
いつもe-Educationを応援してくださっている皆さまへ。
このたび、e-Educationが運営してきたブログメディア「トジョウエンジン」をクローズすることになりました。
トジョウエンジンは、2013年に始まった、「途上国のイメージをもっと豊かにするウェブマガジン」です。
バングラデシュ、フィリピン、ミャンマー、ネパール、カンボジア、インドネシア……。
旅行ガイドには載っていない途上国の魅力、難しい課題に挑戦する人々の物語やアイデアなど、新しい一歩につながるような、途上国のワクワクする最新情報を、たくさんのライターの皆さんと共に発信してきました。
総記事数は2649、関わってくれたライターは103名。
記事を読んでくださった皆さま。
記事を書いてくださったe-Education OBOG/ライターの皆さま。
取材に協力してくださった皆さま。
そして、トジョウエンジンを通じてe-Educationの活動を知り、今も活動を応援してくださっている皆さま。
これまで本当にありがとうございました。
トジョウエンジンには、国際協力に関心のある学生、社会人、現地で活動する人、教育に関わる人、世界のことをもっと知りたいと思う人など、さまざまな人が関わってくれました。
記事のテーマも、本当に幅広いもので、4種類のコンテンツを軸に情報発信を行ってきました。


【ドラゴン桜】
途上国の教育格差を、若者の力で解決する“ドラゴン桜”プロジェクトの最新情報をお伝えするコンテンツ
【ワンダーライフ】
息を呑む絶景、独特の文化、挑戦者の物語。心が躍るような途上国の魅力をお届けします。
【グッドアイデア】
より良い暮らしを実現するための、クリエイティブな社会変革アイデアをお届けします。
【ビジネスウェーブ】
途上国×ビジネスに関する取り組みを幅広くお伝えします。
トジョウエンジンに掲載された一つひとつの記事は、単なる情報発信ではなく、誰かが世界と出会うための入口だったのだと思います。
「この記事を読んで、国際協力に関心を持ちました」
「e-Educationの活動を知るきっかけになりました」
「いつか自分も途上国の教育に関わってみたいと思いました」
そんな声に、私たちは何度も背中を押されてきました。
長く続いてきたトジョウエンジンですが、メディアのあり方や、e-Educationとしての発信の形も少しずつ変化してきました。
団体として届けたい情報、活動報告、寄付者の皆さまへのご報告、採用やイベントのお知らせなど、現在はe-Educationの公式サイトやSNS、ニュースレターなどを通じて発信する機会が増えています。
その中で、トジョウエンジンという場所の役割にも、ひとつの区切りをつけることにしました。
もちろん、寂しさがないわけではありません。
むしろ、たくさんの人の想いと時間が積み重なってきた場所だからこそ、簡単に「終わります」と言えるものではありませんでした。
それでも、これまでトジョウエンジンが届けてきたものは、決してなくなるわけではありません。
記事を書いてくれた人の中に。
読んでくれた人の記憶の中に。
そして、そこから生まれた出会いや行動の中に。
トジョウエンジンが灯してきたものは、これからも形を変えて残り続けます。
トジョウエンジンのクローズにあたり、これまで関わってくださった皆さんと共に「トジョウエンジン落華祭」を開催しました。
当日は、トジョウエンジンに関わってくれたOBOGや編集メンバー、e-Educationの関係者が集まり、これまでの記事や思い出を振り返る時間となりました。
「あの記事を書いたとき、こんなことを考えていた」
「トジョウエンジンがあったから、e-Educationと出会えた」
そんな言葉が交わされる中で、トジョウエンジンが単なるメディアではなく、人と人をつなぐ場所であり、誰かの挑戦の入口でもあったことを改めて感じました。

大好きな途上国の魅力をどうしたら一人でも多くの人に届けられるか。トジョウエンジンは小さな想いから生まれました。最初は大学生メンバーたちだけで回す小さなブログでしたが、 気がつけば月間十万PVを超え、ウェブマガジンと呼ばれるように。小さな想いが消えない熱へと変わっていくことを学んだ十余年であり、関わってくれた全ての方に心から感謝しています。
石の上にも三年という言葉の由来は、冷たい石の上でも三年も座りつづけていれば温まってくる、という意味だそうですが、トジョウエンジンはまさにそんなメディアでした。伝えたい想いが記事になり、読み手の心に火が灯り、記事が増えるたびに書き手も読み手も熱を帯びていく。記事を書かずに寝れない人もいれば、記事を読んで人生が変わったという感想も生まれる、熱狂のメディアでした。
慎重さを欠き、苦い失敗を経験したこともあります。それでも前へ前へ前へと進む精神はe-Educationの歩みそのもの。物語は失敗があるからこそ面白く、トジョウエンジンはここに挑みました。挑戦して失敗することを賞賛し、失敗を物語に変える人を尊敬し、未完であり不完全であることをいつまでも歓迎しました。この途上さこそが、熱が灯り続けた理由なのかもしれません。
治らない想いも、冷めない熱も、トジョウエンジンを通じて出会った一人一人の中にきっと今もあるはず。もちろんe-Educationの中にも生き続けています。つまづきながらも、大事にしたいものをずっと離さない存在であり、まっすぐな理想だけでなく、不器用な葛藤も抱えながら夢に挑戦する。私たちはこれからもトジョウなエンジンを廻し続けていきます。良かったら、ぜひご一緒に。
トジョウエンジンはクローズします。
でも、トジョウエンジンが大切にしてきた、「途上国のイメージを豊かにする」というコンセプトのDNAは、これからもe-Educationの発信の中で大切にしていきます。
これまでトジョウエンジンを読んでくださった皆さま。
記事を書き、届け、支えてくださった皆さま。
本当にありがとうございました。
トジョウエンジンが届けてきた物語が、これからも誰かの心の中で、小さな灯りとして残り続けますように。
そして、その灯りがまた新しいワクワクや出会いにつながっていくことを願っています。
ありがとうございました。
