バングラデシュ担当の塚本が、現在まさに大学受験に挑戦している学生生徒たちの取り組みを現地からレポートします。
バングラデシュの最高学府であるダッカ大学の試験日が2月末から3月頭に予定されています。試験日までの残り時間も少なくなってきました。
そんな中、先日、高校卒業試験(日本のセンター試験・共通一次試験に相当)の結果が各生徒に発表されました。
結果に一喜一憂している生徒たちでしたが、これからダッカ大学合格に向けては、結果がどうであれ、自分を信じ自分の夢を追いかけて、頑張るのみと生徒も話してくれています。
私たちe-Educationは、大学受験支援の内容を4Cモデルと呼んで提供しています。
4C : Motivational College(オンライン講演会), Supplementary Class(補講授業), Life Coaching(オンライン家庭教師), English writing Correction(英語添削)
この4Cを軸にしながら、生徒と一緒に大学受験に挑戦しています。
本日は、先日実施しましたMotivational Colleageの様子をご報告します。
Motivational Colleageとは、オンライン講演会のことであり、バングラデシュ国内外で活躍している日本人やバングラデシュ人をスピーカーとして招待しております。
日々受験勉強をしているとついつい忘れてしまいがちな、受験勉強の先にある将来・夢について改めて意識してもらい、勉強のモチベーションを高めてもらうことを目的としています。
麻恵さんは、元々日本では俳優として活躍されていました。
そこから、結婚を機にバングラに移住し、現地のストリートチルドレン支援活動を行うNGO「エクマットラ」のメンバーとなられ、2016年には、貧困層女性の経済的・精神的な自立と未来を創る雇用を目指し、”エクマットラハンディクラフト工房”を設立されています。
エクマットラのハンディクラフト部門の代表としてバングラデシュ国内や日本を中心に手工芸の制作・販売を精力的に行っている、麻恵さんに生徒向けにお話頂きました。
「チャンスさえあれば沢山の可能性がある」そして夢を叶えることができる。というメッセージを講演会の中で生徒に送ってもらえました。
エクマットラハンディクラフト工房で働いているLaboniさんのストーリーを紹介しながら、生徒に語りかけてくれました。
Laboniさんは、娘の学費や生活費を賄うためエクマットラハンディクラフトで働き始め、お金を貯めてチャンスを得て、大学に通うという夢を諦めていたけど、現在は大学に通うことが出来ているそうです。
この話を聞いていた生徒たちは、”高校卒業試験の結果が悪くて落ち込んでいたけど、切り替えて頑張るきっかけになった”、”私も将来は、エクマットラハンディクラフト工房で働きたいと思った”など感想を共有してくれました。
生徒全員が悔いが残らない受験生活となるように、私たちはこれからも生徒に寄り添い、ともに挑戦を続け未来の可能性を広げていきます。
これからも現地生徒とe-Educationの応援のほどよろしくお願いします。