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アフリカの水事情を変える画期的な仕組みの登場

WHOが定める生活に必要な最低基準は、1日100リットルと言われています。ところが、それを大幅に下回り、20リットル以下しか使用できない地域が、アフリカで特に増えているそうです。

「水が無い」ということから引き起こされる問題は多々あります。上の写真にある「PlayPump」は、子どもたちが遊びながら、簡単に水を地下から汲み上げることのできる一石二鳥のグッドアイデア。

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使い方は、とにかくメリーゴーランドで遊ぶだけ!

一見何の変哲も無さそうに子どもたちがメリーゴーランドで遊んでいます。しかし、実は回しながら遊んでいる間に、清潔な地下水が同時に汲み上げられているのです!

地下から汲み上げられた新鮮な水は、近くに隣接しているタンクに最大660ガロン(約2500リットル)まで溜めておく事ができます。そして、数メートル離れている蛇口から、地域の誰もがこのきれいな飲み水を出して使う事ができるのです。

目安ですが、深さ40メートルの井戸の場合、1分間に16回転させることで、1400リットルもの水を汲みあげることが可能だそうです。

水を手軽に手に入れる事で変わる途上国の生活

今まで、途上国の人たちの1日は、水を確保する事から始まっていました。特に、女性は何時間もかけ、毎朝水を採りに長い道のりを歩いているということも映像などで目にするかと思います。

しかし、「PlayPump」のおかげで地元の蛇口からきれいな水を毎日得る事ができ、空いた時間を使って仕事をしたり、学校に行ったりと今までできなかった事をできるようになります。

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さまざまなシーンで活躍する「PlayPump」

子どもたちを笑顔にし、フレッシュな水を供給。そして、きれいな水で農家を支えたり、途上国の人々の生活を向上させている「PlayPump」。

現在、1000個ほどの「PlayPump」が、アフリカ5ヵ国に送られ、住民の生活を変えていっています。きれいな水をもっと簡単に手に入れる事ができるようになって生まれる新たな可能性は計り知れませんね。

[inhabitots]


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