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皆さんはご存知でしょうか?日本の若者の留学を官民協働で応援し、グローバル人材を育成するという文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」を。今回はこのプログラムを活用し世界に飛び立った、約150名のトビタテ!留学JAPANの派遣留学生による第2回成果報告会についてレポートします!

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トビタテ!留学JAPANとは?

トビタテ!留学JAPAN」とは、2014年からスタートした官民協働で取り組む海外留学支援制度です。2020年までに約1万人の高校生、大学生を「トビタテ!留学JAPAN」の派遣留学生として送り出す計画です。

単位取得を前提としたアカデミックな留学だけでなく、インターンシップやボランティア、フィールドワークなど多様な活動を含む留学プランを学生が自ら設計し、審査によって派遣留学生に選ばれた学生には渡航費や留学先でかかる費用が給付されます。

募集コースは「理系、複合・融合系人材コース」「新興国コース」「世界トップレベル大学等コース」「多様性人材コース」「高校生コース」「地域人材コース」の6つ。留学期間は、大学生が28日から2年間、高校生が14日以上1年以内。

すでに2,700名もの学生がこのプログラムに参加しました。

そして9月3日に東洋大学白山キャンパスで行われた第2回成果報告会では、実際にこのトビタテ!留学JAPANを活用して海外に飛び立った若者の話を聞くことができました。

では早速イベント内容について、3つのセクションを中心にご紹介します!

留学成果プレゼンテーション

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最初に、実際にトビタテ留学JAPANを活用した派遣留学生約150名が、8つの教室に分かれて自らの留学成果のプレゼンテーションをそれぞれ5分間で行いました。

どうして留学に行くことにしたのか?という原点や、留学中に行っていた活動内容、現地でぶつかった壁に加え、20XX年の未来ではどんな私になっていたいのかという熱い話まで聞くことができました。

ポスターセッション

次に、プレゼンテーションを行った発表者が一同に会し、質疑応答も兼ねたポスターセッションを行いました。ここでは、発表者と近い距離で交流することができました。

プレゼンテーションだけでは聞くことのできない留学中のエピソードも聞けてとても興味深かったです。

また、ポスターには1人1人の発表者の工夫がなされていて、とても楽しめました。

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こちらは、マレーシアに留学した吉開祐貴さん(写真右)

彼は途上国を訪れた際に現地の人たちから受けた人間味あふれる恩恵を、生活環境の改善という形で恩返ししたいと決めたそうです。

水質汚染が問題となっていたマレーシアでJICAプロジェクトへ参画した経験を踏まえ、今月末からは研究のためにアメリカへ渡航します。将来は、国際感覚を身につけた需給ギャップを埋めるビジネスマンを目指しているそう。素敵ですよね。

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こちらは、インドとパラグアイに留学した草野晴菜さん。

彼女は「途上国についた、負のレッテルをなくす」ために、インドでのインターンシップをしたのちにパラグアイの日本食料理屋さんで働きながら、新たな情報発信のチャネルを創れないか探る留学を経験しました。

「アジアは汚いから…南米は怖いから…」

このような情報の偏りのために海外に飛び出すチャンスを逃している人がいる中で、海外で欠かせない日本語情報の大切さ、そして現地の「リアル」をいかに伝えていくかを学びました。

代表派遣留学生プレゼンテーション、審査発表、表彰

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そして最後には、各教室から審査員によって最も優秀な功績を残したとして選ばれた派遣留学生たちが、ホールでプレゼンテーションを行いました。

第2回報告会では、トルコのイズミット湾横断橋建設プロジェクトにインターン生として参加した儀賀大己さんが最優秀賞、インドの女性の内面の充足を生むためにファッションショーを開催し、ソーシャルビジネスへ挑戦する伊達文香さんが優秀賞を受賞しました。

まとめ

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実際にこの報告会に行ってみて、表彰された留学生たちのプレゼンテーションはどれもオリジナリティに溢れていて、留学という経験をすることの素晴らしさが伝わってきました。

代表に選ばれなかった留学生も、それぞれが持つ問題意識を解決するヒントを得ようと海外へ飛び立ち、多くの気づきと学びを日本に持ち帰ってきていました。

トビタテ生の留学には一人一人にドラマとストーリーがあり、若者の挑戦は熱いと改めて感じました。

留学をして終わりではなく、留学した経験を次に生かそうとしている姿勢や、すでに次のアクションにつなげている姿はとても頼もしかったです。

彼らの今後の活躍がとても楽しみです!

そして現在は6期生を募集とのこと。気になった方は是非応募してみてくださいね!

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途上国の教育課題を若者の力で解決する

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