クリスマスと聞いて何を想像しますか?
ネオンが輝く夜の街。炎のように光るクリスマスツリー。ドラマや映画のワンシーンを思い浮かべた人もいるのではいないでしょうか?
今回ご紹介するのは、熱帯の国マレーシアの田舎町。ここには「クリスマス」という言葉がピッタリな、とっておきの絶景スポットがあるのです。
SPONSERD LINK
数百万匹の蛍が作り出す大自然のイルミネーション
マレーシアとシンガポールの国境沿いにある、ジョホールバルという街。ここから更に一時間ほど車で移動すると、コタティンギという街につきます。「コタティンギの滝」という有名な観光スポットもありますが、今回紹介するのは別の絶景スポット「蛍の木」です。
コタティンギの近くを流れる川には数百万匹という蛍が生息しています。日本の蛍とは異なり、小さくてピカピカと頻繁に点滅するのがマレーシアの蛍の特徴。一つ一つの光は弱いものの、圧倒的な数で夜の暗闇を彩ります。
この蛍を見るためには、コタティンギから出ているボートに乗ります。熱帯の暑さが少し収まり、当たりに静けさが広がる夜の川をボートでクルージングするのは、それだけでも十分な楽しさがあります。
そして川の先に待っている蛍のイルミネーション。電気の届かない川の奥地を蛍たちが明るく染め上げます。蛍にはバレンバンという特定の木にしか集まらない習性があり、川岸の見渡す限りにクリスマスツリーが広がっているのです。
満点の星空に、蛍のイルミネーション。マレーシアの小さな町で、一足早いクリスマスを味わうというのはいかがでしょう?
(Photo via: Finding Fireflies)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第34問は、こちらの写真。緑豊かな自然の中に空いた巨大な穴。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
▼「絶景Q」を最初から楽しみたい方はこちらから!
SPONSERD LINK