私たちe-Educationは、「最高の教育を世界の果てまで」というミッションを掲げ、「人生に誇りを、社会には想いやりを」というビジョンの実現を目指しています。
しかし途上国における教育課題の解決に挑む中で、新たな問題に直面することも多々あります。
そんな時e-Educationのスタッフは、問題解決のためにどう行動するかという「クレド(行動指針)」と、問題とどう向き合うかという「スタイル(思想指針)」を道標に、日々活動を続けています。
本日は、e-Educationがビジョンの実現に向かっていく上で大切にしているクレド&スタイルをご紹介するとともに、2023年度のe-Educationクレド&スタイルアワード受賞者インタビューをお届けいたします。
①Challenge Producer
私たちは、挑戦を応援します。挑戦者の可能性を信じ、全力で応援する。これが私たちの仕事です
②Gemba Driven
現場起点。「現場」の声に耳を傾け、その人たちのために何ができるか真摯に考え続けます。
③Quick-Dirty
失敗を恐れず前へ。スピード感を持ち、小さく始め、試行錯誤を重ねながら、課題を解決していきます。
④Go Delight
ピンチをチャンスに。大きな困難に直面した時も。希望を見出し、チーム一丸となって最善を尽くします。
⑤Co-Creation
「ために」ではなく「ともに」。1人では解決できないことを、互いの強みを生かしながら、「ともに」解決していきます。
❶Hot Heart Cool Head
熱い情熱と冷静な思考。どちらが欠けても社会課題は解決できず、私たちはこの両立を諦めません。
❷Growth Mindset
常に学ぶ意識を。変化し続ける社会課題を解決するために、私たちも学び直し続けます。
❸“A” that Matters
迷った時は“A”に戻る。みんなで辿り着きたい目的地と、一人一人の物語を大切に、私たちはチームで挑みます。
❹Give first
批判ではなく貢献を。困難な時ほど顔を上げ、チームのために、目の前の人のために、「Give」の精神を持ち続けます。
❺Fun with Fan
ファンベースを大切に。心から応援してくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れず一緒に楽しみながら社会を変えていきます。
e-Educationのスタッフは、毎週の定例会議で、この5つのクレド&5つのスタイルをベースに自身を振り返り、活動の報告をし合っています。
さらに2023年度より、クレド&スタイルアワードという取り組みも始まりました。
クレド&スタイルアワードは、全スタッフが1年間を振り返って、各クレド&スタイルに適した行動をしていたと思うスタッフを1名選び、その理由とともに投票し、総得票数が多かったスタッフはアワード受賞者として表彰されるというものですが、ただ表彰するだけが目的ではありません。
振り返ることでe-Educationで働くスタッフ1人1人の中にクレド&スタイルを浸透させていく機会づくりと、全スタッフが互いに顔を思い浮かべながら「あの人のこういう行動はGemba Drivenだった」「あの人の仕事に対するスタイルはGive Firstだな」というように想い馳せることで互いを認め合い、理解し、コミュニケーションの活性化に繋げることが本来の目的となっています。
投票理由=スタッフへのメッセージでもあるため、投票後は各スタッフへ、誰からどんなメッセージがきているかの共有もされます。
2023年度のクレド&スタイルアワード受賞者、塚本将貴(つかもと まさき)さんに送られたメッセージの一部をご紹介します。
<Challenge Producer>
“現地パートナーやインターン生の業務・活動が上手くいくように、スキルを引き出し、成長を最大限にサポートする役割を自ら楽しみながら行っている。そして、現に形となって良い結果が出ていることが素晴らしいと思います。”
<Hot Heart Cool Head>
“どちらかというと冷静な思考が強いイメージがあるし、仕事も淡々と進めている印象もあるが、周りには見せない熱い思いがあるのを感じる。「ヒト」も「コト」もかなりバランス良くHot と Coolを使っているのではないか。ここからポジションが変わり現場感が離れる中で判断をしなければならない場面があるけど、このバランスを保ったまま良い判断をしていけることを期待しています。”
<Co-Creation>
“フィリピンのチームや一人一人の特性をしっかり捉えて、敢えて守りが得意なスタッフをリーダーに抜擢して物事を進めやすくするだけでなく、スタッフのそういう所も評価しているということをチーム全体に伝えていくことで、チームの活性化に繋げていく知略溢れる人選の中にも100Corp.のスタッフ一人一人に対する想いを感じ、100Corp.のみんなの「ために」、「ともに」在るというような塚本さんのスタンスは、表面上では見えにくいけれどもすごくCo-Creationだなと思いました。”
塚本 将貴 / カントリーマネージャー
岐阜県出身。名古屋大学工学部を卒業後、トヨタ自動車に入社し北米地域の営業企画を担当。 その後、同社にてフィリピン出向を経て、2022年にe-Educationに参画。
教育を通じて様々な環境に置かれている人が、それぞれが持つ可能性を最大化できる環境を作りたいという想いを持ち、カントリーマネージャーとして現在バングラデシュとフィリピンを担当。
バングラデシュでは、大学受験支援を現地パートナーBacBon(バックボン)メンバーだけで自走できるようにと安定した経営基盤づくりのための伴走支援を行い、フィリピンでは、現地法人100Corp.(ワンハンドレッド)で日本の高校生向け英会話レッスンサービス「スピーキングプラス」やオンラインで異文化体験しながら英語を学べる「留学プラス」の事業推進を図りながら現地での雇用も生み出している。
2024年度からは海外事業統括として各国カントリーマネージャーのマネジメントも担う予定。
ーー2023年度クレド&スタイルアワード受賞おめでとうございます!まずは率直な感想をお聞かせください。
びっくりしました!
それと同時に、僕は海外に住みながらバングラデシュやフィリピンで仕事をしている事が多く、他のe-Educationスタッフと仕事する機会が限られているので、このように自分の行動を見てくれている仲間がたくさんいることを改めて感じられて、とても嬉しかったです。
ーー塚本さんに投票してくれたスタッフからのコメントを読んで、感じたことや気づきなどはありますか?
僕自身、2023年度は「Challenge Producer」のクレドを大切にして各国のメンバーやインターン生とコミュニケーションを図ることを意識していました。
その点を皆さんが評価してくれていたことに、少しは体現できていたのかと思えて嬉しかったです。
「Hot Heart Cool Head」では、自分では“cool head”の側面が強いと思っていますが、Hot Heartな面もあるよねと言ってもらえたのが意外でした。
入職してからクレド・スタイルを意識してはいましたが、自分が体現できているのか手探りな状態でした。
でも今回このように評価してもらえて自信にもなりましたし、今までやってきた方向性で間違っていなかったんだなと思うことができました。
ーー塚本さんは特に「Challenge Producer」で得票数が最多で、且つ、塚本さん自身も「Challenge Producer」を最も意識して行動されていたとのことでしたが、「Challenge Producer」であることの難しさを感じた場面やエピソードなどあれば教えてください。
バングラデシュの大学受験支援を担当しているBacBon(バックボン)のチームメンバーと業務を進める中で難しさを感じたことがありました。
業務に積極的に関わっていないメンバーがいて、そのメンバーにChallengeできる環境を整えるために、新しく業務分担を変更したのですが、最初はモチベーションも上がった様で積極的に業務を全うしてくれていたのが、慣れてくるとまた以前の状態に戻ってしまうことがありました。
環境を用意することはできるけど、どのように成長し変わるのかは、本人次第のところもあると考えているのですが、そのChallangeのサポートは難しいなと思います。
ーー「Challenge Producer」である上で大切にしていることはありますか?
プロジェクトマネージャーの立場は、あくまで一つの「役割」に過ぎないと思うようにしています。
判断したり、責任を取る立場ではありますが、あくまで一緒に働くメンバーが輝ける舞台を用意するために準備することと、対等な立場でいることは大切にしています。
ーー塚本さん自身の人生を振り返ってみたときに、e-Educationのクレド&スタイルと照らし合わせて1番これが自分らしいなと思うクレド&スタイルはどれですか?そう思った理由も教えてください。
「Go Delight」ですね。
仕事やプライベート関わらずに、常に“意思ある楽観主義”という考え方を大切にしていて、その考えと一致しているなと感じています。
何か上手くいかないことがあっても、必ず次の成功に向けての糧とすることを意識していて、うまくいかなかった原因や振り返りは必ず納得いくまでするようにしています。
ーーでは最後に、2024年度、意識していきたいクレド&スタイルを教えてください。その理由も教えてください。
「Challenge Producer 」と「Growth Mindset」です。
2024年度から海外事業統括という立場になる上で、今まではインターン生や現地メンバーの挑戦を応援してきていましたが、2024年度からは、それだけではなく、メンバーが挑戦や活躍できる環境作りを意識していきたいと思っています。
また、自分自身のアップデートも必要だと感じているため「Growth Mindset」の意識を常に持って、どんどん挑戦していきたいです。
そうすることで、各国の事業の成長に繋がっていくと信じています。
「人生に誇りを、社会には想いやりを」というビジョン実現に向かっていく中でe-Educationスタッフ1人1人が大切にしているクレド&スタイルはいかがでしたでしょうか?
意識は行動に表れ、1人1人の行動が社会を変えていきます。
私たちe-Educationスタッフ一同、ビジョン実現のためにこれからもこのクレド&スタイルを意識し、“最高の教育を世界の果てまで”届けていきたいと思いますので、引き続き応援いただけますと幸いです。