【大学受験速報】経済格差を乗り越え、人生を変えていく生徒たち
暑さ極まる頃となりましたが、くれぐれも体調を崩されませんようご留意ください。
本日は、
・バングラデシュの大学受験の結果速報
・バングラデシュの生徒と交流できるチャリティーイベントの詳細
の2点をお伝えさせていただきます。
高校生たちがバングラデシュの格差社会の中で、どのような困難な状況にあり、それはなぜなのか、そして、皆さまの応援を通して、どれだけの生徒たちが受験に臨み、どれだけの生徒たちの未来が切り開かれたのか知っていただきたく最後までご覧いただけると幸いです。
【祝】83名もの生徒が難関国立大学に合格!
バングラデシュでは、6月に多くの高校生たちが大学受験を迎え、e-Educationが支援する生徒たちの受験結果も続々と届いています。
今回、バングラデシュでe-Educationの大学受験支援プログラムを受けた184名中83名もの生徒が難関国立大学に合格することができました。
その内、27名はバングラデシュ最高学府のダッカ大学に合格しました。
e-Education創業以来13年連続という快挙です。
しかし、バングラデシュで難関国立大学に合格することは決して簡単なことでは有りません。
そこには高校から大学へ進学するにあたっての構造的な問題があるのです。
バングラデシュで教育格差が起こる構造
バングラデシュでは、高校を卒業する際に高校教育修了認定という試験が行われます。
大学や学部にもよりますが、この修了試験の結果によっては、そもそも受験させてもらえないということもあります。
また、大学の入学試験が開催されるのは、高校修了試験が行われてから、約5ヶ月後となっており、バングラデシュの高校生たちは高校修了試験を経て、さらに大学受験のための勉強をしています。
(コロナ禍以降では変則的になっています)
高校修了試験と、難関大学の入試のレベルには大きな差があるからです。
そのため高校修了試験でどんなにいい成績をとれたとしても、大学に進学しようと思ったら、新たに大学受験のための勉強をする必要があるのです。
大学受験のための勉強をするにあたって、バングラデシュの都市部や地方でも裕福な家庭の生徒は、予備校に通ったり、家庭教師を雇って猛勉強をします。
一方で、地方の多くの高校生は、予備校は地元には無く、家庭教師を雇うこともできません。
独学しようにも、参考書も無く、大学を受験すること自体諦める子が多いのです。
このように、大学へ進学するためには都会の予備校に行くしかないという実情を踏まえて、e-Educationはバングラデシュの地方に住む、特に経済的に厳しい家庭の高校生たちが映像教材で予備校講師の授業を受けられたり、オンラインで大学生コーチによる学習面・精神面のサポートを受けられる無償の大学受験支援活動をしています。
※映像授業が開かれていた創業期の様子
e-Educationの大学受験支援プログラムを受ける地方の貧しい家庭の生徒の多くが、大学の学費の安さや寮が備えられていることなどもあり難関国立大学を目指します。なかには、大学で勉強をしながらアルバイトもして実家に仕送りをするなど、家族を支えている子もいます。そして、e-Educationの支援を受ける多くの生徒が、生まれた環境や育ってきた経験も相まって、自分だけのためではなく、両親や兄弟姉妹、地元の人たち、社会のために力になれることをしたいという強い想いや信念を持っています。映像授業で勉強に励むだけでなく、精神的にも支えてくれる大学生コーチというお兄さん・お姉さんのような存在により、経済格差によって埋もれていた才能が引き出され、貧しい家庭の多い地方から難関大学への合格者が生まれることで、他者への想いやりを持った若者が育っていっています。創業から13年間で、累計630名以上もの難関大学合格者を輩出できたのは、活動を支えてくださる皆さまの存在無くして、成し遂げられるものではなく、改めていつも応援いただき、誠にありがとうございます。
8/5(土)13時15分〜 バングラデシュと日本をつなぐチャリティーイベントについて
先日よりお届けさせていただいている、「バングラデシュの子どもたちの未来のために」開催するチャリティーイベントの詳細をお伝えさせていただきます。イベントでは、先日、大学受験に挑んだばかりの生徒たちと、生徒を学習面や精神面から 支えてくれた大学生コーチたちをバングラデシュのイベント会場へ招待し、活動を支援してくださっている日本の皆さまとをオンラインでお繋ぎしたいと考えています。【開催日時】 ←Update!2023年8月5日(土) 日本時間13:15〜15:45(※)
(※)前回ご案内の「午前10時30分〜(予定)」から時間を変更しています。
リアルタイムに交流ができることを心待ちにされていた方もいらっしゃったと思います。企画の過程でお時間が変わってしまい、誠に申し訳ありません。募金にご協力いただきながら当日参加できない方や、正式な時間の確定によりご参加が難しくなってしまった方につきましては、後日イベントの様子の録画を、ニュースレターにて共有させていただく予定です。【タイムスケジュール】 ←New!13:15~13:45 イベントの趣旨説明や団体紹介13:45~14:55 受験に挑んだ生徒との交流(※)
・生徒から自己紹介
・生徒から支援を受けてのエピソード発表
・皆さまから生徒への質問タイム
・生徒から皆さまへメッセージ
など
14:55~15:15 大学生コーチからのスピーチ15:15~15:45 感想共有や事務連絡(※)バングラデシュ側のイベント会場には数十名の生徒が参加している予定ですが、お時間や企画の都合上、実際に皆さまと交流するのは男女1名ずつ計2名の生徒となります。【参加方法】以下「チャリティー募金はこちら」より1000円〜募金をいただいた皆さまへ、イベント前日にバングラデシュの生徒たちとつながれるZoonリンクをお送りいたします。
チャリティー募金はこちら
※寄付金控除により最大約40%が還元されます
【チャリティー募金の使途】今回50名の生徒と10名の大学生コーチを招待したいと考えており、
・生徒&大学生コーチ計60名+イベント運営スタッフ約10名、合計70程度を収容可能な会場費
・会場までの交通費(生徒&大学生コーチ分)
・軽食代
合計で日本円で最低24万円が必要となっており、皆さまからの募金は生徒と大学生コーチを招待し今回の挑戦を労うために必要なこれらの費用に充てさせていただきます。また、24万円を超えた分は次の受験に挑む生徒たちへの支援活動に充てさせていただきます。現在、21名の方から約18万円のご支援をいただいており、約40名の生徒高校生を呼ぶことができますが、あと10名の高校生生徒と大学生コーチをイベントへ招待したいと考えています。万が一、24万円に満たなかった場合は、生徒高校生や大学生コーチへの招待を減らす必要が出てきてしまうため、全員を招待できるよう皆さまからの温かいご支援をいただけますと幸いです。 既にご寄付をいただいている方には、改めて感謝申し上げます。今回のチャリティーイベントは、皆さまと生徒がつながっていただくだけでなく、生徒が、同じく受験に挑み同じ大学へ行く仲間とつながったり、受験を支えてくれた大学生コーチに対面で会える場でもあります。「イベントには参加できないけど、バングラデシュの生徒たちの未来のために何かしたい」と思っていただけましたら、募金でのご協力をいただけますと幸いです。何卒ご支援のほどよろしくお願いいたします!
チャリティー募金はこちら
※寄付金控除により最大約40%が還元されます
※チャリティー募金いただいた皆さまへは、イベント前日にバングラデシュにいる生徒たちとつながるためのZoomリンクをお送りいたします。