ガーナ | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Tue, 13 Feb 2018 23:47:54 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 2025年までに児童労働ゼロは実現できる。そのために私たちが今できることとは?――認定NPO法人ACE・白木朋子さんインタビュー https://eedu.jp/blog/2016/11/04/ace_readyfor/ https://eedu.jp/blog/2016/11/04/ace_readyfor/#respond Fri, 04 Nov 2016 08:24:13 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=41916 認定NPO法人ACE・白木朋子さん みなさんにとって、はじめて「働く」経験をしたのはいつでしょう?大学生でしょうか。それとも高校からでしょうか。いずれにしても、小学生から働いていたという人は極めて少ないはずです。 ただ、 […]

The post 2025年までに児童労働ゼロは実現できる。そのために私たちが今できることとは?――認定NPO法人ACE・白木朋子さんインタビュー first appeared on トジョウエンジン.

]]>
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

認定NPO法人ACE・白木朋子さん

みなさんにとって、はじめて「働く」経験をしたのはいつでしょう?大学生でしょうか。それとも高校からでしょうか。いずれにしても、小学生から働いていたという人は極めて少ないはずです。

ただ、そうではない国もあります。途上国では今もたくさんの子どもたちが学校に通わず、「家族のために」と幼い頃から働いています。頼もしく、明るく彼らを見て、驚く観光客もきっと多いでしょう。

「でも、本当はそれが一番の望みではないな、と感じました」

こう語るのは、認定NPO法人ACE事務局長の白木朋子さん。

大学生の時のインドでの衝撃的な体験から始まった児童労動問題解決への道。しかし、ACEが1,000人を越える子どもたちを救うまでの道のりは、決して簡単な道ではありませんでした。

現在と未来をしっかりと見据えながら語る彼女の語り口調と想いによって、児童労動が世界からなくなる未来が少し見えた気がします。彼女が歩んできた道のり、児童労動問題解決へと続く未来の社会に迫ります。(聞き手:大竹萌音)

SPONSERD LINK

自分が思っていた以上に、世界は大変なことになっている

content_81f2efe262ef76b23fccc7627f1534965fd79720

――ジェンダーや環境問題など、私達の周りには様々な国際問題があります。その中でも、児童労働問題を解決しようと思ったのはなぜですか?

児童労働の問題と出会ったのは大学生の時です。もともと旅が好きでバックパックを背負ってアジアなどによく旅行に行っていました。そうした中で、路上で物売りをする子ども達に出会い、「なんでこの子たちは学校に行けないのかな?」と思ったのが最初のきっかけでした。

そして、大学3年生の時に児童労働のことを学ぶゼミを取り、インドにフィールドワークへ行ったことが一番のきっかけです。このフィールドワークでは、3週間くらいインドの各地を回り、スラムの子ども達や親にインタビューをしたり、ホスピスでエイズに母子感染してしまい、命が短いことが分かっている赤ちゃんに会ったりしました。

なかでも、「貧しくて子どもを育てられないから赤ちゃんがゴミ箱から見つかることもある」というのを聞いた時は、すごく悲しいことだな、と思うと同時に「インドの大人たちは何でそんなことを野放しにしているのだろう?」と怒りが湧いてきました。しかし、当時大学生だった私には何ができるかというと何もできず、無力感に襲われたのを覚えています。

それから、学生時代のインドでの衝撃的な体験を通して「子ども達の希望とは反する状況に追いやっている児童労働をどうにかできないだろうか?」と考えるようになりました。「子どもたちが望む状況を作りたい」という思いが生まれ、児童労働問題を解決するための活動が始まりました。

私たちは知らない間に「人の尊厳を大切にしないやり方で生み出された物」に対してお金を払っているかもしれない

content_0db6e8f3f0c2a3747586514275a2d85912cde273

――近年、日本でもおさんぽJKなどのJKビジネスが世の中に浸透していますよね。「日本には児童労働はない」と考える人たちもたくさんいると思います。私たちはどんなアクションを起こして児童労働と向き合ったら良いでしょうか?

児童労働は人権の問題であって、「人をどう扱うか」という問題なので、JKビジネスのように、子どもたちから儲けようという考えは、子どもたちを商売道具として見ているということになります。つまり「自分と同じような人間として扱っていない」ということですよね。それは「自分よりも弱い子どもだから」ということを利用して、ビジネスをする側は儲け、逆に子どもたちを買う人たちは「その子ども達も困っているから、買ってあげることで助けてあげている」という側面があるから成り立っていると思います。

これは、「人を人として扱っていない」という点で見ると真っ当なビジネスではないし、私たちがビジネスをして利益をあげたり、生きる糧を何で得るか?といったことを考えた時に、人の尊厳を傷つけるようなやり方でいくら経済を回しても世の中は良くなりません。だからこそ、自分のお金の使い方とその結果がどういう風に繋がっているか、どこから来ている物にお金を使っているのか、ということを考えながら日々を過ごしてもらうことが大事だと思っています。

例えば、私たちが取り組むインドやガーナの児童労働の問題でいうと、自分たちが着ている服や食べている物の元になる原料というのが海外の児童労働のある地域から生み出されることが多くあります。私達は、知らない間に人の尊厳を大切にしないようなやり方で生み出された物に対してお金を払っているかもしれないし、手に入れているかもしれません。それを考えると、少しでも選択肢があることが見えているのであれば、フェアトレードの物やオーガニックの物を選ぶことは誰にでもできるアクションだと思います。

物を選択するときの基準として、貨幣的な価値で見たときに安いものを選ぶというのは必ずしも悪いことではないかもしれません。デザインや値段、クオリティなど、自分が持っている基準を犠牲にする必要はないけれど、基準の一つに「それが世の中とか人のために良いものなのか」ということを考える人が増えていったらいいなと思っています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

――一人ひとりの意識の変化が重要ということですね。最近では、教科書で児童労働という言葉が使われるようになり、「オーガニックやフェアトレードの物を選ぼう!」という若い人たちが増えてきているような気がします。今の若い世代が大人になった時の未来への期待や希望はありますか?

若い人たちが、フェアトレードやエシカルという言葉に敏感になったり、それを理解して行動に移すというのは、インターネットの普及やSNSなど色々なテクノロジーによって、「世界の裏側で起きていることが見えるようになった」ということが一番大きいと思っています。

私たちが若い頃や私たちの親世代が若い頃は、「自分が住んでいる以外の遠い所で何が起こっているのか」というのはニュースで時々知ることはできても、リアルに感じることは難しい時代でした。でも今はスマートフォンがあれば世界中の映像を一瞬にして観ることができ、実際に世界で起きている問題を実感できる人たちも増えていますよね。こうして「世の中や世界を良くしていこう!」と思う人たちが増えることはとても大きな希望だと感じています。

しかし、前向きに動いている若い人たちもいる一方で、自分が何かしたところで変わらないと思っている人たちが多いのも現実です。私たちが若い頃や親世代とかだと、経済が進んで上向きな状態の社会だったのが、今は経済も停滞していて、社会に対して明るい未来を描けないという時代と感じている人もいると思います。こうした時代の中に生まれた若い人たちは、ある意味で希望を持てない世代と言われたりもしており、両極端に思う部分があります。

ただ、無気力だったり、前向きに思えない人たちも決して力がないわけではないし、もっと自分達の力で社会や世界を良くしていく事ができるということを実感のできる経験をしてほしいです。

content_1c873cf6d5572bca9776f2ed3685cfc79730ce0a

ACEが作るチョコレートは、一般の人達の手に取っていただけるような工夫がされています

――若い世代の中には、無気力であったり、前向きに思えない人たちも多くいると仰っていましたが、児童労動などの国際問題に無関心層の人とは、どのように関わり、巻き込んでいくことが良いと考えますか?

全く無関心の人を関心に向けるというのは、難しいですよね。ただ、よく言うのが、関心層と中間層と無関心層があって、一番下の無関心層を一気に引き込むのは無理があっても、中間にいる人たちを味方にすることで、無関心の人を少し関心に引き上げることができるかもしれないな、と最近思っています。もしかしたら、本当はもっと関心のある人と繋がりたいのに繋がれていないのでは?という感覚もありますし、無関心の人達を振り向かせるためには、中間の人たちがもっと必要なのかもしれないですよね。

自分達が変わりたいと思って生き方を選択したから、そこに変化が生まれる

――今までACEが起こしたアクションの中で、若い世代に示すとしたら例えばどのようなことがありますか?

代表の岩附と学生5人で始めたACEは、直接目にしてきた児童労働のことを日本で知らない人たちが多いから、それを伝えることだったら自分たちでできるからそれをまずやろう!と期間限定で始めました。大きな問題を自分ひとりで解決できるなんて今も思っていませんが、何もしなかったら何も変わらないし、やってみたことで見えることがたくさんあります。

今までACEがインドやガーナで救ってきた子どもの数は1,520人います。1,000人以上の子ども達を実際に救うことができたのは、あの時の一歩があったからです。数として見たら、すごく小さいことかもしれないですが、救った地域や家族の変化に繋がっていると思うと決して小さくないと思っています。

content_46384b47145c486a14a17ecda1bc97fa6ae9658c

日本で販売している「てんとう虫チョコ」を持って良い笑顔!

あとは「変えることを決めるのは自分である」ということも大事です。1,500人のインドやガーナの子ども達も、自分達がプロジェクトをやることによって出会い、「働くのではなく学校に行かないといけないよ」と親も含めて説得をして、学校に行くようになって人生が変わっています。

私達のプロジェクトは、出会いや機会のきっかけにすぎませんが、子どもたちを学校に行かせるためにはどうしたら良いかということを現地の人たちが自分で考られるようになることが大事です。どんなに大変な状況でも、きっかけと意思があれば変えることができますし、解決できない問題はないと思っています。自分ひとりで解決しようと思うのではなく、色んな人の助けや手段を自分で考え始めることで「自分の人生を変えることができる」ということを、インドやガーナの子ども達と出会って私は思えるようになりました。誰にでもそれは可能なことだと思います。

ACEと児童労働の未来。「日本の中でも児童労働ゼロ」へ

――この先、児童労動がなくなる未来はあると思いますか?

去年の国連総会で「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、17の大きな目標の下にある169のターゲットの1つに「2025年までに世界中の全ての児童労動をなくす」という項目が掲げられました。2025年はすぐに来てしまうと思いますが、世界が本気になれば児童労動をなくすことは可能だと信じています。そのためにも、ACEとして何ができるかということを考えています。

content_cafca0600fb7c1afc0bdb930fb5d2d3a21bd1fcf

学校で真剣に勉強する子ども達

――2025年に児童労動が世界からなくなっていることを考えた場合に、ACEはどのような活動をしていこうと思っていますか?

ACEが今掲げている社会のビジョンは「世界中の子ども達の権利が守られ、安心して暮らしていける社会」です。私たちは2025年までの戦略を考えるなかで、今まさにこのビジョン自体を見直している最中でもあります。まだ議論の最中ではありますが「人が人らしく生きられる社会」と「その人が持つ可能性を存分に発揮していける社会」、「自分らしい人生を生きていける社会」というのが一つのビジョンなのではないかと思っています。特に、子ども達がそれを実現していけるようになることを望んでいます。

子どもの権利を奪ってしまうような問題は児童労動に限らずたくさんあり、私自身日本の貧困問題にも興味を持っています。それは、去年子どもを産んだことで「この先子ども達がどんな風に生きていくのか」 「どういう風に子ども達を社会で育ていくのか」という想いが生まれたからでもあります。実は、日本にも児童労働といえる状況がありますが、実態がまだ分かっていないので、きちんと実態調査をして日本の中でも児童労働ゼロを掲げていきたいと思っています。

学校に行けるようになった子どもたちの笑顔を見れることが一番嬉しい

――ACEで活動をしてきて良かったと思えた瞬間やエピソードを教えてください。

一番は学校に行けるようになって変わった子ども達の表情を現地で実際に見た時ですね。「学校に行けずに働いていた子どもが、学校に行けるようになっている」というのは親にとっても本当に嬉しいことです。私達は変わるきっかけを提供するだけですが、現地の人たちにとって良いスタートに繋がったことが分かる瞬間というのは、本当にやってきて良かったと思える瞬間です。

content_9bc06dc291804092d126374dab3cb239e5444ad6

子ども達の笑顔のために

また、日本で講演する時も、「自分に何が出来るのか分からない」と悩んでいた人たちが、私たちの活動を知ることによって、新しい可能性を見つけ、明るい表情になる瞬間があり、そのような瞬間に立ち会えることが本当にありがたいことだと思っています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(インタビュー終わり)

いかがでしたでしょうか?

ACEは現在、児童労働のないカカオ豆で作られたチョコレートを作り、世界中に広げていくための第一歩として、クラウドファンディングを行っています。

支援をすると、支援者の名前の入ったオリジナルチョコレートも手に入るので、ぜひチェックしてみてください!

クラウドファンディングでACEを応援する! »
(クラウドファンディングは2016年11月16日に成立しました。)

The post 2025年までに児童労働ゼロは実現できる。そのために私たちが今できることとは?――認定NPO法人ACE・白木朋子さんインタビュー first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2016/11/04/ace_readyfor/feed/ 0
ガーナの「健康で豊かな未来」を実現するために!味の素が取り組む栄養改善プロジェクト https://eedu.jp/blog/2016/02/20/ajinomoto_ghana/ https://eedu.jp/blog/2016/02/20/ajinomoto_ghana/#respond Sat, 20 Feb 2016 09:02:41 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=40543 味の素のガーナ栄養改善プロジェクト みなさん、「味の素」と聞いたら何をイメージしますか? うま味調味料やだしの素、スープや冷凍食品など、我々の身近にはたくさん「味の素」の商品がありますよね。 そんな日本の多くの人に馴染み […]

The post ガーナの「健康で豊かな未来」を実現するために!味の素が取り組む栄養改善プロジェクト first appeared on トジョウエンジン.

]]>
Screen Shot 2016-02-01 at 17.07.59

味の素のガーナ栄養改善プロジェクト

みなさん、「味の素」と聞いたら何をイメージしますか?

うま味調味料やだしの素、スープや冷凍食品など、我々の身近にはたくさん「味の素」の商品がありますよね。

そんな日本の多くの人に馴染みのある「味の素」は、ビジネスの力で途上国の課題解決に取り組む日系企業の一つでもあります。

今回は、ソーシャルビジネスとして「味の素」が行っているガーナ栄養改善プロジェクトについてご紹介したいと思います!

SPONSERD LINK

ガーナ栄養改善プロジェクトとは?

ガーナ栄養改善プロジェクトとは、「味の素」がガーナで離乳食の栄養バランスを改善するサプリメントを製造・販売するというプロジェクトです。

ガーナをはじめ、アフリカには栄養不足に悩む人々がたくさん暮らしています。特徴的な3つの数字をご紹介しましょう。

  • 10億人
  • 20億人
  • 260万人

この3つの数字が何を示すか、わかりますか?

これらの数字は途上国における栄養不足問題を象徴する3つの数値です。

10億人とは、飢餓・栄養不良の状態にある人数であり、20億人とは、ビタミン・ミネラル不足の状態にある人数、そして260万人とは、1年間で5歳未満の栄養不足が原因で亡くなってしまう人数です。

開発途上国において、「栄養」は一つの大きな課題となっており、2015年9月に国連が発表した持続可能な開発目標(SDGs)の一つにも、「飢餓をなくす」という目標が掲げられています。

健康で豊かな未来を実現するために

Screen Shot 2016-02-01 at 17.15.32

ガーナの栄養改善問題を解決するKOKO Plus

そんな途上国における栄養不足の問題を、味の素は「KOKO Plus」という商品を用いて解決しようとしています。

最初の1000日が子どもの身体の発達において非常に重要であり、この1000日間の栄養不足によって引き起こされた成長不良は、その後に期間で取り戻すことが難しいと言われています。

そこで、味の素は栄養が不足しがちなガーナの伝統的な離乳食「KOKO」に加えるサプリメントとして「KOKO Plus」を開発しました。

この「KOKO Plus」がガーナの子どもたちの手に渡るまでに、開発・生産・教育・販売という4つのフェーズそれぞれにおいて、たくさんのパートナーとの協力で行われているのもこのプロジェクトの大きな特徴です。

Screen Shot 2016-01-18 at 13.49.29

4つの段階でそれぞれのパートナーとの連携を図る

開発段階において、ガーナ大学と共同で研究を実施し、また、ガーナの食品企業のYedentとともに生産を行っています。

そして、ガーナ政府機関や国際NGOとともに子どもを持つ母親への栄養に関する教育を行い、地元のセールスレディーを起用して販売を実施しています。

「ガーナとともにガーナの課題を解決する」というのがこのプロジェクトの大きな特徴であり、魅力であると思います。

最後に

今回紹介した味の素の栄養改善プロジェクト、いかがでしたか?

自社の技術を用いて途上国の課題を解決するって素敵ですよね!

日本だけでなく、海外にもこうしたソーシャルビジネスを実践している企業がたくさんあります。

みなさんもぜひ興味を持ったら調べてみてください!

味の素のプロジェクトについて調べる »

The post ガーナの「健康で豊かな未来」を実現するために!味の素が取り組む栄養改善プロジェクト first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2016/02/20/ajinomoto_ghana/feed/ 0
チョコレートから世界を変える!森永製菓がフェアトレードチョコレート<1チョコfor1スマイル>を新発売! https://eedu.jp/blog/2015/01/15/fairtrade-chocolate-morinaga/ https://eedu.jp/blog/2015/01/15/fairtrade-chocolate-morinaga/#respond Thu, 15 Jan 2015 02:51:54 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=36517 (写真:1チョコfor1スマイル公式サイトより) 皆さんはチョコレートは好きですか? 甘くて美味しいチョコレートは新年の疲れを一気に癒してくれますよね。 今回は、チョコレートの王道の森永から、新たに発売されるフェアトレー […]

The post チョコレートから世界を変える!森永製菓がフェアトレードチョコレート<1チョコfor1スマイル>を新発売! first appeared on トジョウエンジン.

]]>
wp_800

(写真:1チョコfor1スマイル公式サイトより)

皆さんはチョコレートは好きですか?

甘くて美味しいチョコレートは新年の疲れを一気に癒してくれますよね。

今回は、チョコレートの王道の森永から、新たに発売されるフェアトレードチョコレートについてご紹介致します!

SPONSERD LINK

1チョコ for1スマイルキャンペーン

product_img_02

(写真:森永チョコレート公式サイトから

森永製菓は、2008年から「1チョコ for1スマイルキャンペーン」を開始しました。

この活動では、対象商品1個につき1円をカカオ生産国における子どもたちの教育支援、およびカカオ農家の自立支援を行ってきました。

その支援総額はなんと約1億5千万円!普段何気なく買っていたチョコレートで支援できていたなんて驚きですよね。

2015年新発売!

そして、通年商品として1月27日(火)から、国際フェアトレード認証を得たチョコレート「森永チョコレート<1チョコ1forスマイル>」が発売されます。

このチョコレートは、特定非営利活動法人ACEと協力して支援してきたガーナのアシャンティ州で収穫されたフェアトレードカカオ由来のカカオマスを100%使用しています。

森永のフェアトレードチョコレートが通年で購入することができるようになって、より手軽にフェアトレードに手を伸ばせるようになりました。

スクリーンショット 2015-01-14 10.01.45

(写真:1チョコfor1スマイル公式サイトより)

また、期間限定で2015年1月14日〜2月14日までの期間中、森永のチョコレートを購入すると1個につき1円が寄付されれ、集まった金額は「ガーナ共和国」と「カメルーン」の支援活動金になります。

今年のバレンタインは森永のチョコレートで、大切な人に美味しくてエシカルなチョコレートを手作りするのもいいかもしれませんね!

The post チョコレートから世界を変える!森永製菓がフェアトレードチョコレート<1チョコfor1スマイル>を新発売! first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2015/01/15/fairtrade-chocolate-morinaga/feed/ 0
ガーナの主食「キャッサバ」をつくり、孤児院の自立支援を目指す学生発のプロジェクト https://eedu.jp/blog/2014/07/11/dream-ghana/ https://eedu.jp/blog/2014/07/11/dream-ghana/#respond Thu, 10 Jul 2014 23:00:44 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=31687 写真:READYFOR? プロジェクトページより 途上国・新興国の発展というと、「自立」という言葉がでてきます。 「ガーナの子どもとshare step」という学生団体では、ガーナの孤児院の経済的自立を支援するために、農 […]

The post ガーナの主食「キャッサバ」をつくり、孤児院の自立支援を目指す学生発のプロジェクト first appeared on トジョウエンジン.

]]>
content_dcdfd41cb6e96e78736deb5f5add6f6311da8e80.

写真:READYFOR? プロジェクトページより

途上国・新興国の発展というと、「自立」という言葉がでてきます。

ガーナの子どもとshare step」という学生団体では、ガーナの孤児院の経済的自立を支援するために、農地開拓に取り組んでいます。クラウドファンディングサービス「READYFOR?」にてプロジェクトを実施中です。

SPONSERD LINK

変化をもたらす地道な支援活動

経営者のポケットマネーとNGOからの寄付金で成り立つ孤児院の状況を知ったことがきっかけで、子どもたちの主食を賄えるような農地を作るり、経営自立ができることを目指しています。

金や食料を提供し現地の一時的な不足を満たす活動ではない、本当の意味で変化をもたらすためには地道な支援活動を行うのです。

content_dcdfd41cb6e96e78736deb5f5add6f6311da8e80.

支援先は国から認可されている孤児院

支援先の孤児院は、国から認可されている5つの孤児院のうちの一つ。大学などの高等教育を終えた人たちが社会貢献に関して、孤児院経営が目標の一つになっていということは興味深いです。

しかしながら、寄付金で成り立っていたため、打ち切りがあるとなると、自立支援が必要となります。今回のプロジェクトチームでは、昨年渡航した際に小さな農地をつくったとのこと。

「孤児院が完全に経済的に自立した経営ができるようになること」に向け、このプロジェクトは進んでいきます。

プロジェクトを応援する!

[READYFOR?]

The post ガーナの主食「キャッサバ」をつくり、孤児院の自立支援を目指す学生発のプロジェクト first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2014/07/11/dream-ghana/feed/ 0
途上国でも高価な革靴は作れる! メイド・イン・ガーナで不可能を可能にする若き起業家 https://eedu.jp/blog/2014/05/13/ghana-shoe-entrepreneur/ https://eedu.jp/blog/2014/05/13/ghana-shoe-entrepreneur/#respond Mon, 12 May 2014 22:30:10 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=28620 5年前、フレッド・ディーベさんは、高価でオシャレなウィングチップブーツを売っているお店の前でふと思いました。 「同じような靴を自分の国(ガーナ)でも製造できないだろうか」 今回は、ガーナの若き起業家のストーリーをご紹介し […]

The post 途上国でも高価な革靴は作れる! メイド・イン・ガーナで不可能を可能にする若き起業家 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
140401105936-fred-deegbe-3-horizontal-gallery

5年前、フレッド・ディーベさんは、高価でオシャレなウィングチップブーツを売っているお店の前でふと思いました。

「同じような靴を自分の国(ガーナ)でも製造できないだろうか」

今回は、ガーナの若き起業家のストーリーをご紹介します。

SPONSERD LINK

「It’s impossible」

早速ディーベさんは、近くの靴屋さんに高価な先進国のお金持ちが履いているような革靴をガーナで作れないか聞いてみました。

すると返ってきた答えは、「It’s impossible(不可能に決まってる)」でした。

しかし、ディーベさんは違いました。靴業界に関する何の知識もありませんでしたが、当時銀行マンだったディーベさんは、友人と一緒にHeel The World(HTW)プロジェクトを発足。ガーナの首都アクラでオシャレなデザインの高価な靴を製造する会社を立ち上げました。

140408171415-heel-the-world-4-horizontal-gallery

ガーナ産の革靴

私たちはまず、靴を製造するための機械を購入し、両親のガレージで製造を始めました。もちろん、最初は自分の家の車庫が工場になるとは想像もしていませんでしたが、とにかく何かを始めなければいけなかったのです。

現在は5人の従業員が工場で働いており、海外から材料を輸入する以外、全てこの工場内でメイド・イン・ガーナの革靴が作られています。

140401105403-fred-deegbe-1-entertain-feature

説得して買ってもらう

HTWのウェブサイト上で、革靴は購入できます。しかし、一足200から400ドル(約2~4万円)程度の高価な革靴を買ってくれる人は当初いませんでした。

一人ずつ説得していき、なぜこの価格で販売しているのか、ということを話して徐々に売上を伸ばしていきました。

現在では靴の他にも、ブレスレットなども作っています。ガーナだけではなく、アフリカでこのようなクオリティの高いプロダクトを製造できることを証明していくのも同企業のミッションとのこと。

今後は販売地域を拡大し、海外展開も図っていき、ガーナ産革靴を世界でブランド化させていって欲しいです!

CNN

The post 途上国でも高価な革靴は作れる! メイド・イン・ガーナで不可能を可能にする若き起業家 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2014/05/13/ghana-shoe-entrepreneur/feed/ 0
アフリカへの民間投資が止まらないーーガーナの農業会社がソロス経済開発ファンドから500万ドルを資金調達 https://eedu.jp/blog/2014/05/01/soros-fund-ghana-agriculture-gadco-invest-5-million/ https://eedu.jp/blog/2014/05/01/soros-fund-ghana-agriculture-gadco-invest-5-million/#respond Wed, 30 Apr 2014 22:30:30 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=27078 photo credit: Niccolò Caranti via photopin cc “史上最強の相場師”と呼ばれ、世界有数のヘッジファンド「クオンタム・ファンド」を率いた投資家、ジョージ・ […]

The post アフリカへの民間投資が止まらないーーガーナの農業会社がソロス経済開発ファンドから500万ドルを資金調達 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
medium_8073542339

photo credit: Niccolò Caranti via photopin cc

“史上最強の相場師”と呼ばれ、世界有数のヘッジファンド「クオンタム・ファンド」を率いた投資家、ジョージ・ソロス氏。2011年以降、東欧最大の慈善活動家として精力的に活動しています。

そんな中、ソロス財団の一つであるソロス経済開発ファンドが先日、ガーナの農業会社「Gadco」に500万ドル(約5億円)の投資をすることが発表されました。

SPONSERD LINK

将来性あるビジネスモデル

Gadcoは、ガーナの小規模農家向けに、種から収獲の際の知識まで全て(ロジスティクス)を提供するプログラムを実施しています。最終的に、農家と買い手を繋げる事業も行なっています。

Gadcoの共同創業者・バッシさんはこう語ります。

このモデルは、アフリカの食糧供給に大きく影響し、サブサハラで今後広まっていくだろう。多くの未開拓地が存在する地域では、Gadcoの需要は非常に高い。

スタンダード・チャータード銀行のアフリカでのベンチャー投資や、財団・IFCの積極的な融資活動が盛んになってきています。今後、アフリカの投資機会が増えてくることは間違いないでしょう。

Agency Ecofin

The post アフリカへの民間投資が止まらないーーガーナの農業会社がソロス経済開発ファンドから500万ドルを資金調達 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2014/05/01/soros-fund-ghana-agriculture-gadco-invest-5-million/feed/ 0
アフリカのIT業界に期待ふくらむ! ロックフェラー財団、ガーナの情報センター立ち上げに380万ドル支援 https://eedu.jp/blog/2014/04/06/it-industry-africa-ghana-it-center-rockefeller-foundation/ https://eedu.jp/blog/2014/04/06/it-industry-africa-ghana-it-center-rockefeller-foundation/#respond Sat, 05 Apr 2014 22:30:15 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=27080 2010年に発見された油田で国際的に大きな注目を集めているガーナですが、西アフリカではIT(情報技術)も近隣国のナイジェリアと一緒に進んでいる国としても知られています。 そんな中、アメリカのロックフェラー財団が、ガーナの […]

The post アフリカのIT業界に期待ふくらむ! ロックフェラー財団、ガーナの情報センター立ち上げに380万ドル支援 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
Screen Shot 2014-04-01 at 16.18.10

2010年に発見された油田で国際的に大きな注目を集めているガーナですが、西アフリカではIT(情報技術)も近隣国のナイジェリアと一緒に進んでいる国としても知られています。

そんな中、アメリカのロックフェラー財団が、ガーナのIT業界を活性化させるためのITセンター立ち上げのために380万ドル(約4億円)を提供しました。

SPONSERD LINK

Digital Jobs Africaイニシアチブ

2013年からロックフェラー財団は、100万人の生活水準をITスキルで向上させる1億ドル(約103億円)のプロジェクトを進めており、今回のITセンターの立ち上げもその一環となっています。

ガーナの首都・アクラに8月に設立され、まずは1万人を雇用する予定とのこと。世界銀行と協働で支援され、主にIT企業や海外直接投資(FDI)を呼び込みます。

ITが経済成長の軸となる!

ロックフェラー財団のマネージングディレクター・ビテイさんはこう話します。

Digital Jobs Africaも2年目に入り、特にガーナ政府のITを使った雇用創出の取り組みは、賞賛されるべき事実でしょう。若者が職に就くことで、国の経済成長が加速することは既に他の新興国で実証済みです。

イニシアチブはナイジェリア、ケニア、南アフリカ、エジプト、モロッコ、そしてガーナのアフリカ6ヶ国で進められており、ガーナがロールモデルとしてアフリカ諸国のIT業界を牽引することが期待されます。

APO-Source

The post アフリカのIT業界に期待ふくらむ! ロックフェラー財団、ガーナの情報センター立ち上げに380万ドル支援 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2014/04/06/it-industry-africa-ghana-it-center-rockefeller-foundation/feed/ 0
ガーナの子どもとカカオ農家に笑顔を! 「スマイル・ガーナ」プロジェクト https://eedu.jp/blog/2014/03/06/fiat_alfaromeo-ghana/ https://eedu.jp/blog/2014/03/06/fiat_alfaromeo-ghana/#respond Wed, 05 Mar 2014 23:00:49 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=25528 クラウドファンディングで、アフリカ関連のプロジェクトも増えてきました。 今回紹介するのは、チョコの原料カカオを作るガーナで子どもの教育とカカオ農家に対する農業・自立支援を応援するプロジェクトです。 SPONSERD LI […]

The post ガーナの子どもとカカオ農家に笑顔を! 「スマイル・ガーナ」プロジェクト first appeared on トジョウエンジン.

]]>
IMG_0580

クラウドファンディングで、アフリカ関連のプロジェクトも増えてきました。

今回紹介するのは、チョコの原料カカオを作るガーナで子どもの教育とカカオ農家に対する農業・自立支援を応援するプロジェクトです。

SPONSERD LINK

多くの子どもたちが労働するカカオ農園

実施するのは、アフリカのガーナとインドで児童労働の解決に取り組むNPO法人ACE(エース)。子どもの教育とカカオ農家の自立を支援する「スマイル・ガーナ プロジェクト」と題したプロジェクトの資金調達をしているところです。

親や地域の住民が”教育の重要性”の理解を促進するために家庭訪問を行うような活動から、農業学校「ファーマー・ビジネス・スクール」の開講など、その支援内容は多岐に渡ります。

フェアトレードの話題でも取り上げられるカカオ豆。世界のカカオの約7割は西アフリカで生産され、そこでは多くの子どもたちが働いているという状況があります。

「教育」の重要性から「意識を変える」

そこで欠かせないのが、教育の重要性です。

教育の機会を失ったまま大人になるとどうなるのか。読み書きもできず、自分の子どもを働かせてしまうという負のスパイラルが発生してるのです。

「教育」の重要性から、「意識を変える」ところまで行う、意義のあるプロジェクト。ぜひプロジェクトページをご覧になってみてください。

[greenfunding]

The post ガーナの子どもとカカオ農家に笑顔を! 「スマイル・ガーナ」プロジェクト first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2014/03/06/fiat_alfaromeo-ghana/feed/ 0
10万人以上を救う浄水フィルターとは? ガーナの水問題に取り組むMITの女性講師 https://eedu.jp/blog/2014/02/12/mit-smartplanet/ https://eedu.jp/blog/2014/02/12/mit-smartplanet/#respond Tue, 11 Feb 2014 23:00:31 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=24189 みなさんは、ガーナと聞いて何を思い浮かべますか? もうすぐバレンタインということで「チョコレート」を連想する方も多いのではないでしょうか。実はガーナは世界で5番目に衛生状況が悪く、150万人が飲料水にアクセスできていない […]

The post 10万人以上を救う浄水フィルターとは? ガーナの水問題に取り組むMITの女性講師 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
water-1

みなさんは、ガーナと聞いて何を思い浮かべますか?

もうすぐバレンタインということで「チョコレート」を連想する方も多いのではないでしょうか。実はガーナは世界で5番目に衛生状況が悪く、150万人が飲料水にアクセスできていないとも言われているのです。

SPONSERD LINK

今回はそんなガーナにおいて病気を減らし、雇用を生み出しているマサチューセッツ工科大学(MIT)の講師スーザン・マーコットさんの取り組みをご紹介します。

water-2

現地の材料で作られる浄水フィルター

約10年前にグアテマラ人が発明し、水問題を研究するスーザンさんが改良してガーナ北部に届けているのがこの浄水フィルター。

土ともみ殻など現地の材料から作られており、バクテリアなどを98%除去できるそうです。

10万人以上に安全な水を届けたい

しかしながら、問題もありました。初めはガーナの首都で作られていましたが、トラックででこぼこ道を12時間運ぶ間に壊れてしまったのです。

そこで北部ガーナに工場を設立。今では中国や南アフリカなど31ヵ国52ヵ所に工場があり、10万人以上に安全な水を届けられるようになりました。

価格は1つ6ドル。製造には10ドルかかりますが、より多くの人が使えるよう値段を抑えてあります。また、1日1ドル以下で暮らす人も多いガーナ北部では、NGOなどと協力して無料で提供しているようです。

根本的な問題解決を

ところでガーナの水汚染はどうして起きてしまうのでしょうか?

その原因の1つは屋外排泄だそうです。スーザンさんはそこにも注目しました。

よりきれいな水を届けるためにトイレを建てることにしたのです。彼女はMITでチームを結成し、ガーナのボランティアたちとともに水問題に取り組んでいます。

水問題に対し2つのアプローチをする彼女。

「解決策が他にないか考えてみる」という大切な視点も教えてくれているようですね。

[via Inhabitat & Smartplanet]

The post 10万人以上を救う浄水フィルターとは? ガーナの水問題に取り組むMITの女性講師 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2014/02/12/mit-smartplanet/feed/ 0
子どもたちの元気で電力供給! ガーナ発の学べて遊べる発電機「Whirls」 https://eedu.jp/blog/2013/11/27/whirls-ghana-electricity-making/ https://eedu.jp/blog/2013/11/27/whirls-ghana-electricity-making/#respond Tue, 26 Nov 2013 23:00:42 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=20047 世界で最も貧しい地域と言われる、サハラ砂漠以南アフリカ。そこでは、約5億5000万人もの人々が電気のない生活を送っています。 SPONSERD LINK アメリカの有名エネルギー企業「Exxon Mobil(エクソンモー […]

The post 子どもたちの元気で電力供給! ガーナ発の学べて遊べる発電機「Whirls」 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
dsc

世界で最も貧しい地域と言われる、サハラ砂漠以南アフリカ。そこでは、約5億5000万人もの人々が電気のない生活を送っています。

SPONSERD LINK

アメリカの有名エネルギー企業「Exxon Mobil(エクソンモービル)」の元副社長ベン・マクラナハン氏が訪れたガーナでも、電力不足で学校はもちろん各家庭にも明かりが灯っていませんでした。

そこで彼は「子どもたちに明るい部屋で勉強してもらいたい」という思いで、上の写真にもある遊べる発電機「Whirls」を開発しました。

子どもたちの元気なエネルギーを電力に変換

ガーナの子どもたちは、元気いっぱい。学校の休み時間に鬼ごっこをして走り回る彼らを見て、彼は「子どもたちの運動を発電エネルギーに変える」ことを思いついたのです。

「学べて遊べる発電機」というコンセプトの下、大学生やエンジニアの協力を得てできたのが「Whirls」です。メリーゴーランドのような形で、ぐるぐるまわすことにより発電します。

もちろん発電量も十分。学校の休み時間のみの発電でも、LEDランタンを最大40時間保たせることが可能とのこと。ガーナではすでに約30個の「Whirls」が設置されているというから驚きです。

merry-04

最新技術で途上国の電力問題解決に貢献

2009年、アメリカの電化製品を扱う会社「Energizer」が、マクラナハン氏の活動のスポンサーになりました。寄付される最新のLED電球とソーラーパネルには、充電をコントロールするICチップが組み込まれています。

それらと「Whirls」を連動させることで、発電の効率だけでなく安全性も高まりました。ICチップが無駄な電力の消費や、過度な発電による放電も防いでくれるからです。

休み時間には遊具、理科の授業では教材としても使えて、生活に必要な電気を作り出してくれる「Whirls」。以前、メリーゴーランドのような井戸「PlayPump」を紹介したこともありますが、途上国の電力不足を楽しく解決することに向けて、これからより注目されそうな発電機ですね。

[INHABITOS]

The post 子どもたちの元気で電力供給! ガーナ発の学べて遊べる発電機「Whirls」 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2013/11/27/whirls-ghana-electricity-making/feed/ 0