本格的な夏を前に暑い時期となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、バングラデシュで受験勉強に励んできた生徒たちを労い、次の生徒たちの受験支援のためのチャリティーイベントをご案内させていただきます。
どうぞ最後までご覧いただけますと幸いです。
かつてアジア最貧国と言われていたバングラデシュの農村で、代表・三輪が出会ったのは、「家にあかりがないから」という理由で街灯の下でひたすら教科書を読み返し、一生懸命勉強している子どもたちでした。
子どもたちが勉強する理由の多くは「家族を助けたいから」…
超学歴社会のバングラデシュにおいて貧困から抜け出すには、安定した給与を貰える仕事を得るためにバングラデシュでもトップクラスの大学にいくことが近道だったからです。
しかし、塾へ通うお金がなく、受験勉強を教えられるような先生がいない農村という環境下では、教科書を読み返すしか勉強する術がないというのがバングラデシュの農村部の子どもたちの現実でした。
都市部と農村部の教育格差を目の当たりにした代表・三輪は、生まれた環境に関わらず誰もが質の高い教育を受け、未来を切り拓いていけるようにとバングラデシュのある農村から、映像授業での教育支援をスタートさせました。
(※)初回ご案内時点の「午前10時30分〜(予定)」から時間を変更しています。リアルタイムに交流ができることを心待ちにされていた方もいらっしゃったと思います。
※チャリティー募金いただいた皆さまへは、イベント前日にバングラデシュにいる生徒たちとつながるためのZoomリンクをお送りいたします。
【チャリティー募金の使途】
今回50名の生徒と10名の大学生コーチを招待したいと考えており、
・生徒&大学生コーチ計60名+イベント運営スタッフ約10名、合計70程度を収容可能な会場費
・会場までの交通費(生徒&大学生コーチ分)
・軽食代
合計で日本円で最低24万円が必要となっており、皆さまからの募金は生徒と大学生コーチを招待し今回の挑戦を労うために必要なこれらの費用に充てさせていただきます。
また、24万円を超えた分は次の受験に挑む生徒たちへの支援活動に充てさせていただきます。
万が一24万円に満たなかった場合は、残念ながら招待できる生徒や大学生コーチの数を減らす他なくなってしまうため、全員招待、さらに次の受験に挑める子どもたちの数を1人でも増やせるよう皆さまからの温かいご支援をいただけますと幸いです。
私たちe-Educationが支援している生徒たちは、ビル街に予備校が乱立する首都ダッカとは180度かけ離れた、木々が生い茂り予備校はおろか受験勉強を教えられるような先生のいないバングラデシュの農村部に住んでいます。
都市部と農村部では経済格差や教育格差だけでなく、人間関係や価値観にも大きな差を感じることがあります。
例えば都市部では、女の子が大学へ行くことに対して比較的肯定的な家庭が多いのに対し、農村部では
「大学進学よりも結婚してほしい」と、女の子ほど、親から大学へ行くことに反対される傾向にあります。
「村を出て都会で一人暮らしするなんて」
「父は反対していて、大学合格した後も、今も良くは思ってくれていないです。でも母がすべてサポートしてくれて、本当に感謝しています。」と言っていた女の子がいたのですが、彼女がとても感謝していた母親は、彼女がダッカ大学に合格した後、程なくして病気で亡くなってしまっていました。
「誰も私のことを気にかけてはくれない」と孤独感に苛まれていました。
「丁度アルムナイ(卒業生・同窓生)のコミュニティを作れないか?という話もしてたんだよね」と現地でも合格後の生徒を何かサポート出来ないだろうかと話が挙がっていました。
今回のチャリティー募金は、生徒たちの未来にとって大切な出会いを生み出すことにもつながります。
そして、日頃より応援をくださっている皆さまと生徒たちがオンラインで顔を合わせることで、遠く感じていた距離はもっと身近になり、皆さまと生徒たちが喜びを共有し合えることで仲間としてのつながりも感じられると思っています。
50名の生徒と10名の大学生コーチを招待し、皆さまと出会い、生徒同士でつながる場をつくるため、何卒ご支援のほどよろしくお願いいたします!
