2月も後半、日本ではいよいよ就職活動が本格化するシーズンですね。
就職活動をされた方なら誰もが一度は見たであろう「就活人気ランキング」。
日本では広告や銀行をはじめとした各業界大手民間企業が並びますが、海外の就活ランキングはちょっと違います。 今回はバングラデシュの就活ランキングをご紹介しましょう。
バングラデシュで人気の組織は?
驚くかもしれませんが、バングラデシュの就活ランキングの上位にはNGOの名前がいくつも並びます。
民間企業以上にNGOが力を持っており、手工芸品を扱うブランドの中で最も有名なAarong(アーロン)もBRACというNGOから派生した団体です。ちなみに、BRACでは1万人以上が働いており、バングラデシュ最大の規模を誇ります。
ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行には、海外からの就職希望が多く寄せられ、社会問題を直接解決する仕事に強いやりがいを感じる人は年々増えているとのことです。
また、NGOの登録数も世界一と呼ばれ、1,500を超えるNGOが国内各所に存在しており、有名大学を卒業したエリート学生の就職先がNGOということも珍しくありません。
実はアメリカの就職ランキングも!
NGOの人気が高まっているのはバングラデシュだけではありません。
2011年、アメリカの就職人気ランキングでは「Teach For America」というNGOがGoogleやAppleを超えて、就職ランキングで3位になりました。
社会の課題を解決することの魅力は年々増してきています。この流れはもっと世界に広がっていくでしょう。
課題先進国と呼ばれるバングラデシュは、これからの「働き方」を示す先進国なのかもしれません。
(Photo: Jun NAKAGAWA)
[via Banglab]
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