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みなさんは、半分を超える国民が電気を使わずに生活している国を知っていますか?

本日ご紹介するのは、中央アメリカ北部に位置する「グアテマラ」という国でのファンドレイジングです。

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国民の半数以上が電気無しの生活を送るグアテラマ

グアテマラでは、約52万家庭、260万人もの人々が、夜は仕事をするにも夕食を取るにも電気無しでキャンドルや石油のランプを使った生活しています。また、これらを使うにはコストもかかり、煙も発生するため体にもよくありません。

ソーラーキットを届ける「Quetsol」

そんな電気を利用出来ないグアテマラの人々に、低価格のソーラー電池のキットを届ける取り組みを始めたのが「Quetsol」という再生可能エネルギーを専門とした企業です。

Quetsolは、電気が無い生活を送っている人々へソーラーキットを届けています。これにより、人々は夜でも読み書きや仕事ができるようになり、基本的な生活が送れるようになっているのです。

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全ての国民にキットが届かない理由

彼らは、2010年から3,000キットをグアテマラの人々に届けました。しかしながら、まだまだグアテマラの電気を必要としている全ての人々には届いていない現状があります。

なぜなら、このキットを利用する為に、人々は銀行のマイクロファイナンスの仕組みを利用するのですが、銀行では約50%の人々にしかこの制度を提供できていないからです。

Quetsol-DadandSonKit3

暗闇で生活するファンドレイジング

Quetsolは少しでも早くグアテマラの人々にキットを届ける仕組みを考えました。まず、決済時に携帯電話を利用することで、銀行に出向く費用や時間を削減しました。

加えて、グアテマラの全ての人々にソーラーキットが届けられるまで、QuetsolのCEO自ら暗闇の部屋で生活し続け、ファンドレイジングすることを決意したのです。

「全ての国民に光りが行き渡るまで自らも電気の無い生活を送る」そんなCEOの強い決意は、より一層この取り組みへの共感を呼ぶのではないでしょうか。

[INHABITAT]


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