フィリピンでは、2拠点で活動を行っています。
●カガヤン・デ・オロ市
フィリピンでは、著しい経済成長の裏で経済的格差が拡大しつつあり、たくさんの選択肢を得られる富裕層とは対照的に、経済的な理由を背景に学校を中退してしまう子どもが多くいます。
また、10代での早期出産も問題となっており、貧困の再生産にも繋がっています。
そのような学校を中退した子どもたちが修了を目指して通える「オープンハイスクールプログラム」がフィリピンの教育制度にあり、ミンダナオ島のカガヤン・デ・オロ市では、教育局と連携して、オープン・ハイスクール・プログラムを始めとした逆境に立ち向かう子どもたちに「最高の教育」を届けるための活動を行っています。
また新型コロナウイルス感染症拡大によって、フィリピンでは子どもたちに厳しい外出制限が課され、2年以上もの間学校閉鎖が続いていました。
そこでe-Educationは2020年にオンラインを活用した高校受験支援「StudyCo(以下スタディコ)」も開始しました。
●カミギン島
カミギン島では就業機会が限られており、それが子どもたちの学習モチベーションの低下にも大きく影響していました。
そこで、2020年より従来の映像教材事業に加えて日本の高校生に生きた英語を学ぶ機会を生み出すオンライン英会話事業と英作文添削事業を開始しました。
それぞれフィリピンの方の英語力、コミュニケーション力といった強みを活かした事業創出により、フィリピンに雇用機会を生み出すとともに、日本の高校生の英語力向上に繋がる事業にも挑戦しています。
●カガヤン・デ・オロ市
学校を中退した生徒が通うオープン・ハイスクール・プログラムでは、現地の先生方と共に映像教材を制作し、延べ1,500名以上の生徒に授業を届けてきました。
教育やITに関連する複数企業との連携も行いながら、より専門性の高い教育支援活動を行っています。
新型コロナウイルス感染症拡大を機に開始したオンラインでの高校受験支援では、開始初年度に支援を受けた生徒の中から、見事、現地でトップの公立高校合格者が誕生しました。
この結果は、大きな喜びの声をもらうと同時に、より多くの生徒に支援を届け、さらなる合格者輩出に向けた計画・体制づくりにも繋がっています。
●カミギン島
オンライン英会話事業では、現在までに20名を超える講師が就業機会を手にしており、2022年度は2,000名を超える日本の高校生にオンライン英会話サービスを利用して頂いています。
●カガヤン・デ・オロ市
「最高の教育を届ける」を軸に、オンラインでの高校受験支援を引き続き展開します。
現地パートナー企業や教育局との連携を強化しながら受験支援の拡大をすることで、働きながら学校に通っている子どもたちや、地方の教育環境が整っていない子どもたちに最高の教育を届けてまいります。
●カミギン島
「現地での雇用創出」を軸に、現地パートナー企業との連携を通じ、日本の高校生が英語で自分の世界を広げることを目指すオンライン英会話事業の拡大に向け取り組みを強化していきます。
また、現地の若者向けに英会話講師になるためのカリキュラム及び映像授業を開発・提供することで就業機会を広げる教育事業も展開し、可能性あふれるフィリピンの若者の選択肢と未来への希望の創出に取り組んでいきます。
募集期間 | 2022年12月8日(木)〜2023年1月8日(木)23:59まで ※募集は終了しました |
---|---|
職種(採用人数) | カントリースタッフ(最大2名/各地域1名を想定) |
対象 | 大学生・大学院生 |
活動国 |
フィリピン ・カガヤン・デ・オロ市 ・カミギン島 |
活動期間 | 1年間※休学を原則とします(要相談) |
活動開始予定時期 |
カミギン島:2023年4月〜 カガヤン・デ・オロ市:2023年10月〜 |
活動内容 |
・英語教育に関する市場調査(マーケット・現地ヒアリング等) |
得られる経験やスキル |
・行政や企業等を巻き込み、インパクトの大きいプロジェクト展開ができる力 |
求める人物像 |
・e-Educationの理念や活動に原体験を持って共感していること <目安となる外部試験スコア> |
こんな方におすすめ |
・ソーシャルビジネスを通して途上国における社会課題の解決に挑戦したい人 ・英語が好きで英語教育を通して若者に貢献したいと考えている人 ・忙しさの中から楽しさや意義を自ら見出だせる人 |
待遇 |
【固定額支給】 ・支度準備金:10万円
|
選考プロセス |
①応募フォーム回答 |
備考 |
・渡航前に日本国内で事前研修があります |