携帯電話。それは途上国にイノベーションを巻き起こしている、大きなツールと言っても過言ではないでしょう。
トジョウエンジンでも過去に、マイクロソフトと中国のファーウェイが行う「4Afrika」イニシアチブやSMSで途上国の人の声をもっと身近にする「You Choose」キャンペーンなど、携帯電話に関連したグッドアイデアをご紹介してきました。
今回は、20年前と今でアフリカの携帯電話事情が、どれだけ変わったかが分かるインフォグラフィックでご紹介します。
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1,000以上の言語があり、10億人が住む大陸「アフリカ」
アフリカには、現在10億人以上が住んでいると言われ、1000以上の言語で世界一の多言語国家となっています。
現在、アフリカでは約5億人の携帯電話利用者がいます。つまり、アフリカ全土で2人に1人は携帯電話を持っている、ということになります。
1994年、アフリカで始めての携帯電話回線が引かれた
しかし、そんなアフリカも、約20年前は今からは想像もできない、携帯電話とは無縁の別世界でした。
アフリカは、コミュニケーションから教育まで様々な分野で生活を楽にする必須のツール「携帯電話」が、ほとんどの国で普及していませんでした。
そして記念すべき1994年に、アフリカで始めての携帯電話回線が引かれ始めました。
当時は、電話1台20万円の高級品
しかし、最初に登場した携帯電話は重量が500gとかなり重く、値段も2000ドル(約20万円)と超高級品でした。
アフリカの携帯電話市場の今を知ろう
それ以来、アフリカのモバイルフォンマーケットは大きな変貌を遂げました。
現在、携帯電話の普及率はアフリカ全土で65%を超えています。
東アフリカ・ウガンダでは、国内にある全ての電球より携帯電話の数の方が多いそうです。
今では、アフリカは世界で2番目に大きな携帯電話マーケットとなっています。そして同時に一番成長している市場でもあります。
コンピュータの4倍の数の携帯電話・スマートフォンが売れているそうです。そして現在では、その値段も80ドル(約7800円)と安価なものまで出てきています。
携帯電話から、アフリカは発展する
携帯電話の普及率と、対アフリカ投資は比例しており、2009年に総投資額は約355万ドル(約347億円)。そして2015年には約1.5億ドル(約1460円)までに増えると予想されています。
アフリカから世界へ
現在アフリカの全人口の半分以上が20歳以下の若者です。彼ら彼女たちは「携帯電話世代」と呼ばれています。
携帯電話の普及で今まで以上のチャンスが作られました。若い世代の大きなパワーと広がったネットワークを駆使してこれからも発展していくであろうアフリカに目が離せません。
下記の動画では、今回ご紹介したインフォグラフィックの全てが3分程度にまとめられていますので、ぜひご覧になってみて下さい。
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