「日本がこんなにも冷たい国だとは思わなかった...」
私たちは14年間に渡って途上国の子どもたちを支援してきました。
とある日、その中の1人が満面の笑みでこう私たちに報告してくれました。
「日本での就職が決まったよ!家族で日本に移住することにしたんだ!!」「日本へようこそ。日本で会おうね!」彼は喜んでそう報告してくれました。
それから時間が経って、彼の次の報告は上の文章にもある「日本がこんなにも冷たい国だとは思わなかった。」というものでした。
日本に暮らしつつも日本語支援が必要な海外ルーツを持つ子ども(以下、越境児童)は全国に約5万人おり、あなたの町にもいるかもしれません。
そして、全国の自治体の94%が越境児童の受け入れ体制が整っていません。
e-Educationでは彼ら・彼女たちが、孤立したり学びの遅れが生じないように、オンラインを通じて母語での学習支援を提供する取り組みを始めています。
本イベントでは、私たちの静岡県での活動事例をもとに、「越境児童の孤立や学びの遅れ」「テクノロジーやこれまでの海外ネットワークを活用したアプローチ」などについて、自治体と協力して取り組んでいる職員がわかりやすくお伝えします。
「日本でも母語で安心して学べる環境」をつくるため活動する私たちのイベントを通して、日本でも夢を追いかけられる未来への視点を見つけていただければ幸いです。
「クラスに外国人の同級生がいたので、どんな問題を持っているのか気になる」
「自分も ”見知らぬ土地” で言葉が通じず、心細さを経験したことがある」
「学校の授業についていけなかったり、学校で孤立したことがある」
「国籍や出身に関わらず、支え合える社会に興味がある」
「テクノロジーや海外ネットワーク使った解決方法を聞いてみたい」
三輪 開人(みわ かいと)
代表
1986年生まれ、静岡県掛川市出身。早稲田大学法学部を卒業し、JICAに入構。東南アジア・大洋州の高等教育案件を担当。2013年にJICAを退職し、e-Educationの代表に就任。地元に大手予備校がない中で、東進のDVD授業を受けたことで大学へ進学できた原体験があり、バングラデシュで出会った高校生の置かれる状況に共感しe-Educationを創業。
「途上国への教育支援はどこか身近に感じずらいと思っていました。でも、日本にいる『越境児童』について知り、自分事として捉えることができるようになりました」
「勉強をする環境が整うだけで、子どもたちの力がぐっと伸びることを、再認識しました」
「e-Educationの生徒が先生となって、新しく入った生徒と学びを共有する取り組みはとても素敵だと思いました」
「日本に来てよかった、と思ってくれる子供や大人を増やす活動輪が広がることが、大きな励みになりました」
1.越境児童を取り巻く問題構造
協働している静岡県の自治体での活動事例を交えながら、5万人いるとされる日本語支援が必要な越境児童の現状や、孤立や学びの遅れが起きる問題構造をお伝えします。
2.私たちの解決アプローチ
14年以上培ってきたテクノロジーや海外ネットワークを活用した取り組みをもとに、越境児童が母語で安心して学べる環境をつくるアプローチについて、これまでの成果を織り交ぜながら、丁寧にご説明します。
3.いま自分ができること
越境児童が言葉や文化の壁を越えて、夢を追いかけられるように、私たちとともに歩みを進める方法を、関わり方の意義や特典を交えてご紹介します。
4.アンケートと質疑応答
これまでのe-Educationの経験を基に、参加者の皆さまのご質問にお答えします。
<日時>
2024年8月26日(水)20:00~21:30(19:55~受付)
※10分程度の延長の可能性があります。
<実施方法>
Zoomを用いたオンライン開催
※お申込みいただいた方に参加用URLをお送りいたします。
<参加費>
無料
<定員>
50名
※定員になりましたら締め切りますので、お早めにお申込みください。
※当日やむを得ずキャンセルされる場合は、イベント開始1時間前までにevent[at]eedu.jpにご連絡いただけますと幸いです。([at]は@に変換して下さい。)
皆さんの周りに外国にルーツを持つ方はいますか?
皆さんの見えないところでたくさんの悩みを抱え、中には学校に行けなくなってしまう子どももいるんです。
思いのほか身近だけど、知られていないこの問題について、気軽に聞くことができるイベントですので、是非お気軽にご参加ください♪