Photo: Oxford Internet Institute
主に携帯電話を通じてインターネットに接続するためには欠かせない”ブロードバンド”。
フェイスブックのInterner.orgやティム・バーナーズリーが手掛けるA4AIのミッションの一つは、途上国で安価にブロードバンドを提供することです。
今回は、ITUのデータをもとに作成された、世界のブロードバンド契約数・値段を表したマップをご紹介します。
SPONSERD LINK
ブロードバンド格差
まず分かるのは、インターネットにアクセスするコストから生まれるデジタルデバイド(情報格差)でしょう。
赤いマップは、ブロードバンドのコストの平均所得に対するパーセンテージを映し出しており、アフリカでは多くの国が濃い赤(=平均所得の半分以上がブロードバンド費用)で染まっています。
右下のマップは、世界中のブロードバンド契約数を表しており、アフリカの人々は他の地域よりも10倍の値段を払わなければブロードバンドを使用することができません。
毎月のブロードバンドコストは、オーストラリアとモザンビークでは同じ60ドル。しかし、オーストラリアの平均所得は年間5万ドル、その一方でモザンビークは500ドルです。
良い方向へ向かっている
しかし、悪いことだけではありません。アフリカでのインターネットコストは4年前に比べると半分以下(マップ左下)になっています。例えばブルキナファソでは、過去3年間で毎月1700ドルから55ドルへと激減しました。
世界18ヵ国でいまだに平均所得よりブロードバンドコストの方が高く、そのうちの14ヶ国はアフリカです。インドとスリランカでは、最も安いアクセスが毎月6ドルで手に入れられます。
インターネットアクセスのために、ブロードバンドは必要不可欠。今一番そのテクノロジーを必要としている途上国で今後は先進国以下の値段で誰もがブロードバンド契約できる日がくることも願っています。
SPONSERD LINK