現地情報

受験を終えて生徒が伝えたいこと&e-EducationスタッフのMy episode紹介

お盆を過ぎても相変わらずの暑さですが、お元気でお過ごしでしょうか。
しばらくは暑さが続くようですので、健康にはお気をつけください。

8月5日に、バングラデシュで大学受験に挑んだ生徒と生徒を支えた大学生コーチを招待し、生徒と生徒、生徒と大学生コーチ、バングラデシュと日本のつながりを生むチャリティーイベントを開催いたしました。

チャリティーイベント開催にあたってご寄付いただきました皆さま、誠にありがとうございました。

ご寄付いただくも当日の参加が叶わなかった皆さまには、チャリティーイベントのアーカイブ動画を後日共有させていただきますのでお楽しみにお待ちくださいませ。

本日のニュースレターでは、チャリティーイベントで、生徒代表としてスピーチをしてくれたザキア・スルタナさん、大学生コーチ代表としてスピーチしてくれたタイヴィア・ニロブさんの言葉を日頃より応援くださっている皆さまへ共有させていただきます。

最後に新たな取り組みのご報告と併せて、e-Educationスタッフのエピソード紹介がございますので、最後までご覧いただけますと幸いです。

【受験を終えて伝えたいこと】生徒と大学生コーチのスピーチ紹介

【受験を終えて伝えたいこと】生徒と大学生コーチのスピーチ紹介

※ダッカ大学アラビア語学科へ合格したザキア・スルタナさん

みなさん、こんにちは。
私はザキア・スルタナです。出身はダッカの隣、ナラヤゴンジ県です。

私はe-Educationの大学受験支援を受け、ダッカ大学に合格することができました。
ですから、支援してくれた皆さんには言葉で言い表せないくらい感謝の気持ちで一杯です。

私は幼いころから、大学に入学したいという強い願いを持っていました。
マドラサ(宗教的に厳しい且つ貧しい家庭の生徒が通う無償の学校)で勉強していた時にe-Educationの大学受験支援プログラムを知り、すぐに応募しました。

オンラインで勉強できるので、どこに行く必要もなく、時間を無駄にすることなく受験勉強をすることができました。
かつての私にとって夢のような国内最高の先生たちの授業を受けることもできました。

最高の仲間と親切なスタッフの皆さんのおかげで私は良い刺激をもらいながら勉強に集中することができましたし、毎週受けられる模擬テストのおかげで、一生懸命勉強して良い成績を取ることもできました。

ダッカ大学合格への旅路で、私は、著名で成功者でもある人々からたくさんの刺激を受け、また彼らは私に自信を持つことを教えてくれました。
そして、私を支えてくれた素晴らしいライフコーチに出会えたことも幸せでした。

e-Educationは、恩返しできない程のたくさんのものを私に与えてくれたということをお伝えしたいです。
私がダッカ大学へ行けるようにサポートしてくれた全てのスタッフさんに心から感謝しています。

e-Educationの大学受験支援プログラムは、最高の教育プラットフォームであると言いたいです。

最後に、e-Educationを設立し、私のような生徒の夢を実現させてくれた創設者の方々に感謝したいと思います。そして、大学に合格するチャンスを得た皆さんにも「おめでとう」を伝えて、このスピーチを終えたいと思います。



※ダッカ大学政治学科の大学生コーチ タイヴィア・ニロブさん

今日、私は感謝と喜びで一杯な気持ちで皆さんの前に立っています。

ダッカ大学を含む国公立大学への進学を叶えることができた私たちに、今度はライフコーチとして働く素晴らしい機会を提供して下さった、この尊敬すべきe-Educationに心から感謝を伝えたいです。

数えきれないほどの学生の成長と成功に貢献してきた皆様と同じ場にいることは、私にとって本当に光栄です。

私は昨年までe-Educationの生徒でした。そしてダッカ大学へ進学することができ、今度は生徒をサポートするライフコーチとなりました。
当初は、生徒の受験準備をサポートする経験やスキルが自分にあるかどうか自信がなくて、ライフコーチの役割を引き受けることを迷っていました。
しかし、これも挑戦と捉えて全力を尽くすことを誓いました。

私がどれだけ貢献できたかはわかりませんが、私の生徒のほとんどはバングラデシュの中でも評判の高い大学に合格し、中にはダッカ大学、ラジシャヒ大学、チッタゴン大学などのトップ5に入る有名大学へ合格した生徒もいます。

ダッカ大学の新入生だった私にとって、ライフコーチとしての仕事が、私の人生と、私がサポートした生徒たちの人生にこれほど影響を与えるとは想像もしていませんでしたし、私にとっても生徒にとっても、とても挑戦的なものでした。

私は志の高い生徒たちの決意と努力を見て、本当に感動しました。

生徒とともにハードルを乗り越えて生徒を導き、やる気を起こさせ、成長と成功を目の当たりにすることができたのは素晴らしい経験でした。

どの生徒の成功体験も私の心に深く響きました。そして、全ての若者の心の中に秘められた信じられない程の可能性を感じさせてくれました。

ライフコーチというこの仕事を私に任せ、生徒の入学に至るまで精神的なサポートと指導することの素晴らしさを教えてくれた、e-Educationに心から感謝の意を表したいと思います。

生徒たちの合格は私の努力だけでなく、e-Educationはじめ皆さまによる生徒への献身的なサポートがあったからだと思います。

今日、私はダッカ大学の代表としてここに立っており、志高い生徒たちの人生にプラスの影響を与える機会をいただいたことにとても感謝しています。

e-Educationの大学受験支援プログラムは、勉強だけではなく私生活における規則や規律を守る大切さも教えてくれました。

私を信頼してくれた生徒の皆さんにも心より感謝しています。
生徒の皆さんの夢への想いや学習への意欲が、ライフコーチとして生徒をサポートしたいという私のゆるぎない決意の原動力となっています。

私は、教育は無限の可能性を広げる鍵であると信じています。

私たちライフコーチの役割は、ライフコーチ自身の経験から困難を乗り越えられるように生徒を手助けし、生徒が自分の道を見つけたら成功へのガイド役としてサポートすることだと考えています。

この旅を思い出に残る素晴らしいものにして下さった大学受験支援プログラムと、支援して下さった皆さん、出演者の皆さまに改めて感謝いたします。

これからも力を合わせて若者の心に力を与え、次の世代のための明るい未来を共に作っていきましょう。ありがとうございました。


実はザキアさんは、4月にお届けしたエイプリルドリーム企画で夢を語ってくれた女子生徒の1人です。

エイプリルドリーム企画でザキアさんはじめ、夢を叶えるため大学合格を目指す生徒たちへ応援メッセージを送ってくださった皆さま、生徒たちがe-Educationの大学受験支援プログラムを受けられるようご支援くださった皆さま、本当にありがとうございました。

バングラデシュでは次の受験に挑む生徒への支援準備を進めています。引き続きご支援いただけますと幸いです。

そしてプレスリリースでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、実は新たな取り組みが始まります!

「探求のあかり基金」が誕生しました!

e-Educationは、2022年6月より、カウンセリング化粧品ブランドest (花王株式会社、以下エスト)と連携しバングラデシュ・フィリピンの中高生へ教育支援を届ける「探究のあかりプロジェクト」を推進してきました。

そして今年度、本活動の継続に加えて、「探求のあかり基金」を7月に設立し、8月よりフィリピン・バングラデシュの大学生への支援も始動します。

「探求のあかり基金」は、夢を持ち、学びたいという意欲があるにも関わらず年間約1万5,000円ほどの大学の学費を支払うことも困難なバングラデシュとフィリピンの学生の大学生活を経済的に4年間サポートするものです。

今年度は、2023年7月のest全商品の売上の一部がこの探求のあかり基金として充てられ、今年大学に入学する学生4名(バングラデシュ2名・フィリピン2名)が、選考の上、サポートを受けることが決定いたしました。

その4名の中には、ダッカ大学に合格したザキアさんも含まれています。

今後、ザキアさんはじめ、探求のあかり基金のサポートを受けて大学生活を送る奨学生の話もお届けしたいと思いますので、どうぞお楽しみに♪

探求のあかり基金の誕生背景など詳細はこちらのプレスリリースをご覧ください。

e-Educationスタッフの #My episode

7月7日、誇れる自分になるために、様々な困難の中から道を切り開き、願いを叶えていく物語である「オズの魔法使い」をイメージした限定デザイン商品がエスト(花王株式会社のカウンセリング化粧品ブランド)より発売されました。

本商品を含む23年7月のエスト商品の売上の一部が、e-Educationに寄付され、バングラデシュとフィリピンにおける教育支援活動および「探求のあかり基金」に充てられます。

「オズの魔法使い」をイメージしたデザインに込められたメッセージは、「その想いは、やがて自信に変わる」。

長い旅の果てに、求めていたものは自分の中にすでにあったと気づく「オズの魔法使い」の物語のように、“ほんの少しの想いや勇気が、なりたい自分を引き出し、自信に変えていくことができる。誇れる自分は、きっとすでにあなたの中にある”というもの。

e-Educationのビジョン「人生に誇りを、社会には想いやりを」にも通ずるエストのメッセージに共鳴し、e-Educationでは7月をビジョン発信月間とし、3名のe-Educationスタッフの“誇れる自分”に関するエピソードを3週に渡って配信していました。

お時間のあるときに、どうぞご覧になってみてください。

※本企画はe-Educationが独自に行っているものです。


e-Educationスタッフの #My episode

【vol1.住谷美奈の#My episode】娘へと受け継がれていく誇り

【住谷美奈(すみや みな)プロフィール】
<e-Education事務局長>
茨城県在住。大学卒業後、ホテル業界の人事総務・社会人学生を経て、青年海外協力隊でバングラデシュへ。任期終了後もバングラデシュでJICA調整員や現地NGOのボランティアを経験。現地でバングラデシュ人のパートナーと結婚し、出産に伴い帰国。子育てをしながら税理士事務所勤務を経て、2021年11月にe-Educationに参画。現在は事務局長を務める。


【vol2.高橋真理奈の#My episode】父から受け継いだ貢献心

【高橋真理奈(たかはし まりな)プロフィール】
<フィリピン担当カントリーマネージャー>
1994年生まれ、長野県出身。日本のハーフ、フィリピン・中国のクォーター。横浜市立大学国際総合科学部を卒業後、PwCコンサルティングに入社。同社にてフィリピン出向、プロボノ活動を経て、2021年9月にe-Educationカントリーマネージャーとして参画。


【vol3.シェルパ絢子の#My episode】原点は、自分の両親

【シェルパ絢子(しぇるぱ あやこ)のプロフィール】
<ネパール担当カントリーマネージャー>
大阪市出身。アメリカの大学で社会福祉を学び、卒業後はソーシャルワーカーとして従事した後、英国イーストアングリア大学大学院で国際社会開発学を専攻。青年海外協力隊でネパールのコミュニティ開発に従事した後、アイ・シー・ネット株式会社に入社。仕事も子育ても全力投球できる環境を求めて、2023年5月にe-Educationカントリーマネージャーとして参画。ネパール人のパートナーと娘と共に、現在はネパールに駐在しながら活動を行っている。


いかがでしたでしょうか?

チャリティーイベントでは丁度バングラデシュ出張で会場にいたのですが、スピーチしてくれたザキアさんも、大学生コーチのタイヴィアさんも、テキストだけではなかなか伝わらないですが、一つ一つの言葉に自信と誇りを感じました。

鬼澤によるインタビューを受け自分の人生を振り返り語ってくれた3名のスタッフのエピソードでもそうですが、自分自身で築いてきたもの以外に、支えてくれる存在、自身の誇りに繋がる存在がいました。

「人生に誇りを、社会には想いやりを」

このビジョンを、私たちはe-Educationを支えてくれている皆さまとともに目指しているという気持ちでいます。

これからも、私たちは皆さまとともに「人生に誇りを、社会には想いやりを」のビジョンを体現していきたいと思っています。

どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

最新のお知らせ

  • 【イベントレポート】バングラデシュの政変で傷を追った若者たちの今に迫る
    現地情報

    【イベントレポート】バングラデシュの政変で傷を追った若者たち...

  • 年末年始休業のお知らせ
    お知らせ

    年末年始休業のお知らせ

  • 【新職員採用】カントリーマネージャー(バングラデシュ)の募集を開始しました
    採用情報

    【新職員採用】カントリーマネージャー(バングラデシュ)の募集...

  • 日本発のテクノロジーで途上国の教育格差に挑む「e-Education活動説明会」1/20(月)
    イベント

    日本発のテクノロジーで途上国の教育格差に挑む「e-Educa...

  • 【学び続けたい】政変の影響を受けても夢を追い続ける少女アミン
    現地情報

    【学び続けたい】政変の影響を受けても夢を追い続ける少女アミン

最高の教育を
世界の果てまで

すべての子どもたちが当たり前の
ように教育を受けられるために、
e-Educationを応援してくれる方を
探しています。

マンスリー
サポーターになる
ページトップ