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途上国には、様々な状況を打破するようなアイデア、これまでイメージにはなかったようなアイデアなどが多くあります。この記事では、グッドアイデアを10個紹介します。
1. 時速25キロで走行可能な太陽光を利用したソーラースクーター
太陽光を活用する「ソーラースクーター」が登場しました。南カリフォルニアのスタートアップが発明し、1回の充電で20マイル走行することが可能とのこと。途上国での活用も期待されます。
2. ミツバチを使った地雷探査アプローチ
これまで、風力地雷除去装置「Mine Kafon」や地雷探知アプリなど地雷に関するグッドアイデアを紹介してきました。今回紹介するのは、クロアチアの研究者ニコラ・ケジックさんが開発した、「ミツバチ」を活用したソリューションです。
高性能爆薬のトリニトロトルエン(TNT)の匂いと砂糖の匂いをうまく関連づけ、地雷がある場所を特定するように訓練することで、地雷の発見に役立てるとのこと。
3. アフリカに広がるシンプルなデザインのストーブ「Baker Stove」
室内での空気汚染で亡くなる人は400万人にのぼると言われるなど、問題も多い調理ストーブ。そんな中、高熱と省エネ、シンプルさが特徴の調理ストーブが登場しました。
価格は25ドルほど。開発者たちによれば、ケニアを皮切りに、タンザニア、ウガンダ、エチオピアとアフリカ中に広げていくとのことなので、途上国に広がりを見せていってほしいプロダクトです。
4. 途上国の子どもたちにプログラミングを教えるNPO団体「Coderise」
ラテンアメリカのアントレプレナーとエンジニアたちが共同で立ち上げたNPO団体「Coderise」についての紹介です。
南米のコロンビアで、8週間、20人(半分は女性)の子どもたちにコーディングのトレーニングし、簡単なウェブアプリケーションを作るだけの知識を得ることができるようにするそう。Twitter社のエンジニアなど豪華なメンバーが関わっています。
5. 国際NGO「WWF」とキャノンがタッグを組んだ写真キャンペーン
WFF(世界自然保護基金)の環境保護パートナーともなっているキャノン・ヨーロッパが、写真キャンペーンとして、Flickrに毎週1枚写真をアップしています。陸海に住む動物などを捉えた、10枚の写真を紹介します。
6. サウジアラビアの近未来的な駅のデザイン
イギリスの建築会社ザハ・アーキテクツが、サウジアラビアの首都リヤドの新しい地下鉄駅をデザインする大会で優勝したのでご紹介。
4階建て、6つのホーム、そして地下2つの階を駐車場を設け、歩行者が建物内を混雑することなく通行できるように、新しくできる橋と連動し、市と駅を結ぶモノレールも気軽に利用できる設計となっている駅です。
7. トルコの反政権デモで生まれたDIY精神あふれるバリケード
現在も続くデモの中で、トルコの首都イスタンブールでデモ参加者によってつくられたDIY精神、アート精神あふれるバリケードの紹介です。車や木やベンチ、トタンなど様々なものをバリケードにし、メッセージも書かれていますので、ぜひチェックしてみてください。
8. ケニア政府が91億ドルをかけて目指すシリコンバレー構想
今回、ケニアのコンザという町がアメリカのシリコンバレーのような場所になると計画されているようです。ケニア政府は、91億ドルをなにもなかった土地につぎこんで、家や学校、大学、会社などをつくることで、新しいハブを作ろうとしています。
9. 不要なプラスチックいすを再利用した車いす
2人のデザイナーがプラスチックのイスを活用し、DIYの精神でつくったのは、車いすでした。「Gatagara Hospital」という地域の病院で車いす製作のワークショップを開き、大小4つの車輪とプラスチックのいすを金具で留めればつくれるシンプルなプロダクトを量産しているとのこと。
10. ウクライナの学生が開発した、手話を「声」する未来的なグローブ「EnableTalk」
ウクライナの学生が開発したのは、タッチセンサー、加速時計、回転儀を備え付け、手話を文字化し、それを言葉にして発してくれるグローブでした。一台75ドル前後と安く、さらに軽量化され、手話の伝達も早くなっている素晴らしいプロダクトです。
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