みなさんは、「スケッチトラベル」を知っていますか?
赤いスケッチブックを1アーティストが1ページを描いた後に、別のアーティストに手渡していくというユニークな国際的チャリティアートプロジェクトです。
4年半、12カ国をリレーしたプロジェクト
「トイ・ストーリー3」のアートディレクターなどとしてアニメーションスタジオ「ピクサー」で活躍中の堤大介さんと、フランス人アニメーター・ジェラルド・ゲルレさんがはじめたこのプロジェクトは、2006年から2011年の4年半の月日をかけ12カ国をリレー。
この旅する赤いスケッチブックには宮崎駿をはじめとする71名の世界的に著名なイラストレーター、アニメーター、漫画家の個人的なビジョンが詰め込まれ、作家同士の友情と遊び心によって成立する、国境を越えた奇跡の競演として注目されました。
スケッチトラベル公式Facebookページより
オークションでは、赤いスケッチブックが約800万円で落札
2011年10月17日にブリュッセルで行われたクライマックスとなったオリジナルスケッチブックのオークションでは、7万ユーロ(約800万円)で落札。
そして、その全額が識字教育を推進する国際的なNPOルーム・トゥ・リードへと寄付されました。2012年にラオス、カンボジア、スリランカ、ネパール、ベトナムの5ヵ国に図書館が建設されるなどチャリティとして成果を見せています。
6月末には、渋谷ヒカリエでも展示開催
また、日本語版『スケッチトラベル』の印税の全ても、ルーム・トゥ・リードへの寄付になるそう。先日、6月2日まで京都国際マンガミュージアムにてスケッチトラベル展も開催。6月末からは渋谷ヒカリエでも展示が行われるとのことです。
堤大介さんのインタビューがほぼ日刊イトイ新聞に掲載されているので、こちらも読んでみてはいかがでしょうか。プロジェクト概要が分かる以下の動画もぜひご覧になってみてください!
Sketchtravel trailer ENGLISH from Sketchtravel.tv on Vimeo.
SPONSERD LINK