皆さまは今、この瞬間にも先の見えない暗闇の中で必死に前を向こうと生きる若者たちがいることを知っていますか?
「自分の力ではどうにもならない外部の力によって、自分の可能性が制限されてしまうような気がしました」
これは、バングラデシュの政変に巻き込まれたことによって、18歳の高校生アミンが発した言葉です。
本日はe-Educationの支援プログラムに参加してくれている、アミンがこの政変を受けて、今置かれている環境、そして将来への展望についての想いをご紹介いたします。
これはバングラデシュの高校3年生の少女、アミンが国で起きた大規模抗議活動をきっかけに、デモと勉強に迷いを抱きながら、いま自分にできることをしようと向き合ったストーリーです。
アミンには兄弟姉妹はいなく、まだアミンが小さい頃に両親が離婚し、お母さんと2人で暮らしています。
お母さんは清掃員や家政婦といった仕事をしながら、「足が痛い、腰が痛い」と身体の不調をアミンに訴えていましたが、それでも生活をどう切り盛りするかを優先して働き続けていました。
しかしこの夏から「ものすごく背中が痛い、身体が弱ってる」と言うようになり、仕事ができなくなってしまいました。
身を粉にして頑張ってきた母を見てきたアミンは今、母の代わりに、週7日も家庭教師として、中学生2人、小学生4人の6人に勉強を教えていて、ひと月に14,500タカ(日本円で19,000円程度)も稼いで家計を支えています。
「私はどうすればいいの?」