7月7日、誇れる自分になるために、様々な困難の中から道を切り開き、願いを叶えていく物語である「オズの魔法使い」をイメージした限定デザイン商品がエスト(花王株式会社のカウンセリング化粧品ブランド)より発売されました。
本商品を含む23年7月のエスト商品の売上の一部が、e-Educationに寄付され、バングラデシュとフィリピンにおける教育支援活動に充てられます。
「オズの魔法使い」をイメージしたデザインに込められたメッセージは、「その想いは、やがて自信に変わる」。長い旅の果てに、求めていたものは自分の中にすでにあったと気づく「オズの魔法使い」の物語のように、“ほんの少しの想いや勇気が、なりたい自分を引き出し、自信に変えていくことができる。誇れる自分は、きっとすでにあなたの中にある”というもの。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000116.000072864.html
e-Educationのビジョン「人生に誇りを、社会には想いやりを」にも通ずるエストのメッセージに共鳴し、e-Educationでは7月をビジョン発信月間とし、e-Educationスタッフの“誇れる自分”に関するエピソードを3週に渡って配信していきます。
※本企画はe-Education独自に行っているものです。
今回はその1週目です。
vol1でご紹介するのは、e-Education事務局長として、e-Educationを支えてくれている住谷 美奈(すみや みな)さんのエピソード。
広報担当の私、鬼澤 絵美(おにざわ えみ)によるインタビュー形式で住谷美奈さんの人柄、人生観も併せてお届けしたいと思います。
住谷 美奈 / 事務局長
茨城県在住。大学卒業後、ホテル業界の人事総務・社会人学生を経て、青年海外協力隊でバングラデシュへ。任期終了後もバングラデシュでJICA調整員や現地NGOのボランティアを経験。現地でバングラデシュ人のパートナーと結婚し、出産に伴い帰国。子育てをしながら税理士事務所勤務を経て、2021年11月にe-Educationに参画。現在は事務局長を務める。
鬼澤:美奈さんの印象は、奥ゆかしさみたいなのも感じるし、常に物事を一歩引いて見守る方という印象がある一方で、青年海外協力隊の一員としてバングラデシュに行かれて、そこで現在のパートナーと出会いご結婚されましたよね。バングラデシュの方との国際結婚を決断されたというところに良い意味でのギャップも感じました。
住谷:そうだね、初対面だと大人しくて、一歩引いて歩いてそうに見えるみたいなんだけど、親しくなってくると「見た目と考え方にギャップがあるよね」って言われることが多くて。でも「ギャップがあるよね」っていうのは私にとっては、すごく褒め言葉。 結婚に関しても、実はあれこれ全く考えなかったの。直感で、「この人と結婚したい」と思ったから結婚を決意した。
青年海外協力隊でバングラデシュに行く時も、もう30歳過ぎているのに、結婚もせず、国際協力の道に飛び込んでもいいのだろうか…と頭をよぎったけど色々考え出したらキリがないし、自分が行きたいと思ったから行く直感型だった。
特に20代から30代ぐらいまではそんな感じだったんだけど、娘が生まれてから、ガラッと変わって。
住谷:結婚してすぐの頃は、バングラデシュに住んでいて、JICAの駐在員の仕事を出来るタイミングでやっていたし、当時は夫も「やりたいことやればいいんじゃない」って、理解もあったから、現地のNGOでボランティアもやっていたんだけど、37歳の時に妊娠8ヶ月で日本に1人で帰ってきて、娘が生まれた1ヶ月後に夫が日本に来たんだけど、夫にとっては初めての外国だし、娘の世話しながら夫の日本適応のためのサポートをしなければいけなかった。
※(左)日本に帰国して出産後、初めての家族写真(右)生後6,7ヶ月頃の娘さん
鬼澤:初めての海外で、日本語を話せるわけでもなく日本に住むことを決意した旦那さんは凄いと思いますが、育児しながら旦那さんのサポートもするというのも、なかなか大変ですね。
住谷:真冬に、生まれて1ヶ月目の娘を抱っこ紐で抱えながらハローワーク通いしてた(笑)家事も育児も自分1人でやらなきゃいけないから自分のキャリアは二の次になってた時期だったよね。
キャリアを積みたいけど、環境的にも許されないし、やりたい仕事となるとどうしても東京周辺になってくる。子持ちのパート主婦で、住まいは茨城の田舎で、年齢はもう40半ばでって、本当にその時期が一番辛かったかな。家族は仲良かったけど、当時は幸せを見出せなかった。
鬼澤:色々な事情が積み重なって羽交い締め状態の時ってどうしても自分のことを大事に考えられる余裕がないですよね。
住谷:そうだね。セルフコンパッションってね、ポジティブ心理学で言うんだけど、他人を思いやるように自分自身のことも思いやってあげないと、他人のことも幸せにできない。分かってはいるけど、自分が二の次になっちゃうし、仕事でも、性格的に人の為ににこうしたいって気持ちが強いから、ちょっと無理し過ぎちゃったりとか、そういうところはやっぱりあるよね。
鬼澤:当時は大変だったと思うんですけど、今思い返した時に、助けられたなとか、幸せな瞬間だったとか、後から思うことってありますか?
住谷:そうだね。夫が日本に来たばかりの頃、夫の職探しにすごく苦労したの。日本語は挨拶程度しか喋れなかったから、断られることは日常茶飯事で、子連れで、通訳として面接にも同行して最初に雇ってくれたところは、外国人ということで特別視され過ぎて、 "外国人だから色々協力してあげているのに、今日こういうことがありました”って毎日私にメールが送られてきてた。それが辛かった。
またハローワークに行って見つけたのが工場の仕事で。ただ、埼玉にあったから通勤は2時間半。でも、社長さんに、「外国人なので、日本人と同じようにはいかないところもあると思いますが、大丈夫ですか?」って私が尋ねると、「別に日本人とか外国人とか全然関係ないですから。要は仕事さえしてくれればどっちでもいいですよ」って言ってくれて。その言葉をもらってすごく気持ちがラクになった。
理解がある社長さんもいるんだなって、希望の光みたいな感じで。
その工場が閉鎖されることになった時も、「外国人で職探しも厳しいだろうから、新しい仕事見つかるまで給料出し続けますよ」って言ってくれて、頑張って探して2ヶ月後に見つかったんだけど、本当に辞めるまで給料も出してくれた。
外国人とかレッテルを貼らずに、一人の人間としてその人の頑張りとか姿勢とか、ちゃんと見てくれる人がいるんだってことが、苦労していた日本生活の中での救いになったね。
鬼澤:理解してくれて受け入れてくれる人がいると、美奈さんも、「夫をサポートしていかなきゃ」というところから少し役割を外してもらえますね。
住谷:今はね、もう私のサポートなしでも日本語がかなり喋れるようになって。
鬼澤:それで美奈さんは自分のやりたいことに、もう一度挑戦してみようってなれたんでしょうか?
住谷:e-Educationを1年半前に受けたのは、私の人生もこれで終わりかなって半分諦めていたものの、やっぱり諦めきれなかったっていうところが大きいかな。
鬼澤:ずっと前から、別な職種の募集の時も見てくれていたんですよね。
住谷: e-Educationのホームページとかフェイスブックとかで、よく募集は目にしてたけど自分が今までやってきた領域ではなかったから無理だなって思ってた。
それが珍しくバックオフィスの募集がかかった時、これは私のためにあるような募集じゃない?と思ったんだけど、私にとってe-Educationて、すごくレベルが高い印象だったんだよね。
だから、絶対無理でしょう、って。でも最後の最後でボタン押して応募書類を送信したのは、きっと今回応募しなかったら、もう二度とチャンス無いだろうと。だからダメ元で押しちゃおうって、そんな感じだった。
鬼澤:そこで久々に、やりたいって思ったら実行する本来の美奈さんが戻ってきたんですね。
住谷:そうかもしれない。結果は分からないけど、でも後悔するんだったら、まずやってみよう。それこそオズの魔法使いの、”ちょっとした勇気で未来は広がる”みたいな。まさにそれだよね。
鬼澤:募集は何で知りました?メルマガですか?
住谷:三輪さんのフェイスブック。でも、そこから最終的に応募するまでは、めちゃくちゃ迷って。開いてはボタンを押せずに閉じちゃって。また数日後に開いて、また閉じて。
鬼澤:告白しようかどうしようか迷ってる少女のような感じですね(笑)
住谷:本当同じだよね。なんか最後の勇気が出せなくて、押せなくて。
鬼澤:その時、どういうことを考えて迷われていたんですか?
住谷:キャリアが二の次になってた暗黒時代を抜け出して、最後にもう1回挑戦してみたいという気持ちがあった一方で、挑戦するとか新しいことを始めるのって、怖い気持ちもすごくあって。
娘もいて、夫もいて、職場からも信頼してもらっていて、平々凡々とした幸せがあったから、この生活を自ら壊さなくてもいいんじゃないかって葛藤がね。
何かを手に入れたら、代わりに犠牲にしなきゃいけないこともあるし、とにかく自信もなかったし。ここで応募したところで、期待外れって思われたら嫌だなっていう気持ちもあった。そこまで自分にスキルがあると思えなかったし、ずっと葛藤してた。
鬼澤:最後にその挑戦に踏み出せたのは何でですか?
住谷:ここで挑戦しなかったら、“自分のキャリアが閉ざされた”って、娘とか家族のせいにしながら、ずっと同じことでこの先も悩み続けるだろうなと思って、モヤモヤを自分で消化するためにも、最後の挑戦みたいな心境で、賭けてみようって。
e-Educationで挑戦できるなんて、私にとっては最高の舞台じゃないかって。
ずっと憧れてたe-Educationでバックオフィス業務で募集がかかることはなかなか無いし、自分の思い描く最高のキャリアというか、思い描いていた世界を見てみたいっていう気持ちが、最後は勝った。
鬼澤:その挑戦を選んだ結果はどうでした?
住谷:いろいろ大変なことはあるけど、あの時の自分を褒めてあげたい。
鬼澤:良かったです(笑)
住谷:本当、今までね、e-Educationのいちファンで、本当に素敵な人たち、組織だなって外から見ていた私が、今、その中の1人として一緒にいるっていうこと自体がいまだに信じられないんだけど、e-Educationのビジョンも、すごく大好きなの。
鬼澤: “人生に誇りを、社会に想いやりを”って、私もe-Educationのビジョン好きなんですけど、美奈さんの中で、“人生に誇りを”って、どういうイメージが浮かびます?
住谷:1番は、自分自身が誇りを持っていることが大切だと思う。そして自分が関わった人が誇りを持って生きていたりとか、自分が何か少しでもその人が誇りを持てるきっかけになったというような話を聞くと、純粋に嬉しい。バングラデシュで協力隊をやっている時も、現地の人が「一生懸命頑張ってくれてありがとう」って言ってくれた言葉とか、すごく誇りに繋がったんだよね。
※2008年青年海外協力隊員として活動していた村の予防接種所で検査官(住谷美奈さんの左隣)と巡回指導中の写真
彼らはバングラデシュ人ということに対して誇りを持っていて、外国人である私を助けてくれた時には、私も彼らのホスピタリティとか彼ら自身の誇りも感じることが出来て。
お互いに想いやることで、お互いに誇りを高めていける、誇りの循環が生まれるイメージかな。
住谷:人と人の結びつきも強くて、近い距離感とか本気でぶつかってくる感じが心地良くて、バングラデシュに行くと自分の喜怒哀楽が激しくなるスイッチが入る。
1年前にバングラデシュ出張に行った時も、多分顔が表情豊かだったと思う。
話す口調も、ベンガル語だからというのもあるけど、すごく変わるし。
鬼澤:確かに、美奈さんってこんなに声張るんだって思いました。(笑)
住谷:違うでしょ?(笑)自分でもそれはすごく感じて、人々からエネルギーをもらって生きてるみたいな、不思議とエネルギーが湧いてくるの。
鬼澤:確かに、バングラデシュの空港に着いた瞬間から美奈さんが生き生きとしていて、そういう場所って、あまりないんじゃないかなと思いますが、美奈さんにとってバングラデシュはどんな場所ですか?
住谷:私の“ミナ”って名前はムスリムの女性の名前でもあって、“スミヤ”って苗字も、若干発音が“スマイヤー”なんだけど、どっちもバングラデシュ人の名前ってこともあって、バングラデシュにいた当時「私の名前はスミヤ ミナです」って言うと、「で、日本語の名前なんて言うの?」って(笑)この国に来るべきして来たんだって思ったし、自分が自分らしくいられる場所っていうのもあるかな。
鬼澤:バングラデシュが美奈さんにとって本来の自分を出せる場所だとして、e-Educationはどういう場所になりますか?
住谷:私にとってe-Educationは、プレッシャーとか大変なこともあるけど、組織が目指しているところに向かって一緒に働く仲間の存在だったり、e-Educationでの仕事によって、“ありたい自分”を実現させてくれる場所かな。
鬼澤:美奈さんの“ありたい自分”ってどういう自分ですか?
住谷:根本にあるのは、人のためにサポートして相手が喜んでくれたり、相手が何かきっかけを掴めたとか、仕事がすごく助かったとか、人の後押しができた時に、本当に誇りのようなものを感じる。
人生に誇りを持つのは1人じゃできないと思うから、e-Educationのみんなや関わる人達をサポートすることが自分の誇りにも繋がっていくし、自分が常に人の為に何かできていること自己肯定感にも繋がるし、人の為でありたいかな。
鬼澤:美奈さんは人の為にっていうのを常に無意識的にされていると思っていて、自分のありたい姿に繋がっていくような仕事は他にもありそうだなって思うんですけど、
e-Educationでなくてはいけなかった理由ってなんですか?
住谷:e-Educationのいちファンであるという部分が大きいんじゃないかと思う。もちろんe-Educationに似たような組織だったり、社会的なミッションを持っている組織とか世界中にあるけど、たまたま私は三輪さんを通じてe-Educationに出会って、e-Educationの“人”にも“活動”にもすごく共感してたし、私も一員となってe-Educationの活動を支援出来たら人生最高だろうなという夢があったから。
鬼澤:そもそもe-Educationを、なんでそこまで好きでいてくれたんですか?何がきっかけなんですか?
住谷:最初は活動への共感だったの。初めてe-Educationを知ったきっかけが、2010年に三輪さんがJICAの新職員時代に、新職員のOJT帰国報告会をバングラデシュ事務所でやっていて、日本人職員は聞く側として参加してたから私もその場にいたんだけど、その時に三輪さんは、帰国報告と共に雑誌を作りましたって言ってて。バングラデシュで活躍している10人の日本人が登場するんだけど10人のうちのトップバッターが税所さん(e-Education創業者の1人、税所篤快)だったの。
それが最初のe-Educationとの出会い。
鬼澤:本当に創業期真っ只中ですね。
住谷:バングラデシュには当時、学校建設とか、保健衛生に取り組んでいるNGOとか、マイクロファイナンスのNGOとか日本のNGOから海外のNGOまで色んなNGOがあったんだけど、その税所さんの記事を読んだ時に、その中でもすごくね、新しいものを感じた。
若者のエネルギーを感じたし、今でこそ映像教育とか普通の時代だけど、当時、村で映像授業をやっているっていうのは、めちゃくちゃ斬新なものを感じて、数あるNGOの中でも違うなって感じて。だから、最初は活動への共感からスタートした。
鬼澤:そうだったんですね。その後もずっとe-Educationの活動を見守ってくださっていたんですよね?
住谷:一時期、三輪さんはブログやnoteを毎日発信されてたから、パソコンにショートカット作って毎日とは言わないまでも、1週間のうち2回は必ず見てた。
鬼澤:美奈さんは、e-Education限らず、自分が強い関心を持ったことに対してずっと追ってチェックしていくタイプなんですか?
住谷:実はあまり何かに熱狂したことはなくて、三輪さんが代表になった後、発信される情報の何にそんなに心が動いていたのかなって思うと、そこから後はもうすべて“人"への共感。ブログの世界の中だけど、登場する職員の方のことをすごく覚えてて、私、当時の事務局長のファンだった(笑)
鬼澤:推しがいたんですね(笑)
※e-Education創業10周年イベントに参加してくれたときの集合写真。赤丸箇所が住谷美奈さん
鬼澤:美奈さんは、元々は直感型でこうしたいと思ったら即行動に移すというタイプで、でも一時はそうもいかない時期があったけど、その直感にもう一度従ってe-Educationに入ってくださったと思うのですが、その後も直感は働いていますか?
住谷:直感は働いてはいると思う。でも昔の自分だったら即行動に移せていたことも、正直今はそう出来ていないかな。独身時代は自分の意思で人生コントロールできたけど、やっぱり今は娘のこともあるし、これがバングラデシュで生活してたら全然違っていたとは思う。むしろ今よりも自由になれていたと思う。でも、日本だと家事をすべてやらざるを得ないし色々な制約もある中で、直感が働いてもそれを思うように行動に移せないよね。
鬼澤:自分の人生にまた新たな家族が増えると自分だけの人生ではなく、一緒に人生を考えていかなければいけない。今までとは違った道の切り開き方を考えていかなきゃいけないのかなっていうのはありますね。
住谷:一人だったら得られなかった幸せとかもあると思うけど、無理なく幸せを感じながら実現したい世界を切り開いていくためには、自分自身も考え方を変えていく必要はあるかなって思うよね。
鬼澤:そうなんですよね、誰かと人生を共にするってなった時に、年齢も上がって、道の切り開き方のレベルが上がったなと思いますね。
でも別に出来ないわけじゃなくて、ただ出来る方法が今までとは違って、また改めて出来る方法を探さないといけないなと思っています。
例えば子どもが出来たら自分に使える時間は限りが出てくると思うので、その少ない時間の中でやりたい事をやろうと思うと結構無理が出るなと。だから、むしろ子供と一緒にできることって何かな?みたいな。
そう考えると、自分のありたい姿が自分だけのものではなくて、家族も含めてのありたい姿みたいな。
住谷:うんうん。私も今頑張れているのは、娘が一番の応援者なの。娘もe-Educationが大好きで、「三輪さん三輪さん」ってしょっちゅう言ってるし、私がe-Educationで 働いているっていうことを、すごく応援してくれていて支えになってる。
娘に「将来どういう仕事したいの?」って聞くと、「人を助ける仕事をしたい」「ママと一緒にe-Educationで働きたい」って言ってくれたの。
そうやってe-Educationで働いている私を、娘自身も誇りに思ってくれている部分があって。
私の想いを娘に託して、娘も仕事を通して“人生に誇りを、社会に想いやりを”という世界を実現してくれると良いなぁ、って。ビジョンの受け渡しみたいなことが出来ている感はある。
鬼澤:嬉しいですね。それは美奈さんから娘さんにe-Educationの活動のことなど色々お話されてるからですか?
住谷:それはあるかもしれないね。私が日頃話しているというのもあるんだけど、娘がすごくSDGsに興味があって。教育分野でe-EducationがSDGsに関係のある活動をしているところで尊敬っていうのがあるかもしれない。
鬼澤:娘さんから見て働くママがどういう風に見えてるのか、ちょっと聞いてみてほしいです。(笑)なんで応援してくれているのか。
住谷: 私も知りたいから、もうちょっと突っ込んで聞いてみる(笑)
インタビュー後、実際に娘さんにe-Educationで働くママをどう思っているのか、聞いてくださいました。
娘さんから届いたメッセージを編集することなく、ぜひそのままご紹介させていただきたいと思います。
“私は人を救う仕事をしているお母さんが素敵だと思います。
色々な家事や、勉強を見てくれたり、私が買ってほしいものを買ってあげるために、仕事も家事も頑張って諦めずお母さんぽく頑張るところがかっこ良くて素敵です。
お母さんがe-Educationの仕事に入ってから、仕事が大変で一緒にテレビやアニメを見られないことがたまたまあり、少し寂しいですが、もっともっとたくさんの人を勉強できるように。
そして知性がある1つの大切な惑星にするようにこれからも頑張ってほしいです。ほかの社員の人たちも応援しています!”
自分だけの人生だったのが家族との人生になったからこそ、自分にとっての"最高"ではなく、家族にとっての"最善"を選択することが増えていくのかもしれません。
どちらが良い悪いということでもなく、どちらもその時の自分にとっては、最適解だったのではないかと思います。
家族にとっての最善を選んでも、それは自分にとっての最悪の選択という訳でもないでしょうし、自分にとっての最高も選べなかった訳でもありません。
その中で、家族のことも考えた選択を出来る人は、それだけで、すでに人の為に生きているし、誇れることだと思います。
娘さんのメッセージがそれを示しています。
美奈さんだけでなく、世の中の働きながら家事や育児に励む皆さんにも言えることだと思っています。
〜人生に誇りを、社会には思いやりを。〜
次回は、フィリピン人の母と日本人の父の元に生まれ、マイノリティの視点も持つカントリーマネージャー・高橋真理奈さんのエピソードをお届けします。
【vol2.高橋真理奈の#My episode】父から受け継いだ貢献心〜人生に誇りを、社会には想いやりを〜