フィリピン | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Tue, 19 May 2020 08:53:07 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 フィリピンの果てまで「最高の教育」を届けよう!【プロジェクト紹介】 https://eedu.jp/blog/2019/11/05/phillipines_project_intro2019/ https://eedu.jp/blog/2019/11/05/phillipines_project_intro2019/#respond Tue, 05 Nov 2019 10:56:03 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49565 フィリピンは、経済成長にともない格差が拡大しつつあり、経済的な格差を背景に学校をドロップアウトしてしまう生徒が多くいます。早期結婚、早期出産の問題もあり、貧困の再生産が起こってしまっています。 フィリピンの教育制度の中に […]

The post フィリピンの果てまで「最高の教育」を届けよう!【プロジェクト紹介】 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
スクリーンショット 2019-11-05 19.44.33

フィリピンは、経済成長にともない格差が拡大しつつあり、経済的な格差を背景に学校をドロップアウトしてしまう生徒が多くいます。早期結婚、早期出産の問題もあり、貧困の再生産が起こってしまっています。

フィリピンの教育制度の中にはドロップアウトしてしまった生徒が通うオープンハイスクールプログラム(OHSP)というものがあり、e-Educationは現地教育局と連携してOHSPの支援に取り組んでいます。

映像授業の作成、提供、教師研修、チューター制度の導入と活動は多岐に渡り、一人でも多くの生徒が自信と誇りを持って社会で生きていけるように活動をしています。

SPONSERD LINK

これまでの活動実績

スクリーンショット 2019-11-05 9.40.09

2013年より活動を開始し、カガヤン・デ・オロ市教育局、カミギン島教育局の信頼を得てパートナシップを構築しました。両教育局とともに、ドロップアウトした生徒が通うオープンハイスクールプログラム(OHSP)に対して、現地の先生方と共に映像教材を作成し、述べ1500名以上の生徒に提供してきました。

e-Educationのパイロット校での活動を 「カガヤン・デ・オロモデル」として中央教育省にも共有し、フィリピン全体へ波及させていく活動も行っています。

加えて、企業連携案件やJICA案件も展開し、より専門性の高い教育支援活動を行っています。

今後のプロジェクト計画

スクリーンショット 2019-11-05 19.37.50

2019年度にかけて、ミンダナオ島カガヤン・デ・オロ市、及びカミギン島の2箇所のパイロットプロジェクトを引き続き展開します。

カガヤン・デ・オロ市では、オープンハイスクールプログラム(OHSP)の教育環境の質的向上に向けて現地教育局や現地教師と協力して活動します。

カミギン島では、パイロット校における課題発見、モニタリング、映像授業の提供とカスタマイズ等を行います。

それらのパイロット事業に加えて、企業連携案件等も通してより多くの地域への教育支援へといかに拡大していくかを検討しながら進めます。

インターン生が取り組む業務

  • パイロット校(カガヤン、カミギン)での学習環境モニタリング、他団体との協議や調整、成果検証サポート
  • JICA案件や企業案件のサポート(調査設計、現地教師との協議等)
  • 教師対象のカンファレンスの準備、開催サポート

得られる経験やスキル

  • 行政や企業等を巻き込み、インパクトの大きいプロジェクト展開ができる力
  • プレゼンテーションスキル
  • 相手の立場に立って物事を考える力
  • 教育局長や州知事等、行政トップと仕事をする経験
  • 教育支援モデルを確立し、全国展開させる経験

どういった学生にオススメか

  • 行政連携、企業連携に関心があり、成長したいと思っている人
  • 自分がやりたいことを大切にしながら、現地で必要なことに全力を注げる人
  • 途中で投げ出さない人
  • 忙しさの中から楽しさや意義を自ら見いだせる人
  • 教育を通したビジネスに関心がある人
  • 英語でのコミュニケーションに不安がない人

途上国への熱い思いをもった方、ご応募お待ちしております!

インターン募集要項をみる »

Screen Shot 2019-10-31 at 19.27.49

The post フィリピンの果てまで「最高の教育」を届けよう!【プロジェクト紹介】 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2019/11/05/phillipines_project_intro2019/feed/ 0
劣等感から海外で挑戦。7ヶ月で「やりきった」と思えるようになるまでの私の道のり(金井貴佳子) https://eedu.jp/blog/2019/11/04/kanai_7months/ https://eedu.jp/blog/2019/11/04/kanai_7months/#respond Mon, 04 Nov 2019 10:45:13 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49625 みなさん、こんにちは、e-Educationフィリピンプロジェクトインターンの金井貴佳子です。 2019年4月にフィリピンのミンダナオ島・カガヤンデオロに来て7ヶ月が経ちました。今回の記事では、1年間休学を決意して、実際 […]

The post 劣等感から海外で挑戦。7ヶ月で「やりきった」と思えるようになるまでの私の道のり(金井貴佳子) first appeared on トジョウエンジン.

]]>
Kanai1

みなさん、こんにちは、e-Educationフィリピンプロジェクトインターンの金井貴佳子です。
2019年4月にフィリピンのミンダナオ島・カガヤンデオロに来て7ヶ月が経ちました。今回の記事では、1年間休学を決意して、実際に飛び込み、7ヶ月経って思ったことや感じたこと、やりがいについてお伝えしたいと思います。

SPONSERD LINK

海外に飛び出した理由

私がそもそもe-Educationのインターンに応募し、1年間休学をしてインターンをしようと思ったのは、「中途半端な自分から抜け出したい」ということでした。はじめはネパール担当として採用され、当時の記事に詳しく書いてあるのですが、大学生になり上京し大学生活を過ごしているうちに、劣等感にかられるようになりました。

周りがキラキラして見えて、それに比べて自分は何も誇れるものがなく、自分に自信が持てなくなったり、やりきったと思えるものも何もなく全部中途半端な自分から抜け出したいという想いが募っていきました。

小学校の時からいつか海外で暮らしてみたいと夢見ていたこともあって、その“いつか”はきっと今だ!と思い、大学2年の6月にインターンを応募し今に至ります。渡航前に掲げたフィリピンでの1年間の私の目標は2つ。「やりきること」と「たくさん挑戦してたくさん失敗すること」。この2つの目標を達成するべく、覚悟を持って日本を飛び出したのが、今から7ヶ月前のことです。

現地に来て最初の仕事、「フィリピンフィールドスタディー’19」

Kanai2

現地の学校の先生にフィールドスタディーの詳細を伝えている様子

私が、4月に来て、最初に任された仕事は「フィリピンフィールドスタディー’19」の現地側の準備でした。最初はそこまでやる気もなく、周りから「大丈夫?進んでる?」と心配されるほどでした。

自分がやりたくて生まれたプロジェクトではなかったし、5泊6日の大まかな日程こそ決まっていたけれど、割と人ごとで取り掛かっていました。とりあえず、TO DOをこなしていく。そんな始めの2ヶ月でした。しかし、ただTO DOをこなすだけで、ことが進むわけではありません。時に壁にぶつかり、職員の方に相談したり指示を仰ぐことはなんどもありました。

そこで職員の健さんから、「たかちゃんは、どう思うの?現状と問題点だけではなくて、それに対しての解決策もいくつか提案してくれる?」と言われたのです。今となっては当たり前ですが、解決策まで、それも1つだけでなく複数、インターンの私が考えるものだと思っていなかったので、最初は本当に困り果てていました。

しかし、解決策まで考えていると、不思議なこと、自分の意思とか「こうしたい!」、「こうやったらもっと面白くなるのでは!」などなど自分なりの考えが生まれてきました。そして、現地で一緒に考えてくれるe-Educationのパートナーのクリスと話しながら動いているうちに、いつの間にかどんどんフィールドスタディー(以下、FS)に対して愛着が湧いてきました。

FS期間中に訪問したいところの先生にアポを入れ、その先生方と打ち合わせをしていると、イメージの解像度がどんどん上がっていき、その想いはさらに加速していきました。

そして、7月20日、参加者の皆様と、6日間での現地の滞在がより充実したものとなるように、事前にフィリピンやカガヤンデオロについて学ぶ、「事前研修」を行いました。参加者の顔と人となりが分かって、フィリピンやe-Educationに対する想いに触れたことで、参加者の皆様が来るまで、もっといいものにしていこうと主体的に思えるようになりました。

何事も、順調だったわけでもありません。開催の2週間前くらい、訪問する学校の先生と詳細な打ち合わせをしに行って、伝えなきゃいけないことを一通り伝え、帰宅している最中のことです。

その先生から、「さっき話していた日は、祝日だったことに今気づいたわ。祝日だから生徒も誰もいないわ。他の日程に変えてもらえる?」と言われたのです。

祝日ならもっと早く教えてよ!と内心で思いつつ、何故私もフィリピンの祝日カレンダーを確認していなかったんだろうと反省もしました。理想の日程が崩れていき、もう一度考えなおさなければいけない状況になったわけです。

1つスケジュールがずれたり変更しなければいけなくなると、他の日程や他のスケジュールも調整しなければいけません。複数の学校や組織と連携して組んでいるFSだからこその難しさと、でもそれを乗り越えた時のやりがいは一層強く感じられました。

「やりきった」と思えるようになるまで

そして、FSが始まると、これまで現地で準備してきたことが実際に現実になっていきました。

何よりも、参加者の皆様が、現地の子どもたちと楽しそうにいろんな話をしたり質問している姿を見たり、現地の歓迎に応えようとお礼に「ソーラン節」を踊ろう!と提案して全力で踊ってより良い場を一緒につくってくださったり、私が事前に作成したしおりに参加者がたくさんメモをとって書き込んでくださっていたり、そういった一つひとつの光景は、これまでの全てが報われたような気がして、大変なこともあったけれど、ここまで全力でやってきてよかったなと思えた瞬間でした。

FS最終日には、参加者を2つのチームに分け、ここまでの5日間で気づいたことや感じたこと、考えたことをもとに「カガヤンデオロ市の社会的な課題」をテーマにカガヤンデオロ市役所にあるユースチームに向けて、プレゼンテーションを行う場がありました。

2つのチームとも、渾身のプレゼンを準備してくださり、英語に不慣れな参加者もいらっしゃいましたが、そんな方も一生懸命英語のスクリプトを準備して挑んでくださっている姿を見たりして、夜の振り返りミーティングの時間では、本気で6日間を過ごしてくださったことに感謝と感動で涙が溢れてきました。「やりきった!」心から自信を持ってそう言うことができました。

Kanai3

最終プレゼンの様子

目の前のことをやり続けることで、いつか未来は切り開ける

私のフィリピンインターン生活も残り5ヶ月を切りました。4月に比べれば、できることが随分と増えたように感じます。

7ヶ月間過ごす中で、「なんだかちっともうまくいかないな」そう思わずにはいられない時は何度もありましたし、帰り道、歩いていれば自然と涙が出てくる時もあり、こんな頑張っているはずなのに、なんで認めてくれないんだろう、理解してもらえないんだろう、と不満がひっきり無しに出てくる時もありました。

それでも、フィリピンフィールドスタディーをはじめとした様々なプロジェクトに全力でやっていくうちに、「目の前のことを一生懸命やっていれば、いつか突破できる時が絶対に来る。」そう思えるようになりました。

今でも想定外の問題やトラブルは起こりますが、そういった出来事に対しても、ひとつひとつ逃げずに立ち向かって、乗り越えていく。それを重ねていくうちに、渡航当初、やってみたいなと思いつつ、どう始めていいかわからなかったことも、今では目の前のステップが見えるようになってきました。

その一つが今、様々な理由で週に一度しか学校に通えない人が高校課程の勉強をできるオープンシニアハイスクールプログラム(OSHSP)というクラスの支援に取り組んでいることです。

このクラスでは、「自分の夢やキャリアに対してもっと関心を持ってもらう生徒を一人でも増やしたい」そう思い、ロールモデルのビデオを届けてみたり、奨学金の情報を届けてみたりしています。

1週間に1度しか学校に来るチャンスのない彼らは、平日に通っている通常クラスの生徒に比べて得られる情報が少ないと言うのが現状です。まだまだ、ひよこサイズのプロジェクトではありますが、「夢に終わらず自己実現のために努力する人が増える社会」の一助になれるように、残りの滞在期間を全力で過ごしていきたいと思います。

Kanai4

海外インターンプロジェクトについて、少しでも興味がある方は、ぜひ、説明会に足を運んでみてください!迷っていても、一歩行動してみることで、やってみたいことやなりたい自分の解像度がぐっと上がって見えてくるはずです。説明会にて、お待ちしております!

募集中のインターン詳細をみる »
Screen Shot 2019-10-31 at 19.27.49

The post 劣等感から海外で挑戦。7ヶ月で「やりきった」と思えるようになるまでの私の道のり(金井貴佳子) first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2019/11/04/kanai_7months/feed/ 0
社会人のキャリアの合間に、NPOで、海外で、インターンをするということ。 https://eedu.jp/blog/2019/10/31/phlippines_shortterm_intern/ https://eedu.jp/blog/2019/10/31/phlippines_shortterm_intern/#respond Wed, 30 Oct 2019 16:35:31 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49592 左から、長期インターン生の山崎さん、現地教育局パートナーのアクロさん、自分、長期インターン生の金井さんです。 こんにちは、今年(2019年)の8、9月に、フィリピンでの短期インターンシップ生としてe-Educationの […]

The post 社会人のキャリアの合間に、NPOで、海外で、インターンをするということ。 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
Picture1

左から、長期インターン生の山崎さん、現地教育局パートナーのアクロさん、自分、長期インターン生の金井さんです。

こんにちは、今年(2019年)の8、9月に、フィリピンでの短期インターンシップ生としてe-Educationのお世話になりました、松本 向貴と申します。

IT系の民間企業で1年半勤務した後、文部科学省に転職して数年働き、現在はアメリカの大学院に在籍をしています。e-Educationの典型的な「学生インターン」とはだいぶ異なる形ですが、大学院の夏休みを利用して、現地の活動に参加させていただきました。

約1か月半の短い間でしたし、滞在中はフィリピン担当職員とフィリピンの方々にお世話になりっぱなしだったのですが、「社会人のキャリアの合間のインターン」という形から得られた学びはとてつもなく大きかったです。

また、これまでの経験を活かして、現地に対してほんのわずかながら貢献できたかな?と思いましたので、今回レポートをさせていただきます!

SPONSERD LINK

1.インターンのきっかけ

「世界を知っている」って一体どういうことなんだろう?

アメリカでの留学生活を通じてこう感じたことが、最も根本的な理由だと思います。

もともと留学には興味があって、「アカデミックな知見を活用した教育分野の政策形成」「教育資源の配分方策」といった内容を学ぶため、スタンフォード教育大学院のInternational Education Policy Analysisというコースに進学をしました。このコースはその名のとおり、様々な国の教育制度・政策について学べるコースで、大量の文献を毎日のように読んで、自分自身も1年間で論文を書くという、なかなか「ガリ勉」なコースでした。

勉強の内容はまさに期待していたとおりのことで、「国際的に見た学力と経済成長の関係」、「生徒の健康面や家庭の経済状況が学びに与える影響」などを、アメリカに限らず、世界各国の分析から知ることができましたし、そもそもそういったリサーチはどうやって行われるべきなのか、どう指標を設定するべきなのか、といったことまで学ぶことができました。

ですので、学びの内容に不満や不足があったわけでは何らないのですが、同時に、「この(大量の)文献に書かれている世界のことを、自分はどれだけきちんとイメージできているのだろう?」という思いが、学期を進むごとに強くなってきました。

「学校」という言葉で書かれているものは、本当に、自分が日米の学校を見てイメージしている「学校」なのだろうか?

「学力」はどの国でもペーパーテストの結果のことなのか?

世界的な研究の関心はまだまだ就学率や学力にあるということは分かったけれども、では「教員の働き方」のような問題は、日本でしか発生していないのだろうか?

そして、子どもたちは何を考え、何のために学校に行っているのだろうか?

日本の中でも「学校」「子ども」は地域によって本当に多様ですから、世界のことはなおさら、論文を読むだけで分かった気になってはいけないのだろう、という気がしていました。

そして同じ頃、少しブームに遅れて、書籍「ファクトフルネス」を読み、自分が持っていた常識を揺さぶられました。

若干のネタバレで恐縮ですが、この20年で極度の貧困にある人の数は半分になり、今や世界の8割の人が何らか電気を使える状況にあると。傾向だけで見れば、明らかに世界は豊かになっているのでしょう。教育に関する指標も話は同じです。

にもかかわらず、自分の修士論文のテーマを設定する時を振り返ると、無意識に「『先進国』について調べた方が日本の参考になるかなあ…」という思いが働いていたと思います。

結果的にアメリカの政策を中心に研究を行うことにして、日本との共通点も相違点もたくさん見つかったので、学びは多かったですし、歴史的に見て、比べるなら「先進国」の方が類似点は多いのかもしれませんが、いずれにせよ、「先進国」「途上国」というくくりでは見えていないものがあるのかもしれない。

要は、「International」の名を冠した学科に留学をして、世界中から集まるクラスメイトと一緒に国際的なトピックをたくさん学んでいるけども、それだけで「世界を知っている」と本当に言えるのか?と思い始めたわけです。

アメリカの大学に居て分かるのは、その大学のことと、関わりある企業や組織のことです。クラスメイトやその友人たちは自分の視野をぐんと広げてくれる最高の存在ですが、「その大学にフィットする人たち」の集まりが「世界の縮図」とは言えません。(「アメリカの縮図」とすら言えません。留学して強く思ったのは、少なくともアメリカは「こんな教育」「こんな社会」と一般化するのが極めて難しい、何もかもが多様な国だということです。例えば交通ルールすら州によって微妙に異なります。)

それでも十分「世界を知っている」と言いうるとも思いますし、現場に行かなければ論文を読む意味がないかというと、全くそんなことはないので、自分の納得感と、好奇心が満足するかどうかだけの問題なのですが、とにかく、日本とアメリカ以外のどこか、特に「途上国」と呼ばれてきた国の教育現場に、自分は行ってみたいなと。

そんな時に、たまたまe-Education代表の三輪開人さんとスタンフォードでお会いしたことを思い出し、思い切って「無給インターンさせてもらえませんか?」とストレートにお願いしたところ、ビデオミーティングを経て最終的にご快諾をいただきました。

e-Educationのこと自体は、前から創業者の税所篤快さんの本を読んで知っていたので、日本のNPOの取組を、利害関係ない立場から体感したい、という思いもありました。

インターンが終わった今では、そんな当初の願いを100%叶えられるものだったと思っていますし、期待をはるかに超える刺激的な体験も、たくさんさせていただきました!

2.フィリピンで感じたこと、学んだこと

取り組んだことを書き並べてもあまり面白みがないと思うので、最も強く感じたことを3点だけお伝えします。

大きな格差

インターン中は主に、フィリピンで5番目に大きな街、ミンダナオ島のカガヤンデオロ(Cagayan de Oro)市で活動しました。人口約70万人と言われています。皆さんは、「フィリピンで5番目」と聞いて、どのような街を思い浮かべられるでしょうか?

到着から2日目、街を歩いていて見たのはこんな風景でした。

Picture2

道端に生きた鳥が並んでいたり…

Picture3

市場で肉や魚が所狭しと売られていたり…

Picture4

川辺に行けば野生の牛にも会えます。

いかにも東南アジア、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そして、そんなエリアから10〜15分も歩けば、こんなショッピングモールに到着します。
Picture5

…とても綺麗、ですよね。中には、レストラン、服屋、フードコート、おもちゃ屋、ボウリング場、ゲームセンター、24時間営業のジムなど、なんでも詰まっています。来てすぐの頃、物価の安さ、ご飯のおいしさ、人がすし詰めになった乗り物など、色々と印象的な点はあったのですが、一番驚かされたのは、この「差」かもしれません。

さらにそこから徒歩20分ほどのエリアの写真がこちらです。
Picture6

Picture7

Picture8

高床式になっている家々の下に散らばっているのは、ほとんど全てゴミです。アジアっぽいとかそういう話ではありません。一軒や二軒ではなく、あたり一帯がこういった家なのです。言葉もありませんでした。

アメリカ(=いわゆる先進国)でも、高層ビル街のすぐ近くに治安の悪いエリアがあったりしますし、都市部で仕事がない人は路上での生活を強いられたりします。しかし、ここまでインフラが整っていないエリアは見たことがありません。

また、首都ないし国の経済の中心地ならば、お金がいくつかの箇所に集中するのも、ある意味では「ありがちな」現象だと思うのですが、人口100万人ない街でもこうなるのか…と、予期していなかった光景に大きな衝撃を受けました。

極度の貧困にある人は20年で半分になったという話を先ほどしましたが、きっと、大きな街では、多かれ少なかれ「置き去りにされている」人が存在しているのだと思います。

<余談1>フィリピンのMaaS(Mobility as a Service)事情

フィリピンの大きな街では、Grabというアプリでタクシーを呼び、精算は現金、クレジットカード、どちらでも行うことができます。カガヤンデオロ市では、通常のタクシーと同じように、走った時間と距離に応じて降りる際に運賃が決まりますが、マニラでは固定料金を支払うプランも選べました(アメリカのUber、Lyftと全く同じ仕組みですね)。

タクシーの初乗り運賃は40ペソ(約80円)。サービスはアメリカと同等のものが提供されている一方、賃金や物価は安いまま…といういびつさも、フィリピンの発展の仕方を象徴しているのかもしれません。
Picture9

「教育」への情熱と課題

そうした「置き去りにされている人々」―アメリカではMarginalized Groupsという言葉をよく耳にします―が、単に本人の努力不足によって置き去りになっているのなら、話は簡単です。しかし、少なくとも自分が会った人たちに関して、全くそんなことはない、と、滞在中のあらゆる場面で思わされました。

インターンの最初の仕事は、日本の方がこういったエリアの家庭などを訪問するツアーの補佐でした。いわゆるフィールドスタディツアーですね。家庭訪問だけでなく、市内の小中学校やゴミ集積場を訪ねたり、青年団体との意見交換をしたりと、盛りだくさんの行程でした。おおまかな日程は現地入りした際すでに決まっていたため、私の仕事は、スケジュールの最終チェックから始まり、当日、タイムマネジメント、意見交換用の資料の作成、日英の翻訳などでした。

そうした運営業務をしつつ、各行程では、参加者の方々とほとんど同様に、現地の方とたくさん交流させていただきました。例えば、家庭訪問などでは、実際に家の中に入れてもらって、20分ほどお話をさせていただきました。平日の中学校訪問では、試験をやっている教室の中に堂々と入らせてもらって、テスト中の生徒に「その問題難しい?」「将来の夢は?」など気軽に質問をさせていただいたり、先生には進級率などの指標の推移について色々と教えていただいたり。

土日は、「オープンハイスクールプログラム(OHSP)」と呼ばれる、早期妊娠や仕事、障害など様々な事情で平日学校に行けない子のための教育課程を、3つの中学校で見学させていただきました。(少々長いですが、スタディツアーの様子はこちらの動画をご覧いただけると分かりやすいかと思います!)

また、8月下旬には、日本企業による教材導入事業の現状確認などのため、これまた公私4つの学校に行く機会がありましたし、9月には、カガヤンデオロ市から半日かけて着くカミギン島という島で、先生が家庭や近隣へ訪問をする「モバイルオープンハイスクールプログラム(MOHSP)」という授業などに同行させていただきました(MOHSPの目的や対象は、OHSPとおおむね同じです。大きな違いは、先生が生徒の家などに行く形である点だけです)。

Picture10

MOHSPの先生、生徒、e-Educationインターン生、そしてその周りで遊ぶ子どもたち。「学ぶ」という行為は、こんなにもゆったりとしたものになり得るんだなあ、と思いながら、一緒に時間を過ごしました。

その全ての行程で一貫して感じたのは、
・生徒は学びたがっているし、
・保護者は子どもに学んでほしいと思っているし、
・先生は渾身の情熱をこめて教育をしている
ということでした。

「平日はマッサージ師の仕事をしながら、休憩中に宿題を解いて勉強しています。日曜は、ボートを30分漕いで学校に来ています」 日曜日に訪問したOHSPでの生徒の言葉です。

カミギン島のMOHSPで訪問した生徒は、妊娠9か月ですが、「出産後はすぐ高校に行って、将来は教師になりたい」と言っていました。

また、先ほどゴミだらけの写真を紹介した地域では、子どもたち、先生、保護者から、歌って踊って、それはもう熱烈な歓迎を受けて、顔も知らない人のために、こんなにも全員が全力になれるのであれば、きっとこの子たちにできないことは何もない、という気にさせられました。本当に、これほどバイタリティとホスピタリティに溢れた空間は久しぶりでした。

Picture11

そして、先生方もとにかく情熱的でした。OHSPは、それを修了すれば「中卒」になる、オフィシャルに認められた教育課程なのですが、カガヤンデオロ市では専任の教員が配置されていないので、先生方は平日も授業をやって、かつ、土曜または日曜にOHSPの生徒に教えに来ています。

現地教育局パートナーのアクロさんによれば、はじめこのプログラムを導入するときは、「月曜から金曜まで山のような問題に対処しなければならないのに、なぜ土日にまた問題を持ってこようとするんだ」と多くの関係者から言われたそうですし、今でも同じような声はあるそうです。

しかし、それでもなお「生徒を助けたい」と思って、休日に有志で教えに来ている先生は、全員、とてもエネルギッシュでした。本来、1クラスは25人程度に収めないといけないらしいのですが、あるクラスでは、50人くらいの生徒がいたかと思います。

それくらい需要がある制度であるにもかかわらず、人手は常に不足している状況です。先生方は、そういった状況にも音を上げることなく、一人ひとりの学びをサポートしています。こればかりは、言葉でいくら表現しても伝えきれる気がしないのですが、先生は常に、その環境でのベストを尽くしている、と心から感じました。

ある学校では、「平日の課程と同じ内容を学ぶ」ことが生徒のモチベーション維持のために重要なようで、それを全科目でいかに徹底できるか心を砕いていましたし、別の学校では、問題演習の時間をきちんと確保できるよう、カリキュラムを工夫していました。

そもそも平日より少ない授業日数でいろいろな単元をカバーしなければなりませんし、突発的に休まなければならないような生徒も多いでしょうから、スケジュール管理と教材の準備だけでも大変だと思うのですが、それらに加えて、各学校、生徒の個別の事情に応じた指導がなされていたのを覚えています。

一方、こうした先生方の情熱に大きく感銘を受けると同時に―日本の教育の事情にお詳しい方ならもうお気づきかと思うのですが―「教員の働き方」「教育のためのリソース」のような話は、悲しいことに、ここフィリピンでも既に顕在化してきているのだな、とも感じました。

フィリピンでも、先生は忙しいです。上述のようにOHSPは先生の献身的な取組によって支えられていますし、朝7時に学校が始まるところもあるなど、平日も大変です。また、もともと予定していた教員研修の開催直前になって、同日のスポーツ大会の運営補助に先生が駆り出されることになり、研修への参加者が大幅に減ってしまった…ということもありました。

また、「数年前に施行されたカリキュラムの教科書の草稿がやっとできて、いま政府で検定をしている。それまでは子どもに配れるものはない」「印刷費が足りないから、古いカリキュラムに則した問題集を今でも使っている」といった話も聞きました。

しかも、スポーツ大会の運営補助のような話は、先生を多忙にするだけでなく、そもそも「授業」という、生徒の学習のために貴重な時間的資源を奪ってしまっています。多くの学校で、やるべき単元が全部網羅できていない、という調査もあるようです。

さらに、OHSPの生徒の話を伺っていると、「学校がある」ことと「学校に行ける」ことの間には、大きなギャップがあることを感じさせられます。

フィールドスタディツアー中、あるグループインタビューでは、「大学に行くためにはお金がかかる」ということは半ばもう分かっていたので、「お金以外で困っていることはあるか」という質問をしました。

返ってきた答えは「通学が大変だ」という話だったのですが、よくよく聞くと、「平日毎日学校に通うための交通費がないから、OHSPに通っている」と。「お金以外」という限定を付けて質問しても、結局、問題はお金の面に帰着しているわけです。

加えて、OHSPの存在を誰から聞いたか尋ねると、「親戚」という答えだったりします。できてから数年の制度なので、いま働いている子どもも、雇用者も保護者も、存在を知らない恐れは十分にあると思います。知らない学校に行くことはできません。

カガヤンデオロ市のことを悪く言いたくはないのですが、こういった状況では、「どこに生まれても平等に教育の機会がある」と言い切れません。たまたま学校の近くに居て交通費がかからないとか、OHSPの存在を知っている人が周りに誰もいない中で働き続けているとか、そんな事情が教育段階を決めてしまうのであれば、本人の努力不足でいい仕事に就けていない、とは口が裂けても言えないな…ということをまざまざと感じさせられました。

他にも、学習インフラ(机のスペースが30×30㎝くらいしかないなど…)や、より細かいシステム面のことなど、仕事柄感じた点は多々ありますが、それを書き始めると長くなりすぎるので割愛します。とにかく、生徒も先生も情熱があり、そして、情熱だけでは解決できない構造的問題がはびこっている、というのが、滞在中を通じての感想です。

フィリピンへの「貢献」

ここまで、ある意味では「誰でも書ける」ことを書いてきました。途上国で貧富の差を激しく感じた、現地の関係者の情熱に触れた、教育の充実が求められる。自分の拙い表現力もあって、「色んな海外体験記に書いてあることと同じではないか」と我ながら感じてしまう部分もあります。

しかし、社会人として数年キャリアを積んだこの時期にインターンをすることには、普通の海外体験とはまた異なる独自の価値があったと思っています。それは、現地に対して「貢献」できたという実感があることです。

この1か月半、最も感情が揺れ動いたのは、上述のような生徒・先生方の情熱に触れた時ですが、最も充実感を感じたのは、①フィリピンの先生方へのプレゼンテーションをさせていただいた時と、②OHSP、MOHSPに通う生徒へのリサーチづくりに携わらせていただいた時でした。

①プレゼンテーション
現地教育局パートナーのアクロさんから「なんでもいいので、教育局と先生たちに、日本の教育についてしゃべって」と言われたのは、8月、割と来てすぐだったと思います。発表は9月上旬でした。

Picture15

数十人の先生、教育局職員の方の前で40分程度発表しました。

「なんでも」というのは一番難しいもので、日本の教育の全てを自分一人で話すことなど到底できませんし、小学校が6年あって…教科は国語算数理科社会…という話だけをしても、「ふーん」で終わりそうな気がします。

近年の政策の話は、これまでの取組とその目的が共有されていないと、新しさや意義が伝わりません。教育目的が違えば、アクティビティや指導法を紹介しても役に立ちません。

色々考えて、自分が留学で学んだトピックこそ、どの国の人でもある程度興味が持てるのではないか?という結論に達しました。冒頭書いたとおり、「国際的に見た学力と経済成長の関係」、「生徒の健康面や家庭の経済状況が学びに与える影響」などですね。

ということで、アイスブレイク的なトピックの後に紹介したのは、以下のようなグラフです。
Picture16

※出典:Hanushek, E. A., & Woessmann, L. (2016). Knowledge capital, growth, and the East Asian miracle. Science, 351(6271), 344-345.

左のグラフは、「教育を受けた年数」と経済成長率、右のグラフは「国際学力調査のスコア」と経済成長率の相関を取ったグラフです。(生の数字ではなく、「他の条件が同じなら」という仮定を置いた値です。)1960~2010年までのデータを使っているので、最新とは言えないのですが、ここから読み取れるのは、
・教育年数が増えたからといって、国全体の経済成長率が伸びるわけではない。
・テストスコアと経済成長率は強く相関する。

ということです(なぜそう読み取れるのか…ということに興味が湧いた方は、ぜひ原典をお読みください!論文はWeb上に公開されています)。

むろん、テストスコアがいいから経済成長したのか、逆なのかは、議論の余地がありますが、経済成長が全ての原因なのであれば、教育年数もテストスコアも、同じような相関図になりそうなものです。論文の著者の一人Hanushekはスタンフォードの教授なのですが、彼は、テストスコアが経済成長を牽引している、と主張しています。

この図を用いたのは、フィリピンがかなり目立つからで、教育年数は増えているのにテストスコアが伸びておらず(=クオリティを引き上げられておらず)、アジア諸国(赤色)の中で、唯一経済の伸びが悪い国になっています。

先生方が教える内容が変わるわけではないので、こんな話はあまり興味がないかもなあと恐れていたのですが、プレゼン後、一人の先生がわざわざ話しかけてくださり、「テストスコアのグラフが興味深かった、クオリティが重要ということが分かった」とコメントしてくださいました。

卒業してもらうだけでも大変であるとしても、学力の向上を引き続き目指していくことが大事…というメッセージを届けることができたのかなと思っています。

また、健康面が生徒の学力に影響するというのは、直観的にもわかりやすい話ですが、中国の農村部で、視力の悪い子にランダムにメガネを配ったところ、中退率が半減したという調査があります。

そんな論文を紹介しつつ、「生徒の視力を把握していますか」という質問をしたところ、手を挙げたのは1人だけでした。そんな話につなげて、日本では健康診断が毎年あって…健康や物理的な学習環境は大事で…公立小中学校で空調を設置する予算を最近確保して…というお話をさせていただきました。

空調をすぐ先生が設置するのは無理ですが、いずれにせよ、「教えても学力が伸びない=教え方が悪い」と結論づける前に、健康、環境面など複合的な要素を考慮に入れるべき…ということが、その場の校長先生などに伝わっていれば幸いです。

そして、先生の熱意によって教育現場が支えられていることに感動したと同時に、行き過ぎると、教員の長時間労働という問題を引き起こすこと(OECDの調査でも既に指摘されています…)や、何でも先生がやるのではなく、家庭・学校・地域の協働が大事で、例えば日本では、多様な形で学校と地域が連携しており、公立学校では、地域とコミュニケーションを取るための組織の設置が努力義務化されている…といった話をしました。(ちなみに、学校・地域連携は、文部科学省による英語のパンフレットにも載っています。)

こうしたコンセプトを端的に表したものとして、プレゼンの最後に、スタンフォード教育大学院の学長の

You need to make a change with people, not to people.

という言葉を紹介したのですが、終了後のアンケートでも、この言葉を引いてコメントをくださる方がいて、少なくとも趣旨は伝わったかな?と思いました。

長々と書きましたが、要は、「日本の制度面の知識なんて面白くないだろうな」「大学でも制度面を中心に学んでいるしな」とはじめ思っていたのですが、いざ話してみると、思った以上に、そういった視点からの話も歓迎してもらえたし、日々の業務や教育活動にとって身近な話題を、少し変わった角度から提供できたのかな、という気がしています。プレゼンの資料は、後でほしいとアクロさんからも言ってもらえて、人生のこの時期にフィリピンに来てよかったな、と感じました。

②リサーチの企画立案
もう1つ「よそ者」であることが役に立ったなと思うのは、OHSP、MOHSPに通う生徒へのリサーチの企画立案です。正確なデータは、支援の対象、ニーズ、今後の取組などを決めていくためになくてはならないものですが、定量的な分析に使うための調査を設計するのは、意外と難しいです。

また、生徒へのアンケートを伴うものは、後から「あれも知りたい、これも知りたい」と言って追加するわけにはいかないので、内容を精査しておく必要があります。

ちょうど、OHSP・MOHSPとも、今後の支援活動の方向性を考えるために、まず現状把握をしっかりしようとしている時期でした。質問項目を現地スタッフと一緒に考えていたのですが、これは、留学で論文執筆を通じて学んだことが、そのまま役に立ちました。

何をなぜ知りたくて、結果何になるのか?という基本的な枠組みをセットするところから、どんな仮説を持っているのか、それを検証するためには選択式と記述式どちらがいいのか、複数選択と単一選択ではどちらが分析の目的に合うか…など、現場のリサーチ方法に付加価値を提供する役割が果たせたと思っています。

NPOでは…とまで一般化できるのか自分の知識では自信がありませんが、少なくともe-Educationでは、職員の方々は皆それなりに多忙です。4か国それぞれ文化も慣習も異なる場所で多様なプロジェクトを同時並行で運営しなければなりませんし、日本側で、ファンドレイジング、広報、中長期計画の作成などやることも多いと伺っています。慣習的にインターン生ひとりに裁量も多く与えられています。

そんな中で、どんな業界にせよ、そこそこ職歴のある人間が入っていって、知っていることや素朴な感想を伝えることには、小さいけれども意味があったと思っています。それは自分の能力がどうとかではなく、そこそこ職歴ある「よそ者」であれば発揮できる、ある種お手軽なバリューなのかもしれません(もちろん、その小さな貢献は、長期間にわたって、たくさんの方が汗を流してきたからこそあるのですが)。

<余談2>異文化交流で貢献(?)

フィールドスタディツアー中はどの学校でも本当に歓迎してもらい、お返しに参加者有志でソーラン節を踊りました!めちゃめちゃ久しぶりでしたが、勢いでやりきりました。音楽とダンスを通じた文化交流ができて、プレゼンやリサーチの企画立案の次に充実感がありました!
Picture17

3.「社会人」×「インターン」

思い返すと、民間企業から文部科学省に転職するときも、1か月ほど自由な期間があったので、ロサンゼルスに語学留学をしてとても刺激的な日々を過ごし、「いつか今度は学位を取りに留学しよう」と決意をしました。

今回のインターンでは、自分の将来の道が決まるようなことはありませんでしたが、自分が今までやってきたことが、何かしら他のフィールドでも役に立ちうるというのは、大きな発見であり、喜び、達成感、自信など、色々なポジティブな感情を抱くことができました。

また1年間アメリカで勉強をしたり、公務員として仕事を続けていくにあたって、大きなモチベーションの1つになるだろうと思っています(公務員からNPO・民間に転身、という道を選ぶ方もそれなりにいらっしゃいますが、自分は転職するつもりはなく、まず留学の成果をきちんと政府に還元したいと思います。)。

「社会人の学び直し」「リカレント教育」という言葉が使われ出して久しいですが、リカレント教育の舞台は、大学に限定されていません。社会人として数年を過ごし、有形無形のスキルを身に着けてから、短期で別の組織に飛び込むというのは、大きな気づきと学びのある「リカレント教育」の一形態になり得るのではないかと思います。

ちなみに、フィールドスタディツアーでは、理系の研究職からIT関係に転身された方が同じグループにいらっしゃいましたが、その方の分析的な視点や資料作成のスキルもまた、ツアーの最終プレゼンをまとめるために、なくてはならないものでした。もしその方が1か月以上カガヤンデオロ市にいらしたら、いったいどんなバリューが生まれただろう…と、想像しただけでワクワクします。

もちろん、たとえ転職休職がしやすい業界にいてもなお、まとまった期間別の組織で過ごすというのは、そんなに簡単ではないと思います。自分自身、そもそも留学中の夏休みという特殊な時期があるからこそできたことですし、航空券から宿泊費交通費まで、滞在中は全部自腹です。

物価が安い国のためなんとかなっていますが、出費がかさむライフステージにいらっしゃる方にとっては、厳しい面もあるかと思います。ですが、1年2年仕事を離れることは難しくても、1か月前後ならなんとかなる…転職の合間なら有休消化で時間がとれる…といった方がもしいらっしゃるのであれば、「社会人」×「インターン」は、ご自身と受け入れる団体がWin-Winになり得る、大きなポテンシャルを秘めた取組だと思います!!業種・職種を問わず、思いもかけないところで、社会人としてのスキルは生きるはずだと、私の個人的な体験からは思います。

まとめると、自分にとって、e-Educationのインターンは、「世界を知りたい」という当初の素朴な願いを叶えてくれるもので、学校教育の現場もそれ以外の現場も、「この目で見てきた」としっかり言える経験ができました。かつ、「自分の職歴学歴を通じて現地に小さな貢献をする」という、社会人ならではの刺激的な体験でもあったと思っています。貴重な機会をいただいたことに感謝して、この学びを、留学2年目の勉強、そしてその後の仕事に活かしていきたいと思います!長文にお付き合いいただきありがとうございました!

※この記事には、所属する・していた組織の見解を代表する内容はございません。Picture1

The post 社会人のキャリアの合間に、NPOで、海外で、インターンをするということ。 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2019/10/31/phlippines_shortterm_intern/feed/ 0
【振り返り!】フィールドスタディ事後研修 https://eedu.jp/blog/2019/09/18/philippines_fieldstudy_after_2019/ https://eedu.jp/blog/2019/09/18/philippines_fieldstudy_after_2019/#respond Tue, 17 Sep 2019 23:19:45 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49342 現地スタッフもオンラインで こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。 8月31(土)に「フィリピンフィールドスタディ’19 事後研修」が行われました。 約一週間のフィールドスタディを終えて、参加者 […]

The post 【振り返り!】フィールドスタディ事後研修 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
現地スタッフもオンラインで

現地スタッフもオンラインで

こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。
8月31(土)に「フィリピンフィールドスタディ’19 事後研修」が行われました。
約一週間のフィールドスタディを終えて、参加者が今何を感じているのか、学びや気付きをシェアしました。
この記事では、当日の様子を参加者でもある私がご報告させて頂きます。

事後研修の流れ

  1. 現地スタッフ・クリスからの動画を視聴
  2. 感動したこと、印象に残ったことを共有
  3. will・can・must、3つの価値観を再確認
  4. これから日本でできるアクションを考える

クリスからの動画&カガヤンデオロのその後

まずは、フィールドスタディ最終日にフィリピン・カガヤンデオロ現地スタッフのクリスからプレゼントしてもらった、動画の完成版を全員で視聴しました。
(クリスはフィールドスタディ期間中の忙しい合間を縫って、素材となる動画を撮影し、編集まで行なってくれていました!)
カガヤンデオロで過ごした濃密な記憶が、全員に想起されることとなりました。

動画はまるで一本の映画のようでした

スタッフの坂井から、フィールドスタディ最終日にオロユース(18〜30才のカガヤンデオロの若者によって構成される市直轄の議会)に提案したプレゼンテーションの進捗報告もありました。
Aグループの提案が、引き続き条例改正の検討に繋がっているのは前回の記事でも紹介させていただいた通りです。

一方、Bグループの「カガヤンデオロの子どもたちのモデルケースとなるような大人を取り上げた映像授業」という提案も、オープンハイスクール(さまざまな事情から平日の学校に通えない生徒のための週末教室)の校長先生や、これから導入が検討されている学校の校長先生など100人規模で集まるカンファレンスでシェアされることが決まったとのことでした!

これから実現に向けて、取材対象となる人の選定や、オロユース側とe-Education側の役割分担など、より具体的なことが話し合われるそうです。

まだフィールドスタディから1ヶ月も経たないうちに、各所に良い効果が現れていて、嬉しい限りです。

感動したことや、印象に残ったことを共有し、効果を実感

続いて参加者とスタッフ含め、今回のフィールドスタディを通じて「感動したこと」「印象に残ったこと」「学んだこと」「e-Educationやフィリピン教育局へ伝えたいこと」のシェアを行いました。
参加者からいただいた、

「フィールドスタディが来年、再来年とずっと続くイベントになってほしい」
「今は高校生だけど、大学生になったら海外インターンに応募したい」
「最終日のプレゼンテーションに向け、全員が一丸となった瞬間は感動した」

という言葉が、とても嬉しく、今も心に残っています。

紙芝居を用意して発表してくださった方も

紙芝居を用意して発表してくださった方も

参加者だけでなくスタッフからも

「他の生徒のロールモデルになろうと頑張っている生徒を見て、気持ちを新たにした」
「参加者が国際協力に関わる原体験づくりに貢献できたのが嬉しい」
「普段の業務からは気付けなかった学びがあり、視野が大きく広がった」

という感想が上がってきて、フィールドスタディの恩恵を受けたのは参加者だけでなく、スタッフ、ひいてはe-Educationのフィリピン事業が一歩前に進んだ印象がありました。

will・can・must、3つの価値観で自己内省

日本に帰国した私たちに、今どんな変化が起きているのかを内省するため「will・can・mustの3つの円」を使って、価値観の洗い出しを行いました。

  • will…情熱を持って取り組める、好きなこと
  • can…世界一になれる、得意なこと
  • must…経済的原動力なる、人のためになること

スタッフの事例紹介

スタッフの事例紹介

「マイノリティにある人を知ることや、新しい世界を知ることが好き」
「物事を追及したり、自分の中で気付きを得たりするのが好き」

というように、短い時間の中で、それぞれ今の価値観をアウトプットして、発表しました。
参加者の中には、「以前は途上国の子どもたちのことを可哀想とばかり思っていたけど、今回のフィールドスタディを通じて、ポジティブな見方もできるようになってきた」と仰ってくださる方もいました。

私たちが日本でできるアクション

フィールドスタディ後の取り組みと、3つの円で再確認した価値観を掛け合わせて発表しました。
たとえば、

  • 学校に戻ったら、現地で見たこと聞いたことを発信して、募金を集めたい
  • 世界中の子どもの遊びを勉強して、日本の子どもたちに伝えていきたい
  • 半年以内に、特技を生かしたチャリティイベントを主催したい
  • SNSでe-Educationの投稿を見かけたら、必ずシェアしたい

といった具体的なアクションが次々に挙げられました。

フィールドスタディはこれで全行程が終了となりますが、大事なのはむしろこれから、むしろスタートです。
参加者とスタッフ、その場にいた全員がそれぞれの場所で、それぞれができるアクションをしていけると確信した事後研修でした。

最後になりますが、e-Educationでは、毎月寄付(マンスリーサポーター)だけでなくこれらの具体的なアクションへ、主体的に参加してくださるボランティアさんを「アンバサダー」と呼んでいます。
アンバサダーミーティングは毎月定期的に行われていて、チャリティバーベキューやバースデードネーション(誕生日に友人から寄付を募ること)など、これまでに30回近いプロジェクトが、アンバサダーの方達によって企画・実行されています。

この記事を読んで下さっているあなたも、もしご興味があれば、e-Education事務局までご連絡ください!
e-EducationのFacebookやTwitterアカウントでは、アンバサダー情報以外にも、現地の活動の様子・現地の子どもたちの声など、様々な情報を随時更新しています。
こちらも、是非フォローをお願いします!
Facebookはこちら »
Twitterはこちら »

The post 【振り返り!】フィールドスタディ事後研修 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2019/09/18/philippines_fieldstudy_after_2019/feed/ 0
【オロユースに最終プレゼン!】フィールドスタディ5日目&6日目 https://eedu.jp/blog/2019/09/12/philippines_fieldstudy_last/ https://eedu.jp/blog/2019/09/12/philippines_fieldstudy_last/#respond Thu, 12 Sep 2019 08:12:05 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49325 無事に全行程を終了できました こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。 先月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開催されました。 今回のフィールドスタディの目的は「参加 […]

The post 【オロユースに最終プレゼン!】フィールドスタディ5日目&6日目 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
無事に全行程を終了できました

無事に全行程を終了できました

こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。
先月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開催されました。
今回のフィールドスタディの目的は「参加者がフィリピンの社会課題を解決するための一歩を考えること」です。
この記事では、5日目と最終日の様子を参加者でもある私がご報告させて頂きます。

5日目の流れ

  1. ラフティング
  2. 最終プレゼンテーションに向けて打ち合わせ
  3. フェアウェルディナー

最終日の流れ

  1. オロユースに最終プレゼンテーション

カガヤンデオロ川でラフティング!

5日目の午前中は、初日にカガヤンデオロ市長にプレゼントしていただいたラフティング(川下り)をしました。
私自身、今回が生まれて初めてのラフティングでした。

とっても楽しそう!

とっても楽しそう!

ボートでかなり流れの速いところを下ったり、思い切り川に飛び込んだり、オールで水をかけあったり。

全身で大自然を感じることができました

全身で大自然を感じることができました

カガヤンデオロ川の上流から約3時間ほどのラフティングだったのですが、楽しくて時間が過ぎるのもあっという間でした。
旅の疲れをここで一気にリフレッシュできたように思います。

最終プレゼンテーションに向けて打ち合わせ

明日の最終日には、オロユース(18〜30才のカガヤンデオロの若者によって構成される市直轄の議会)に、フィールドスタディを通じて得た気付きや学びから、カガヤンデオロをより良くしていくための提案の時間があります。
最終日に向けて、これまでの各日程の最後に振り返りの時間も設けていました。

議論にも熱が入ります

議論にも熱が入ります

AチームとBチームの2つに分かれて、メンバー間で議論を重ねました。
「オープンハイスクール(何らかの事情で平日の中学校に通えない人が土日に通えるクラス)の生徒がより夢に近付くためにはどうすればいいのか」
「情熱に溢れる先生方が働きやすい職場を整えるためにはどんなことが必要なのか」
各々が納得のいくまで意見を出し合いました。

最後の夜!フェアウェルディナー

5日目のラストは、カガヤンデオロの教育局の方、e-Educationのもう一つの活動地であるカミギン島の教育局の方と一緒にディナーを楽しみました。

わざわざカミギン島からいらしてくださいました!

わざわざカミギン島からいらしてくださいました!

参加者全員から今回のフィールドスタディを通じた感想もシェアしました。
その場にいた全員の胸に込み上げてくる感情があり、スタッフ含め思わず皆涙してしまうような豊かな時間となりました。

英語で感想をシェア

英語で感想をシェア

いざ、オロユースに最終プレゼンテーション

最終日はいよいよオロユースにプレゼンテーションです。
プレゼンテーションのテーマは「カガヤンデオロの社会課題」と、大きなテーマ。

まずBチームのプレゼンでは「カガヤンデオロの生徒たちの夢のロールモデルとなるような大人を紹介する映像教材」を提案しました。

これまでの学校訪問を通じて、たくさんの生徒から直接ヒアリングを行いました。
驚くことに、カガヤンデオロの子どもたちは将来の夢を聞くと、必ず何かしらの職業を答えてくれます。
そんな子どもたちも、自分の夢のロールモデルとなるような大人が近くにあまりいないので、なかなか夢への第一歩を踏み出すことができないかもしれない、と考えました。

Bチームの発表が始まりました

Bチームの発表が始まりました

「e-Educationらしい映像授業で、生徒たちにサクセスストーリーを知ってほしい」
「カガヤンデオロの子ども達は宝だから、それぞれの夢のスタートラインに立ってほしい」
そんな純粋な想いから、オロユースに提案をしました。

続いてAチームの発表です。
Aチームが発表したカガヤンデオロの課題は、以下4点に集約されます。

  1. オープンハイスクールの存在が、子どもの親やワーキングスチューデントの雇用主などに認識されていないケースがある
  2. 家から学校までの距離が遠すぎたり、家事を手伝ったり、子育てなどで学習に対する時間が足りないケースがある
  3. 雇用主や両親にオープンハイスクールに通うことが許されていないケースがある
  4. 生活費だけでなく通学費用がかかり経済的に学校に通えないケースがある

Aチームの発表開始!

Aチームの発表開始!

また、課題解決提案に対しては、以下5点が挙げられました。

  1. 働いている若者には教育の機会を妨げることができないようにする条例を作る
  2. 雇用主や生徒に対して、市より小さい単位でセミナーを開催する
  3. 学習支援費用だけでなく、通学費の補助をする
  4. 学内に託児所や託児施設を作る、または、そのような制度をつくる
  5. 貧困層の家庭に経済的支援を広げる

課題からの説明だけでなく、提案の目的や具体的なプロセス、日本の事例などについても触れながら提案を行いました。

闊達な意見交換

闊達な意見交換

オロユースとの対話では両チームについて細かくフィードバックをいただき
「課題と提案をセットでプレゼンされたことで、現実的に必要であり実行に移したい」
と仰ってくださいました。

データを基に具体的にどのような裏付け調査をしていく必要があるか、プロジェクトに落とし込む時に何を気を付けるべきかなど、非常に前向きに対話をすることができました。
最終的には、どちらのチームの提案とも市長へ共有する、と話してくださいました。

そして、特にAチームの提案内容は、カガヤンデオロ市の条例として実際に施行されるよう、現在話し合いが進んでいます!

これは参加者の皆さんが、6日間通してカガヤンデオロ市の子どもたちのためを考え、本気で解決策として提案したからこその結果ではないでしょうか。

カガヤンデオロでのプログラムはこれで終了ですが、日本に戻って、現地での学びを振り返る事後研修も行いました。
こちらの様子も後日トジョウエンジンでご報告させていただきます。

私たちe-Educationは「最高の授業を世界の果てまで届ける」を使命に、フィリピンのオープンハイスクールの支援をはじめ、開発途上国で教育支援の活動をしています。
ぜひ私たちと一緒に、世界の子どもたちを寄付で応援しませんか?
途上国の子どもたちを寄付で応援 »

The post 【オロユースに最終プレゼン!】フィールドスタディ5日目&6日目 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2019/09/12/philippines_fieldstudy_last/feed/ 0
【平日はずっと仕事、日曜だけは学校に通える】フィールドスタディ4日目 https://eedu.jp/blog/2019/09/11/philippines_fieldstudy_day4/ https://eedu.jp/blog/2019/09/11/philippines_fieldstudy_day4/#respond Wed, 11 Sep 2019 10:06:57 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49307 マカバランの生徒と! こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。 少しずつ秋めいてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 先月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開 […]

The post 【平日はずっと仕事、日曜だけは学校に通える】フィールドスタディ4日目 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
マカバランの生徒と!

マカバランの生徒と!

こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。
少しずつ秋めいてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

先月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開催されました。
今回のフィールドスタディの目的は「参加者がフィリピンの社会課題を解決するための一歩を考えること」です。
この記事では、11日(日)・4日目の様子を参加者でもある私がご報告させて頂きます。

4日目の流れ

  1. マカバラン中学校オープンハイスクール訪問
  2. ゴミ山訪問

日曜も開校!マカバラン中学校オープンハイスクール

4日目はマカバラン中学校から、プログラムスタートです。
マカバラン中学は日曜日に開校している、とても貴重な学校です。

マカバラン中学に到着するや否や、生徒たちによる太鼓や楽器の演奏で、私たちを歓迎してくれました。
中には感激して、涙を流す参加者もいたほど、場が温かいムードに包まれました。

音楽で歓迎してくれました

音楽で歓迎してくれました

フィリピン人にとって、日曜日はファミリーデー、教会に行ったり、家族と一緒に過ごしたりする日です。
そんなファミリーデーにわざわざ学校を開けて、オープンハイスクールを開くとなると、先生たちは自分たちの貴重な日曜日を犠牲にして教壇に立つこととなります。
中には自分の子どもを他の家に面倒を見てもらい、学校に来ている先生も。

先生からヒアリング

先生からヒアリング

マカバランの生徒たちに「将来の夢は?」と聞くと、「先生になりたい」と答えてくれる生徒が多く、献身的な先生たちが生徒のロールモデルになっていることを感じました。
「自分は将来こんな人になりたい」と思える人が近くにいることは、子どもたちの心の支えになるのだと思います。

生徒との対話ではこんな話を聞かせてもらいました。
19歳のオノラト君です。

「平日はマッサージセラピストをやっています。僕は家計が厳しいから平日は働いているし、平日の学校には通えないんだ。

どの授業の先生も、日曜には自分の家庭の時間を犠牲にしてでも、本当に僕たちのために授業をしてくれていることを心から感じるし大好きです。

でも、僕は月曜から土曜まで仕事をしてて、今日も日曜日だけど、今日の授業が終わったらまた仕事なんだ。

家計が苦しいのはもちろんだけど、僕の家は遠いし、雨の日はいつも通学で通る川をボートで渡れなくなるのが困ってるし、授業を欠席した時はFacebookのグループチャットで先生に連絡をしたいんだ。

でも、僕はスマートフォンを持ってないから友達にスマートフォンを借りたり、月に3000円くらいしか収入が無いけど勉強のためにインターネットカフェでFacebookに入ったりしてるんだ。

それからお客さんがいない時は、もちろん教科書で勉強してるよ」

市場内にあるインターネットカフェ

市場内にあるインターネットカフェ

私はオノラトくんの話を聞いて、自分より年下の子どもが覚悟を持って仕事や勉強をしていることを知り、自分との違いに圧倒されてしまいました。
もしe-Educationが、少しでもこの子の力になれているのなら、意味のある活動ではないだろうかと感じました。

生徒へヒアリング

生徒へヒアリング

途上国の子どもたちを寄付で応援 »

集めてきたゴミに適切な処置もできず、放置されるゴミ山

午後からはカガヤンデオロ中のゴミが集められてくる、ゴミ山を訪問しました。
フィリピンは所得水準が低いので、食料品や日用品もバラ売りでないと売れません。
そのため、必然的に個包装が多くなり、ゴミの量も非常に多くなります。

ビニールのゴミが多い印象

ビニールのゴミが多い印象

ゴミ山の下に地下水を貯める池がありましたが、ちゃんとした廃棄処理が施されているようには見えません。
そもそもフィリピンには「ゴミを分別する」という概念がまだ市民に浸透しておらず、一旦ゴミをゴミ山に集めてきて放置し、ある程度の山になったら土で埋め固めるという一連の流れを繰り返しています。
ひと昔前には、大きなゴミ山が雪崩のように崩れてきて、たくさんの死者が出たこともあったそう。

ゴミ山で暮らす人も

ゴミ山で暮らす人も

ゴミ処理に限ったことではありませんが、フィリピンは十分なインフラが整っていません。
日本であれば曜日ごとに可燃ゴミや不燃ゴミ、ビン・カンなど、ゴミ収集車が時間通りにゴミを回収してくれますが、それは当たり前のことではないと気付かされます。

逆に、だからこそ、フィリピンの伸びしろも感じさせられました。
公共投資でカバーできるであろう部分も大きい、まさに開発途上国で、これから改善していける余白なのだと思います。

私たちe-Educationは、「最高の授業を世界の果てまで届ける」を使命に、フィリピンのオープンハイスクールの支援をはじめ、こうした開発途上国における教育支援の活動をしています。
ぜひ私たちと一緒に、世界の子どもたちを寄付で応援しませんか?

途上国の子どもたちを寄付で応援 »

The post 【平日はずっと仕事、日曜だけは学校に通える】フィールドスタディ4日目 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2019/09/11/philippines_fieldstudy_day4/feed/ 0
【あの子が学校に通えない理由】フィールドスタディ3日目 https://eedu.jp/blog/2019/09/08/philippines_fieldstudy_day3/ https://eedu.jp/blog/2019/09/08/philippines_fieldstudy_day3/#respond Sun, 08 Sep 2019 07:08:30 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49299 ブルア中学・オープンハイスクール こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。 残暑が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 先月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開 […]

The post 【あの子が学校に通えない理由】フィールドスタディ3日目 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
ブルア中学・オープンハイスクール

ブルア中学・オープンハイスクール

こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。
残暑が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開催されました。
今回のフィールドスタディの目的は「参加者がフィリピンの社会課題を解決するための一歩を考えること」です。
この記事では、10日(土)・3日目の様子を参加者でもある私がご報告させて頂きます。

3日目の流れ

  1. ブルア中学校オープンハイスクール訪問
  2. ルンビア中学校オープンハイスクール訪問
  3. 台風センドン被災者のための仮設住宅地エコビレ訪問

「I have no choice」ブルア中学校オープンハイスクール

この日は、2日目と同じ公立のブルア中学からプログラムがスタートしました。
2日目は平日のレギュラークラス(一般的な生徒が通う教室)を見学させて頂き、3日目は同じ学校のオープンハイスクール(様々な事情から平日の学校に通えない生徒のための、週末教室)とオープンシニアハイスクール(高校)を見学させて頂いたので、レギュラークラスとの違いを比較できたのがとても良かったです。

私たち日本人がオープンハイスクールの概要を聞いただけでは、「いわゆるドロップアウトした子どもたちなのかな」と想像するところだと思います。
確かにそういった側面がない訳ではないのですが、生徒一人一人に悲壮感は感じられず、むしろ楽しんで授業に参加していたり、一生懸命机に向かっている姿が印象的でした。

そうした雰囲気自体が、生徒たちにとってオープンハイスクールを利用しやすくしていると思いますし、周りの目も特段気にせずに制度を活用できている生徒も多いのではないだろうか、と感じました。
「不登校」と「一般的な登校」の中間、土日だけなら学校に通える、という受け皿があること自体、素晴らしいことだと思います。

みんな真剣な表情ですね

みんな真剣な表情ですね

先生や生徒にヒアリングを重ねていくうちに、浮き彫りになった問題点をまとめると、以下5点に集約されます。

  • 家庭の問題(親の理解不足、早期妊娠・出産など)
  • 個人の問題(病気や障害、高年齢、学習意欲や学力により授業についていけないなど)
  • 学校の問題(交友関係、先生との相性、エアコンがない、1クラスの生徒数が多いなど)
  • 地理的問題(家が遠すぎる、紛争や台風の被害が甚大など)
  • 経済的問題(自営業をせざるを得ない、家計を支えるため家政婦をせざるを得ないなど)

そんな中、とても印象的な女子生徒から話を聞くことができました。
彼女は元々教師を目指して、一般的な生徒と同様にレギュラークラスに通っていましたが、16歳で妊娠が発覚してしまいました。

生徒から直接ヒアリング

生徒から直接ヒアリング

結果、レギュラークラスに通うことができなくなり、オープンハイスクールに移ることに。
その時の気持ちを振り返る中「I have no choice……!」と言った後、目の前でワッと泣き出してしまいました。

それを聞いて、私は心が締め付けられるような想いでした。
もし彼女に適切な性知識があれば、未然に防げたのではないかと思わずにはいられませんでした。
子どもに「I have no choice.」と言わせてしまうこの世界の不条理を変えたい、そんな気持ちで一杯になりました。

彼女も今は子どもを育てながらオープンハイスクールに通い、大学進学&教師になるべく頑張っているとのこと。
母として、生徒として、夢に向かって頑張る彼女を心から応援したいです。
途上国の子どもたちを寄付で応援 »

将来の夢は兵士…、ルンビア中学校オープンハイスクール

午後から訪問したのが、ルンビア中学のオープンハイスクールです。
ここでも先生と生徒から現状の共有をしてもらいました。

先生から頂いたコメントで、

  • 教えれば教えるほど、オープンハイの生徒は感謝してくれる
  • オープンハイの生徒は特に、勉強だけでなく感情面のサポートも重要
  • レギュラーとオープンハイでは、意識的に教え方を変えている

と仰ってくださったのが印象的でした。

そんな生徒想いな先生方ですが、基本的には全員無償で週末の教壇に立たれています。
休日手当などももちろん出ず、モジュールと呼ばれる生徒たちに配布するプリントも自腹で印刷しているとのことでした。

自らの体験を赤裸々に話してくれ生徒たち

自らの体験を赤裸々に話してくれ生徒たち

私がインタビューした生徒の中に、「将来の夢は?」と聞くと「兵士になること」と言ってくれた男の子がいました。
最初にそれを聞いたときは、愛国心からそう言ったのかと思ったのですが、本当の理由は「たくさん人を殺せば、たくさんお金が稼げる。そうすれば家族も安心させられるし、オープンハイの先生にもお礼の報告ができる」とのことでした。

これは決して彼が悪い訳ではありませんし、将来の夢を聞いた時に「兵士」と答えてくれたのも彼一人ではなく、私が話を聞けた男子生徒の多くはそう答えていました。

私は彼らの夢を諸手を挙げて応援することはできませんが、現地の人にとって何が正義なのかを考えさせられました。

台風センドン被災者のための仮設住宅地エコビレ訪問

ルンビア中学からの帰り道、この日の最後に訪問したのが、エコビレです。
エコビレとは、2011年にフィリピンを襲った大型台風センドンの被災者が暮らす、集合仮設住宅です。

あるお母さんは、台風センドンによって近くの川が氾濫し、11台ものバスが流れてきて、数km先の海まで自分の家が流されてしまったそうです。

仮設住宅地エコビレ

仮設住宅地エコビレ

オープンハイスクールで出会った男の子は、センドンで被災し、経済的に苦しくなり、23歳になっても学校を卒業していないことを周りに馬鹿にされたことを悲しんでいました。
「僕は、同じような境遇にいるみんなのロールモデルになりたいんだ」
だから7年経っても学校に戻ってきたことを、目に涙を浮かべながら話してくれました。

私を含め今回の参加者全員が、学校・学年・クラス・年齢など、生徒一人一人によって事情も異なる、複雑な課題を抱えていることを実感する1日となりました。

e-Educationは、「最高の授業を世界の果てまで届ける」を使命に、フィリピンのオープンハイスクールの支援をはじめ、途上国で教育支援の活動をしています。
ぜひ私たちと一緒に、世界の子どもたちを寄付で応援しませんか?
途上国の子どもたちを寄付で応援 »

The post 【あの子が学校に通えない理由】フィールドスタディ3日目 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2019/09/08/philippines_fieldstudy_day3/feed/ 0
【民族差別を受けるバッジャオのための学校を訪問】フィールドスタディ2日目 https://eedu.jp/blog/2019/09/07/philippines_fieldstudy_day2/ https://eedu.jp/blog/2019/09/07/philippines_fieldstudy_day2/#respond Sat, 07 Sep 2019 07:03:40 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49286 オロユースと集合写真 こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。 皆さまいかがお過ごしでしょうか。 今月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開催されました。 今回のフィー […]

The post 【民族差別を受けるバッジャオのための学校を訪問】フィールドスタディ2日目 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
オロユースと集合写真

オロユースと集合写真

こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開催されました。
今回のフィールドスタディの目的は「参加者がフィリピンの社会課題を解決するための一歩を考えること」です。
この記事では、9日(金)・2日目の様子を参加者でもある私がご報告させて頂きます。

2日目の流れ

  1. ブルア中学校訪問
  2. セイント・ジョン小学校訪問
  3. セービア中学校訪問
  4. オロユースとディスカッション

ブルア中学校の平日の教室を訪問しました

今日は公立校・ブルア中学の訪問からスタートです。
平日はレギュラークラス(月曜から金曜までの一般的な教室)の授業が行われています。
フィリピンの中学はGrade7(日本の中学1年生)からGrade10(日本の高校1年生)までの4学年で、ブルア中学では約50人が一緒に授業を受けます。

到着するとすぐに、ブルア中学校のミンダ校長先生が私たちを出迎えてくださいました。
訪問当日はちょうど、Grade10の数学の学期末テストの真っ只中とのことでした。

ブルアの生徒たち

ブルアの生徒たち

レギュラークラスは朝6時半からスタートします。
日本の学校と比べると、随分朝が早いですね。

事実、朝が早すぎて通えない生徒も多く、必要な授業を受けられずに進級できない生徒もいるそうです。
そこで進級率を上げるために、始業時間が6時スタートだったのを30分遅らせて、今に至るとのことでした。

校舎の様子

校舎の様子

今回はレギュラークラスの見学だけでなく、知的障害を持っている子どもの教室を見学したり、実際に生徒へ質問させて頂いて交流する時間もありました。

生徒からは
「数学が好きで将来は計算を通して問題解決をしたいから、銀行マンになりたい」
「法律家になって貧しい人を減らしたい、フィリピンにはもっと正義が必要で、お金がない人も助けたい」
こんな声が返ってきました。

想像していた回答以上に、世の中のために、ということを考えている生徒が多く驚きました。

少数民族バッジャオとセイント・ジョン小学校

次に訪問したのが、セイント・ジョン小学校です。
セイント・ジョン小学校には、バッジャオという民族に生まれただけで、就職で受け入れてもらえなかったり、通常の学校に通えなかったりと、差別を受けている子どもたちが通っています。

学校へ私たちが来たことが分かると、大歓迎ムードで子どもたちの大歓声が上がり、子どもたちが私たちの手を握って誘導してくれました。

歌で歓迎してくれています!

歌で歓迎してくれています!

プログラムは最初の挨拶の後、幼稚園生から小学6年生までお母さんたち含めてダンスを、それからバッジャオの子たちはバッジャオの伝統舞踊をお披露目してくれました。
子どもたちとの触れ合いや笑顔、時には真剣な顔に参加者の中には目に涙を浮かべる方も。
日本人からはささやかなお返しとして、ソーラン節を披露させていただきました

日本のソーラン節を披露しました!

日本のソーラン節を披露しました!

学校訪問の後には近くに住まわれているバッジャオの家庭を訪問しインタビューをさせていただきました。
バッジャオのあるご家庭の話を紹介します。

お父さんは幼稚園しか出ていない方、お母さんは幼稚園すら行ったことがない方で30歳という年齢ながらも7人の子どもを養っている家庭です。

「私たちとは同じ想いをさせたくないから子どもには学校へ行かせてやりたい」

私たち日本人からすると一見、貧しそう、不自由かも、と思ってしまっても、「困ってることはないけど子どもたちを学校にちゃんと通わせてあげたい」という声だけはしっかり芯が通っていました。

バッジャオ家庭訪問

バッジャオ家庭訪問

バッジャオが移住をせざるを得なかったこと、貧困層のための支援はあるものの充分ではないと感じていることなどについても話をしてくれました。

私がご家族からお話を伺った時は「こんな不条理がまかり通っていいのだろうか・・」と一度は気持ちが落ち込んでしまったのですが、
「いや、私はこうした問題をもっと日本の皆さんに知ってもらうこと、そして社会を変えていくきっかけとなるためにe-Educationに支援しているんだ」と気持ちを新たにしました。

途上国の子どもたちを寄付で応援 »

将来の夢は「医者」や「弁護士」、セービア中学校

続いて訪問したのが、私立トップのセービア中学校です。
全校生徒はなんと約1,700人!カガヤンデオロ市でセービアの名前を知らない人はいないと言っても過言ではない、いわゆるマンモス校です。

とても綺麗な校舎ですね

とても綺麗な校舎ですね

セービア中学の敷地に入ると、綺麗な体育館、陸上トラックにプール、図書館にPCルームに進路相談室まで、ありとあらゆる設備が整っていました。
先程まで訪問していたセイント・ジョン小学校との差を感じずにはいられず、いたたまれない気持ちになったのが、正直な感想です。

セービアの一番の特徴は、卓越した学習方法です。
バディを組んで数学のレポートを作成したり、プログラミングの勉強をしたり、科目横断型の英語スピーチの練習をしたりと、アクティブラーニングの要素が至る所に垣間見ることができました。

完備されたPCルーム

完備されたPCルーム

生徒たちに将来の夢を聞くと、お医者さん、弁護士やエンジニアと、いかにも高収入のイメージの強い職業が並びます。
「親の経済格差が、子の教育格差に繋がるのは、フィリピンでも同じなんだ」と感じずにはいられませんでした。

カガヤンデオロの若者・オロユースとディスカッション

この日の最後は、カガヤンデオロ市役所で、オロユース(Oro Youth)とのディスカッションでした。
オロユースは、カガヤンデオロ市直轄の議会で、18〜30才の若者によって構成されます。

オロユースからカガヤンデオロに関する説明

オロユースからカガヤンデオロに関する説明

カガヤンデオロの様々な社会課題についてディスカッションを行なったのですが、その一部を紹介すると・・

  • メンタルヘルス
  • 望まない早期妊娠
  • 自営業を始めるための支援
  • 学歴偏重の社会と就職
  • 宗教差別
  • 性的マイノリティ(LGBT)

などなど、これらの社会課題とオロユースの取り組みについて、セットでプレゼンテーションをして頂きました。
参加者一同、「フィリピンの社会課題を解決するための一歩を考える」という今回のミッションを一層深化することとなりました。

e-Educationは「最高の授業を世界の果てまで届ける」を使命に、フィリピンのオープンハイスクールの支援をはじめ、発展途上国で教育支援の活動をしています。
ぜひ私たちと一緒に、世界の子どもたちを寄付で応援しましょう!

途上国の子どもたちを寄付で応援 »

The post 【民族差別を受けるバッジャオのための学校を訪問】フィールドスタディ2日目 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2019/09/07/philippines_fieldstudy_day2/feed/ 0
【ついに!】フィリピンフィールドスタディ初日 https://eedu.jp/blog/2019/08/22/philippines_fieldstudy_day1/ https://eedu.jp/blog/2019/08/22/philippines_fieldstudy_day1/#respond Thu, 22 Aug 2019 08:47:08 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49234 カガヤンデオロ市長と集合写真 こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。 猛暑日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 8月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19 […]

The post 【ついに!】フィリピンフィールドスタディ初日 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
カガヤンデオロ市長と集合写真

カガヤンデオロ市長と集合写真

こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。
猛暑日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

8月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開催されました。
今回のフィールドスタディの目的は、参加者がフィリピンの社会課題を改善するための一歩を考えることです。
高校生から社会人まで、幅広い層の参加者の皆さんにフィリピン・カガヤンデオロまでお越しいただきました。

今回は、全6日間の初日の様子を報告させていただきます。

SPONSERD LINK

 

初日の流れ

  1. フィリピン料理でランチ
  2. 現地教育局訪問
  3. 市長表敬訪問
  4. 資料館見学
  5. ウェルカムディナー&文化交流

 

全員集合!フィリピン料理でランチ

午前10時半頃に、参加者の方々を乗せた飛行機がカガヤンデオロのラギンディガン空港に着陸しました。
その前にマニラで7時間ほどトランジット待ちがあったことを感じさせないほど、これから始まるフィールドスタディに皆ワクワクしています。

その足でカガヤンデオロ市内までバンで向かい、美味しいランチをいただきました。
私も初めてフィリピン料理を頂いたのですが、日本のレストランで食べるような料理の味が少し濃くなったくらいで、とても食べやすかったように思います。

旅のしおりを見ながら流れの説明

旅のしおりを見ながら流れの説明

カガヤンデオロの現地インターンとして活動している金井から、今回のフィールドスタディを通じたチーム分けの発表もありました。
旅中は基本的にこのチームで移動することになります。

 

アクロさん抜きにフィリピン事業は語れない、現地教育局を訪問

ランチの後は、カガヤンデオロの教育局を訪問しました。
教育局の中にe-Educationのオフィスも入っています。

ここではアクロさんという教育局に勤務されている方が私たちを出迎えてくれました。
アクロさんは2012年からe-Educationと協働してくださっている方で、元々は社会の先生です。
普段はインターン生の”お父さん”的存在です。

67763985_1368155050002069_2303405168596615168_n

写真右がアクロさん

アクロさんがe-Educationに出会った時は、まだNPO法人にもなっていない任意団体の時で、それから様々な奮闘があり今日を迎えることができています。

日本から来た大学生が単身で、現地局を訪問したとしても、
「なんでこんなに若い人が来るんだ!」
という連絡がアクロさんにいったりすることも。
それでもアクロさんが現地の方と折衝を重ねてくださるおかげで、インターン生も成長することができます。

e-Educationのインターン生の成長にも、アクロさんは本当に尽力してくださっていて、時には厳しいことや難しいこともあるけれど、1年後に帰国する時には逞しく成長しています。

英語で自己紹介

英語で自己紹介!

フィリピン事業の立ち上げ当初に話を遡ると、e-Educationの映像授業をオープンハイスクール(様々な事情により平日の授業に通えない生徒のための週末教室のこと)で導入しようとした時のことです。

当時は、お金もなく、手持ちのカメラでなんとか映像を作っていました。
オープンハイスクールという仕組みをカガヤンデオロに取り入れようとしたのもアクロさんで、最初は28人しかいなかった生徒も、今では約3,000人もの生徒に学習の機会が届けられています。

オープンハイスクールを始めた当初は、
「なんで週末にやるんだ!」
という批判もあり、なかなか取り組みを広げることができませんでした。

しかし日本のe-Educationと協働することで徐々に現地の人の見方も変わり、協力的になってくれたそうです。
今では、日本の企業とカガヤンデオロがいろんな事業を一緒に作るようになりました。

途上国の子どもたちを寄付で応援 »

 

VIP待遇!カガヤンデオロ市長に表敬訪問

続いてカガヤンデオロの市役所を訪問し、市長に表敬訪問させていただきました。
これまでのe-Educationの歴史を振り返っても、こんなにVIP対応してくださるのは初めてとのことです。

お返しにTシャツをプレゼント

お返しにTシャツをプレゼント

お手製の首飾りをプレゼントしてくださったり、一緒に記念撮影もしてくださったりと本当に歓迎してくださっているのが伝わってきました。
そこで終わりかと思いきや、なんと市長直々に”カガヤンデオロ川のラフティング”をプレゼントしてくださいました。
ラフティングの様子も後日、別の記事でご報告させて頂きます!

 

カガヤンデオロの歴史を学べる、資料館を見学

続いてカガヤンデオロの歴史を伝える資料館を見学しました。
この資料館は、現地のキャピタル大学の中にあります。

案内&展示物の説明をしてくださったのも、キャピタル大学の大学生だった上、e-Educationのチュータープログラムでオープンハイスクールの生徒に教えてくれている大学生でした!
フィリピン人のホスピタリティを節々に感じます。

わざわざ制服に着替え直して、説明してくれたメラニーちゃん

わざわざ制服に着替え直して、説明してくれたメラニーちゃん

フィリピンに文明が起こる前の農耕民族だった時の土器や神物、植民地時代の写真など、カガヤンデオロの歴史を感じることができました。

 

初日ラスト!ウェルカムディナー&文化交流

初日の最後は、現地の大学構内でウェルカムディナーを開いてくださいました。
フィリピンの伝統舞踊を間近で見ることができたのは、とても貴重な機会でした。

みんな本気のバンブーダンス

みんな本気のバンブーダンス

日本勢も負けじと日本文化の紹介をしました。
けん玉や弓道、動物の鳴き声の違いやクイズ大会など、参加者の想い想いの方法で日本文化を披露しました。
最後はみんなで”世界に一つだけの花”を歌ったり、一緒にフィリピンの踊りを踊ったりして、交流を深めることができました。

e-Educationは、「最高の授業を世界の果てまで届ける」を使命に、フィリピンのオープンハイスクールの支援をはじめ、途上国で教育支援の活動をしています。
ぜひ私たちと一緒に、世界の子どもたちを寄付で応援しませんか?

途上国の子どもたちを寄付で応援 »

The post 【ついに!】フィリピンフィールドスタディ初日 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2019/08/22/philippines_fieldstudy_day1/feed/ 0
自信はなくても、行動する勇気は出せる。フィリピンで気づいた小さなBetterの大きな力 https://eedu.jp/blog/2018/11/16/jaime_small_better/ https://eedu.jp/blog/2018/11/16/jaime_small_better/#respond Fri, 16 Nov 2018 12:54:52 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=48031 みなさん、こんにちは、e-Educationフィリピンプロジェクトインターン5代目のジェイミーこと中川千絵美です。 突然ですが皆さんは、人生の岐路に立ったことはありますか?2年前、私は大きな岐路に立っていました。それは周 […]

The post 自信はなくても、行動する勇気は出せる。フィリピンで気づいた小さなBetterの大きな力 first appeared on トジョウエンジン.

]]>

みなさん、こんにちは、e-Educationフィリピンプロジェクトインターン5代目のジェイミーこと中川千絵美です。

突然ですが皆さんは、人生の岐路に立ったことはありますか?2年前、私は大きな岐路に立っていました。それは周りのみんなと同じように就活するか、自分のやりたいことをやるために挑戦するか、というものでした。

そして、後者を選んだ私はフィリピンに渡航、e-Educationインターンとして波乱万丈な一年間を過ごし、この8月に帰国しました。

今回の記事は、そんな波乱万丈なフィリピンでの挑戦で、私がどんなことをして、何を得てきたのかについての記事です。そして特に、2年前の私のように、

「本当は挑戦したい。けど、迷っている」

そんな方に読んでいただきたい記事です。

SPONSERD LINK

私はこのまま、なにも世界を見ずに社会人になっていいのか?

一年前の記事にも書いたように、私は大学二年生の時に東京にある国際人権NGOでインターンをしました。そこでの経験もあり、将来は社会課題を解決できる人間になりたいと思うようになりました。

しかし、大学卒業後どんな道を選べばいいのか?そもそも私は、社会課題の現場に行ったこともないし、その課題を解決しようと積極的に動いたこともありませんでした。
Yubiningen

本当は、日本にも社会課題の現場はたくさんあるのですが、当時はそれほど意識できていませんでした。また、国際人権NGOのインターンでは社会課題を解決するために働いていたわけですが、当時の自分は、現場が遠すぎてその実感がありませんでした。

「私はこのまま、なにも世界を見ずに社会人になっていいのか?」

一生のお金も時間も限られたちっぽけな自分がどうすれば、たくさんの課題を抱えたこの世界をよくできるのか?

考えても、全然わかりませんでした。

そして気づきました。「考えてもわからないなら、実際に行動しないと!」

そして、大学4年生の後期というギリギリの時期にe-Educationのインターンとしてフィリピンに渡航することを決めたのです。

出発直前の中川。自分なりのフル装備で出発したのですが、今見るとよくわからない格好をしています。笑

大きく社会を変える上からのプロジェクトと、小さな草の根のプロジェクト

ミンダナオ島で活動するe-Educationのインターンは私で5代目。フィリピンプロジェクトは代を重ねるごとに大きくなっていて、5代目の私は本当にたくさんのプロジェクトに携わることができました。

例えば、企業様と一緒に協働するプロジェクトや、JICAが関わる国家規模のプロジェクト。また、現地カウンターパートがフィリピン教育局なこともあり、物事を上から大きく変えるようなプロジェクトにたくさん携わりました。

MoA signing

大きなプロジェクトの式典。教育局長や学校長も勢揃いしました。

しかし、一方で、本当に現場の声が聞こえるのは草の根的なプロジェクトでした。

例えば、カミギン島での映像授業のプロジェクト。毎週教室に通っては、現場でトライアンドエラーを繰り返しました。

IMG_0924

思い出いっぱいのカミギン島のプロジェクトについてはこちらの記事に譲ります。

映像授業を「Lisod kaayo(めっちゃ難しいよ〜)」と言われ続け、へこむことも多かったカミギン島での半年でしたが、最後には先生と生徒の笑顔を見ることができました。

IMG_0920_Fotor

映像授業を使う先生と生徒たちの笑顔

先生や生徒たちの笑顔や、小さいけど確実な現場の変化が、私のパッションにもつながりました。

あの子の夢を応援したいから、私は進み続ける。

半年のカミギン島での活動の後、私はカガヤンデオロという大きな都市でプロジェクトを行いました。カガヤンデオロでもたくさんの生徒・先生と関わったのですが、特に紹介したいのが、彼です。

スクリーンショット 2018-10-13 5.39.36

彼はオノラトくん、18歳の中学1年生です。実はオノラトくんは、幼い時家族がバラバラになったことで、一度中学校にいくことを諦めています。その後、再び中学校に通いたいと思ったのですが、その時に彼はすでに18歳。

また、経済的にも苦しいため平日は働かなければなりませんでした。そのため彼はOpen High School Program(OHSP)に通うことを決めました。

OHSP Class room2

OHSPは全国の中学校で行われています。先生不足の学校が多く、100人の生徒を一人の先生が教えないといけないこともあります。

OHSPはフィリピン政府が主導で行なっているプログラムで、何らかの理由で平日の学校に通えない生徒が、週に一回学校に通うことで中学校卒業を目指すものです。

日本でいう定時制を超凝縮して、週に一回にしたようなものでしょうか。OHSPにはオノラトくんのような事情を抱えた生徒が多く通っています。

マカバラン3

授業の合間の一コマ。このように椅子を持ってきて外で勉強することもあります。

私は、オノラトくんが通うこのOHSPで、掛け算の歌プロジェクトを行なっていました。掛け算の歌プロジェクトは、掛け算もあまり身についていない、数学嫌いなOHSPの生徒たちが歌と踊りを通して算数に楽しく触れられることを目指したプロジェクトです。

掛け算の歌

踊りながら掛け算の歌を歌う生徒たち。

私は毎週日曜日、朝8:00から始まるOHSPに行き、彼らが掛け算の歌を歌うのを見てはちょっとずつ歌を改良したり、時には一緒に踊ったりしました。そうして生徒たちとの距離も近づいて行きました。

そして、ある時OHSPの生徒たちにインタビューをしてみました。その時にインタビューをさせてもらった一人がオノラトくんでした。

普段はシャイで控えめなオノラトくんが、照れながらも私の前で夢を語ってくれたのです。

オノラト

それは「先生になりたい」という夢でした。

私は彼のその夢をきいたとき「ああ、こんな生徒のことを私は応援させてもらっているのか!」と胸が熱くなりました。そして「この子たちの夢が叶うところをいつか見てみたい!」と強く思い、それが私の活動の原動力にもつながりました。

マカバラン2

OHSPの生徒と先生。生徒も先生も一緒になって掛け算の歌を練習してくれました。

約2ヶ月行なった掛け算の歌プロジェクト。この2ヶ月間でなんとクラスの生徒の70%のスコアとタイムが上がりました。

何よりも嬉しかったのは生徒一人一人の頑張りが見えたこと。最初掛け算が全然できなかった生徒たちが、自分で歌詞カードを持って帰って練習したり、100ます計算の練習を自主的にやり、その結果がテストに出たときの彼らの笑顔が見ることができた時は本当に嬉しかったです。

忘れていた、究極の選択。その回答は…?

そして月日は流れ、いよいよ帰国日になりました。

Bulua

帰国前にはお世話になった人たちに色紙に書いたメッセージをプレゼントしました。
(注)本当にこい一年間のエピソードをこの記事ではめちゃくちゃ圧縮してお伝えしています。もっと知りたい方はぜひe-Educationのイベントなどに遊びに来てください。

帰るための荷物を整理していると、一冊のノートを見つけました。
ノート1

それは「e-Educationノート」

e-Educationのインターンに受かる前のことから、フィリピンでの実際のプロジェクトのことまでつらつらと書いていたノートです。

使い切ってからは全く開いていないノートを久々に開くと、e-Educationのインターン最終面接を受けたあとのメモを見つけました。

ノート2

「自分のため」か「途上国のため」か

e-Educationのインターンになるにはたくさんの面接を経なければなりません。そして、その最後の面接が我らがe-EducationのCEO、三輪開人によるものなのですが、そこで毎回インターン生が聞かれる質問があります。

それが「あなたは、『自分のために』インターンにチャレンジしますか?それとも『途上国のために』チャレンジしますか?」という究極の質問なのです。

途上国で教育支援プロジェクトに携わりたいと思う人であれば、確実に迷うであろうこの質問。私はこの究極の質問「自分のため」と答えました。

世界を変えられない自分を、少しでも変えられる自分に。そんな思いを開人さんの前で宣言し、私はe-Educationにジョインしたのでした。

KenMayu

フィリピンプロジェクトインターン6代目のけんちゃんと7代目のまゆちゃん。e-Educationにはいろんな思いを持ったインターン生が集まります。

「世界を変えられる自分」、そんな自分になれたのか?

結論からいうと、渡航前に考えていた、世界を変えられる人間像-それは、フィリピンの社会を一年で大きく変えてしまうような人間でした-とは違いました。

しかし、「世界を変えられない自分を、少しでも変えられる自分に」、その目標は達成できたということができます。

小さなbetterが世界を変える

七転八倒しながらも全力で過ごしたフィリピンでの一年間。ですが私個人が「変化を起こせた」「残してこれた」と言えるものは、本当に少ししかありません。

それでも、そのような小さな変化、小さなbetterの積み重ねが世界を変えるのではないかと思うのです。

MOHSP

生徒の笑顔が増えることも、小さなbetterの一つです

最初に書いたように、e-Educationは国家規模のプロジェクトや、企業様とのプロジェクトなど「上から」インパクトを与えていくプロジェクトも多く持っています。

しかし、それらのプロジェクトは、小さなbetterの積み重ねがないと成り立たないのです。

例えば、生徒のちょっとずつの変化だったり、先生が少し笑顔になれたり、感謝と尊敬を込めたコミュニケーションをとってカウンターパートの人と信頼関係を築いていったり、そんな本当に小さなことです。

でも、そんな小さなbetterがなければ、大きなプロジェクトもできないし、社会も変わっていかないと思うのです。

Bulua3

矛盾の全くないBestな世界はある意味ユートピア的で、一つの課題を解決したらまた新たな課題が見えてくる、それがこの社会の構造なのかなと思います。

だからこそ、1ミリの小さなbetterを積み重ねて1センチに、それが積み重なって1メートルになっていく、そんな行動が社会を変えるのではないでしょうか。

一年の活動を通してこのことを実践してきた私は「世界を変えられない自分を、少しでも変えられる自分になれた」と胸を張って言うことができます。

最後に、もう一つ大好きな言葉を

最後に、もう一つ大好きな言葉をお伝えします。

それは

自信はないかもしれない、でも行動する勇気は出せる

という言葉です。

これは、プロジェクトが全く進まず、マイナス思考になり、前に進めなくなったときに、私の上司、吉川雄介さんに言われた言葉です。

吉川さん

写真右が吉川さん。時に厳しく、優しく、父親のように私を見守ってくれました。

たしかに、私は若者で、フィリピンの人にとってはよそ者で、一年休学して単身フィリピンに乗り込むような馬鹿者で。

経験も積んでなければ、残してきた実績もない、だから自信はないのは当たり前。でも、そんな私でも、何か変化を起こすための行動する勇気は出せるはず。

この言葉のおかげでそう考えられるようになりました。そして毎日毎日勇気を出して実際に行動し、小さなbetterを積み上げることができました。

チューター

現地でチューターとして活躍してくれている大学生たち。彼らも小さなbetterを積み重ねる仲間です。

だから私はこの言葉を、最初に伝えたような「岐路に立っている人」に伝えたいのです。

もしあなたが何かに挑戦したい、でも自信はない。

そんな風に思っているのであれば、勇気を出してとりあえず行動してみてください。本気で動けば、必ず応援してくれる人が出てきてくれます。

そして、さらにその中でもe-Educationの一員として挑戦したい!と思ってくださる人がいれば、こんなに嬉しいことはありません。

なんだか、最後に宣伝のようになってしまいましたが、この記事が2年前の私のような人の背中を押すことができればいいな、と強く思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

Salamat kaayo!

e-Educationのインターンで挑戦する »
ジェイミー2

The post 自信はなくても、行動する勇気は出せる。フィリピンで気づいた小さなBetterの大きな力 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2018/11/16/jaime_small_better/feed/ 0