イベントニュース | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Tue, 19 May 2020 08:53:07 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 【e-Education海外インターン募集】最高の教育を世界の果てまで届ける大学生挑戦者を募集しています!【説明会参加必須】 https://eedu.jp/blog/2019/11/05/global_intern_2019_winter/ https://eedu.jp/blog/2019/11/05/global_intern_2019_winter/#respond Tue, 05 Nov 2019 11:07:51 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49466 「途上国の教育課題を、若者の力で解決する」 私たち特例認定NPO法人e-Educationは、途上国の教育課題を自らの手で解決しようと挑戦する大学生によって生まれた団体です。 バングラデシュから始まった活動はアジア各国に […]

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「途上国の教育課題を、若者の力で解決する」

私たち特例認定NPO法人e-Educationは、途上国の教育課題を自らの手で解決しようと挑戦する大学生によって生まれた団体です。

バングラデシュから始まった活動はアジア各国に広がり、これまで50人を超える学生が現地でプロジェクトを立ち上げ、現地の教育環境を改善してきました。
今回は、現在活動しているフィリピン、バングラデシュ、ネパールにおいて、プロジェクトスタッフとして活動する海外インターン生の採用を行います。

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2019冬募集、開始します!

私たちe-Educationのプロジェクトでは、現地の学校や先生とのやり取りはもちろん、現地教育局や他NGO団体、様々な日系企業との連携・協働することも増えてきました。多くの人を巻き込みながらプロジェクトを展開し、最高の教育を届けるための挑戦は次なるステージに進みつつあります。

途上国の教育課題を解決したい、子どもたちの夢や想いを応援したい、持続可能な支援モデルを確立したい、そんな強い想いを持った方のご応募をお待ちしています。

興味のある方は以下の募集要項をお読み頂き、ぜひ海外インターン選考にご応募ください!

募集要項

募集概要

  • 職種: プロジェクトスタッフ
  • 募集人数: 若干名
  • 対象: 大学生、大学院生
  • 活動場所:フィリピン(カガヤンデオロ、カミギン島) 
         バングラデシュ
         ネパール    ※国内事前研修あり
  • 現地活動期間:1年間 (要相談 ※休学を原則とします)

募集職種(赴任地)

  • フィリピン: プロジェクトスタッフ(カガヤンデオロ・カミギン)
  • バングラデシュ: プロジェクトスタッフ
  • ネパール: プロジェクトスタッフ

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フィリピンプロジェクト紹介をみる »

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バングラデシュプロジェクト紹介をみる »

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ネパールプロジェクト紹介をみる »

※滞在地からプロジェクトの拡大を目指し、他地域での活動もあります。

派遣予定時期(任期:原則1年間)

原則2020年10月〜
※渡航の時期や期間は応相談とします(相談の上、2020年4月から渡航の可能性もあります)。
※渡航までの半年間は内定者として、国内での様々な活動に関わっていただきます。

現地での活動

  • 実施校での学習環境モニタリング
  • 他団体との協議や調整、成果検証サポート
  • JICA案件や企業案件のサポート(調査設計、現地教師との協議等)
  • 教師対象のカンファレンスの準備、開催サポート

得られる経験やスキル

  • 行政や企業等を巻き込み、インパクトの大きいプロジェクト展開ができる力
  • プレゼンテーションスキル
  • 相手の立場に立って物事を考える力
  • 教育局長や州知事等、行政トップと仕事をする経験
  • 教育支援モデルを確立し、全国展開させる経験
  • 社会課題に取り組む学生・社会人とのネットワーク

求める人物像

  • e-Educationの理念や活動に原体験を持って共感していること
  • 途上国の教育課題解決に対して強い想い・情熱を持っていること
  • パートナーたちと信頼関係を築くためのコミュニケーション能力がある方
  • 英語でのコミュニケーションに不安がない人(渡航開始までにTOEIC650点以上が条件となり、未達の学生は渡航前にTOEIC受講可)
  • 約束を大切にし、一つ一つ確実にやり遂げることができる方
  • 想いと責任を持って最後まで諦めないタフな方
  • 急成長中の組織の一員として常に自ら挑戦するマインドがあること

《以下の方は優遇》

  • 途上国でのボランティア経験や滞在経験のある方
  • 英語や現地語を話せる方

どういった学生におすすめか

  • 行政連携、企業連携に関心があり、成長したいと思っている人
  • 自分がやりたいことを大切にしながら、現地で必要なことに全力を注げる人
  • 途中で投げ出さない人
  • 忙しさの中から楽しさや意義を自ら見いだせる人
  • 教育を通したビジネスに関心がある人

待遇

海外インターンの挑戦をサポートするために、最大100万円規模の補助をいたします。詳細は以下の通りです。

【固定額支給】
・支度準備金:10万円
・現地生活費:毎月5万円x最大12ヶ月 *他助成機関からの活動費支給を受けられる方も対象です。

【実費支給】
・往復航空券代(1往復分)
・ビザ取得及び更新にかかる費用(手数料及び交通費実費込み)を支給
・国内研修費用(インターン合宿参加にかかる交通費および宿泊費)
・TOEIC受講料(渡航条件である650点以上の人は支給なし)
※その他現地でプロジェクトを実施する上でかかる費用(長距離交通費、教材制作費、ワークショップ開催費など)の団体負担となります。

募集期間

11月29日(金)23:59までが課題提出〆切となりますが、説明会参加が必須であり、最後の説明会が11月27日(水)となる点にご注意ください。

応募の流れ

説明会日程

インターン応募につきましては、説明会への参加が必須となっております。
以下の日程から都合のつく日時をご確認の上、説明会参加フォームよりお申し込みください。
また、遠方にお住まいで東京の説明会に参加できないという方は、東京で実施する説明会へのオンラインで出席も可とします。

説明会参加フォームへ »

日時
11月15日(金):19時〜21時
11月16日(土):14時〜16時
11月22日(金):19時〜21時
11月27日(水):19時〜21時

場所
e-Education東京オフィス (千代田区東神田1丁目2-8 赤塚ビル2階)
最寄駅:JR馬喰町駅/都営新宿線馬喰横山駅 徒歩3分

また、お問い合わせについては、件名を下記のようにご記入の上、本文をお書きいただき、recruit[at]eedu.jpまでご連絡をお願い致します。
※[at]は@に変換して下さい。

応募方法

以上の募集要項を確認いただき、ぜひ参加したいと決意して下さった方は、説明会にご参加ください。その後、具体的な選考についてご連絡をさせて頂きます。

選考プロセス

  1. 書類選考(説明会参加頂いた方へ選考書類をお送りします)
  2. 面接(書類選考通過者のみ)

応募後の流れ

上記説明会参加フォームから申し込み

説明会に参加

弊団体から書類選考課題を送付

選考課題を提出

書類選考の結果、及び面接日程のご連絡

担当者と面接(複数回)

12月下旬〜1月上旬を目処に合否通知

最後に

今回海外インターンにご応募いただく方には、新たなe-Educationの一員として、「最高の教育を世界の果てまで」という私たちのミッションに向かって、私達と共に様々な活動に挑戦して頂きたいと考えています。

今回の募集からe-Educationよりインターン生に対して現地生活費を支給できることになり、より多くの学生に海外インターンの挑戦のチャンスを届けられることを私たちとしても非常に嬉しく思います。

日本の若者のの挑戦を応援するとともに、途上国の子ども達に教育の機会を届けることを通して、彼らが夢や想いを実現することをサポートし、誇りを持って生きていくことを応援したいと思っています。

熱い意思を持った方のご応募をお待ちしております!

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バングラデシュの果てまで「最高の教育」を届けよう!【プロジェクト紹介】 https://eedu.jp/blog/2019/11/05/bangladesh_project_intro2019/ https://eedu.jp/blog/2019/11/05/bangladesh_project_intro2019/#respond Tue, 05 Nov 2019 10:56:13 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49471 バングラデシュは、大きな人口を抱える国であり、現在経済成長の最中にあります。一方で、都市と地方の教育の機会の格差は著しく、地方になると低価格で良質な予備校に通うことは難しくなります。 e-Educationの始まりの地で […]

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バングラデシュは、大きな人口を抱える国であり、現在経済成長の最中にあります。一方で、都市と地方の教育の機会の格差は著しく、地方になると低価格で良質な予備校に通うことは難しくなります。

e-Educationの始まりの地であるバングラデシュは来年で事業を始めてから10年。映像授業の作成、提供、受講体制の改善、先輩によるサポートなど活動は多岐に渡り、一人でも多くの生徒が自信と誇りを持って社会で生きていけるように活動をしています。

この10年の経験は確実に蓄積されており、その成果は、現地パートナーの存在や、e-Educationの修了生たちが「インターン奨学金」制度を用いて現地パートナーのもとで働きながら後輩のサポートをする体制を作るなど毎年の改善に裏付けられています。本記事ではそのようなバングラデシュの取り組みについてご紹介します。

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これまでの活動実績

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2010年より活動を開始し、現地パートナーともに首都ダッカに拠点を置きつつ、チッタゴン管区チャンドプールにて授業を提供しています。農村部の生徒に授業を提供し続けて、2018年度までに述べ23,000人以上の高校生をサポートしてきました。

昨年度から、生徒一人ひとりにタブレットを支給し、個々の理解速度に合わせて受講が可能になり、より生徒一人ひとりのニーズに応えられるようになりました。

また、3年目を迎える「インターン奨学金」制度によりe-Educationを修了した先輩たちから勉強面だけでなく精神面のサポートにも注力しています。

万全の状態で大学受験に臨める体制を整えた結果、9年連続でトップ大学のダッカ大学をはじめとする難関大学や生徒の希望する大学に進学することができています。

今後のプロジェクト計画

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2020年度にかけて、チャンドプールにおける大学受験支援を引き続き展開します。

教育環境の質的向上に向けて映像教材の改善・拡充を現地パートナーや教師と協力して行います。

タブレットの導入やインターン奨学金制度によるサポート等の教育環境改善の実績をもとに受講生の受け入れを拡大し、より多くの生徒に良質な授業を届けます。

また、大学受験の結果に加えて、生徒が勉強に打ち込んだ時間や進学先への納得度も調査し、誇りをもって社会に貢献できる人材の育成に注力します。

その他、企業連携案件等も通して一人でも多くの若者に良質な教育を届けるために現地パートナーの事業をサポートします。

インターン生が取り組む業務

  • 大学受験支援のスケジューリング、学習環境モニタリング
  • 教師対象のセミナーの準備、開催サポート
  • JICA,ADBなど開発機関案件や企業案件のサポート(機関や企業、大学関係者との協議・交渉等)

※2018年実績ベース。その他、現地パートナーのビジネス事業のサポートの可能性もあり。

得られる経験やスキル

  • 行政や企業等を巻き込み、インパクトの大きいプロジェクト展開ができる力
  • 経営者のパートナーとして組織の成長を促進させる力
  • 元中央銀行総裁や国際機関所長等、公的機関トップと仕事をする経験
  • 教育支援モデルを確立し、全国展開させる経験
  • 社会課題に取り組む学生・社会人とのネットワーク
  • 世界で勝負できるプレゼンテーションスキル

どういった学生にオススメか

  • 行政連携、企業連携に関心があり、成長したいと思っている人
  • 自分がやりたいことを大切にしながら、現地で必要なことに全力を注げる人
  • 途中で投げ出さない人
  • 忙しさの中から楽しさや意義を自ら見いだせる人
  • 教育を通したビジネスに関心がある人
  • 英語でのコミュニケーションに不安がない人

おわりに

現在、成長著しいバングラデシュの現地パートナーとの協働を通して社会への貢献を果たせることはこの上ないやりがいを感じることかと思います。

毎年新たな挑戦を続ける現地パートナーはe-Educationの大学受験支援だけでなく、ビジネスにより教育課題を乗り越える方法を常に模索しています。
そのような常に成長するプロセスの中で支援者・被支援者という垣根を超えて対等な立場で協働する彼らとの取り組みは多くの学びを得られるでしょう。

一緒にバングラデシュで挑戦できること楽しみにしております!

インターン募集要項をみる »

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フィリピンの果てまで「最高の教育」を届けよう!【プロジェクト紹介】 https://eedu.jp/blog/2019/11/05/phillipines_project_intro2019/ https://eedu.jp/blog/2019/11/05/phillipines_project_intro2019/#respond Tue, 05 Nov 2019 10:56:03 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49565 フィリピンは、経済成長にともない格差が拡大しつつあり、経済的な格差を背景に学校をドロップアウトしてしまう生徒が多くいます。早期結婚、早期出産の問題もあり、貧困の再生産が起こってしまっています。 フィリピンの教育制度の中に […]

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フィリピンは、経済成長にともない格差が拡大しつつあり、経済的な格差を背景に学校をドロップアウトしてしまう生徒が多くいます。早期結婚、早期出産の問題もあり、貧困の再生産が起こってしまっています。

フィリピンの教育制度の中にはドロップアウトしてしまった生徒が通うオープンハイスクールプログラム(OHSP)というものがあり、e-Educationは現地教育局と連携してOHSPの支援に取り組んでいます。

映像授業の作成、提供、教師研修、チューター制度の導入と活動は多岐に渡り、一人でも多くの生徒が自信と誇りを持って社会で生きていけるように活動をしています。

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これまでの活動実績

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2013年より活動を開始し、カガヤン・デ・オロ市教育局、カミギン島教育局の信頼を得てパートナシップを構築しました。両教育局とともに、ドロップアウトした生徒が通うオープンハイスクールプログラム(OHSP)に対して、現地の先生方と共に映像教材を作成し、述べ1500名以上の生徒に提供してきました。

e-Educationのパイロット校での活動を 「カガヤン・デ・オロモデル」として中央教育省にも共有し、フィリピン全体へ波及させていく活動も行っています。

加えて、企業連携案件やJICA案件も展開し、より専門性の高い教育支援活動を行っています。

今後のプロジェクト計画

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2019年度にかけて、ミンダナオ島カガヤン・デ・オロ市、及びカミギン島の2箇所のパイロットプロジェクトを引き続き展開します。

カガヤン・デ・オロ市では、オープンハイスクールプログラム(OHSP)の教育環境の質的向上に向けて現地教育局や現地教師と協力して活動します。

カミギン島では、パイロット校における課題発見、モニタリング、映像授業の提供とカスタマイズ等を行います。

それらのパイロット事業に加えて、企業連携案件等も通してより多くの地域への教育支援へといかに拡大していくかを検討しながら進めます。

インターン生が取り組む業務

  • パイロット校(カガヤン、カミギン)での学習環境モニタリング、他団体との協議や調整、成果検証サポート
  • JICA案件や企業案件のサポート(調査設計、現地教師との協議等)
  • 教師対象のカンファレンスの準備、開催サポート

得られる経験やスキル

  • 行政や企業等を巻き込み、インパクトの大きいプロジェクト展開ができる力
  • プレゼンテーションスキル
  • 相手の立場に立って物事を考える力
  • 教育局長や州知事等、行政トップと仕事をする経験
  • 教育支援モデルを確立し、全国展開させる経験

どういった学生にオススメか

  • 行政連携、企業連携に関心があり、成長したいと思っている人
  • 自分がやりたいことを大切にしながら、現地で必要なことに全力を注げる人
  • 途中で投げ出さない人
  • 忙しさの中から楽しさや意義を自ら見いだせる人
  • 教育を通したビジネスに関心がある人
  • 英語でのコミュニケーションに不安がない人

途上国への熱い思いをもった方、ご応募お待ちしております!

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ネパールの果てまで「最高の教育」を届けよう!【プロジェクト紹介】 https://eedu.jp/blog/2019/11/05/nepal_project_intro2019/ https://eedu.jp/blog/2019/11/05/nepal_project_intro2019/#respond Tue, 05 Nov 2019 10:55:43 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49554 山岳地帯が多いネパールでは、都市部と農村部とで様々な格差があります。特に教育機会の格差は著しく、慢性的な教師不足の課題があります。結果として、中学卒業認定試験(SEE)の合格率は、都市部の中学が80%を超えるにもかかわら […]

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山岳地帯が多いネパールでは、都市部と農村部とで様々な格差があります。特に教育機会の格差は著しく、慢性的な教師不足の課題があります。結果として、中学卒業認定試験(SEE)の合格率は、都市部の中学が80%を超えるにもかかわらず、農村部の学校では約30%と、生まれ育った場所を理由に将来が制限されてしまっている現状があります。

e-Educationは、農村部の生徒が学習しやすいようにネパール語での映像授業を制作、提供し、生徒が「いつでもどこでも何度でも」学習できる環境をつくり、誰もが夢や目標に向かって前向きに努力していける社会を実現するために活動しています。

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これまでの実績

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ネパールプロジェクトは2015年から始動しています。同年4月に発生したネパール大地震の被害の大きかったカブレ郡への映像授業提供を始めました。2016年から初代インターン生を派遣し、マクワンプール郡への映像授業の提供へと拡大しました。

これまで800名の生徒へ映像授業を提供し学習支援を行ってきました。2017年よりJICA草の根技術協力事業の採択を受け、さらなるプロジェクト拡大に向けて取り組んでいます。

今後のプロジェクト計画

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本年度までのプロジェクトを通じて、パイロット校における教育課題が数学であることが判明しました。パイロット校の一つであるカブレ校では、中学卒業試験(SEE)不合格者は全て数学の点数が足りずに不合格だったことが判明し、他の地方公立校においても同様の結果となっています。

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これを踏まえ、e-Educationは数学力の向上へ更に注力します。具体的には、SEE合格に不可欠な数学の映像教材を追加作成し、カブレ郡やマクワンプール郡をはじめとした各地域におけるパイロット校における映像授業の活用モニタリング、及び他校で活用されるためのガイドラインや教員研修を行う予定です。

インターン生が取り組む業務

  • カブレ郡、マクワンプール郡のパイロット校における教師のサポート
  • 現地の学習環境改善のため施策実施やモニタリング活動計画の策定
  • 他の学校へ提供拡大するためのガイドライン作成、教育局との協議、教員研修の企画・運営
  • 現地パートナーKids of Kathmanduとの連携、及び他のNGOとの連携による活動拡大

得られる経験やスキル

  • 途上国の教育支援とは何なのかを深く考える経験
  • 農村部のリアルな生活を通して途上国の実態を深く理解できる
  • 汎用性のある教育支援モデルとは何かを考え抜き、実行に移す力
  • 現地NGOや学校の教師を巻き込み動かしているリーダーシップ
  • 行政や国際開発機関等を巻き込み、インパクトの大きいプロジェクト展開ができる力

どういった学生にオススメか

  • 行政連携、企業連携に関心があり、成長したいと思っている人
  • 自分がやりたいことを大切にしながら、現地で必要なことに全力を注げる人
  • 途中で投げ出さない人
  • 忙しさの中から楽しさや意義を自ら見いだせる人
  • 教育を通したビジネスに関心がある人
  • 英語でのコミュニケーションに不安がない人

途上国への熱い思いをもった方、ご応募お待ちしております!

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【e-Education正職員募集】社会の変化を加速させ、組織の急成長を支える熱い仲間を募集します!【2019年11月24日〆切】 https://eedu.jp/blog/2019/11/01/recruit_staff_2019/ https://eedu.jp/blog/2019/11/01/recruit_staff_2019/#respond Thu, 31 Oct 2019 23:00:04 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49455 「最高の授業を世界の果てまで届ける」 私たち特例認定NPO法人 e-Educationは、このミッションの実現に向けて2010年に立ち上がり、バングラデシュをはじめとした途上国で教育支援を行ってきました。 来年で創業10 […]

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2019正職員募集

「最高の授業を世界の果てまで届ける」

私たち特例認定NPO法人 e-Educationは、このミッションの実現に向けて2010年に立ち上がり、バングラデシュをはじめとした途上国で教育支援を行ってきました。

来年で創業10年を迎え、国内・海外での事業やプロジェクトが急激に拡大してきており、そのスピードをさらに高めていくために、新たに正職員4名(グローバル事業部:事業統括1名、カントリーマネージャー2名/経営管理部:広報・ファンドレイズ担当1名)を募集することにしました。

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募集要項

職種(採用人数)

カントリーマネージャー(2名)
事業統括責任者(1名)
広報・ファンドレイズ担当(1名)

業務概要

<カントリーマネージャー>
各国の行政・現地企業・NGOとの協働による教育支援事業の推進のほか、日系企業へのコンサルティング業務・国際機関からの業務委託等の、企画提案・実行・報告書作成を事業統括責任者と共に行っていただきます。
※フィリピン、ネパールのどちらかへ、現地駐在ベースまたは長期出張を想定しています。

<事業統括責任者>
e-Educationの海外担当職員(バングラデシュ、ミャンマー、フィリピン、ネパールで、東京からの出張ベースで活動)のマネージャーとして、指導・管理を行っていただきます。また、各国の行政・現地企業・NGOとの協働による映像教育事業の推進のほか、日系企業へのコンサルティング業務・JICA案件等の、企画提案・実行・報告書作成をカントリーマネージャーと共に行います。
※勤務地:e-Education東京オフィス

<広報・ファンドレイズ担当>
現在の広報・ファンドレイズ担当職員と共に、以下の業務を担当いただく想定です。
■WEB/オウンド メディア/SNS/プレスリリース等での情報発信(ライティング含む)
■各種イベントの企画/運営
■寄付会員管理(CRM分析業務等)
■アニュアルレポート等、団体が発行する印刷物の制作(企画・進捗管理)
■各種メディア対応
■助成金対応
※勤務地:e-Education東京オフィス

求める人物像

<共通して求めるもの>
・e-Educationの理念や活動に原体験を持って共感してていること
・途上国の教育課題解決に対して強い想い・情熱を持っていること
・パートナーと信頼関係を築くための会話(英語)力がある方
・約束を大切にし、一つ一つ確実にやり遂げることができる方
・想いと責任を持って最後まで諦めないタフな方
・成長中の組織の一員として常に挑戦するマインドがあること
・民間企業での実務経験が2年以上あり、プロフェッショナルとしての高い意識があること(プロジェクトマネジメントの経験があるとなお可)
・教育事業や国際協力等に関連する経験が2年以上ある方(途上国の貧困地域に駐在していた経験があるとなお可)

<カントリーマネージャーに求めるもの>
◆必須要件
・ビジネスレベルの英語能力
・フィリピンまたはネパールの駐在または長期出張が可能(年間4〜6回の他活動国出張および日本帰国を想定)
・途上国での活動経験

<事業統括責任者に求めるもの>
◆必須要件
・ビジネスレベルの英語能力
・途上国での活動経験
・海外出張可能(1回約2週間を年間10~15回程度)
・社会人経験10年以上
◆歓迎要件
・プロジェクトリーダー又は管理職経験・企画提案
・コンサルティング等の経験
・国際機関を含む公的機関への報告書等作成経験

<広報・ファンドレイズ担当に求めるもの>
◆必須要件
企業やNPOでの広報、ファンドレイズ、マーケティング、顧客対応、イベント企画運営、のいずれかの経験
◆歓迎要件
・WEB記事等のライティング経験
・SalesforceをはじめとしたCRMツール活用経験
・動画編集やパンフレット作製経験
・認定/准認定ファンドレイザー

待遇

【カントリーマネージャー】
給与:月給25万円~ ※固定残業代含む(経験、能力等を考慮のうえ決定)
各種社会保険完備、国内外出張に伴う交通費

【事業統括責任者】
給与:月給35万円~ ※固定残業代含む(経験、能力等を考慮のうえ決定)
各種社会保険完備、国内外出張に伴う交通費

【広報・ファンドレイズ担当】
給与:月給25万円~ ※固定残業代含む(経験、能力等を考慮のうえ決定)
各種社会保険完備、国内外出張に伴う交通費

勤務開始時期

2020年4月1日(応相談)

募集期間

2019年11月1日(金) 〜 11月24日(日)23:59まで

<課題提出〆切>
11月29日(金)23:59まで
 

応募方法・お問い合わせ

以上の募集要項を確認いただき、ぜひ参加したいと決意して下さった方は、下記ボタンより申し込みフォームにてご応募ください。

 

また、お問い合わせについては、件名を下記のようにご記入の上、本文をお書きいただき、recruit[at]eedu.jpまでご連絡をお願い致します。
※[at]は@に変換して下さい。
件名:【正職員採用への応募】[お名前(フルネーム)]

選考プロセス

書類選考(応募頂いた方へ選考書類をお送りします)
面接(書類審査通過者のみ)

採用説明会

e-Educationの事業や組織についてより詳細のご説明をさせていただき、応募に際しての不安や疑問を取り除くことを目的として、応募者の方には採用説明会への参加を推奨しております。遠方にお住まいの方にはスカイプなどを利用したオンラインでの説明会を実施させていただきます。

《実施日時》
① 11月7日(木)19時〜21時
② 11月13日(水)19時~21時
③ 11月20日(水)19時〜21時
④ 11月23日(土)14時〜16時

《会場》
*4日程ともに東京オフィスにて開催。オンラインでもご参加いただけます。

東京オフィス住所:東京都千代田区東神田1丁目2-8 赤塚ビル2階
最寄駅:JR馬喰町駅/都営新宿線馬喰横山駅 徒歩3分

説明会への参加をご希望の方は、下記ボタンより応募フォームにてお申し込みください。

最後に

世界にはまだまだ様々な問題があり、学びたくても学べない子どもたちがそこにいます。道なき道を進み、1つずつ課題を解決していくしかありません。私たちe-Educationとともに挑戦を続け、一緒に最高の授業を世界の果てまで届けましょう!

熱い意思を持った方の応募をお待ちしております!


あわせてぜひご覧ください(スタッフ紹介)

e-Educationには個性豊かなスタッフがおり、一人一人が挑戦する理由を持っています。どうやってe-Educationと出会い、どんな想いを持って挑戦しているのか。それぞれの物語にぜひ触れていただけると嬉しいです。

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三輪 開人(代表理事)

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中野 秀敏(事務局長)

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古波津 大地(ミャンマー・カントリーマネージャー)

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坂井 健(フィリピン・カントリーマネージャー)

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水溜 智士(広報ファンドレイザー)

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猪瀬 絢子(バングラデシュ・カントリーマネージャー)

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3ヵ国を巡りながら社会課題解決に挑む~LAMP第二期募集開始!~ https://eedu.jp/blog/2019/09/29/lamp_2nd_batch_now_open/ https://eedu.jp/blog/2019/09/29/lamp_2nd_batch_now_open/#respond Sun, 29 Sep 2019 08:14:27 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49385 「問われる情報との付き合い方」、世界で巻き起こる課題にどう対処するか 私たちNPO e-Educationは、途上国の教育課題を解決すべく、バングラデシュ、ミャンマー、フィリピン、ネパールで活動を行っている団体です。 こ […]

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LAMP二期募集

「問われる情報との付き合い方」、世界で巻き起こる課題にどう対処するか

私たちNPO e-Educationは、途上国の教育課題を解決すべく、バングラデシュ、ミャンマー、フィリピン、ネパールで活動を行っている団体です。

これまで各国で教育支援を行ってきた私たちですが、2017年、大好きな活動国であるバングラデシュ、ミャンマー両国をまたいで国際問題に発展したロヒンギャ難民問題が、大きな課題として目の前に立ちはだかりました。

70万人以上の人びとが家を失い、家族を失い、ミャンマーからバングラデシュへ難民として逃れるという異常事態。
高まる両国の緊張感。

そんな中、「若者が絶望ではなく、希望溢れる未来へ」向かってほしい。

そんな願いを込めて、LAMPは始動しました。
LAMPの始まり経緯に関してはこちらの記事も参照ください。

今回は、そんなLAMP第一期の取り組み、そして第二期募集についてお知らせします!

SPONSERD LINK

LAMP一期の取り組み

日本プログラム

LAMP一期は今年2019年2月、日本プログラムから始まりました。
《Learn、Act、Make》をコンセプトに、バングラデシュ、ミャンマー、そして日本からの若き参加者15名は3つのチームに分かれそれぞれ社会起業家からの課題に挑み、解決策を考え抜きました。
最終日には各チームが社会起業家に対してプレゼン、多様なメンバー、そして若者「だからこそ」の視点で起業家の人たちを驚かす提案が出来るまでになっていたのです。

LAMP日本

ミャンマープログラム

4月、ミャンマーでは名著『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の日本語版翻訳者でもある上杉周作さんを講師とし、世界を見る時の「思い込み」を乗り越え、データをもとに世界を正しく見る方法を学ぶ大切さを学びました。
地方の村を訪問、現地NGOや生活する人たちへのヒアリングを通じ、「現場」にとことん向き合う中で課題の本質の理解に努めました。

LAMPミャンマー

バングラデシュプログラム

8月、最後のバングラデシュプログラムでは”Be the Change(あなた自身が変化たれ)”をスローガンに、これまで見てきた社会課題に加え、自分自身の人生に、仲間の人生にどう向き合うのか、に注力をしたプログラムを実施しました。
「自分の人生についてここまで深く振返ったことは初めてでした。自分自身のこれから取り組むべき事も明確に見えてきました」
そう答える参加者たち。プログラムを通じて、自らの心のLAMP(灯)を見つけることで、また一歩、前へ歩み始めたのです。

LAMPバングラデシュ

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募集概要

  • 募集人数:
      日本、バングラデシュ、ミャンマー各国5名程度
  • 対象:
      ~30歳以下
      以下全てのプログラムに参加できる方
  • 渡航スケジュール(予定):
      日本プログラム 2019年12月2週目
      ミャンマープログラム 2020年2月5週目
      バングラデシュプログラム 2020年4月5週目
      ※各国1週間程度
      ※状況に応じスケジュールが変更になる可能性あり
  • 参加費:
      航空券・滞在費、その他プログラム参加にかかる諸経費は無料

プログラム中の主な活動

  • 各国の社会起業家が直面する課題に対し、街・村へ繰り出し調査を実施、解決策を模索する
  • 3ヵ国混合チームで課題解決策のプレゼンテーション
  • 各国の有識者(大学教授、政府関係者、元中央銀行総裁など)と社会課題に対しての対話
  • 社会課題を見てきたうえで、自分自身、チームメイトとの対話セッション(ライフカーブ、ライフミッションなど)

イメージする参加者像

  • 世界で起こっている課題を、色んなバックグラウンド持った仲間と多様な視点を通して考えたい方
  • 自分自身の感じている課題意識を、実践を通して検証したい方
  • パートナーたちと信頼関係を築くための会話(英語)力がある方
  • 自分自身の成長と、仲間の成長を共につくっていきたい想いのある方

募集期間

<選考課題提出期間>
2019年9月29日(日)~2019年10月27日(日)23:59まで
※募集締め切り時間を過ぎてのご応募は選考の対象となりませんので、ご注意ください

選考課題提出後に、通過者の方には面接選考へ進んでいただきます。
結果は順次ご案内し、11月10日(日)までには全選考プロセスが完了予定です。

応募方法

以上の募集要項を確認いただき、ぜひ参加したいと決意して下さった方は、下記の応募フォームにご記入ください。
具体的な選考内容に関してはフォームよりご確認ください。

ご応募は、こちらの応募フォームからお願いします。

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また、お問い合わせについては、件名を下記のようにご記入の上、本文をお書きいただき、info[at]eedu.jpまでご連絡をお願い致します。
※[at]は@に変換して下さい。

件名:【LAMP応募に関して】[お名前(フルネーム)]

選考プロセス

  1. 一次選考(応募フォーム内の質問事項へお答えください)
  2. 二次選考:オンライン面接(書類審査通過者のみ)

応募後の流れ

上記応募フォームから応募(~10月27日)

一次選考の結果、及び面接日程のご連絡(順次)

担当者と面接(10月下旬~順次)

11月10日以降順次面接結果のご連絡

LAMP一期生、報告会の様子

9月29日(日)、東京にてLAMP第一期に参加した日本メンバー5名によるLAMP参加報告会が開催されました。
こちらの様子はe-EducationのFacebook Live配信のアーカイブでもご視聴頂けますので、ご関心のある方はぜひご覧ください。

9月29日(日)LAMP第一期報告会動画
※参加者の報告は47分ごろから始まります

終わりに

LAMP一期の開催を通じて、様々な社会課題の解決に挑む方々、課題に直面する当事者の方たちの対話を通じ、参加者が自国で認識している情報と、当事者から聞く情報の「違い」を感じることで、「何が真実なのか」を探求する機会を設けました。
あるバングラデシュ人の参加者は「正直、何が本当なのかわからない。ミャンマーに来ることも、怖かった。でも、ここに来て、対話を通じて、ぼくが見えていなかった世界を知ることが出来た。ミャンマーの仲間と、一緒に出来ることはまだまだたくさんある。ぼくは、彼らと一緒に平和をつくりたいんだ」、そう語ってくれました。

“BE YOUR OWN LAMP”

社会を取り巻く環境を、現場へ足を運びながら自分には何が出来るのか、実践を通じて考える。
あなたが踏み出そうとしている一歩は、自分自身の道しるべとなり、課題に埋もれてしまっただれかの声の灯となるかもしれません。

興味を持っていただいた方はぜひその想いを応募フォームにぶつけて頂けたら嬉しいです。
たくさんの方からの応募、スタッフ一同心よりお待ちしております!

一緒にLAMPを

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【振り返り!】フィールドスタディ事後研修 https://eedu.jp/blog/2019/09/18/philippines_fieldstudy_after_2019/ https://eedu.jp/blog/2019/09/18/philippines_fieldstudy_after_2019/#respond Tue, 17 Sep 2019 23:19:45 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49342 現地スタッフもオンラインで こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。 8月31(土)に「フィリピンフィールドスタディ’19 事後研修」が行われました。 約一週間のフィールドスタディを終えて、参加者 […]

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現地スタッフもオンラインで

現地スタッフもオンラインで

こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。
8月31(土)に「フィリピンフィールドスタディ’19 事後研修」が行われました。
約一週間のフィールドスタディを終えて、参加者が今何を感じているのか、学びや気付きをシェアしました。
この記事では、当日の様子を参加者でもある私がご報告させて頂きます。

事後研修の流れ

  1. 現地スタッフ・クリスからの動画を視聴
  2. 感動したこと、印象に残ったことを共有
  3. will・can・must、3つの価値観を再確認
  4. これから日本でできるアクションを考える

クリスからの動画&カガヤンデオロのその後

まずは、フィールドスタディ最終日にフィリピン・カガヤンデオロ現地スタッフのクリスからプレゼントしてもらった、動画の完成版を全員で視聴しました。
(クリスはフィールドスタディ期間中の忙しい合間を縫って、素材となる動画を撮影し、編集まで行なってくれていました!)
カガヤンデオロで過ごした濃密な記憶が、全員に想起されることとなりました。

動画はまるで一本の映画のようでした

スタッフの坂井から、フィールドスタディ最終日にオロユース(18〜30才のカガヤンデオロの若者によって構成される市直轄の議会)に提案したプレゼンテーションの進捗報告もありました。
Aグループの提案が、引き続き条例改正の検討に繋がっているのは前回の記事でも紹介させていただいた通りです。

一方、Bグループの「カガヤンデオロの子どもたちのモデルケースとなるような大人を取り上げた映像授業」という提案も、オープンハイスクール(さまざまな事情から平日の学校に通えない生徒のための週末教室)の校長先生や、これから導入が検討されている学校の校長先生など100人規模で集まるカンファレンスでシェアされることが決まったとのことでした!

これから実現に向けて、取材対象となる人の選定や、オロユース側とe-Education側の役割分担など、より具体的なことが話し合われるそうです。

まだフィールドスタディから1ヶ月も経たないうちに、各所に良い効果が現れていて、嬉しい限りです。

感動したことや、印象に残ったことを共有し、効果を実感

続いて参加者とスタッフ含め、今回のフィールドスタディを通じて「感動したこと」「印象に残ったこと」「学んだこと」「e-Educationやフィリピン教育局へ伝えたいこと」のシェアを行いました。
参加者からいただいた、

「フィールドスタディが来年、再来年とずっと続くイベントになってほしい」
「今は高校生だけど、大学生になったら海外インターンに応募したい」
「最終日のプレゼンテーションに向け、全員が一丸となった瞬間は感動した」

という言葉が、とても嬉しく、今も心に残っています。

紙芝居を用意して発表してくださった方も

紙芝居を用意して発表してくださった方も

参加者だけでなくスタッフからも

「他の生徒のロールモデルになろうと頑張っている生徒を見て、気持ちを新たにした」
「参加者が国際協力に関わる原体験づくりに貢献できたのが嬉しい」
「普段の業務からは気付けなかった学びがあり、視野が大きく広がった」

という感想が上がってきて、フィールドスタディの恩恵を受けたのは参加者だけでなく、スタッフ、ひいてはe-Educationのフィリピン事業が一歩前に進んだ印象がありました。

will・can・must、3つの価値観で自己内省

日本に帰国した私たちに、今どんな変化が起きているのかを内省するため「will・can・mustの3つの円」を使って、価値観の洗い出しを行いました。

  • will…情熱を持って取り組める、好きなこと
  • can…世界一になれる、得意なこと
  • must…経済的原動力なる、人のためになること

スタッフの事例紹介

スタッフの事例紹介

「マイノリティにある人を知ることや、新しい世界を知ることが好き」
「物事を追及したり、自分の中で気付きを得たりするのが好き」

というように、短い時間の中で、それぞれ今の価値観をアウトプットして、発表しました。
参加者の中には、「以前は途上国の子どもたちのことを可哀想とばかり思っていたけど、今回のフィールドスタディを通じて、ポジティブな見方もできるようになってきた」と仰ってくださる方もいました。

私たちが日本でできるアクション

フィールドスタディ後の取り組みと、3つの円で再確認した価値観を掛け合わせて発表しました。
たとえば、

  • 学校に戻ったら、現地で見たこと聞いたことを発信して、募金を集めたい
  • 世界中の子どもの遊びを勉強して、日本の子どもたちに伝えていきたい
  • 半年以内に、特技を生かしたチャリティイベントを主催したい
  • SNSでe-Educationの投稿を見かけたら、必ずシェアしたい

といった具体的なアクションが次々に挙げられました。

フィールドスタディはこれで全行程が終了となりますが、大事なのはむしろこれから、むしろスタートです。
参加者とスタッフ、その場にいた全員がそれぞれの場所で、それぞれができるアクションをしていけると確信した事後研修でした。

最後になりますが、e-Educationでは、毎月寄付(マンスリーサポーター)だけでなくこれらの具体的なアクションへ、主体的に参加してくださるボランティアさんを「アンバサダー」と呼んでいます。
アンバサダーミーティングは毎月定期的に行われていて、チャリティバーベキューやバースデードネーション(誕生日に友人から寄付を募ること)など、これまでに30回近いプロジェクトが、アンバサダーの方達によって企画・実行されています。

この記事を読んで下さっているあなたも、もしご興味があれば、e-Education事務局までご連絡ください!
e-EducationのFacebookやTwitterアカウントでは、アンバサダー情報以外にも、現地の活動の様子・現地の子どもたちの声など、様々な情報を随時更新しています。
こちらも、是非フォローをお願いします!
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【オロユースに最終プレゼン!】フィールドスタディ5日目&6日目 https://eedu.jp/blog/2019/09/12/philippines_fieldstudy_last/ https://eedu.jp/blog/2019/09/12/philippines_fieldstudy_last/#respond Thu, 12 Sep 2019 08:12:05 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49325 無事に全行程を終了できました こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。 先月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開催されました。 今回のフィールドスタディの目的は「参加 […]

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無事に全行程を終了できました

無事に全行程を終了できました

こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。
先月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開催されました。
今回のフィールドスタディの目的は「参加者がフィリピンの社会課題を解決するための一歩を考えること」です。
この記事では、5日目と最終日の様子を参加者でもある私がご報告させて頂きます。

5日目の流れ

  1. ラフティング
  2. 最終プレゼンテーションに向けて打ち合わせ
  3. フェアウェルディナー

最終日の流れ

  1. オロユースに最終プレゼンテーション

カガヤンデオロ川でラフティング!

5日目の午前中は、初日にカガヤンデオロ市長にプレゼントしていただいたラフティング(川下り)をしました。
私自身、今回が生まれて初めてのラフティングでした。

とっても楽しそう!

とっても楽しそう!

ボートでかなり流れの速いところを下ったり、思い切り川に飛び込んだり、オールで水をかけあったり。

全身で大自然を感じることができました

全身で大自然を感じることができました

カガヤンデオロ川の上流から約3時間ほどのラフティングだったのですが、楽しくて時間が過ぎるのもあっという間でした。
旅の疲れをここで一気にリフレッシュできたように思います。

最終プレゼンテーションに向けて打ち合わせ

明日の最終日には、オロユース(18〜30才のカガヤンデオロの若者によって構成される市直轄の議会)に、フィールドスタディを通じて得た気付きや学びから、カガヤンデオロをより良くしていくための提案の時間があります。
最終日に向けて、これまでの各日程の最後に振り返りの時間も設けていました。

議論にも熱が入ります

議論にも熱が入ります

AチームとBチームの2つに分かれて、メンバー間で議論を重ねました。
「オープンハイスクール(何らかの事情で平日の中学校に通えない人が土日に通えるクラス)の生徒がより夢に近付くためにはどうすればいいのか」
「情熱に溢れる先生方が働きやすい職場を整えるためにはどんなことが必要なのか」
各々が納得のいくまで意見を出し合いました。

最後の夜!フェアウェルディナー

5日目のラストは、カガヤンデオロの教育局の方、e-Educationのもう一つの活動地であるカミギン島の教育局の方と一緒にディナーを楽しみました。

わざわざカミギン島からいらしてくださいました!

わざわざカミギン島からいらしてくださいました!

参加者全員から今回のフィールドスタディを通じた感想もシェアしました。
その場にいた全員の胸に込み上げてくる感情があり、スタッフ含め思わず皆涙してしまうような豊かな時間となりました。

英語で感想をシェア

英語で感想をシェア

いざ、オロユースに最終プレゼンテーション

最終日はいよいよオロユースにプレゼンテーションです。
プレゼンテーションのテーマは「カガヤンデオロの社会課題」と、大きなテーマ。

まずBチームのプレゼンでは「カガヤンデオロの生徒たちの夢のロールモデルとなるような大人を紹介する映像教材」を提案しました。

これまでの学校訪問を通じて、たくさんの生徒から直接ヒアリングを行いました。
驚くことに、カガヤンデオロの子どもたちは将来の夢を聞くと、必ず何かしらの職業を答えてくれます。
そんな子どもたちも、自分の夢のロールモデルとなるような大人が近くにあまりいないので、なかなか夢への第一歩を踏み出すことができないかもしれない、と考えました。

Bチームの発表が始まりました

Bチームの発表が始まりました

「e-Educationらしい映像授業で、生徒たちにサクセスストーリーを知ってほしい」
「カガヤンデオロの子ども達は宝だから、それぞれの夢のスタートラインに立ってほしい」
そんな純粋な想いから、オロユースに提案をしました。

続いてAチームの発表です。
Aチームが発表したカガヤンデオロの課題は、以下4点に集約されます。

  1. オープンハイスクールの存在が、子どもの親やワーキングスチューデントの雇用主などに認識されていないケースがある
  2. 家から学校までの距離が遠すぎたり、家事を手伝ったり、子育てなどで学習に対する時間が足りないケースがある
  3. 雇用主や両親にオープンハイスクールに通うことが許されていないケースがある
  4. 生活費だけでなく通学費用がかかり経済的に学校に通えないケースがある

Aチームの発表開始!

Aチームの発表開始!

また、課題解決提案に対しては、以下5点が挙げられました。

  1. 働いている若者には教育の機会を妨げることができないようにする条例を作る
  2. 雇用主や生徒に対して、市より小さい単位でセミナーを開催する
  3. 学習支援費用だけでなく、通学費の補助をする
  4. 学内に託児所や託児施設を作る、または、そのような制度をつくる
  5. 貧困層の家庭に経済的支援を広げる

課題からの説明だけでなく、提案の目的や具体的なプロセス、日本の事例などについても触れながら提案を行いました。

闊達な意見交換

闊達な意見交換

オロユースとの対話では両チームについて細かくフィードバックをいただき
「課題と提案をセットでプレゼンされたことで、現実的に必要であり実行に移したい」
と仰ってくださいました。

データを基に具体的にどのような裏付け調査をしていく必要があるか、プロジェクトに落とし込む時に何を気を付けるべきかなど、非常に前向きに対話をすることができました。
最終的には、どちらのチームの提案とも市長へ共有する、と話してくださいました。

そして、特にAチームの提案内容は、カガヤンデオロ市の条例として実際に施行されるよう、現在話し合いが進んでいます!

これは参加者の皆さんが、6日間通してカガヤンデオロ市の子どもたちのためを考え、本気で解決策として提案したからこその結果ではないでしょうか。

カガヤンデオロでのプログラムはこれで終了ですが、日本に戻って、現地での学びを振り返る事後研修も行いました。
こちらの様子も後日トジョウエンジンでご報告させていただきます。

私たちe-Educationは「最高の授業を世界の果てまで届ける」を使命に、フィリピンのオープンハイスクールの支援をはじめ、開発途上国で教育支援の活動をしています。
ぜひ私たちと一緒に、世界の子どもたちを寄付で応援しませんか?
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【平日はずっと仕事、日曜だけは学校に通える】フィールドスタディ4日目 https://eedu.jp/blog/2019/09/11/philippines_fieldstudy_day4/ https://eedu.jp/blog/2019/09/11/philippines_fieldstudy_day4/#respond Wed, 11 Sep 2019 10:06:57 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49307 マカバランの生徒と! こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。 少しずつ秋めいてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 先月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開 […]

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マカバランの生徒と!

マカバランの生徒と!

こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。
少しずつ秋めいてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

先月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開催されました。
今回のフィールドスタディの目的は「参加者がフィリピンの社会課題を解決するための一歩を考えること」です。
この記事では、11日(日)・4日目の様子を参加者でもある私がご報告させて頂きます。

4日目の流れ

  1. マカバラン中学校オープンハイスクール訪問
  2. ゴミ山訪問

日曜も開校!マカバラン中学校オープンハイスクール

4日目はマカバラン中学校から、プログラムスタートです。
マカバラン中学は日曜日に開校している、とても貴重な学校です。

マカバラン中学に到着するや否や、生徒たちによる太鼓や楽器の演奏で、私たちを歓迎してくれました。
中には感激して、涙を流す参加者もいたほど、場が温かいムードに包まれました。

音楽で歓迎してくれました

音楽で歓迎してくれました

フィリピン人にとって、日曜日はファミリーデー、教会に行ったり、家族と一緒に過ごしたりする日です。
そんなファミリーデーにわざわざ学校を開けて、オープンハイスクールを開くとなると、先生たちは自分たちの貴重な日曜日を犠牲にして教壇に立つこととなります。
中には自分の子どもを他の家に面倒を見てもらい、学校に来ている先生も。

先生からヒアリング

先生からヒアリング

マカバランの生徒たちに「将来の夢は?」と聞くと、「先生になりたい」と答えてくれる生徒が多く、献身的な先生たちが生徒のロールモデルになっていることを感じました。
「自分は将来こんな人になりたい」と思える人が近くにいることは、子どもたちの心の支えになるのだと思います。

生徒との対話ではこんな話を聞かせてもらいました。
19歳のオノラト君です。

「平日はマッサージセラピストをやっています。僕は家計が厳しいから平日は働いているし、平日の学校には通えないんだ。

どの授業の先生も、日曜には自分の家庭の時間を犠牲にしてでも、本当に僕たちのために授業をしてくれていることを心から感じるし大好きです。

でも、僕は月曜から土曜まで仕事をしてて、今日も日曜日だけど、今日の授業が終わったらまた仕事なんだ。

家計が苦しいのはもちろんだけど、僕の家は遠いし、雨の日はいつも通学で通る川をボートで渡れなくなるのが困ってるし、授業を欠席した時はFacebookのグループチャットで先生に連絡をしたいんだ。

でも、僕はスマートフォンを持ってないから友達にスマートフォンを借りたり、月に3000円くらいしか収入が無いけど勉強のためにインターネットカフェでFacebookに入ったりしてるんだ。

それからお客さんがいない時は、もちろん教科書で勉強してるよ」

市場内にあるインターネットカフェ

市場内にあるインターネットカフェ

私はオノラトくんの話を聞いて、自分より年下の子どもが覚悟を持って仕事や勉強をしていることを知り、自分との違いに圧倒されてしまいました。
もしe-Educationが、少しでもこの子の力になれているのなら、意味のある活動ではないだろうかと感じました。

生徒へヒアリング

生徒へヒアリング

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集めてきたゴミに適切な処置もできず、放置されるゴミ山

午後からはカガヤンデオロ中のゴミが集められてくる、ゴミ山を訪問しました。
フィリピンは所得水準が低いので、食料品や日用品もバラ売りでないと売れません。
そのため、必然的に個包装が多くなり、ゴミの量も非常に多くなります。

ビニールのゴミが多い印象

ビニールのゴミが多い印象

ゴミ山の下に地下水を貯める池がありましたが、ちゃんとした廃棄処理が施されているようには見えません。
そもそもフィリピンには「ゴミを分別する」という概念がまだ市民に浸透しておらず、一旦ゴミをゴミ山に集めてきて放置し、ある程度の山になったら土で埋め固めるという一連の流れを繰り返しています。
ひと昔前には、大きなゴミ山が雪崩のように崩れてきて、たくさんの死者が出たこともあったそう。

ゴミ山で暮らす人も

ゴミ山で暮らす人も

ゴミ処理に限ったことではありませんが、フィリピンは十分なインフラが整っていません。
日本であれば曜日ごとに可燃ゴミや不燃ゴミ、ビン・カンなど、ゴミ収集車が時間通りにゴミを回収してくれますが、それは当たり前のことではないと気付かされます。

逆に、だからこそ、フィリピンの伸びしろも感じさせられました。
公共投資でカバーできるであろう部分も大きい、まさに開発途上国で、これから改善していける余白なのだと思います。

私たちe-Educationは、「最高の授業を世界の果てまで届ける」を使命に、フィリピンのオープンハイスクールの支援をはじめ、こうした開発途上国における教育支援の活動をしています。
ぜひ私たちと一緒に、世界の子どもたちを寄付で応援しませんか?

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【あの子が学校に通えない理由】フィールドスタディ3日目 https://eedu.jp/blog/2019/09/08/philippines_fieldstudy_day3/ https://eedu.jp/blog/2019/09/08/philippines_fieldstudy_day3/#respond Sun, 08 Sep 2019 07:08:30 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49299 ブルア中学・オープンハイスクール こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。 残暑が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 先月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開 […]

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ブルア中学・オープンハイスクール

ブルア中学・オープンハイスクール

こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。
残暑が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開催されました。
今回のフィールドスタディの目的は「参加者がフィリピンの社会課題を解決するための一歩を考えること」です。
この記事では、10日(土)・3日目の様子を参加者でもある私がご報告させて頂きます。

3日目の流れ

  1. ブルア中学校オープンハイスクール訪問
  2. ルンビア中学校オープンハイスクール訪問
  3. 台風センドン被災者のための仮設住宅地エコビレ訪問

「I have no choice」ブルア中学校オープンハイスクール

この日は、2日目と同じ公立のブルア中学からプログラムがスタートしました。
2日目は平日のレギュラークラス(一般的な生徒が通う教室)を見学させて頂き、3日目は同じ学校のオープンハイスクール(様々な事情から平日の学校に通えない生徒のための、週末教室)とオープンシニアハイスクール(高校)を見学させて頂いたので、レギュラークラスとの違いを比較できたのがとても良かったです。

私たち日本人がオープンハイスクールの概要を聞いただけでは、「いわゆるドロップアウトした子どもたちなのかな」と想像するところだと思います。
確かにそういった側面がない訳ではないのですが、生徒一人一人に悲壮感は感じられず、むしろ楽しんで授業に参加していたり、一生懸命机に向かっている姿が印象的でした。

そうした雰囲気自体が、生徒たちにとってオープンハイスクールを利用しやすくしていると思いますし、周りの目も特段気にせずに制度を活用できている生徒も多いのではないだろうか、と感じました。
「不登校」と「一般的な登校」の中間、土日だけなら学校に通える、という受け皿があること自体、素晴らしいことだと思います。

みんな真剣な表情ですね

みんな真剣な表情ですね

先生や生徒にヒアリングを重ねていくうちに、浮き彫りになった問題点をまとめると、以下5点に集約されます。

  • 家庭の問題(親の理解不足、早期妊娠・出産など)
  • 個人の問題(病気や障害、高年齢、学習意欲や学力により授業についていけないなど)
  • 学校の問題(交友関係、先生との相性、エアコンがない、1クラスの生徒数が多いなど)
  • 地理的問題(家が遠すぎる、紛争や台風の被害が甚大など)
  • 経済的問題(自営業をせざるを得ない、家計を支えるため家政婦をせざるを得ないなど)

そんな中、とても印象的な女子生徒から話を聞くことができました。
彼女は元々教師を目指して、一般的な生徒と同様にレギュラークラスに通っていましたが、16歳で妊娠が発覚してしまいました。

生徒から直接ヒアリング

生徒から直接ヒアリング

結果、レギュラークラスに通うことができなくなり、オープンハイスクールに移ることに。
その時の気持ちを振り返る中「I have no choice……!」と言った後、目の前でワッと泣き出してしまいました。

それを聞いて、私は心が締め付けられるような想いでした。
もし彼女に適切な性知識があれば、未然に防げたのではないかと思わずにはいられませんでした。
子どもに「I have no choice.」と言わせてしまうこの世界の不条理を変えたい、そんな気持ちで一杯になりました。

彼女も今は子どもを育てながらオープンハイスクールに通い、大学進学&教師になるべく頑張っているとのこと。
母として、生徒として、夢に向かって頑張る彼女を心から応援したいです。
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将来の夢は兵士…、ルンビア中学校オープンハイスクール

午後から訪問したのが、ルンビア中学のオープンハイスクールです。
ここでも先生と生徒から現状の共有をしてもらいました。

先生から頂いたコメントで、

  • 教えれば教えるほど、オープンハイの生徒は感謝してくれる
  • オープンハイの生徒は特に、勉強だけでなく感情面のサポートも重要
  • レギュラーとオープンハイでは、意識的に教え方を変えている

と仰ってくださったのが印象的でした。

そんな生徒想いな先生方ですが、基本的には全員無償で週末の教壇に立たれています。
休日手当などももちろん出ず、モジュールと呼ばれる生徒たちに配布するプリントも自腹で印刷しているとのことでした。

自らの体験を赤裸々に話してくれ生徒たち

自らの体験を赤裸々に話してくれ生徒たち

私がインタビューした生徒の中に、「将来の夢は?」と聞くと「兵士になること」と言ってくれた男の子がいました。
最初にそれを聞いたときは、愛国心からそう言ったのかと思ったのですが、本当の理由は「たくさん人を殺せば、たくさんお金が稼げる。そうすれば家族も安心させられるし、オープンハイの先生にもお礼の報告ができる」とのことでした。

これは決して彼が悪い訳ではありませんし、将来の夢を聞いた時に「兵士」と答えてくれたのも彼一人ではなく、私が話を聞けた男子生徒の多くはそう答えていました。

私は彼らの夢を諸手を挙げて応援することはできませんが、現地の人にとって何が正義なのかを考えさせられました。

台風センドン被災者のための仮設住宅地エコビレ訪問

ルンビア中学からの帰り道、この日の最後に訪問したのが、エコビレです。
エコビレとは、2011年にフィリピンを襲った大型台風センドンの被災者が暮らす、集合仮設住宅です。

あるお母さんは、台風センドンによって近くの川が氾濫し、11台ものバスが流れてきて、数km先の海まで自分の家が流されてしまったそうです。

仮設住宅地エコビレ

仮設住宅地エコビレ

オープンハイスクールで出会った男の子は、センドンで被災し、経済的に苦しくなり、23歳になっても学校を卒業していないことを周りに馬鹿にされたことを悲しんでいました。
「僕は、同じような境遇にいるみんなのロールモデルになりたいんだ」
だから7年経っても学校に戻ってきたことを、目に涙を浮かべながら話してくれました。

私を含め今回の参加者全員が、学校・学年・クラス・年齢など、生徒一人一人によって事情も異なる、複雑な課題を抱えていることを実感する1日となりました。

e-Educationは、「最高の授業を世界の果てまで届ける」を使命に、フィリピンのオープンハイスクールの支援をはじめ、途上国で教育支援の活動をしています。
ぜひ私たちと一緒に、世界の子どもたちを寄付で応援しませんか?
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