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皆さんこんにちは。e-Educationルワンダプロジェクト代表のドガです。

前回の記事では、二次審査突破のための「ロードマップ作成」、最初の3枚をご紹介しました。

今回はその後編としまして、残りの4枚について書き綴らせて頂ければと思います。

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4枚目:プロジェクトの軌跡

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最初の3枚は主に、e-Educationガザプロジェクト・バックグラウンドの説明でした。チームメンバーの紹介や、ガザが抱える3つの教育問題などをロードマップのビジュアルを活かしつつ解説しました。

ロードマップは、そのプロジェクトが何なのか、現状、そして将来を明確に分かりやすく伝えるためのツールです。そのため、4枚目は非常に重要なe-Educationのこれまでのステップをユーモアを交えて載せました。

2012年8月、学習障害(LD)の2人の専門家を見つけ、国連と恊働でプロジェクトを進めていくことに合意。その1ヶ月後には、20時間にも及ぶガザとヨルダンを繋いだ遠隔授業が行なわれました。

物理的なガザの”壁”が、衛星授業によって無くなりました。

デザインにもこだわり、階段状に今までプロジェクト経緯を描きました。

5枚目:ネクストステップ

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そしてロードマップ一番の見所となるガザプロジェクトの将来。DELL社が主催する今回の国際コンペでは、やはりお金を出すだけに、そのプロジェクトや団体の信頼性はもちろんのこと、将来性をも審査対象に入ります。

上を見て頂ければ分かりますが、「私たちの次の旅」というサブタイトルで、3・6・12ヶ月後のプロジェクトステップを示しました。Journeyは、旅という意味で、海外では将来像を話す際に比喩的表現で用いられることが往々にしてあります。そこで僕とデザイナーのルイスは、ロードマップのロード(道・道路)をかけて、5枚目を作成。

20人の先生に衛星授業で学習障害の子供たちへの教育方法を伝授した後、次は実際のガザ地区での授業展開、国連のネットワークを使って他の中東諸国へ使われた授業映像を届けます。

6枚目:予算表・・・

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そして6枚目は、厄介なアカウンティング状況(財務表)を持ってきました。正直、e-Educationガザプロジェクトの財務状況は持続的に考えてそこまで良いとは言えませんでした。

しかし、これを持ってこないと逆にプロフェッショナル性に欠けるとも思い、ざっくばらんにこれまでの寄付金、支出などを載せました。

国内担当のユイカさん(久保唯香)さんと何度もSkypeをし、細かい数字なども聞きました。

7枚目:これだけは覚えて欲しい!

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最後のページでは、ロジックモデルを用いてプロジェクト概要をできるたけシンプルに短く説明、そして一番のUSP(Unique Selling Point:独特の強み)を書きました。

場所は関係無い。e-Educationは”壁”を超えて、直接指導を可能にし、学習障害の子供達を救う!

いざ、勝負!

申請締め切り日まで残り1日。

ようやく二次審査に必要な課題を全て完了しました。共同代表のアツさん(税所篤快)と電話でゴーサインを頂き、DELL審査員たちへ送りました。

他のチームのロードマップや5つの質問を後々見ても、僕らがこれらの課題に労力を費やしたことは明らかでした。

これでダメだったらそこまで。後悔はない。後は1週間後の結果を待つのみです。それまでつかの間の休息を・・・続きはまた来週に!

今週も最後までお読み頂き、ありがとうございました!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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