フィリピンは、著しい経済成長にともない格差が拡大しつつあり、選択肢が拡大する富裕層と対照的に経済的な事情を理由に学校をドロップアウトしてしまう生徒が多くいます。
早期出産の問題もあり、貧困の再生産が起こってしまっています。
フィリピンの教育制度の中にはドロップアウトしてしまった生徒が修了を目指して通うオープンハイスクールプログラム(OHSP)があり、e-Educationはミンダナオ島・カガヤン・デ・オロ市教育局と連携してOHSPを始めとした逆境に立ち向かう子どもたちに「最高の教育」を届けるための活動を行っています。
また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、2020年よりオンラインを活用して経済的に良質な教育にアクセスできない子どもたちに教育を届けるプログラムを通して教育格差の是正に挑戦しています。
フィリピンでは2015年より開始したK-12の施策により高校受験のニーズが高まってきたことを受けて、高校受験支援も開始しています。
フィリピンでは2013年より活動を開始し、カガヤン・デ・オロ市教育局、カミギン島教育局の信頼を得てパートナシップを構築してきました。
ドロップアウトした生徒が通うオープンハイスクールプログラム(OHSP)に対して、現地の先生方と共に映像教材を作成し、述べ1,500名以上の生徒に提供してきました。
複数の企業連携案件も展開し、より専門性の高い教育支援活動を行っています。
新型コロナウイルス感染症拡大を機に開始したカガヤン・デ・オロ市でのオンライン高校受験支援では、2022年に初めての受験が行われ、支援を受けた生徒の中から見事現地トップ公立高校に合格者を輩出することができました。
この結果は大きな喜びの声をもらうと同時に、さらなる活動の拡大に向けて準備することに繋がっています。
また、受験支援2年目となる昨年は、27名の受験生を支援し5名が志望校への合格を果たすことができ、支援の輪が着実に広がっています。
2023年度はミンダナオ島カガヤン・デ・オロ市では"最高の教育を届ける"を軸にオンライン授業を通じた高校受験支援を引き続き展開します。
現地パートナー企業や教育局との連携強化しながら受験支援の拡大をすることで、働きながら学校に通っている子どもたちや地方にむ良質な教育が届かない子どもたちに最高の教育を届けてまいります。
受験支援3年目となる本年度は、オンライン家庭教師の教材の充実化、有償での家庭教師派遣サービスの立ち上げなど、ミンダナオの子どもたちに質の高い教育を広げるための新規事業を企画・実践していきます。
いずれの事業でも、生徒の将来の可能性を広げるだけでなく、地元の経済的に困窮している優秀な大学生たちが家庭教師として活躍できるwin-winな仕組みづくりを目指しています。
募集期間 | 2023年11月1日(水)〜2023年12月8日(木)18:00まで |
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職種(採用人数) | カントリースタッフ(1名) |
対象 | 大学生・大学院生 |
活動国 | フィリピン(カガヤンデオロ市) |
活動期間 | 1年間※休学を原則とします(要相談) |
活動開始予定時期 | 2024年9月〜 |
活動内容 |
・英語教育に関する市場調査(マーケット・現地ヒアリング等) ・教材作り(主に英語・数学・理科)
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得られる経験やスキル |
・行政や企業等を巻き込み、インパクトの大きいプロジェクト展開ができる力 ・関係者を巻き込みながら事業を改善/推進するリーダーシップスキル |
求める人物像 |
【各国共通】 ・e-Educationの理念や活動に原体験を持って共感していること -TOEIC 730点以上 ※あくまで参考値ですので、達していない場合でも面接でご相談ください。
・立ち上げフェーズの事業において、途上国への支援だけではなく、途上国の若者の力を借りて、学校や教育委員会などの関係者と協働し、挑戦することに興味がある人 |
こんな方におすすめ |
・教育事業を通して若者の未来に貢献したいと考えている人 |
待遇 |
【固定額支給】 ・支度準備金:10万円 ※他助成機関からの活動費支給を受けられる方は対象外です。
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選考プロセス |
①応募フォーム回答 |
備考 |
・渡航前に日本国内で事前研修があります |