photo credit: Jungle_Boy via photopin cc
9月15日に開幕し、10月4日に閉幕した2014年仁川アジア大会。
日本はメダルが合計200個で、中国・韓国に次いで全体3位という結果を残しました。サッカーや競泳、女子バレーボールなどの試合を見たという人も多かったのではないでしょうか。
そこで、各国の国技について調べてみたところ、個人的に一番興味を惹かれたのがこの「カバディ」でした。この記事では地上放送されなかったインドの国技である「カバディ」について調べてみました!
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欧米諸国にも広がりをみせるカバディ
まず、インドでスポーツといえばクリケットのイメージを持つ人もいると思います。実際、由緒正しい競技のカバディよりもクリケットのほうが人気や競技人口は多いようです。
しかし、インドの国技は何といってもカバディだとか。これまでのアジア大会では全て金メダルという無類の強さを誇っているのです。そして今年の仁川アジア大会では7連覇という偉業を達成しています!
カバディについては、以下の2点を押さえておきましょう。
- 南アジア諸国で数千年の歴史を持つ競技
- 「カバディ、カバディ、カバディ…」と連呼しながら攻撃する鬼ごっこのような競技
さらに詳細の情報については以下のようなことになります。
なんとこのカバディ、19世紀にインドを中心にルールの整理が行われ、かのガンジーやインドの国歌の作詞・作曲を手掛けたタゴール、ネルー首相などの応援を受けて全面的な組織作りが行われたそう。
それからアジアカバディ選手権大会が開催されたり、アジア大会において正式種目になりました。現在はアジア各国に加えて、イングランド、イタリア、ドイツ、アメリカなど欧米諸国にも広がりをみせています。
1チーム7人組で、鬼ごっこのように捕まえる攻撃1人VS逃げる守備7人で競技が行われます。攻撃側が守備側の人(相手チーム)をタッチして点を稼いでいくというもの。
その攻撃側の1人は「カバディ、カバディ、カバディ…」と連呼しなくてはなりません。しかも一息でです。一息で言い続けなくてはなりません。息継ぎをしないといけなくなったら攻撃権がなくなり、攻撃側と守備側が交替します。
動画をご覧になってみてください。
2010年アジア大会パキスタンVSイラン
日本代表は国際的にも強豪国
気付きましたか? なんと、誰も「カバディ、カバディ、、」とは発していません(笑)
しかし、選手はちゃんと「カバディ」と言っているのだとか。大声で言う必要はなく、聞こえないボリュームだそうです(詳しいことは分かりませんが、一息で言い続けているかどうか審判は分かるのでらないような気がするのでおそらく自己申告制だと思います)。
また、「カバディ」には特に意味もなく、平常心へと導く言葉というか呪文のようなもの。そして、動画を見るとラグビーのような感じもします。鬼ごっこと聞いて実際見てみると格闘技っぽい一面もある印象を受けました。
なんとカバディには日本代表もあるようで、2010年に行われたアジア協議会で男子日本代表は銅メダルを、第1回女子W杯でも女子日本代表が銅メダルを獲得しているとのことで日本は国際的にも強豪国に入ります。
これから注目していきたい競技のひとつです。また、他の国技についても知っていきたいですね!
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