤裸々に語りました。

繋は、現地の学生の学習へのモチベーションを上げるため、大学生にも授業を手伝ってもらうチュータープログラムを始めました。

「このプログラムで、これまで真面目に学習してこなかった生徒が勉強に前向きになり、僕に夢を語るようになった

と生徒の変化に感動したエピソードも紹介し、繋自身の成長も感じさせられる報告でした。

一番の学びは、私達は仲間とともに走っていることが分かったということ。

何もプロジェクトが進まず孤独を感じていた1年前。しかし、そんな繋を支え、後押ししてくれたのは、現地パートナーと何といっても繋の周りにいた生徒たちの存在でした。

渡航した本人だけが語ることのできる想いに、参加者も真剣に耳を傾けていました。

 

3.交流会

その後の交流会では、e-Educationの参加者によるインタラクティブな交流会が実施されました。

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  • 「どうして困難があっても活動を続けられるのですか?」
  • 「現地の方々とどう関係構築しているのですか?」
  • 「みなさんの最終的なゴールは何ですか?」

参加者の皆さんとの意見交換はとどまることを知らず、全員思わず身を乗り出してしまうほどの真剣で活発な交流会となり、どのグループでも時間を超えるほどの賑わいとなりました。

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全6グループに分かれて交流会を実施しました。

エンディング

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続いて、今年5月に入社した新職員の水溜より、e-Educationが特例認定NPOに認定されたことの報告や、マンスリーサポーターのお願い、現地パートナーからのビデオメッセージの上映がありました。

普段あまり顔が出ない現地パートナーからの言葉に、参加者もじっとスクリーンを見つめていました。

イベントを終えて…

大盛況のうちに閉会となった、今回の活動報告会。

この熱気は閉会後もとどまることを知らず、会場の外でも登壇者と参加者の積極的な交流がありました。

  • 「みなさんのプレゼンに涙しました。」
  • 「海外からのメッセージを直接聞けて良かった!」
  • 「自分も海外で挑戦したいです!」

と、参加者の皆さんも口々に報告会の興奮を語っていらっしゃいました。

三輪1

交流会・三輪ブースの様子

ご来場くださった皆様、雨で足元の悪い中お越しいただき本当にありがとうございました。
またご来場いただけなかった皆さんもいつもe-Educationへの応援をありがとうございます。

私も九州からこの報告会に参加しましたが、徐々に全員の熱気が上がっていく場をみなさんと共有出来てとても嬉しかったですし、私ももっとe-Educationのことが好きになりました!

そして今回参加できなかった皆様にも朗報です!

毎年恒例の年末感謝祭が今年は12/22(土)に開催される運びとなりました。今回お越しになれなかった皆様とも年末にぜひお会いできればと思います!

みなさんと共に走っていること胸に刻み、今後も全力で活動してまいりますので、みなさま応援よろしくお願い致します!!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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