COVID-19感染拡大に伴い、世界中で学校閉鎖が広まる中、「学ぶ機会を失った」子どもたち。
そんな中でも彼らに最高の教育を届けるために、e-Educationは新しいチャレンジをしてきました。
COVID-19感染拡大に伴い、日本社会だけでなく世界中におけるオンライン化が加速していますが、途上国では、学習環境を整えられる都市部の富裕層と、良い教育にアクセスできない地方の子どもたちとの格差が拡大していました。
e-Educationが活動するバングラデシュでは、2020年3月より休校となり、現在もなお休校状態が続いています。
そんな中、学ぶ機会を失った子どもたちを前にe-Educationは事業モデルを変革する挑戦をしました。
現在バングラデシュの人口約1.6億人に対し、携帯電話保持者数は約1.54億人。
「学校に行けない中、自宅でも、タブレットやスマホで学習を続けられないか?」
全国各地の子どもたちが良い教育にアクセスできるよう、新しい事業では、これまでのDVDやタブレットを用いた映像授業から発展させ、授業や復習テストをスマートフォンで受けられるアプリを開発しました。
事業開始直前、高校生たちからはこんな不安な声が聞こえてきました。
「コロナでいつ開催されるか分からない受験に向けて、勉強を続けるモチベーションが湧かない」
「教えてくれる人がいない中、自分一人でどうやって目指す大学に勉強を進めれば良いのか分からない」
このような声を拾い、既存の学習サポートに加え、今回の事業では難しい大学受験を乗り越えたロールモデルであるチューターからの精神面のサポートを充実させ、都市部の大学生と農村部の高校生をつなぎオンラインで学習指導をするオンライン家庭教師モデルをとっています。
実際にe-Educationの授業を受けた生徒からはこんな嬉しい声が聞こえてきました。
「今まで自分の学習方法が正しいか不安もありましたが、チューターのおかげで解けなかった問題が解けるようになることが面白くって、以前は毎日3-4時間だった学習量が今は8-9時間になりました」
「学習面だけでなく、将来の不安に関しても相談に乗ってくれるので、コロナの中でも、安心できる場所を見つけることが出来ました」
このように、映像授業・復習テストといった学力面のサポートだけでなく、勉強する意味やモチベーションの引き出し・相談や助言といったチューターによる精神面のサポートと、どちらが欠けてもいけません。
2つのサポートがうまく連携することで、子どもの学びを深め、進学やその先の未来の扉を開くことができると考えています。
このITを用いた映像授業により、コロナで休校が続き、学習機会が閉ざされた数百人の高校生を支援することができました。
e-Educationの事業の目的は、「地方で生まれ育っても質の高い教育にアクセスでき、高校卒業試験や大学受験を突破して夢の実現に寄与する」持続性のある仕組みづくりです。
実際に、今回の事業では、これまでのe-Educationの活動地だけでなくバングラデシュ全土の生徒から参加応募があり、最高の教育を手にする子どもたちは全国に広がっています。
また、この「新たな教育プラットフォーム」のモデルを活用した事業は、e-Educationの他の活動国でもあるフィリピンでも既に少しずつ広がりつつあります。
全国展開のしやすさ、他国への応用のしやすさ、というのもこのモデルの特徴で、コロナの状況が将来的に改善しても世界中に必要とされていくのではないでしょうか。
「学びたくても、教えてくれる人がいない」
コロナ禍で聞こえてきた不安な声。
e-Educationの映像教育のメリットは、質の高い授業をたくさんの生徒たちが受けられること。しかし、まだ授業を提供できる子どもたちの人数は限られています。
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