トジョウエンジン編集部 | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Thu, 07 Nov 2019 16:39:58 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 【e-Education海外インターン募集】最高の教育を世界の果てまで届ける大学生挑戦者を募集しています!【説明会参加必須】 https://eedu.jp/blog/2019/11/05/global_intern_2019_winter/ https://eedu.jp/blog/2019/11/05/global_intern_2019_winter/#respond Tue, 05 Nov 2019 11:07:51 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49466 「途上国の教育課題を、若者の力で解決する」 私たち特例認定NPO法人e-Educationは、途上国の教育課題を自らの手で解決しようと挑戦する大学生によって生まれた団体です。 バングラデシュから始まった活動はアジア各国に […]

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「途上国の教育課題を、若者の力で解決する」

私たち特例認定NPO法人e-Educationは、途上国の教育課題を自らの手で解決しようと挑戦する大学生によって生まれた団体です。

バングラデシュから始まった活動はアジア各国に広がり、これまで50人を超える学生が現地でプロジェクトを立ち上げ、現地の教育環境を改善してきました。
今回は、現在活動しているフィリピン、バングラデシュ、ネパールにおいて、プロジェクトスタッフとして活動する海外インターン生の採用を行います。

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2019冬募集、開始します!

私たちe-Educationのプロジェクトでは、現地の学校や先生とのやり取りはもちろん、現地教育局や他NGO団体、様々な日系企業との連携・協働することも増えてきました。多くの人を巻き込みながらプロジェクトを展開し、最高の教育を届けるための挑戦は次なるステージに進みつつあります。

途上国の教育課題を解決したい、子どもたちの夢や想いを応援したい、持続可能な支援モデルを確立したい、そんな強い想いを持った方のご応募をお待ちしています。

興味のある方は以下の募集要項をお読み頂き、ぜひ海外インターン選考にご応募ください!

募集要項

募集概要

  • 職種: プロジェクトスタッフ
  • 募集人数: 若干名
  • 対象: 大学生、大学院生
  • 活動場所:フィリピン(カガヤンデオロ、カミギン島) 
         バングラデシュ
         ネパール    ※国内事前研修あり
  • 現地活動期間:1年間 (要相談 ※休学を原則とします)

募集職種(赴任地)

  • フィリピン: プロジェクトスタッフ(カガヤンデオロ・カミギン)
  • バングラデシュ: プロジェクトスタッフ
  • ネパール: プロジェクトスタッフ

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フィリピンプロジェクト紹介をみる »

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バングラデシュプロジェクト紹介をみる »

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ネパールプロジェクト紹介をみる »

※滞在地からプロジェクトの拡大を目指し、他地域での活動もあります。

派遣予定時期(任期:原則1年間)

原則2020年10月〜
※渡航の時期や期間は応相談とします(相談の上、2020年4月から渡航の可能性もあります)。
※渡航までの半年間は内定者として、国内での様々な活動に関わっていただきます。

現地での活動

  • 実施校での学習環境モニタリング
  • 他団体との協議や調整、成果検証サポート
  • JICA案件や企業案件のサポート(調査設計、現地教師との協議等)
  • 教師対象のカンファレンスの準備、開催サポート

得られる経験やスキル

  • 行政や企業等を巻き込み、インパクトの大きいプロジェクト展開ができる力
  • プレゼンテーションスキル
  • 相手の立場に立って物事を考える力
  • 教育局長や州知事等、行政トップと仕事をする経験
  • 教育支援モデルを確立し、全国展開させる経験
  • 社会課題に取り組む学生・社会人とのネットワーク

求める人物像

  • e-Educationの理念や活動に原体験を持って共感していること
  • 途上国の教育課題解決に対して強い想い・情熱を持っていること
  • パートナーたちと信頼関係を築くためのコミュニケーション能力がある方
  • 英語でのコミュニケーションに不安がない人(渡航開始までにTOEIC650点以上が条件となり、未達の学生は渡航前にTOEIC受講可)
  • 約束を大切にし、一つ一つ確実にやり遂げることができる方
  • 想いと責任を持って最後まで諦めないタフな方
  • 急成長中の組織の一員として常に自ら挑戦するマインドがあること

《以下の方は優遇》

  • 途上国でのボランティア経験や滞在経験のある方
  • 英語や現地語を話せる方

どういった学生におすすめか

  • 行政連携、企業連携に関心があり、成長したいと思っている人
  • 自分がやりたいことを大切にしながら、現地で必要なことに全力を注げる人
  • 途中で投げ出さない人
  • 忙しさの中から楽しさや意義を自ら見いだせる人
  • 教育を通したビジネスに関心がある人

待遇

海外インターンの挑戦をサポートするために、最大100万円規模の補助をいたします。詳細は以下の通りです。

【固定額支給】
・支度準備金:10万円
・現地生活費:毎月5万円x最大12ヶ月 *他助成機関からの活動費支給を受けられる方も対象です。

【実費支給】
・往復航空券代(1往復分)
・ビザ取得及び更新にかかる費用(手数料及び交通費実費込み)を支給
・国内研修費用(インターン合宿参加にかかる交通費および宿泊費)
・TOEIC受講料(渡航条件である650点以上の人は支給なし)
※その他現地でプロジェクトを実施する上でかかる費用(長距離交通費、教材制作費、ワークショップ開催費など)の団体負担となります。

募集期間

11月29日(金)23:59までが課題提出〆切となりますが、説明会参加が必須であり、最後の説明会が11月27日(水)となる点にご注意ください。

応募の流れ

説明会日程

インターン応募につきましては、説明会への参加が必須となっております。
以下の日程から都合のつく日時をご確認の上、説明会参加フォームよりお申し込みください。
また、遠方にお住まいで東京の説明会に参加できないという方は、東京で実施する説明会へのオンラインで出席も可とします。

説明会参加フォームへ »

日時
11月15日(金):19時〜21時
11月16日(土):14時〜16時
11月22日(金):19時〜21時
11月27日(水):19時〜21時

場所
e-Education東京オフィス (千代田区東神田1丁目2-8 赤塚ビル2階)
最寄駅:JR馬喰町駅/都営新宿線馬喰横山駅 徒歩3分

また、お問い合わせについては、件名を下記のようにご記入の上、本文をお書きいただき、recruit[at]eedu.jpまでご連絡をお願い致します。
※[at]は@に変換して下さい。

応募方法

以上の募集要項を確認いただき、ぜひ参加したいと決意して下さった方は、説明会にご参加ください。その後、具体的な選考についてご連絡をさせて頂きます。

選考プロセス

  1. 書類選考(説明会参加頂いた方へ選考書類をお送りします)
  2. 面接(書類選考通過者のみ)

応募後の流れ

上記説明会参加フォームから申し込み

説明会に参加

弊団体から書類選考課題を送付

選考課題を提出

書類選考の結果、及び面接日程のご連絡

担当者と面接(複数回)

12月下旬〜1月上旬を目処に合否通知

最後に

今回海外インターンにご応募いただく方には、新たなe-Educationの一員として、「最高の教育を世界の果てまで」という私たちのミッションに向かって、私達と共に様々な活動に挑戦して頂きたいと考えています。

今回の募集からe-Educationよりインターン生に対して現地生活費を支給できることになり、より多くの学生に海外インターンの挑戦のチャンスを届けられることを私たちとしても非常に嬉しく思います。

日本の若者のの挑戦を応援するとともに、途上国の子ども達に教育の機会を届けることを通して、彼らが夢や想いを実現することをサポートし、誇りを持って生きていくことを応援したいと思っています。

熱い意思を持った方のご応募をお待ちしております!

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バングラデシュの果てまで「最高の教育」を届けよう!【プロジェクト紹介】 https://eedu.jp/blog/2019/11/05/bangladesh_project_intro2019/ https://eedu.jp/blog/2019/11/05/bangladesh_project_intro2019/#respond Tue, 05 Nov 2019 10:56:13 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49471 バングラデシュは、大きな人口を抱える国であり、現在経済成長の最中にあります。一方で、都市と地方の教育の機会の格差は著しく、地方になると低価格で良質な予備校に通うことは難しくなります。 e-Educationの始まりの地で […]

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バングラデシュは、大きな人口を抱える国であり、現在経済成長の最中にあります。一方で、都市と地方の教育の機会の格差は著しく、地方になると低価格で良質な予備校に通うことは難しくなります。

e-Educationの始まりの地であるバングラデシュは来年で事業を始めてから10年。映像授業の作成、提供、受講体制の改善、先輩によるサポートなど活動は多岐に渡り、一人でも多くの生徒が自信と誇りを持って社会で生きていけるように活動をしています。

この10年の経験は確実に蓄積されており、その成果は、現地パートナーの存在や、e-Educationの修了生たちが「インターン奨学金」制度を用いて現地パートナーのもとで働きながら後輩のサポートをする体制を作るなど毎年の改善に裏付けられています。本記事ではそのようなバングラデシュの取り組みについてご紹介します。

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これまでの活動実績

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2010年より活動を開始し、現地パートナーともに首都ダッカに拠点を置きつつ、チッタゴン管区チャンドプールにて授業を提供しています。農村部の生徒に授業を提供し続けて、2018年度までに述べ23,000人以上の高校生をサポートしてきました。

昨年度から、生徒一人ひとりにタブレットを支給し、個々の理解速度に合わせて受講が可能になり、より生徒一人ひとりのニーズに応えられるようになりました。

また、3年目を迎える「インターン奨学金」制度によりe-Educationを修了した先輩たちから勉強面だけでなく精神面のサポートにも注力しています。

万全の状態で大学受験に臨める体制を整えた結果、9年連続でトップ大学のダッカ大学をはじめとする難関大学や生徒の希望する大学に進学することができています。

今後のプロジェクト計画

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2020年度にかけて、チャンドプールにおける大学受験支援を引き続き展開します。

教育環境の質的向上に向けて映像教材の改善・拡充を現地パートナーや教師と協力して行います。

タブレットの導入やインターン奨学金制度によるサポート等の教育環境改善の実績をもとに受講生の受け入れを拡大し、より多くの生徒に良質な授業を届けます。

また、大学受験の結果に加えて、生徒が勉強に打ち込んだ時間や進学先への納得度も調査し、誇りをもって社会に貢献できる人材の育成に注力します。

その他、企業連携案件等も通して一人でも多くの若者に良質な教育を届けるために現地パートナーの事業をサポートします。

インターン生が取り組む業務

  • 大学受験支援のスケジューリング、学習環境モニタリング
  • 教師対象のセミナーの準備、開催サポート
  • JICA,ADBなど開発機関案件や企業案件のサポート(機関や企業、大学関係者との協議・交渉等)

※2018年実績ベース。その他、現地パートナーのビジネス事業のサポートの可能性もあり。

得られる経験やスキル

  • 行政や企業等を巻き込み、インパクトの大きいプロジェクト展開ができる力
  • 経営者のパートナーとして組織の成長を促進させる力
  • 元中央銀行総裁や国際機関所長等、公的機関トップと仕事をする経験
  • 教育支援モデルを確立し、全国展開させる経験
  • 社会課題に取り組む学生・社会人とのネットワーク
  • 世界で勝負できるプレゼンテーションスキル

どういった学生にオススメか

  • 行政連携、企業連携に関心があり、成長したいと思っている人
  • 自分がやりたいことを大切にしながら、現地で必要なことに全力を注げる人
  • 途中で投げ出さない人
  • 忙しさの中から楽しさや意義を自ら見いだせる人
  • 教育を通したビジネスに関心がある人
  • 英語でのコミュニケーションに不安がない人

おわりに

現在、成長著しいバングラデシュの現地パートナーとの協働を通して社会への貢献を果たせることはこの上ないやりがいを感じることかと思います。

毎年新たな挑戦を続ける現地パートナーはe-Educationの大学受験支援だけでなく、ビジネスにより教育課題を乗り越える方法を常に模索しています。
そのような常に成長するプロセスの中で支援者・被支援者という垣根を超えて対等な立場で協働する彼らとの取り組みは多くの学びを得られるでしょう。

一緒にバングラデシュで挑戦できること楽しみにしております!

インターン募集要項をみる »

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フィリピンの果てまで「最高の教育」を届けよう!【プロジェクト紹介】 https://eedu.jp/blog/2019/11/05/phillipines_project_intro2019/ https://eedu.jp/blog/2019/11/05/phillipines_project_intro2019/#respond Tue, 05 Nov 2019 10:56:03 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49565 フィリピンは、経済成長にともない格差が拡大しつつあり、経済的な格差を背景に学校をドロップアウトしてしまう生徒が多くいます。早期結婚、早期出産の問題もあり、貧困の再生産が起こってしまっています。 フィリピンの教育制度の中に […]

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フィリピンは、経済成長にともない格差が拡大しつつあり、経済的な格差を背景に学校をドロップアウトしてしまう生徒が多くいます。早期結婚、早期出産の問題もあり、貧困の再生産が起こってしまっています。

フィリピンの教育制度の中にはドロップアウトしてしまった生徒が通うオープンハイスクールプログラム(OHSP)というものがあり、e-Educationは現地教育局と連携してOHSPの支援に取り組んでいます。

映像授業の作成、提供、教師研修、チューター制度の導入と活動は多岐に渡り、一人でも多くの生徒が自信と誇りを持って社会で生きていけるように活動をしています。

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これまでの活動実績

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2013年より活動を開始し、カガヤン・デ・オロ市教育局、カミギン島教育局の信頼を得てパートナシップを構築しました。両教育局とともに、ドロップアウトした生徒が通うオープンハイスクールプログラム(OHSP)に対して、現地の先生方と共に映像教材を作成し、述べ1500名以上の生徒に提供してきました。

e-Educationのパイロット校での活動を 「カガヤン・デ・オロモデル」として中央教育省にも共有し、フィリピン全体へ波及させていく活動も行っています。

加えて、企業連携案件やJICA案件も展開し、より専門性の高い教育支援活動を行っています。

今後のプロジェクト計画

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2019年度にかけて、ミンダナオ島カガヤン・デ・オロ市、及びカミギン島の2箇所のパイロットプロジェクトを引き続き展開します。

カガヤン・デ・オロ市では、オープンハイスクールプログラム(OHSP)の教育環境の質的向上に向けて現地教育局や現地教師と協力して活動します。

カミギン島では、パイロット校における課題発見、モニタリング、映像授業の提供とカスタマイズ等を行います。

それらのパイロット事業に加えて、企業連携案件等も通してより多くの地域への教育支援へといかに拡大していくかを検討しながら進めます。

インターン生が取り組む業務

  • パイロット校(カガヤン、カミギン)での学習環境モニタリング、他団体との協議や調整、成果検証サポート
  • JICA案件や企業案件のサポート(調査設計、現地教師との協議等)
  • 教師対象のカンファレンスの準備、開催サポート

得られる経験やスキル

  • 行政や企業等を巻き込み、インパクトの大きいプロジェクト展開ができる力
  • プレゼンテーションスキル
  • 相手の立場に立って物事を考える力
  • 教育局長や州知事等、行政トップと仕事をする経験
  • 教育支援モデルを確立し、全国展開させる経験

どういった学生にオススメか

  • 行政連携、企業連携に関心があり、成長したいと思っている人
  • 自分がやりたいことを大切にしながら、現地で必要なことに全力を注げる人
  • 途中で投げ出さない人
  • 忙しさの中から楽しさや意義を自ら見いだせる人
  • 教育を通したビジネスに関心がある人
  • 英語でのコミュニケーションに不安がない人

途上国への熱い思いをもった方、ご応募お待ちしております!

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ネパールの果てまで「最高の教育」を届けよう!【プロジェクト紹介】 https://eedu.jp/blog/2019/11/05/nepal_project_intro2019/ https://eedu.jp/blog/2019/11/05/nepal_project_intro2019/#respond Tue, 05 Nov 2019 10:55:43 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49554 山岳地帯が多いネパールでは、都市部と農村部とで様々な格差があります。特に教育機会の格差は著しく、慢性的な教師不足の課題があります。結果として、中学卒業認定試験(SEE)の合格率は、都市部の中学が80%を超えるにもかかわら […]

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山岳地帯が多いネパールでは、都市部と農村部とで様々な格差があります。特に教育機会の格差は著しく、慢性的な教師不足の課題があります。結果として、中学卒業認定試験(SEE)の合格率は、都市部の中学が80%を超えるにもかかわらず、農村部の学校では約30%と、生まれ育った場所を理由に将来が制限されてしまっている現状があります。

e-Educationは、農村部の生徒が学習しやすいようにネパール語での映像授業を制作、提供し、生徒が「いつでもどこでも何度でも」学習できる環境をつくり、誰もが夢や目標に向かって前向きに努力していける社会を実現するために活動しています。

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これまでの実績

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ネパールプロジェクトは2015年から始動しています。同年4月に発生したネパール大地震の被害の大きかったカブレ郡への映像授業提供を始めました。2016年から初代インターン生を派遣し、マクワンプール郡への映像授業の提供へと拡大しました。

これまで800名の生徒へ映像授業を提供し学習支援を行ってきました。2017年よりJICA草の根技術協力事業の採択を受け、さらなるプロジェクト拡大に向けて取り組んでいます。

今後のプロジェクト計画

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本年度までのプロジェクトを通じて、パイロット校における教育課題が数学であることが判明しました。パイロット校の一つであるカブレ校では、中学卒業試験(SEE)不合格者は全て数学の点数が足りずに不合格だったことが判明し、他の地方公立校においても同様の結果となっています。

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これを踏まえ、e-Educationは数学力の向上へ更に注力します。具体的には、SEE合格に不可欠な数学の映像教材を追加作成し、カブレ郡やマクワンプール郡をはじめとした各地域におけるパイロット校における映像授業の活用モニタリング、及び他校で活用されるためのガイドラインや教員研修を行う予定です。

インターン生が取り組む業務

  • カブレ郡、マクワンプール郡のパイロット校における教師のサポート
  • 現地の学習環境改善のため施策実施やモニタリング活動計画の策定
  • 他の学校へ提供拡大するためのガイドライン作成、教育局との協議、教員研修の企画・運営
  • 現地パートナーKids of Kathmanduとの連携、及び他のNGOとの連携による活動拡大

得られる経験やスキル

  • 途上国の教育支援とは何なのかを深く考える経験
  • 農村部のリアルな生活を通して途上国の実態を深く理解できる
  • 汎用性のある教育支援モデルとは何かを考え抜き、実行に移す力
  • 現地NGOや学校の教師を巻き込み動かしているリーダーシップ
  • 行政や国際開発機関等を巻き込み、インパクトの大きいプロジェクト展開ができる力

どういった学生にオススメか

  • 行政連携、企業連携に関心があり、成長したいと思っている人
  • 自分がやりたいことを大切にしながら、現地で必要なことに全力を注げる人
  • 途中で投げ出さない人
  • 忙しさの中から楽しさや意義を自ら見いだせる人
  • 教育を通したビジネスに関心がある人
  • 英語でのコミュニケーションに不安がない人

途上国への熱い思いをもった方、ご応募お待ちしております!

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【e-Education正職員募集】社会の変化を加速させ、組織の急成長を支える熱い仲間を募集します!【2019年11月24日〆切】 https://eedu.jp/blog/2019/11/01/recruit_staff_2019/ https://eedu.jp/blog/2019/11/01/recruit_staff_2019/#respond Thu, 31 Oct 2019 23:00:04 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49455 「最高の授業を世界の果てまで届ける」 私たち特例認定NPO法人 e-Educationは、このミッションの実現に向けて2010年に立ち上がり、バングラデシュをはじめとした途上国で教育支援を行ってきました。 来年で創業10 […]

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2019正職員募集

「最高の授業を世界の果てまで届ける」

私たち特例認定NPO法人 e-Educationは、このミッションの実現に向けて2010年に立ち上がり、バングラデシュをはじめとした途上国で教育支援を行ってきました。

来年で創業10年を迎え、国内・海外での事業やプロジェクトが急激に拡大してきており、そのスピードをさらに高めていくために、新たに正職員4名(グローバル事業部:事業統括1名、カントリーマネージャー2名/経営管理部:広報・ファンドレイズ担当1名)を募集することにしました。

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募集要項

職種(採用人数)

カントリーマネージャー(2名)
事業統括責任者(1名)
広報・ファンドレイズ担当(1名)

業務概要

<カントリーマネージャー>
各国の行政・現地企業・NGOとの協働による教育支援事業の推進のほか、日系企業へのコンサルティング業務・国際機関からの業務委託等の、企画提案・実行・報告書作成を事業統括責任者と共に行っていただきます。
※フィリピン、ネパールのどちらかへ、現地駐在ベースまたは長期出張を想定しています。

<事業統括責任者>
e-Educationの海外担当職員(バングラデシュ、ミャンマー、フィリピン、ネパールで、東京からの出張ベースで活動)のマネージャーとして、指導・管理を行っていただきます。また、各国の行政・現地企業・NGOとの協働による映像教育事業の推進のほか、日系企業へのコンサルティング業務・JICA案件等の、企画提案・実行・報告書作成をカントリーマネージャーと共に行います。
※勤務地:e-Education東京オフィス

<広報・ファンドレイズ担当>
現在の広報・ファンドレイズ担当職員と共に、以下の業務を担当いただく想定です。
■WEB/オウンド メディア/SNS/プレスリリース等での情報発信(ライティング含む)
■各種イベントの企画/運営
■寄付会員管理(CRM分析業務等)
■アニュアルレポート等、団体が発行する印刷物の制作(企画・進捗管理)
■各種メディア対応
■助成金対応
※勤務地:e-Education東京オフィス

求める人物像

<共通して求めるもの>
・e-Educationの理念や活動に原体験を持って共感してていること
・途上国の教育課題解決に対して強い想い・情熱を持っていること
・パートナーと信頼関係を築くための会話(英語)力がある方
・約束を大切にし、一つ一つ確実にやり遂げることができる方
・想いと責任を持って最後まで諦めないタフな方
・成長中の組織の一員として常に挑戦するマインドがあること
・民間企業での実務経験が2年以上あり、プロフェッショナルとしての高い意識があること(プロジェクトマネジメントの経験があるとなお可)
・教育事業や国際協力等に関連する経験が2年以上ある方(途上国の貧困地域に駐在していた経験があるとなお可)

<カントリーマネージャーに求めるもの>
◆必須要件
・ビジネスレベルの英語能力
・フィリピンまたはネパールの駐在または長期出張が可能(年間4〜6回の他活動国出張および日本帰国を想定)
・途上国での活動経験

<事業統括責任者に求めるもの>
◆必須要件
・ビジネスレベルの英語能力
・途上国での活動経験
・海外出張可能(1回約2週間を年間10~15回程度)
・社会人経験10年以上
◆歓迎要件
・プロジェクトリーダー又は管理職経験・企画提案
・コンサルティング等の経験
・国際機関を含む公的機関への報告書等作成経験

<広報・ファンドレイズ担当に求めるもの>
◆必須要件
企業やNPOでの広報、ファンドレイズ、マーケティング、顧客対応、イベント企画運営、のいずれかの経験
◆歓迎要件
・WEB記事等のライティング経験
・SalesforceをはじめとしたCRMツール活用経験
・動画編集やパンフレット作製経験
・認定/准認定ファンドレイザー

待遇

【カントリーマネージャー】
給与:月給25万円~ ※固定残業代含む(経験、能力等を考慮のうえ決定)
各種社会保険完備、国内外出張に伴う交通費

【事業統括責任者】
給与:月給35万円~ ※固定残業代含む(経験、能力等を考慮のうえ決定)
各種社会保険完備、国内外出張に伴う交通費

【広報・ファンドレイズ担当】
給与:月給25万円~ ※固定残業代含む(経験、能力等を考慮のうえ決定)
各種社会保険完備、国内外出張に伴う交通費

勤務開始時期

2020年4月1日(応相談)

募集期間

2019年11月1日(金) 〜 11月24日(日)23:59まで

<課題提出〆切>
11月29日(金)23:59まで
 

応募方法・お問い合わせ

以上の募集要項を確認いただき、ぜひ参加したいと決意して下さった方は、下記ボタンより申し込みフォームにてご応募ください。

 

また、お問い合わせについては、件名を下記のようにご記入の上、本文をお書きいただき、recruit[at]eedu.jpまでご連絡をお願い致します。
※[at]は@に変換して下さい。
件名:【正職員採用への応募】[お名前(フルネーム)]

選考プロセス

書類選考(応募頂いた方へ選考書類をお送りします)
面接(書類審査通過者のみ)

採用説明会

e-Educationの事業や組織についてより詳細のご説明をさせていただき、応募に際しての不安や疑問を取り除くことを目的として、応募者の方には採用説明会への参加を推奨しております。遠方にお住まいの方にはスカイプなどを利用したオンラインでの説明会を実施させていただきます。

《実施日時》
① 11月7日(木)19時〜21時
② 11月13日(水)19時~21時
③ 11月20日(水)19時〜21時
④ 11月23日(土)14時〜16時

《会場》
*4日程ともに東京オフィスにて開催。オンラインでもご参加いただけます。

東京オフィス住所:東京都千代田区東神田1丁目2-8 赤塚ビル2階
最寄駅:JR馬喰町駅/都営新宿線馬喰横山駅 徒歩3分

説明会への参加をご希望の方は、下記ボタンより応募フォームにてお申し込みください。

最後に

世界にはまだまだ様々な問題があり、学びたくても学べない子どもたちがそこにいます。道なき道を進み、1つずつ課題を解決していくしかありません。私たちe-Educationとともに挑戦を続け、一緒に最高の授業を世界の果てまで届けましょう!

熱い意思を持った方の応募をお待ちしております!


あわせてぜひご覧ください(スタッフ紹介)

e-Educationには個性豊かなスタッフがおり、一人一人が挑戦する理由を持っています。どうやってe-Educationと出会い、どんな想いを持って挑戦しているのか。それぞれの物語にぜひ触れていただけると嬉しいです。

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三輪 開人(代表理事)

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中野 秀敏(事務局長)

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古波津 大地(ミャンマー・カントリーマネージャー)

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坂井 健(フィリピン・カントリーマネージャー)

水溜トップ

水溜 智士(広報ファンドレイザー)

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猪瀬 絢子(バングラデシュ・カントリーマネージャー)

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社会人のキャリアの合間に、NPOで、海外で、インターンをするということ。 https://eedu.jp/blog/2019/10/31/phlippines_shortterm_intern/ https://eedu.jp/blog/2019/10/31/phlippines_shortterm_intern/#respond Wed, 30 Oct 2019 16:35:31 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49592 左から、長期インターン生の山崎さん、現地教育局パートナーのアクロさん、自分、長期インターン生の金井さんです。 こんにちは、今年(2019年)の8、9月に、フィリピンでの短期インターンシップ生としてe-Educationの […]

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左から、長期インターン生の山崎さん、現地教育局パートナーのアクロさん、自分、長期インターン生の金井さんです。

こんにちは、今年(2019年)の8、9月に、フィリピンでの短期インターンシップ生としてe-Educationのお世話になりました、松本 向貴と申します。

IT系の民間企業で1年半勤務した後、文部科学省に転職して数年働き、現在はアメリカの大学院に在籍をしています。e-Educationの典型的な「学生インターン」とはだいぶ異なる形ですが、大学院の夏休みを利用して、現地の活動に参加させていただきました。

約1か月半の短い間でしたし、滞在中はフィリピン担当職員とフィリピンの方々にお世話になりっぱなしだったのですが、「社会人のキャリアの合間のインターン」という形から得られた学びはとてつもなく大きかったです。

また、これまでの経験を活かして、現地に対してほんのわずかながら貢献できたかな?と思いましたので、今回レポートをさせていただきます!

SPONSERD LINK

1.インターンのきっかけ

「世界を知っている」って一体どういうことなんだろう?

アメリカでの留学生活を通じてこう感じたことが、最も根本的な理由だと思います。

もともと留学には興味があって、「アカデミックな知見を活用した教育分野の政策形成」「教育資源の配分方策」といった内容を学ぶため、スタンフォード教育大学院のInternational Education Policy Analysisというコースに進学をしました。このコースはその名のとおり、様々な国の教育制度・政策について学べるコースで、大量の文献を毎日のように読んで、自分自身も1年間で論文を書くという、なかなか「ガリ勉」なコースでした。

勉強の内容はまさに期待していたとおりのことで、「国際的に見た学力と経済成長の関係」、「生徒の健康面や家庭の経済状況が学びに与える影響」などを、アメリカに限らず、世界各国の分析から知ることができましたし、そもそもそういったリサーチはどうやって行われるべきなのか、どう指標を設定するべきなのか、といったことまで学ぶことができました。

ですので、学びの内容に不満や不足があったわけでは何らないのですが、同時に、「この(大量の)文献に書かれている世界のことを、自分はどれだけきちんとイメージできているのだろう?」という思いが、学期を進むごとに強くなってきました。

「学校」という言葉で書かれているものは、本当に、自分が日米の学校を見てイメージしている「学校」なのだろうか?

「学力」はどの国でもペーパーテストの結果のことなのか?

世界的な研究の関心はまだまだ就学率や学力にあるということは分かったけれども、では「教員の働き方」のような問題は、日本でしか発生していないのだろうか?

そして、子どもたちは何を考え、何のために学校に行っているのだろうか?

日本の中でも「学校」「子ども」は地域によって本当に多様ですから、世界のことはなおさら、論文を読むだけで分かった気になってはいけないのだろう、という気がしていました。

そして同じ頃、少しブームに遅れて、書籍「ファクトフルネス」を読み、自分が持っていた常識を揺さぶられました。

若干のネタバレで恐縮ですが、この20年で極度の貧困にある人の数は半分になり、今や世界の8割の人が何らか電気を使える状況にあると。傾向だけで見れば、明らかに世界は豊かになっているのでしょう。教育に関する指標も話は同じです。

にもかかわらず、自分の修士論文のテーマを設定する時を振り返ると、無意識に「『先進国』について調べた方が日本の参考になるかなあ…」という思いが働いていたと思います。

結果的にアメリカの政策を中心に研究を行うことにして、日本との共通点も相違点もたくさん見つかったので、学びは多かったですし、歴史的に見て、比べるなら「先進国」の方が類似点は多いのかもしれませんが、いずれにせよ、「先進国」「途上国」というくくりでは見えていないものがあるのかもしれない。

要は、「International」の名を冠した学科に留学をして、世界中から集まるクラスメイトと一緒に国際的なトピックをたくさん学んでいるけども、それだけで「世界を知っている」と本当に言えるのか?と思い始めたわけです。

アメリカの大学に居て分かるのは、その大学のことと、関わりある企業や組織のことです。クラスメイトやその友人たちは自分の視野をぐんと広げてくれる最高の存在ですが、「その大学にフィットする人たち」の集まりが「世界の縮図」とは言えません。(「アメリカの縮図」とすら言えません。留学して強く思ったのは、少なくともアメリカは「こんな教育」「こんな社会」と一般化するのが極めて難しい、何もかもが多様な国だということです。例えば交通ルールすら州によって微妙に異なります。)

それでも十分「世界を知っている」と言いうるとも思いますし、現場に行かなければ論文を読む意味がないかというと、全くそんなことはないので、自分の納得感と、好奇心が満足するかどうかだけの問題なのですが、とにかく、日本とアメリカ以外のどこか、特に「途上国」と呼ばれてきた国の教育現場に、自分は行ってみたいなと。

そんな時に、たまたまe-Education代表の三輪開人さんとスタンフォードでお会いしたことを思い出し、思い切って「無給インターンさせてもらえませんか?」とストレートにお願いしたところ、ビデオミーティングを経て最終的にご快諾をいただきました。

e-Educationのこと自体は、前から創業者の税所篤快さんの本を読んで知っていたので、日本のNPOの取組を、利害関係ない立場から体感したい、という思いもありました。

インターンが終わった今では、そんな当初の願いを100%叶えられるものだったと思っていますし、期待をはるかに超える刺激的な体験も、たくさんさせていただきました!

2.フィリピンで感じたこと、学んだこと

取り組んだことを書き並べてもあまり面白みがないと思うので、最も強く感じたことを3点だけお伝えします。

大きな格差

インターン中は主に、フィリピンで5番目に大きな街、ミンダナオ島のカガヤンデオロ(Cagayan de Oro)市で活動しました。人口約70万人と言われています。皆さんは、「フィリピンで5番目」と聞いて、どのような街を思い浮かべられるでしょうか?

到着から2日目、街を歩いていて見たのはこんな風景でした。

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道端に生きた鳥が並んでいたり…

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市場で肉や魚が所狭しと売られていたり…

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川辺に行けば野生の牛にも会えます。

いかにも東南アジア、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そして、そんなエリアから10〜15分も歩けば、こんなショッピングモールに到着します。
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…とても綺麗、ですよね。中には、レストラン、服屋、フードコート、おもちゃ屋、ボウリング場、ゲームセンター、24時間営業のジムなど、なんでも詰まっています。来てすぐの頃、物価の安さ、ご飯のおいしさ、人がすし詰めになった乗り物など、色々と印象的な点はあったのですが、一番驚かされたのは、この「差」かもしれません。

さらにそこから徒歩20分ほどのエリアの写真がこちらです。
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高床式になっている家々の下に散らばっているのは、ほとんど全てゴミです。アジアっぽいとかそういう話ではありません。一軒や二軒ではなく、あたり一帯がこういった家なのです。言葉もありませんでした。

アメリカ(=いわゆる先進国)でも、高層ビル街のすぐ近くに治安の悪いエリアがあったりしますし、都市部で仕事がない人は路上での生活を強いられたりします。しかし、ここまでインフラが整っていないエリアは見たことがありません。

また、首都ないし国の経済の中心地ならば、お金がいくつかの箇所に集中するのも、ある意味では「ありがちな」現象だと思うのですが、人口100万人ない街でもこうなるのか…と、予期していなかった光景に大きな衝撃を受けました。

極度の貧困にある人は20年で半分になったという話を先ほどしましたが、きっと、大きな街では、多かれ少なかれ「置き去りにされている」人が存在しているのだと思います。

<余談1>フィリピンのMaaS(Mobility as a Service)事情

フィリピンの大きな街では、Grabというアプリでタクシーを呼び、精算は現金、クレジットカード、どちらでも行うことができます。カガヤンデオロ市では、通常のタクシーと同じように、走った時間と距離に応じて降りる際に運賃が決まりますが、マニラでは固定料金を支払うプランも選べました(アメリカのUber、Lyftと全く同じ仕組みですね)。

タクシーの初乗り運賃は40ペソ(約80円)。サービスはアメリカと同等のものが提供されている一方、賃金や物価は安いまま…といういびつさも、フィリピンの発展の仕方を象徴しているのかもしれません。
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「教育」への情熱と課題

そうした「置き去りにされている人々」―アメリカではMarginalized Groupsという言葉をよく耳にします―が、単に本人の努力不足によって置き去りになっているのなら、話は簡単です。しかし、少なくとも自分が会った人たちに関して、全くそんなことはない、と、滞在中のあらゆる場面で思わされました。

インターンの最初の仕事は、日本の方がこういったエリアの家庭などを訪問するツアーの補佐でした。いわゆるフィールドスタディツアーですね。家庭訪問だけでなく、市内の小中学校やゴミ集積場を訪ねたり、青年団体との意見交換をしたりと、盛りだくさんの行程でした。おおまかな日程は現地入りした際すでに決まっていたため、私の仕事は、スケジュールの最終チェックから始まり、当日、タイムマネジメント、意見交換用の資料の作成、日英の翻訳などでした。

そうした運営業務をしつつ、各行程では、参加者の方々とほとんど同様に、現地の方とたくさん交流させていただきました。例えば、家庭訪問などでは、実際に家の中に入れてもらって、20分ほどお話をさせていただきました。平日の中学校訪問では、試験をやっている教室の中に堂々と入らせてもらって、テスト中の生徒に「その問題難しい?」「将来の夢は?」など気軽に質問をさせていただいたり、先生には進級率などの指標の推移について色々と教えていただいたり。

土日は、「オープンハイスクールプログラム(OHSP)」と呼ばれる、早期妊娠や仕事、障害など様々な事情で平日学校に行けない子のための教育課程を、3つの中学校で見学させていただきました。(少々長いですが、スタディツアーの様子はこちらの動画をご覧いただけると分かりやすいかと思います!)

また、8月下旬には、日本企業による教材導入事業の現状確認などのため、これまた公私4つの学校に行く機会がありましたし、9月には、カガヤンデオロ市から半日かけて着くカミギン島という島で、先生が家庭や近隣へ訪問をする「モバイルオープンハイスクールプログラム(MOHSP)」という授業などに同行させていただきました(MOHSPの目的や対象は、OHSPとおおむね同じです。大きな違いは、先生が生徒の家などに行く形である点だけです)。

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MOHSPの先生、生徒、e-Educationインターン生、そしてその周りで遊ぶ子どもたち。「学ぶ」という行為は、こんなにもゆったりとしたものになり得るんだなあ、と思いながら、一緒に時間を過ごしました。

その全ての行程で一貫して感じたのは、
・生徒は学びたがっているし、
・保護者は子どもに学んでほしいと思っているし、
・先生は渾身の情熱をこめて教育をしている
ということでした。

「平日はマッサージ師の仕事をしながら、休憩中に宿題を解いて勉強しています。日曜は、ボートを30分漕いで学校に来ています」 日曜日に訪問したOHSPでの生徒の言葉です。

カミギン島のMOHSPで訪問した生徒は、妊娠9か月ですが、「出産後はすぐ高校に行って、将来は教師になりたい」と言っていました。

また、先ほどゴミだらけの写真を紹介した地域では、子どもたち、先生、保護者から、歌って踊って、それはもう熱烈な歓迎を受けて、顔も知らない人のために、こんなにも全員が全力になれるのであれば、きっとこの子たちにできないことは何もない、という気にさせられました。本当に、これほどバイタリティとホスピタリティに溢れた空間は久しぶりでした。

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そして、先生方もとにかく情熱的でした。OHSPは、それを修了すれば「中卒」になる、オフィシャルに認められた教育課程なのですが、カガヤンデオロ市では専任の教員が配置されていないので、先生方は平日も授業をやって、かつ、土曜または日曜にOHSPの生徒に教えに来ています。

現地教育局パートナーのアクロさんによれば、はじめこのプログラムを導入するときは、「月曜から金曜まで山のような問題に対処しなければならないのに、なぜ土日にまた問題を持ってこようとするんだ」と多くの関係者から言われたそうですし、今でも同じような声はあるそうです。

しかし、それでもなお「生徒を助けたい」と思って、休日に有志で教えに来ている先生は、全員、とてもエネルギッシュでした。本来、1クラスは25人程度に収めないといけないらしいのですが、あるクラスでは、50人くらいの生徒がいたかと思います。

それくらい需要がある制度であるにもかかわらず、人手は常に不足している状況です。先生方は、そういった状況にも音を上げることなく、一人ひとりの学びをサポートしています。こればかりは、言葉でいくら表現しても伝えきれる気がしないのですが、先生は常に、その環境でのベストを尽くしている、と心から感じました。

ある学校では、「平日の課程と同じ内容を学ぶ」ことが生徒のモチベーション維持のために重要なようで、それを全科目でいかに徹底できるか心を砕いていましたし、別の学校では、問題演習の時間をきちんと確保できるよう、カリキュラムを工夫していました。

そもそも平日より少ない授業日数でいろいろな単元をカバーしなければなりませんし、突発的に休まなければならないような生徒も多いでしょうから、スケジュール管理と教材の準備だけでも大変だと思うのですが、それらに加えて、各学校、生徒の個別の事情に応じた指導がなされていたのを覚えています。

一方、こうした先生方の情熱に大きく感銘を受けると同時に―日本の教育の事情にお詳しい方ならもうお気づきかと思うのですが―「教員の働き方」「教育のためのリソース」のような話は、悲しいことに、ここフィリピンでも既に顕在化してきているのだな、とも感じました。

フィリピンでも、先生は忙しいです。上述のようにOHSPは先生の献身的な取組によって支えられていますし、朝7時に学校が始まるところもあるなど、平日も大変です。また、もともと予定していた教員研修の開催直前になって、同日のスポーツ大会の運営補助に先生が駆り出されることになり、研修への参加者が大幅に減ってしまった…ということもありました。

また、「数年前に施行されたカリキュラムの教科書の草稿がやっとできて、いま政府で検定をしている。それまでは子どもに配れるものはない」「印刷費が足りないから、古いカリキュラムに則した問題集を今でも使っている」といった話も聞きました。

しかも、スポーツ大会の運営補助のような話は、先生を多忙にするだけでなく、そもそも「授業」という、生徒の学習のために貴重な時間的資源を奪ってしまっています。多くの学校で、やるべき単元が全部網羅できていない、という調査もあるようです。

さらに、OHSPの生徒の話を伺っていると、「学校がある」ことと「学校に行ける」ことの間には、大きなギャップがあることを感じさせられます。

フィールドスタディツアー中、あるグループインタビューでは、「大学に行くためにはお金がかかる」ということは半ばもう分かっていたので、「お金以外で困っていることはあるか」という質問をしました。

返ってきた答えは「通学が大変だ」という話だったのですが、よくよく聞くと、「平日毎日学校に通うための交通費がないから、OHSPに通っている」と。「お金以外」という限定を付けて質問しても、結局、問題はお金の面に帰着しているわけです。

加えて、OHSPの存在を誰から聞いたか尋ねると、「親戚」という答えだったりします。できてから数年の制度なので、いま働いている子どもも、雇用者も保護者も、存在を知らない恐れは十分にあると思います。知らない学校に行くことはできません。

カガヤンデオロ市のことを悪く言いたくはないのですが、こういった状況では、「どこに生まれても平等に教育の機会がある」と言い切れません。たまたま学校の近くに居て交通費がかからないとか、OHSPの存在を知っている人が周りに誰もいない中で働き続けているとか、そんな事情が教育段階を決めてしまうのであれば、本人の努力不足でいい仕事に就けていない、とは口が裂けても言えないな…ということをまざまざと感じさせられました。

他にも、学習インフラ(机のスペースが30×30㎝くらいしかないなど…)や、より細かいシステム面のことなど、仕事柄感じた点は多々ありますが、それを書き始めると長くなりすぎるので割愛します。とにかく、生徒も先生も情熱があり、そして、情熱だけでは解決できない構造的問題がはびこっている、というのが、滞在中を通じての感想です。

フィリピンへの「貢献」

ここまで、ある意味では「誰でも書ける」ことを書いてきました。途上国で貧富の差を激しく感じた、現地の関係者の情熱に触れた、教育の充実が求められる。自分の拙い表現力もあって、「色んな海外体験記に書いてあることと同じではないか」と我ながら感じてしまう部分もあります。

しかし、社会人として数年キャリアを積んだこの時期にインターンをすることには、普通の海外体験とはまた異なる独自の価値があったと思っています。それは、現地に対して「貢献」できたという実感があることです。

この1か月半、最も感情が揺れ動いたのは、上述のような生徒・先生方の情熱に触れた時ですが、最も充実感を感じたのは、①フィリピンの先生方へのプレゼンテーションをさせていただいた時と、②OHSP、MOHSPに通う生徒へのリサーチづくりに携わらせていただいた時でした。

①プレゼンテーション
現地教育局パートナーのアクロさんから「なんでもいいので、教育局と先生たちに、日本の教育についてしゃべって」と言われたのは、8月、割と来てすぐだったと思います。発表は9月上旬でした。

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数十人の先生、教育局職員の方の前で40分程度発表しました。

「なんでも」というのは一番難しいもので、日本の教育の全てを自分一人で話すことなど到底できませんし、小学校が6年あって…教科は国語算数理科社会…という話だけをしても、「ふーん」で終わりそうな気がします。

近年の政策の話は、これまでの取組とその目的が共有されていないと、新しさや意義が伝わりません。教育目的が違えば、アクティビティや指導法を紹介しても役に立ちません。

色々考えて、自分が留学で学んだトピックこそ、どの国の人でもある程度興味が持てるのではないか?という結論に達しました。冒頭書いたとおり、「国際的に見た学力と経済成長の関係」、「生徒の健康面や家庭の経済状況が学びに与える影響」などですね。

ということで、アイスブレイク的なトピックの後に紹介したのは、以下のようなグラフです。
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※出典:Hanushek, E. A., & Woessmann, L. (2016). Knowledge capital, growth, and the East Asian miracle. Science, 351(6271), 344-345.

左のグラフは、「教育を受けた年数」と経済成長率、右のグラフは「国際学力調査のスコア」と経済成長率の相関を取ったグラフです。(生の数字ではなく、「他の条件が同じなら」という仮定を置いた値です。)1960~2010年までのデータを使っているので、最新とは言えないのですが、ここから読み取れるのは、
・教育年数が増えたからといって、国全体の経済成長率が伸びるわけではない。
・テストスコアと経済成長率は強く相関する。

ということです(なぜそう読み取れるのか…ということに興味が湧いた方は、ぜひ原典をお読みください!論文はWeb上に公開されています)。

むろん、テストスコアがいいから経済成長したのか、逆なのかは、議論の余地がありますが、経済成長が全ての原因なのであれば、教育年数もテストスコアも、同じような相関図になりそうなものです。論文の著者の一人Hanushekはスタンフォードの教授なのですが、彼は、テストスコアが経済成長を牽引している、と主張しています。

この図を用いたのは、フィリピンがかなり目立つからで、教育年数は増えているのにテストスコアが伸びておらず(=クオリティを引き上げられておらず)、アジア諸国(赤色)の中で、唯一経済の伸びが悪い国になっています。

先生方が教える内容が変わるわけではないので、こんな話はあまり興味がないかもなあと恐れていたのですが、プレゼン後、一人の先生がわざわざ話しかけてくださり、「テストスコアのグラフが興味深かった、クオリティが重要ということが分かった」とコメントしてくださいました。

卒業してもらうだけでも大変であるとしても、学力の向上を引き続き目指していくことが大事…というメッセージを届けることができたのかなと思っています。

また、健康面が生徒の学力に影響するというのは、直観的にもわかりやすい話ですが、中国の農村部で、視力の悪い子にランダムにメガネを配ったところ、中退率が半減したという調査があります。

そんな論文を紹介しつつ、「生徒の視力を把握していますか」という質問をしたところ、手を挙げたのは1人だけでした。そんな話につなげて、日本では健康診断が毎年あって…健康や物理的な学習環境は大事で…公立小中学校で空調を設置する予算を最近確保して…というお話をさせていただきました。

空調をすぐ先生が設置するのは無理ですが、いずれにせよ、「教えても学力が伸びない=教え方が悪い」と結論づける前に、健康、環境面など複合的な要素を考慮に入れるべき…ということが、その場の校長先生などに伝わっていれば幸いです。

そして、先生の熱意によって教育現場が支えられていることに感動したと同時に、行き過ぎると、教員の長時間労働という問題を引き起こすこと(OECDの調査でも既に指摘されています…)や、何でも先生がやるのではなく、家庭・学校・地域の協働が大事で、例えば日本では、多様な形で学校と地域が連携しており、公立学校では、地域とコミュニケーションを取るための組織の設置が努力義務化されている…といった話をしました。(ちなみに、学校・地域連携は、文部科学省による英語のパンフレットにも載っています。)

こうしたコンセプトを端的に表したものとして、プレゼンの最後に、スタンフォード教育大学院の学長の

You need to make a change with people, not to people.

という言葉を紹介したのですが、終了後のアンケートでも、この言葉を引いてコメントをくださる方がいて、少なくとも趣旨は伝わったかな?と思いました。

長々と書きましたが、要は、「日本の制度面の知識なんて面白くないだろうな」「大学でも制度面を中心に学んでいるしな」とはじめ思っていたのですが、いざ話してみると、思った以上に、そういった視点からの話も歓迎してもらえたし、日々の業務や教育活動にとって身近な話題を、少し変わった角度から提供できたのかな、という気がしています。プレゼンの資料は、後でほしいとアクロさんからも言ってもらえて、人生のこの時期にフィリピンに来てよかったな、と感じました。

②リサーチの企画立案
もう1つ「よそ者」であることが役に立ったなと思うのは、OHSP、MOHSPに通う生徒へのリサーチの企画立案です。正確なデータは、支援の対象、ニーズ、今後の取組などを決めていくためになくてはならないものですが、定量的な分析に使うための調査を設計するのは、意外と難しいです。

また、生徒へのアンケートを伴うものは、後から「あれも知りたい、これも知りたい」と言って追加するわけにはいかないので、内容を精査しておく必要があります。

ちょうど、OHSP・MOHSPとも、今後の支援活動の方向性を考えるために、まず現状把握をしっかりしようとしている時期でした。質問項目を現地スタッフと一緒に考えていたのですが、これは、留学で論文執筆を通じて学んだことが、そのまま役に立ちました。

何をなぜ知りたくて、結果何になるのか?という基本的な枠組みをセットするところから、どんな仮説を持っているのか、それを検証するためには選択式と記述式どちらがいいのか、複数選択と単一選択ではどちらが分析の目的に合うか…など、現場のリサーチ方法に付加価値を提供する役割が果たせたと思っています。

NPOでは…とまで一般化できるのか自分の知識では自信がありませんが、少なくともe-Educationでは、職員の方々は皆それなりに多忙です。4か国それぞれ文化も慣習も異なる場所で多様なプロジェクトを同時並行で運営しなければなりませんし、日本側で、ファンドレイジング、広報、中長期計画の作成などやることも多いと伺っています。慣習的にインターン生ひとりに裁量も多く与えられています。

そんな中で、どんな業界にせよ、そこそこ職歴のある人間が入っていって、知っていることや素朴な感想を伝えることには、小さいけれども意味があったと思っています。それは自分の能力がどうとかではなく、そこそこ職歴ある「よそ者」であれば発揮できる、ある種お手軽なバリューなのかもしれません(もちろん、その小さな貢献は、長期間にわたって、たくさんの方が汗を流してきたからこそあるのですが)。

<余談2>異文化交流で貢献(?)

フィールドスタディツアー中はどの学校でも本当に歓迎してもらい、お返しに参加者有志でソーラン節を踊りました!めちゃめちゃ久しぶりでしたが、勢いでやりきりました。音楽とダンスを通じた文化交流ができて、プレゼンやリサーチの企画立案の次に充実感がありました!
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3.「社会人」×「インターン」

思い返すと、民間企業から文部科学省に転職するときも、1か月ほど自由な期間があったので、ロサンゼルスに語学留学をしてとても刺激的な日々を過ごし、「いつか今度は学位を取りに留学しよう」と決意をしました。

今回のインターンでは、自分の将来の道が決まるようなことはありませんでしたが、自分が今までやってきたことが、何かしら他のフィールドでも役に立ちうるというのは、大きな発見であり、喜び、達成感、自信など、色々なポジティブな感情を抱くことができました。

また1年間アメリカで勉強をしたり、公務員として仕事を続けていくにあたって、大きなモチベーションの1つになるだろうと思っています(公務員からNPO・民間に転身、という道を選ぶ方もそれなりにいらっしゃいますが、自分は転職するつもりはなく、まず留学の成果をきちんと政府に還元したいと思います。)。

「社会人の学び直し」「リカレント教育」という言葉が使われ出して久しいですが、リカレント教育の舞台は、大学に限定されていません。社会人として数年を過ごし、有形無形のスキルを身に着けてから、短期で別の組織に飛び込むというのは、大きな気づきと学びのある「リカレント教育」の一形態になり得るのではないかと思います。

ちなみに、フィールドスタディツアーでは、理系の研究職からIT関係に転身された方が同じグループにいらっしゃいましたが、その方の分析的な視点や資料作成のスキルもまた、ツアーの最終プレゼンをまとめるために、なくてはならないものでした。もしその方が1か月以上カガヤンデオロ市にいらしたら、いったいどんなバリューが生まれただろう…と、想像しただけでワクワクします。

もちろん、たとえ転職休職がしやすい業界にいてもなお、まとまった期間別の組織で過ごすというのは、そんなに簡単ではないと思います。自分自身、そもそも留学中の夏休みという特殊な時期があるからこそできたことですし、航空券から宿泊費交通費まで、滞在中は全部自腹です。

物価が安い国のためなんとかなっていますが、出費がかさむライフステージにいらっしゃる方にとっては、厳しい面もあるかと思います。ですが、1年2年仕事を離れることは難しくても、1か月前後ならなんとかなる…転職の合間なら有休消化で時間がとれる…といった方がもしいらっしゃるのであれば、「社会人」×「インターン」は、ご自身と受け入れる団体がWin-Winになり得る、大きなポテンシャルを秘めた取組だと思います!!業種・職種を問わず、思いもかけないところで、社会人としてのスキルは生きるはずだと、私の個人的な体験からは思います。

まとめると、自分にとって、e-Educationのインターンは、「世界を知りたい」という当初の素朴な願いを叶えてくれるもので、学校教育の現場もそれ以外の現場も、「この目で見てきた」としっかり言える経験ができました。かつ、「自分の職歴学歴を通じて現地に小さな貢献をする」という、社会人ならではの刺激的な体験でもあったと思っています。貴重な機会をいただいたことに感謝して、この学びを、留学2年目の勉強、そしてその後の仕事に活かしていきたいと思います!長文にお付き合いいただきありがとうございました!

※この記事には、所属する・していた組織の見解を代表する内容はございません。Picture1

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【e-Education海外インターン募集】最高の授業を世界の果てまで届ける大学生挑戦者を募集しています!【課題提出〆切:2019年6月10日】 https://eedu.jp/blog/2019/05/10/eedu-recruit-2019-summer/ https://eedu.jp/blog/2019/05/10/eedu-recruit-2019-summer/#respond Fri, 10 May 2019 10:12:51 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=48812 「途上国の教育課題を、若者の力で解決する」 私たち特例認定NPO法人e-Educationは、途上国の教育課題を自らの手で解決しようと挑戦する大学生によって生まれた団体です。 バングラデシュから始まった活動はアジア各国に […]

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「途上国の教育課題を、若者の力で解決する」

私たち特例認定NPO法人e-Educationは、途上国の教育課題を自らの手で解決しようと挑戦する大学生によって生まれた団体です。

バングラデシュから始まった活動はアジア各国に広がり、これまで約50人の学生が現地でプロジェクトを立ち上げ、現地の教育環境を改善してきました。
今回は、現在活動しているフィリピンにおいて、プロジェクトスタッフとして活動する海外インターン生の採用を行います。

SPONSERD LINK

2019夏募集、開始します!

私たちe-Educationのプロジェクトでは、現地の学校や先生とのやり取りはもちろん、現地教育局や他NGO団体、様々な日系企業との連携・協働することも増えてきました。多くの人を巻き込みながらプロジェクトを展開し、最高の教育を届けるための挑戦は次なるステージに進みつつあります。

途上国の教育課題を解決したい、子どもたちの夢や想いを応援したい、持続可能な支援モデルを確立したい、そんな強い想いを持った方のご応募をお待ちしています。

興味のある方は以下の募集要項をお読み頂き、ぜひ海外インターン選考にご応募ください!

募集要項

募集概要

  • 職種: プロジェクトスタッフ
  • 募集人数: 最大2名
  • 対象: 大学生、大学院生
  • 活動場所:フィリピン(カガヤンデオロ、カミギン島) ※国内事前研修あり
  • 現地活動期間:1年間 (要相談 ※休学を原則とします)

募集職種(赴任地)

    • フィリピン: プロジェクトスタッフ(カガヤンデオロ・カミギン)

フィリピンプロジェクト紹介をみる »

※滞在地からプロジェクトの拡大を目指し他地域での活動もあります。

派遣予定時期(任期:原則1年間)

2020年4月〜
※渡航の時期や期間は応相談とします。
※渡航までの半年間は内定者として、国内での様々な活動に関わっていただきます。

現地での活動

  • パイロット校(カガヤン、カミギン)での学習環境モニタリング
  • 他団体との協議や調整、成果検証サポート
  • JICA案件や企業案件のサポート(調査設計、現地教師との協議等)
  • 教師対象のカンファレンスの準備、開催サポート

得られる経験やスキル

  • 行政や企業等を巻き込み、インパクトの大きいプロジェクト展開ができる力
  • プレゼンテーションスキル
  • 相手の立場に立って物事を考える力
  • 教育局長や州知事等、行政トップと仕事をする経験
  • 教育支援モデルを確立し、全国展開させる経験
  • 社会課題に取り組む学生・社会人とのネットワーク

求める人物像

  • e-Educationの理念や活動に原体験を持って共感していること
  • 途上国の教育課題解決に対して強い想い・情熱を持っていること
  • パートナーたちと信頼関係を築くための会話(英語)力がある方
  • 約束を大切にし、一つ一つ確実にやり遂げることができる方
  • 想いと責任を持って最後まで諦めないタフな方
  • 急成長中の組織の一員として常に自ら挑戦するマインドがあること

《以下の方は優遇》

  • 途上国でのボランティア経験や滞在経験のある方
  • 英語や現地語を話せる方

どういった学生におすすめか

  • 行政連携、企業連携に関心があり、成長したいと思っている人
  • 自分がやりたいことを大切にしながら、現地で必要なことに全力を注げる人
  • 途中で投げ出さない人
  • 忙しさの中から楽しさや意義を自ら見いだせる人
  • 教育を通したビジネスに関心がある人
  • 英語でのコミュニケーションに不安がない人

待遇

  • 往復航空券代(日本〜カガヤンデオロ)、ビザ取得及び更新にかかる費用(手数料及び交通費実費、年間上限額15万円)を支給。
    ※他の助成機関などから活動費支給を受けられる方を除く。
  • 現地での滞在費や給与の支給はありません。

募集期間

5月10日(金)〜6月10日(月)23:59まで
 ※課題提出〆切が、6月10日(月)23:59までとなります。

応募の流れ

説明会日程

インターン応募につきましては、説明会への参加が必須となっております。
以下の日程から都合のつく日時をご確認の上、説明会参加フォームよりお申し込みください。
また、遠方にお住まいで東京の説明会に参加できないという方は、東京で実施する説明会へのオンラインで出席も可とします。

説明会参加フォームへ »

日時
5月18日(土):10時〜12時
5月20日(月):19時〜21時
5月28日(火):18時〜20時

場所
e-Education東京オフィス (千代田区東神田1丁目2-8 赤塚ビル2階)
最寄駅:JR馬喰町駅/都営新宿線馬喰横山駅 徒歩3分

また、お問い合わせについては、件名を下記のようにご記入の上、本文をお書きいただき、recruit[at]eedu.jpまでご連絡をお願い致します。
※[at]は@に変換して下さい。

応募方法

以上の募集要項を確認いただき、ぜひ参加したいと決意して下さった方は、説明会にご参加ください。その後、具体的な選考についてご連絡をさせて頂きます。

選考プロセス

  1. 書類選考(説明会参加頂いた方へ選考書類をお送りします)
  2. 面接(書類選考通過者のみ)

応募後の流れ

上記説明会参加フォームから申し込み

説明会に参加

弊団体から書類選考課題を送付

選考課題を提出

書類選考の結果、及び面接日程のご連絡

担当者と面接(複数回)

7月下旬を目処に合否通知

8月上旬に国内(東京)にて研修

最後に

今回海外インターンにご応募いただく方には、新たなe-Educationの一員として、「最高の授業を世界の果てまで届けよう」という私たちのミッションに向かって、私達と共に様々な活動に挑戦して頂きたいと考えています。

途上国の子ども達に教育の機会を届けることを通して、彼らが夢や想いを実現することをサポートし、誇りを持って生きていくことを応援したいと思っています。

熱い意思を持った方のご応募をお待ちしております!

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e-Education初!フィリピンフィールドスタディ ’19を開催します【2019年8月8日〜13日】 https://eedu.jp/blog/2019/04/26/philippines-fieldstudy-2019/ https://eedu.jp/blog/2019/04/26/philippines-fieldstudy-2019/#respond Thu, 25 Apr 2019 23:42:14 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=48755 こんにちは。e-Educationグローバル事業部フィリピン担当の坂井です。 私たちは、「最高の授業を世界の果てまで届ける」というミッションのもと、映像授業によって一人でも多くの子どもたちが最高の授業で学ぶことができるよ […]

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こんにちは。e-Educationグローバル事業部フィリピン担当の坂井です。

私たちは、「最高の授業を世界の果てまで届ける」というミッションのもと、映像授業によって一人でも多くの子どもたちが最高の授業で学ぶことができるように活動を行っています。

今回の記事ではフィリピンで初めてとなる現地視察のフィールドスタディについてお知らせしたいと思います。

実際に活動地を訪れ、教育課題の実態を調査したり、e-Educationが支援している学校を一緒に見て回り、最後には現地教育局の方と教育についてディスカッションすることまでの一連を企画いたしました。

「途上国の現場を見てみたい」、「教育支援のNGOがどのように活動しているのか学びたい」、といったみなさんとともに、現地で充実した活動ができればと思っています。

同じ志や問題意識を持った素敵な仲間との出会いもフィールドスタディの醍醐味です。

みなさんのご参加、心よりお待ちしております!

貧しい生徒が通う学校、オープンハイスクールプログラム(OHSP)

台風センドン

e-Educationは現在フィリピンのミンダナオ島にあるカガヤンデオロという町で活動しています。ミンダナオ島というと皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか?きっと40年続いたミンダナオ紛争激しい台風を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

実は私たちの活動しているミンダナオ島のカガヤンデオロでは、上記のような背景から貧困や早期妊娠といった問題があります。中学生にも関わらず、家庭のために働いている子どももいますし、14歳で子どもを産んでしまっているから平日は子守で学校に行けないという人にも僕は会ってきました。

そんな経済的事情などで普通の学校に行けない生徒が通う学校がオープンハイスクールプログラム(頭文字を取って通称OHSP)と呼ばれている学校なのです。OHSPは土曜日もしくは日曜日のどちらか週に1日だけ開講されているため、平日の普通の学校に来れない生徒たちもOHSPならば来ることができます。

オープンハイスクールにはびこる課題

そんな普通に勉強できない子どもたちのためにある素晴らしいプログラムであるOHSP。しかし、普通の学校にはない、様々な問題を抱えています。例えば、以下のような問題があります。

慢性的な先生不足

OHSPで働いている先生たちは、平日は普通の学校で働いている先生たちが全員ボランティアで教えています。貧しい子どもたちのために、休日返上で教えてくださる熱い先生たちです。一方で全員ボランティアなので、中々先生が集まらず慢性的な先生不足であることもまた事実です。

難しいテキスト

OHSPに通っている生徒たちが勉強しているテキストは通常の学校で使用されているテキストをベースにしています。通常の生徒とは違い、週に1日しか学校に通えないにも関わらずテキストは同じものを使っています。

我々と一緒にOHSPの問題について考えてみませんか?

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日本の高校には中々ないシステムであるOHSP。上記以外でも現地の課題は多く存在します。我々e-Educationも最初は映像授業からはじまったものの、そこから様々に展開し今では現地の大学生がOHSPの生徒に直接教えるチュータープログラム歌に合わせて掛け算を覚えるプロジェクトを新しく行っています。

今回のフィールドスタディでは、ただe-Educationの活動地を見て回るだけではなく、上記のような課題に触れたり、現地の大学生や有識者とディスカッションをしながらフィリピンの教育について参加者の方にも主体的に考えていただきます。

課題を「知る」だけでなく、e-Educationとともに現地の課題に「挑戦」してみませんか?実際にアクションを起こすことで現地のことやe-Educationの活動をより深く知っていただく機会になると思います。

プログラム概要

現地期間:8/8-13(現地滞在6日間)

活動場所:フィリピン共和国カガヤンデオロ市

資格:15歳以上
(18歳未満の方は保護者の同伴が必要)
(20歳未満の方は保護者の同意が必要)

参加費用:12万円(税込/人)
<費用に含まれるもの>
現地での宿泊費、朝食費、フィリピン国内交通費、研修・コーディネート費
<費用に含まれないもの>
航空券、海外旅行保険(加入必須)、昼・夕食費、各自お土産等の費用

スケジュール

スケジュール

推奨フライト

【往路】
セブパシフィック航空
2019年8月7日(水)
21:25 成田発 → 1:15 マニラ着 (5J5057)
トランジット6時間40分
7:55 マニラ発 → 9:35 カガヤンデオロ着(5J383)

【復路】
セブパシフィック航空
2019年8月13日(火)
23:00 カガヤンデオロ発 → 0:45 マニラ着(5J396)
トランジット5時間30分
6:15 マニラ発 → 11:45 成田着(5J5054)

※1日10便程度ございますので、フライトに関しては適宜ご相談を承っています。

定員

15名
※定員に達し次第、受付を締め切らせて頂きます。

最小催行人数

7名

説明会日程

申込みにつきましては、説明会への参加は必須ではありません
説明会の参加をご希望の方は、以下の日程から都合のつく日時をご確認の上、説明会参加フォームよりお申し込みください。
また、遠方にお住まいで東京の説明会に参加できないという方は、東京で実施する説明会へのオンラインで出席も可とします。

説明会参加フォームへ »

日時
6月8日(土):13時〜15時
6月19日(水):19時〜21時
6月26日(水):19時〜21時

※また、説明会の日程が少なくなっている関係上、説明会に都合がつけられない場合は、info[at]eedu.jp([at]の部分を@マークに変えて下さい)までその旨ご連絡いただければ幸いです。
日程調整の検討をさせていただきます。

場所
e-Education東京オフィス (千代田区東神田1丁目2-8 赤塚ビル2階)
最寄駅:JR馬喰町駅/都営新宿線馬喰横山駅 徒歩3分

申し込み締め切り

6月30日まで

お申込み

フィールドスタディへのお申込みは、以下の申込みフォームからお願いします。

申込みフォーム »

お申込み後の流れ

申込フォームをご記入いただいた方へ、e-Educationスタッフよりメールにて「プログラム申込書」及び「参加費のお支払い方法のご案内」をお送りいたします。
プログラム申込書の提出と参加費のお支払いをもって、申込完了となります。
申し込み完了後、担当スタッフと一度面談の機会を設けさせていただき、諸注意やフライトスケジュールなどについて(遠方の方はスカイプ等を活用して)ご連絡させていただきます。

※参加手続き完了後のキャンセルは、現地コーディネートの手配等の都合上、キャンセル料が発生する場合がございますので、ご了承ください。

本プログラムへの疑問・質問がございましたら、下記連絡先までお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:info [at] eedu.jp (担当:坂井・水溜)
※上記 [at] の部分を@マークに変えて送信ください。

みなさんのお申込みを心よりお待ちしております!

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【イベントレポート】Good Life実現に向けた学びの場「サステナブルブランド国際会議2019」 https://eedu.jp/blog/2019/04/26/sbtokyo2018_report-2/ https://eedu.jp/blog/2019/04/26/sbtokyo2018_report-2/#respond Thu, 25 Apr 2019 23:38:17 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=48731 地球上の誰一人として取り残さないことを誓い、2015年に採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」。 先進国から発展途上国への支援ではなく、世界中が一丸となって達成することが求められている今、持続可能な社会への関心はま […]

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地球上の誰一人として取り残さないことを誓い、2015年に採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」。

先進国から発展途上国への支援ではなく、世界中が一丸となって達成することが求められている今、持続可能な社会への関心はますます盛り上がりをみせています。

企業やブランドはサステナビリティ(持続可能性)を取り入れたビジネスを展開しつつあり、人々の意識も変化してきています。私たちはSDGsを掲げるだけでなく、どのように実現していけばよいのでしょうか

3月6日と7日の2日間、ヒルトン東京お台場にて「サステナブル・ブランド国際会議2019東京」が開催されました。

SPONSERD LINK

サステナブル・ブランド国際会議とは?

「サステナブル・ブランド国際会議」はアメリカで11年前に始まった国際会議で、日本では今年で3度目の開催となります。

サステナブル・ブランド国際会議東京2018の様子

前回のテーマ「“Good Life” の再定義」から発展した今回のテーマは「Good Lifeをゴールとし、サプライチェーンや取引先・社員を含めて、自社・自組織を『再構築(Redesigning)』していくこと」でした。

サステナビリティに関心を持った企業関係者やNPO職員、学生など、多様な層が参加し、会場は活気にあふれていました。

今回は、国内外150名以上のスピーカーにより行われたパネルディスカッションや講演の中から、いくつかご紹介します。

企業とNGOの連携、ルール形成でみえるサステナビリティ

人権マーケット

「人権マーケットも近い将来莫大なビジネスになる」

そう話されたのは、デロイトトーマツコンサルティング合同会社の羽生田慶介氏。認定NPO法人ACEの取り組みであるチョコレートプロジェクトに企業連携しており、1日目のランチセッションの1つ、「企業とNGOの連携最前線!児童労働撤廃から世界を変える挑戦」では、認定NPO法人ACEの事務局長/共同創業者と一緒に、そしてファシリテーターには一般財団法人CSOネットワークの事務局長/理事の黒田かをり氏が加わり、その最前線を語ってくださいました。

羽生田氏は、なぜACEと人権関連の取り組みに挑戦したのかについて、
「今では100兆円を超す環境ビジネスもかつてコストのかかる問題だった。同じように、人権問題は現在『面倒なコスト』であるが、不買運動など人権問題のリスクが顕在化し、ルール形成が始まっていけば、市場が拡大してビジネスになる。人権セクターでイノベーションが起こっていく。」と話されました。

企業とNGOが連携し、新たな視点が生まれてイノベーションが起こり、さらにルール形成にまでつながると、人権問題という現場がサステナブルなビジネスに展開していく可能性を知ることができました。

実際に、チョコレートプロジェクトでは「チャイルドレイバーフリーゾーン制度」(=チャイルドレイバーフリーゾーンで生産された製品は無税になるという国際ルール)を広げる取り組みが進行中であり、まさに、児童労働撤廃という目標と経済合理性の両方を兼ね備えたルール形成が行われているとのことです。

NGOの活動に経済合理性を付け加えた仕組みづくりをする、つまりWin-Winな関係のルール形成をすることが、持続可能な社会を実現するひとつの鍵になるのではないでしょうか。

持続可能な未来のために。サプライチェーン管理の新たな挑戦

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「”Taking it Seriously”(真剣に捉えること)が一番大切」

そう語ったのは気候変動など環境分野に取り組む国際NGO、CDPのSonya Bhonsle氏。
2日目のセッションの一つ、「Sustainables Supply Chain サプライチェーン管理の新たな挑戦」では、CDPからSonya Bhonsle氏、日本マクドナルド株式会社から岩井正人氏、株式会社ブリヂストンから稲継明宏氏の3名のスピーカー、そしてファシリテーターにはWWFジャパン吉澤千明氏が加わり、原材料が調達されてから商品が消費者に渡るまでの生産・流通のプロセスであるサプライチェーンについての議論が行われました。

皆さんは、SFC認証マークと聞いてピンと来ますか?

日常生活の中で、「環境に良い製品を選ぼう」「生産者に最適な商品はなんだろう」と考えることはあまり多くないかもしれません。SFC認証マークとは、適切な森林管理が行われているか、森林管理の認証を受けた森林からの木材・木材製品であるかが認証された製品などに掲載されているマークです。

例えば、マクドナルドの紙製品のほとんどにこの認証マークが付いています。日本マクドナルド株式会社は、2020年までに全ての紙製容器包装を認証のものにすることを目標としているそうです。

しかし、この制度や、製品についたマークの意味を理解し、自分の意思で選択する消費者はあまり多くないのもまた事実です。

「認証を受けた製品を使用しているレストランを選ぶ」
「スーパーで製品の裏側を見てみる」
そんなあなたの些細な行動が環境を守ることに繋がるのです。

私たちは森の恵みや海の恵みで生きています。森林伐採で緑がなくなって地球温暖化が起こる、ただそれだけの簡単な問題ではありません。そこで働く労働者の問題や、輸送で発生する大気汚染、他にも挙げきれないほどに問題が森林伐採という一つの問題と複雑に絡み合っています。

ここでただ言えるのは、木を切らない森林保全も、魚を食べない食物保全もないということ。この地球は未来の世代の人々から借りている、借り物なのだという意識を持ってみることもまた、あなたができる一歩なのかもしれません。

私たちの生活と背中合わせの問題を、一度真剣に、深刻に捉えてみてはどうでしょうか?

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【e-Education正職員募集】社会の変化を加速させ、組織の急成長を支える熱い仲間を募集します!【2018年11月25日〆切】 https://eedu.jp/blog/2018/11/01/recruit_staff_2018s/ https://eedu.jp/blog/2018/11/01/recruit_staff_2018s/#respond Wed, 31 Oct 2018 20:04:18 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=47911 「最高の授業を世界の果てまで届ける」 私たちNPO e-Educationは、このミッションの実現に向けて、7年以上にわたりバングラデシュをはじめとした途上国で教育支援を行ってきました。 2014年に法人化して以来、国内 […]

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「最高の授業を世界の果てまで届ける」

私たちNPO e-Educationは、このミッションの実現に向けて、7年以上にわたりバングラデシュをはじめとした途上国で教育支援を行ってきました。

2014年に法人化して以来、国内・海外での事業やプロジェクトが急激に拡大してきており、そのスピードをさらに高めていくために、新たに正職員2名(事業統括責任者1名、カントリーマネージャー1名)を募集することにしました。

SPONSERD LINK

募集要項

職種(採用人数)

カントリーマネージャー(1名)
事業統括責任者(1名)

勤務地・出張

・東京オフィス
・アジアのプロジェクト地に対して、年間複数回の出張

業務概要

<カントリーマネージャー>
海外の複数のプロジェクト案件のマネジメント、事業推進を行なうのが主な役割であり、以下のような業務を担います。

■JICAや外務省との連携事業の推進
プロジェクト展開のため、JICAや外務省の案件形成、プロポーザル作成、及び報告書の作成などを担当します。
■企業との協働を通じたソーシャルビジネス創出
日系企業とe-Education現地パートナーとを繋ぎ、プロジェクトとシナジーの高いソーシャルビジネスを創出します。
■海外で展開しているプロジェクトのマネジメント
現地パートナーや海外現地インターン生とコミュニケーションをとり、活動の計画策定や事業の推進を行います。
■現地出張にてパートナーとの連携強化や事業推進
必要に応じて現地へ訪問し、様々な課題解決や契約の締結、事業の継続拡大に向けた現地組織強化を行います。

<事業統括責任者>
上記カントリーマネージャーが担当する業務に加えて、e-Educationの事業全体の統括、マネジメント、事業推進を行うのが主な業務です。
事業領域は多岐に渡り、様々な日系企業と連携した事業、JICA案件、NGOとしての草の根業務、NPOとしての業務等、様々な戦略的な思考が必要となります。それぞれのチームメンバーとコミュニケーションを取りながら、事業を創り、推進していくのが役割です。

求める人物像

<共通して求めるもの>
・e-Educationの理念や活動に原体験を持って共感してていること
・途上国の教育課題解決に対して強い想い・情熱を持っていること
・パートナーと信頼関係を築くための会話(英語)力がある方
・約束を大切にし、一つ一つ確実にやり遂げることができる方
・想いと責任を持って最後まで諦めないタフな方
・成長中の組織の一員として常に挑戦するマインドがあること
・民間企業での実務経験が2年以上あり、プロフェッショナルとしての高い意識があること(プロジェクトマネジメントの経験があるとなお可)
・教育事業や国際協力等に関連する経験が2年以上ある方(途上国の貧困地域に駐在していた経験があるとなお可)

<事業統括責任者に求めるもの>
・年齢が満33歳以上であること
・チームをマネジメントした経験がある方
・ビジネス経験、海外経験、ソーシャル領域に関わる経験を持っている方

待遇

【カントリーマネージャー】
給与:月給25万円~(経験、能力等を考慮のうえ決定)
各種社会保険完備、国内外出張に伴う交通費

【事業統括責任者】
給与:月給35万円~(経験、能力等を考慮のうえ決定)
各種社会保険完備、国内外出張に伴う交通費

勤務開始時期

2019年4月1日(応相談)

募集期間

2018年11月1日(木) 〜 11月25日(日)まで

<課題提出〆切>
11月30日(金)23:59まで
 

応募方法・お問い合わせ

以上の募集要項を確認いただき、ぜひ参加したいと決意して下さった方は、下記ボタンより申し込みフォームにてご応募ください。

 

また、お問い合わせについては、件名を下記のようにご記入の上、本文をお書きいただき、info[at]eedu.jpまでご連絡をお願い致します。
※[at]は@に変換して下さい。
件名:【正職員採用への応募】[お名前(フルネーム)]

選考プロセス

書類選考(応募頂いた方へ選考書類をお送りします)
面接(書類審査通過者のみ)

採用説明会

e-Educationの事業や組織についてより詳細のご説明をさせていただき、応募に際しての不安や疑問を取り除くことを目的として、応募者の方には採用説明会への参加を推奨しております。遠方にお住まいの方にはスカイプなどを利用したオンラインでの説明会を実施させていただきます。

《実施日時》
① 11月10日(土)10時〜12時 、16時~18時
② 11月11日(日)16時~18時
③ 11月14日(水)19時〜21時
④ 11月16日(金)19時〜21時

《会場》
*4日程ともに東京オフィスにて開催。オンラインでもご参加いただけます。

東京オフィス住所:東京都千代田区東神田1丁目2-8 赤塚ビル2階
最寄駅:JR馬喰町駅/都営新宿線馬喰横山駅 徒歩3分

説明会への参加をご希望の方は、下記ボタンより応募フォームにてお申し込みください。

最後に

世界にはまだまだ様々な問題があり、学びたくても学べない子どもたちがそこにいます。道なき道を進み、1つずつ課題を解決していくしかありません。私たちe-Educationとともに挑戦を続け、一緒に最高の授業を世界の果てまで届けましょう!

熱い意思を持った方の応募をお待ちしております!

The post 【e-Education正職員募集】社会の変化を加速させ、組織の急成長を支える熱い仲間を募集します!【2018年11月25日〆切】 first appeared on トジョウエンジン.

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