「ウイスキーは♪お好きでしょう♪」というハイボールのCMでもおなじみのウイスキー。
スコットランドのスコッチ、アメリカのテネシーにバーボンなど地域や製造方法によって様々な種類があり、日本でも「響」や「白洲」など様々な銘柄が作られています。
今回は、世界中で愛されるウイスキーの中でも、イスラエル発のウイスキーと、その誕生にまつわる素敵なストーリーをご紹介いたします。
十字軍時代を発祥とする蒸留技術
イスラエルのウイスキーは、十字軍時代の錬金術師の蒸留技術にまでさかのぼるとも言われています。
その蒸留技術に基づいたウイスキー製造を現代に蘇らせようと、シモン・フリード氏は、なんとクラウドファンディングの手法を用いて、「The Milk&Honey」蒸留所を立ち上げました。
Milk & Honey from Simon Fried on Vimeo.
これまで、スコッチを輸入してイスラエルブランドで売り出すことはあっても、純イスラエル産のシングル・モルトを製造するのは初めての試みとのこと。
世界中のサポーターとウイスキーコレクターをつなぐ
そして、昨年のファンドレイズ・イベントではなんと75,000ドル(約800万円)もの資金調達に成功しました。
フリード氏は「クラウドファンディングの手法は、世界中のサポーターとウイスキー・コレクターを、国境を越えてつなぐ方法だ」と説明しています。
また、「The Milk&Honey」蒸留所のスーパーバイザーには、世界的な蒸留所コンサルタントのジム・スワン博士が担当することになり、さらなる注目が集まっています。
製造は今年の3月あるいは4月にも始まるそうで、出荷は2017年末あたりになるとのこと。イスラエル初のシングル・モルトを堪能できる日が楽しみです。
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